■異形成告知のショック
「早いうちに国立がんセンターか大学病院で精密検査を受けてください。」
子宮癌(子宮がん)検査で「擬陽性(異形成)」という結果を告知されたとき、冷静に医師の話を聞いていたつもりでしたがプルプルと検査結果票を受け取る手が震えていたのを覚えています。
どこにも痛みはなく、生理も順調で(低容量ピルを服用していたから当たり前ですが…)健康だと思っていたのに、体の中で何かが変わろうとしていたのです。
帰宅後にまずしたことはPCで検査結果に書かれている聞きなれない言葉を検索すること。意味もわからずに難しい説明を読み漁りました。自分の置かれている状況が分からないから余計に不安になるのです。
一通り調べ尽くすと、自分がどのような状況でどんな検査に引っかかったのか把握できるようになり、今後どういう検査を受けるのか、だいたい想像がつき落ち着きました。
国立がんセンター中央病院を初めて訪れたとき、決して古い建物ではないのに、すごく重い空気が周りに漂っていて…来ちゃいけない場所に足を踏み入れようとしているようで、1人だったら検査を受けることなく逃げ帰ったかもしれません。支えていてくれる家族の存在に感謝しました。
擬陽性の告知を受けてから精密検査を受け、結果が出るまでの期間は2週間弱だったと思いますが、この頃の私は精神的にものすごく不安定だったと思います。
web検索で表示される情報が新しいのか?古いのか?さえ考えることなく一喜一憂していました。
職場でも「今ここにいてこんな風に過ごしてていいのかな…」なんて漠然と不安を感じて泣いてしまったり、「親はショックを受けるだろうな…」と思い、離れて暮らしているだけに尚更申し訳ない気持ちが溢れて電車の中で涙ぐんだり。
「将来子供は産めるのかな…」「子宮は残せるのだろうか…」などと悪い方悪い方へと考えてしまいがちで、そういう自分に気が付くと「悪い方に考えるのは止めよう!もし癌(がん)だったら最初に引っかかった細胞診でとっくに悪い結果が出ているはずだ」と思い直していました。
「冷静さを保とう、まだ癌と決まったわけじゃない。」と思える自分と、「なんでこうなっちゃったんだろう?どこがいけなかったんだろう?これからどうなっちゃうんだろう…」と考えても仕方のないことを考えてる自分がいました。
「親に心配を掛けたくない」そう思う気持ちとは真逆で、擬陽性の告知を受けたとき私は母に電話をしました。私よりも動揺するかもしれないと思っていた母は、『あら!保険のこと聞いておくね!』と何かいざという時の為に加入しておいてくれた女性の病気を対象にした保険のことを言っていました。。『ちゃんと精密検査受けなさいよ!』と、母は強かったです。
母の声を聞くと安心でき、声の振るえも徐々に止まり落ち着きました。心配を掛けたくない、そう思いつつ一番に状況を聞いてもらった相手は母でした。
■ヒトパピローマウイルス(HPV)感染者というショック
HPV感染を示唆された女性は「性交渉でヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した」ということにショックを受けます。「誰から移されたのだろう?」「いつ感染したんだろう?」「パートナーに移してしまったかもしれない」「愛するパートナーから移されたかもしれない…」そんな複雑な気持ちが生じるかもしれません。
ヒトパピローマウイルス(HPV)の潜伏期間についてなど詳しい事は分かっていません。最終性交渉から10年以上経て異形成が発見されることもあるそうです。
■ヒトパピローマウイルス(HPV)感染について 管理人@sarryの思うこと
"性交渉の経験がある女性の80%は一生のうち一度は感染する"くらい有触れたヒトパピローマウイルス(HPV)ですが、性交渉で感染することから陰湿なイメージを持つ方もいるかもしれません。
相談した友人にヘンな目で見られ避けられるようになったり、恋人に「俺が移したんじゃない!浮気したんだろ!」と言われたり…中には「遊んでいる人がなる病気だ」と言われ傷ついている女性もいます。
その友人や彼はHPV検査を受けた事があるのでしょうか?恐らく無いはずです。
自分が感染しているかどうかも確かめずに「私は大丈夫!部外者です」と言えるその自信はどこからくるのでしょう?「身近に感染者がいるのだから私も感染しているかも…」と不安を感じることはないのでしょうか?せめて検査を受けてから言って欲しいものです。
又は「いつ・誰から感染したか?」感染元探しに躍起になる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、"性交渉の経験がある女性の80%は一生のうち一度は感染する"くらい有触れたものですから感染元探しは無意味だと割り切って、体を治す事に専念すべきだと管理人@sarryは思います。
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