山王メディカルプラザ(2)~主治医との出会い、HPV-DNA型判定検査(HPV遺伝子検査)

執刀主治医と出会う

2005/12/03

この日、私が「円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)」をお願いすることになる主治医と初めて会うことができました。

午後最初の時間を予約していたということもあり、20分程度待つと名前を呼ばれ診察室へと通されました。

この病院の婦人科に来る女性の大半は、この医師の評判を聞きつけてこの病院へやってくるということもあり大変忙しそうで、2つの診察室を交互に行き来されて診察をされていました。

婦人科の場合、女性が診察台に上がるには、個人差はあるでしょうが3分~5分程度の時間が掛かります。

その間この医師は、隣の診察室で別の患者さんに対応しているのです。
忙しさが伝わる分、話しかけにくいのでは?と思う方もいらっしゃるでしょうが、私が診察を受けた医師の中で一番口数が多く、理解しているかどうかを知る為に先生から質問をされます。

この日受けた「超音波エコー検査」で、「これはなんだと思う?」とエコー画像を指して言い、私が考えていると「卵巣です。ここに卵が見えるでしょ?1個2個・・・。この黒く写っているのがお小水です。」と丁寧に、だけどテキパキとテンポよく診察してくれます。

さらに、PCに用意してある「膣~子宮周辺の画像」を説明に使用し、必ず顔を見て目を見て私の名前を何度も口にして対応するのです。

そして最後には必ず「質問はない?どんなささいなことでもいいですよ。」とおっしゃってくださいます。

この日私は、異形成の告知を別の病院で受けたこと、2ヶ月前にこの病院の別の医師の「子宮頚部細胞診」で正常だと告知を受けたこと、をこの医師に話し、再度、細胞診コルポ診と、この病院で力を入れている「ヒトパピローマウイルスDNA型判定検査」を依頼しました。

検査の前に子宮や卵巣の状態を診る為に「腹部エコー検査」を行い、「今日は左卵巣がよく見えない(便が邪魔)ので次回また診てあげます。」と言い、「コルポ診で病巣を確認できたので組織診も行いました。」と報告を受けました。

組織診」では米粒程度の肉片を採取するので、軽くつままれたような・引っ張っているような痛みを感じるのですが、この時は全く感じませんでした。

 

この医師は私が今までに出会った医師とは全く違い、医師にありがちな自分の担当の病気だけを見ていればいいという考えは感じられません。

この日私は風邪を引いていたのですが、診察台で検査をする際に咳をしていた私に「風邪?その咳気になるねー。ちょっと熱っぽいんじゃない?」と気に掛けたりして、婦人科だけを診るというよりはその患者さん個人全身を診る、という考え方の医師でした。

「前回、別の医師にクラミジア治療のパートナー分のクラリスを処方してもらえると言われたのですが・・・」と言うと、快く処方してくれたのもこの病院の特徴かもしれません。

又、「トリキュラー(低容量ピル)はありますか?」と尋ねると、

「ピル飲んでるの?偉い!僕はもう500人以上の女性に勧めてますよ。低容量ピルの副作用を心配してる人もいるけどそんなこと全くないし、むしろ子宮体癌や卵巣癌の予防になります。子宮頚癌(子宮頚がん)はウイルスが原因だから性病の癌だからね。」とおっしゃいました。

「当医院をお知りになったきっかけは?」と質問を受けて、女性誌で紹介されていた医師の記事を読んで予約しました。と話すと、「あー!読んでくれたんだ。嬉しいねー」と私の顔を見て少年のようにニコニコして言いました。

通常、細胞診、組織診の検査結果は1週間で判明しますが、「HPV-DNA型判定検査(HPV遺伝子検査)」には2週間必要だということで2週間後に予約して帰宅しました。

 

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ヒトパピローマウイルスDNA判定結果:陽性

2005/12/17

「ええと、sarryさん・・・前回の検査の結果ですね。」と「HPV-DNA判定結果表」を差し出されました。

「まず最初にどこを見る?」と主治医。

「DNAの型・・・?」と答える私に、「まず最初に名前を見なきゃ!僕が間違えて別の人の結果を渡してるかもしれないよ。」と、HPV型が気になっていた私の緊張をほぐしてくださいました。

「まず、HPVには感染しています。子宮頚部異形成がある人は必ずHPVに感染しています。HPVがいなくなると異形成もなくなります。あなたは「51型」と「未知の型」、2種類のHPVに感染しています。」

HPV(ヒトパピローマウイルス)は約100種類のウイルス型があり、その中でも子宮頚癌(子宮頚がん)の原因になるのは数種類です。

「未知の型、というのはイボを作る型だと思います。子宮頚癌(子宮頚がん)を引き起こす型はもう出尽くしていて、16・18・31・33・52が高リスク型です。あなたの51型はその次にリスクのある型です。」

組織診の結果が中等度異形成ということもあり、3ヶ月後まで様子を見ることになりましたが、HPVの型や51型はしつこいという性質も考慮して、「円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)を考えたほうがいい」と仰いました。

この日はクラミジアの再検査も行い、始終咳をしていた私に「風邪?前回も咳してたね。」と気に掛けてくれました。

この頃の私は、風邪を1ヶ月もひいて、別の病院の内科を2ヶ所受診していましたがなかなか治らないことを伝えると、

「ちょっと高いけどすごくよく効く薬があるから処方しましょうか?僕はあなたの主治医だから頭痛でも風邪でも何でも言ってください。薬も処方できるし、紹介してあげますから。」と今までどの医師にも言われた事がない言葉を頂きました。

この後、主治医処方の抗生物質(ジスマロック)で1ヶ月治らなかった風邪(咳)は4日程で治りました。
 

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