円錐切除術の選択~高リスク51型HPV感染の告知

病院に目的があることを知る

2006/01/16

前回受けた「クラミジア再検査」の結果は、「陰性」でした。

この日私は、これまでに他院と国立がんセンター中央病院で受けた「細胞診、組織診の検査結果データ」を主治医に見てもらおうと思って持参していました。

「これまでの結果データを持ってきてみたのですが・・・」と言うと、

ぜひ見せてください!今までの経過が分かると尚いいです。」とおっしゃい、目を通し始めました。

 

「これ、、国立がんセンター中央病院だよね。。こんなことするんだよねー。ちょっと見て!」と研修医の医師にもデータを見せて話始めました。

「ね、こんなことして許されるのは国立がんセンター中央病院だからだよ。何先生が担当でした?」

「○○先生です。」と言うと、「あー、知ってますよ。悪い人じゃないんだけどね、病院の性質上、癌(がん)にならないと治療しない病院だから。」と説明を始めました。

「子宮頚部高度異形成と診断されると円錐切除術を勧める」のが婦人科癌治療の通例(医療ガイドライン)です。

その理由としては、「コルポ診、組織診で検査できるのは、子宮頚部表面の組織である為、内部で高度異形成が初期癌(初期がん)に進行していても表面に現れていなければ発見できないから」だそうなのです。

 

[adsense]

 

従って、円錐切除術を行った後の病理検査(びょうりけんさ)結果で、「0期」や「1a期の子宮頚癌(子宮頚がん)」に進行していたことが判明したりするのも珍しくありません。

主治医が年平均120例行う円錐切除術のうち、3例ほどは、「高度異形成から子宮頚癌初期(子宮頚がん初期)に進行している」そうです。

そういう理由で、私が提出した国立がんセンター中央病院の検査結果をみた主治医は驚いたのです。

約1年前に高度異形成が判明しているにもかかわらず、「follow up(経過を診る)」していたのですから・・・。

しかし国立がんセンター中央病院の性質上、「癌(がん)だけを治療することが目的」なので、「高度異形成の治療」は行われず、「癌(がん)に進行すれば治療する」のです。

主治医:「円錐切除術を行って、中で進行してたら、あなたは国立がんセンター中央病院を訴えれますよ。1年も前に高度異形成が判明していたのに、放置してたんだから。」

主治医の説明を聞いているうちに、「もしかしたらもう癌(がん)に進行しているんじゃないか? 約1年放置してのだから・・・」と、不安が出てきました。

 

主治医は、「約1年前に高度異形成が出ていること」と、「ヒトパピローマウイルスDNA検査の結果もリスク型に感染していること」を考慮して、「円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)」を受けることを勧めました。

この1年間、2ヶ月に一度、精密検査(コルポ診と組織診)を受け、1週間後に結果を聞き、「次の検査で癌(がん)に進行しているかもしれない・・・」という、不安を抱き続ける生活にも負担を感じていた為、主治医の執刀で「円錐切除術を受ける決心」をしました。

 

電話では、手術の予約を取る事ができないらしく、本日手術日を決めることに。

主治医執刀の予約は、1ヶ月先まで埋まっていました。

手術前に受ける検査を今日受けることになり(この病院では術前1ヶ月であればOKだそうです)、「尿・血液検査・心電図・下腹部レントゲン」を行い、手術承諾書・入院依頼書・円錐切除術を行う方へ、というプリントを手に病院を後にしました。

 

以前、胃癌(胃がん)の手術を受けた家族を持つ友人が、「手術が決まるとトントンと進んでいくもんだよ。」と言っていたことを実感しました。
 

>>次へ「【円錐切除術】当日~日帰り・全身麻酔
>>管理人@sarryの異形成体験談を「一気に読む」

 

[adsense]

 

同カテゴリ「管理人@sarryの子宮頚部異形成体験談」の記事一覧

異形成を告知されてから受けた検査や治療・手術そしてこれまでの記録です。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.