sarry
私が子宮がん検査細胞診で、「擬陽性(ぎようせい)」の告知を受けて、最初に行った事は、情報収集でした。主に、web検索です。
病院で受け取った検査結果には、「クラス3a」という表記に併せて、
” クロマチン増加・核肥大・HPV感染を示唆・・・炎症性を背景に・・・ ”
という、初めて目にする専門的な言葉が並んでいました。
意味も分からずに検索しては理解もできない言葉を読み進める。。
そうしているうちに「子宮頸部組織診(しきゅうけいぶ そしきしん)」の検査結果で、「異形成(いけいせい)」という言葉に出会いました。
今度は異形成についてweb検索をする。
―――ここで私は疑問を感じました。
病院や検査機関、医師によって、異形成に対する見解やデータに差がありすぎるのです。
例えば、「高度異形成」に対して、ある医師の見解では「80%の確率で「がん」へと進行する」とあり、別の医師の見解では「20%程度」と書いてある。
どちらにも「定期的に検査を受けて経過を見ましょう。」とありましたが、さらに別の見解では「高度異形成は手術による治療が必要である」と書いてある。
さらに、「異形成は高度であれ軽度であれ治療する必要はない」と書いてあるものもありました。
経過を見ていくことが必要なのか、すぐに手術をすべきなのか??
病院によって高度異形成に対する考えも違いました。
私も今の病院に出会っていなければ、「がん」へ進行するまで放置され、子宮頸がんに進行した後に治療されていたと思います。
web上で検索をし情報が得られるのは大変便利ですが、気をつけるべき点もあると実感しました。
「その情報は誰が記入しているのか?」
「どれくらいのデータ(例えば患者人数)を元に統計を導いてあるのか?」
「その情報は新しいのか古いのか?」・・・など。
例えば、子宮頸部異形成の治療法は子宮単摘出のみだったそうですが、ここ数年で円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)」や「レーザー蒸散術(れーざー じょうさんじゅつ)」が主流になっています。
海外では「凍結療法(とうけつりょうほう)」という、2008年現在日本では、まだあまり知られていない治療法も出てきています。(2018年現在も、日本では普及していません)
▽異形成の治療の種類
子宮頸部異形成「治療と手術の種類」当サイトでは、擬陽性の告知を受けてショックを受け、私が取った行動と同じようにweb検索でこのサイトに辿り着いた不安を抱えた女性の為に、今迄に私が収集した情報や、複数の先生に聞いて得た情報や体験談を公開できたら、と思っています。
1つの情報だけに惑わされてしまうのではなく、たくさんの情報を収集し選択した上で、納得できる病院・医師・そして治療を受けることができれば・・・そう願っています。
2006/03/13 管理人@sarry
最終更新日:2018/11/30