乳がん検診~受けておきたい婦人科検診

「乳がん」ってどういう病気?

乳癌(乳がん)は乳房にできる悪性の腫瘍です。

治療せずに放置すれば進行し、リンパ節から他の臓器へと転移しやがて死に至りますが、早期発見すれば乳房も命も失わずにすみます。

日本では女性の25人に1人が乳癌(乳がん)になると推定されています。
これはアメリカ人と比べると1/3程度ですが日本人の乳癌(乳がん)患者数はこの20年間で倍増しています。

乳癌(乳がん)はどの段階で発見されたかによって結果に大きな違いが現れる病気です。たとえしこりがあって病院へ行っても8~9割は癌(がん)ではない良性のしこりなので怖がらずに受診しましょう。

「乳がん」のハイリスク要因について

  • 40歳以上である(ただし20代の若い女性でも発生します)
  • 家族に乳癌(乳がん)経験者がいる
  • 初産が30歳以上もしくは出産経験がない
  • 初経年齢が11歳以下
  • 反対側の乳房に乳癌(乳がん)の経験がある
  • 肥満

などが挙げられますが、あくまで参考程度にし、上記要因に当てはまらないからといって検診を怠ることがないようにしましょう。

尚、管理人@sarryの主治医は「女性は25歳過ぎたら乳癌(乳がん)検診も受けるように」と勧めており、毎年受けています。

「乳がん」の症状について

代表的な自覚症状は乳房のしこりです。
石のように硬く、皮膚の上から触るとザラっと引っかかるような感じがすることが多いようです。

ごく稀に、しこりがないのに乳頭から分泌物が出る場合もあり、血液が混ざっているようなら要注意です。
いずれにしても自己判断はできないので変化に気が付いたときは迷わずに早めに乳腺専門医を受診しましょう。

「乳がん」の検査方法について

視触診、超音波検査とマンモグラフィを受けますが、勇気を出して医療機関を訪れても見落とされたのでは元も子もありませんから、乳癌(乳がん)の検診は必ず乳腺外科、乳腺外来など乳腺専門医のもとで受けることが大切です。

早期発見に有効な精度の高いマンモグラフィ装置と、画像を正確に読み取ることができる医師のいる医療機関はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会HPで検索できるのでご活用ください。

超音波(エコー)検査…乳腺が発達している20~30代女性はマンモグラフィ画像が白っぽく映りがちなので超音波検査は不可欠です。

マンモグラフィ検査…しこりとして触れない石灰化の発見になくてはならない検査です。透明の圧迫板で乳房を挟みX線撮影を行います。乳房の大部分は脂肪なので痛みはありませんが、不安な方は、乳房が張っていない時期がよいでしょう。

「乳がん」の進行期分類について

早期乳癌(非浸潤癌含む)…Tis期(0期)は癌(がん)が乳管内に留まっている非浸潤癌(別名:超早期癌)にあたり他の臓器への転移はありません。
1期は癌(がん)が2センチ以下でリンパ節及び遠隔転移がない段階です。この段階までを早期癌とよび、約9割が完治します。

進行乳癌…3b期と4期はすでに肺や骨、肝臓などに遠隔転移している状態です。ここまで進行すると手術後の10年生存率は52.4%と大幅にダウンし、治療が難しくなります。
2期の治癒率は80%以上なので進行する前の段階で発見することが大切です。

「乳がん」の治療法について

早期発見すれば最新の治療も含め、手術方法や薬など幅広い選択肢から選ぶことができます。

手術で摘出する範囲は癌(がん)の大きさや広がりによって異なります。早期発見なら乳房温存が可能ですが、摘出する分量や場所によって術後の乳房の形が違ってくるので具体的にどんな形で残るのかをじっくり医師に確認したほうがいいでしょう。

一部の医療機関ではメスを使わず超音波で癌を焼く新しい治療法(FUS)の試みもはじまっています。

しかし既にリンパ節転移や遠隔転移がある進行癌(進行がん)の場合には乳房全体を切除し、化学療法も必要なので手術法の選択肢も狭くなります。

こうなると半年~1年は治療に専念することになり費用、再発、転移の不安も増します。

乳房温存できる・・しこりが小さい場合(直径3センチ程度が目安)、癌(がん)のみを摘出し乳房を残す乳房温存術が行われる。手術後は放射線照射を行います。ただし、温存が可能なのはあくまでも早期発見の場合です。

乳房温存できない・・しこりが大きい場合は乳房全体を切除し、脇の下のリンパ節も切除する。最近では、乳房のみを切除する非定型乳房切除術が主流のため、手術後の乳房再建がしやすくなっています。術前に化学療法を行いしこりを小さくして温存手術を目指す方法も広がりつつあります。

「乳がん」検診を受けた感想

管理人@sarryも20代後半にして初めて乳癌検診を受けました。

セルフチェックでしこり?のような気になるものに気が付いていたのでドキドキでしたが、私が選んだ病院では視触診は超音波検査とマンモグラフィ検査で異常があった方が行うシステムで検査士も女性だったので比較的恥ずかしい思いをすることなく受けることができました。

「マンモグラフィ検査は乳房をぺしゃんこになるまで挟むので痛い!」などと聞いていたので不安でしたが、”生理2週間前(又は生理後2週間位)は乳房の張りが無い頃なのでその頃に受けるのが一番痛くない”との言葉通り、全く痛みを感じる事無く検診は終わりました。

今後も何も異常は無くても毎年受けていこうと思います。
管理人@sarryが乳癌検診を受けた際の体験談は、『初めての乳癌検診体験談/乳がん検診の記録』でお読み頂けます。

同カテゴリ「受けておきたい婦人科検診」の記事一覧

女性にとって恐ろしいのは子宮頚癌だけではありません。他にも受けて欲しい婦人科検診について記載しています。