子宮頸がんの前がん病変である【子宮頸部異形成】に関する情報交流サイト

子宮頸部異形成の自然治癒:自己免疫力と抵抗力

免疫力とは、もともと人間に備わっている自然治癒力

体外から体内に侵入した抗原(病原菌=細菌、ウイルス)は、体内で免疫細胞が攻撃することで対外へと排除されます。私たちは免疫力により各種病気から守られているのです。

また、体外からの侵入とは別に、体内で起こる突然変異と言われるものに対しても免疫は力を発揮します。

ガン細胞は毎日できている

例えば、癌細胞(がん細胞)の発生は誰にでも起こっています

しかし癌細胞(がん細胞)ができたからといって、必ず「がん」になるというわけではありません。

普通、「がん」になる前に免疫が働き、NK細胞という免疫細胞が癌細胞(がん細胞)を敵として見分けて攻撃し、排除してしまいます。

免疫力が正常に働けば、癌細胞(がん細胞)は攻撃され、「がん」にはならないのです。

HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)も免疫力で対外へ排除できる

子宮頸がんや子宮頸部異形成を引き起こす原因とされているヒトパピローマウイルス(HPV)の感染は有触れたものです。

しかし感染したからといって全て異形成になるわけではなく、通常は自己免疫力によりヒトパピローマウイルス(HPV)も自然排除され、異形成になることはありません。

しかしごく一部(10人に1人程度といわれています)の方は免疫力の低下などにより自然排除することができずにHPVの長期感染が起こることで異形成を引き起こすことが分かっています。

従って、たとえHPVに感染しても、自己免疫力で自然排除すれば異形成や子宮頸がんになることはないとされています。

 

免疫のバランスが崩れると起こる疾患

免疫力が低下することで風邪やインフルエンザ、病気にかかりやすくなりますが、免疫のバランスが崩れることでかかる疾患もあります。

・自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)・・自分自身の細胞を敵と誤認してしまうことで、自分自身の細胞が破壊され、慢性的な炎症をひき起こす

・過剰防衛(アレルギー)・・スギ花粉のように無害な異物に対して、過剰な免疫反応が生じることで起きる不必要な炎症のこと

 

免疫力を上げる生活とは?

異形成の告知を受けた後、「免疫力を低下させないように」と医師に言われましたが具体的にどうしたらいいのか?と尋ねると、以下のことを指導されました。

  • バランスのよい規則正しい食事
  • タバコを吸わない
  • 充分に質の良い睡眠
  • 働きすぎない
  • ストレスを溜めずに解消する
  • 夜更かしをしない
  • 適度な運動をする

更に、免疫力を上げる・下げない為には、体温を上げる・体を冷やさないことがとても大切だということも知りました。

例えば、体温が1℃下がると、免疫力は約37%低下するそうです。つまり、体温を1℃上げることが出来れば、37%も免疫力を上げることが出来るのです!(2010/05追記)

免疫力は私たちが産まれ持った自然治癒力です。

あれはダメ、これはダメ、こうしなきゃ!と難しく考えるのではなく、自分が楽しく心身共に充実できる生活を送るように心がけていけば、結果的に上記のような生活に辿り着き、そういう生活を続けることで、自然にいつの間にか免疫力も回復し、維持できるのではないかと思っています。

免疫力UP・維持のために~管理人の異形成体験談』に、管理人@sarryが免疫力を上げる為に気をつけた事や今も行っている事、免疫力UP・維持の為に摂取しているものなどをご紹介していますので、お役に立てると幸いです。

 

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管理人@sarry(さりぃ)

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