子宮頸がんの前がん病変である【子宮頸部異形成】に関する情報交流サイト

個人運営の病気体験談サイトの2018年振り返りと今後の戦略(10年分のデータ公開)

2018年はGoogleの度重なるアップデートに、個人サイトはもちろん、健康ジャンルから撤退した大手サイトもあるそうです。

グーグル健康アップデートの対象でもある当サイト。PV数は、昨年の平均4,500~/日と比べて、現在は300~/日まで落ち、検索結果の順位もゆるやかに下がってます。

当サイトはこれまで、検索結果の順位やPV数、ユーザー数、ユーザー層や国別の分布など積極的に公開していませんでした。

管理人@sarry(さりぃ)

理由は簡単。運営者の私が(過去の)データに興味が持てなかったから。

しかし、データやSEO戦略?などを公開している個人の病気サイトが少ないようなので・・当サイト運営12周年を終えたことだし、今後の運営方針など目指すところを見直すのもいいかもな、と。

この記事では、2008年~2018年12月までの約10年分の当サイトのデータを公開します。(グーグルアナリティクスなどに登録したのが2008年からなので10年分)

使用ツールは以下2つ。

  • Google Analytics(アナリティクス)
  • Google サーチコンソール

他にcgiによるアクセス解析もありますが、今回は使用しません。データ対象ページは、当サイト全ページ。cgi の bbs掲示板は対象外。

 

10年分のユーザー数

「子宮頸がんと異形成」ユーザー数10年分

(2016年はいったい何があったんだろう・・)

一般的にはPV数でそのサイトの価値を判断したりします。当サイトでは、

  • 子宮がん検診で異常ありの結果をもらった人
  • 子宮頸部異形成と診断された人
  • 異形成の治療を受ける人

に読んで欲しいコンテンツを展開しているので、何人の人に必要とされているか?情報を届けられたか?を大切にしています。

2018年のユーザー数

「子宮頸がんと異形成」ユーザー数2018年

↑クリック(タップ)で拡大します

2017年のユーザー数

「子宮頸がんと異形成」ユーザー数2017年

↑クリック(タップ)で拡大します

利用者分布

「子宮頸がんと異形成」ユーザー分布図

当サイトは、海外からのアクセスも多いです。(スパムとかもあるかもだけど)

国別データ

「子宮頸がんと異形成」ユーザー国別

  • アメリカや外国で子宮がん検診にひっかかり不安を抱える女性
  • 海外での異形成治療に関する情報を知りたい
  • 日本に一時帰国して治療を受けるか?迷ってる
  • 日本の治療法と異なるので不安
  • 海外で治療を受けた人の体験談を読みたい

慣れない異国では、日本の診断分類と異なる点もあります。

例えば・・
日本では「ギリギリ癌ではないと診断される」高度異形成。アメリカでは子宮頸がん(上皮内がん)と診断されます。

bbs掲示板や、「みんなの異形成治療体験談」などのコンテンツでは、海外で異形成の診断を受けて帰国して日本で治療した女性や、海外で受けた治療の体験談など寄せられて役立っています。

ユーザー層

「子宮頸がんと異形成」ユーザー層

↑クリック(タップ)で拡大します

当サイト「子宮頸がんと異形成ブログ」のユーザー層データです。

ユーザー層の年齢は20代~40代に多い

子宮頸がん、異形成にかかりやすい年齢層と重なります。

閉経後の女性は子宮体がんのリスクが上がりますので、閉経した女性は子宮体がん検診を受けましょう。

>>子宮体がん検診について

性別は女性の利用が9割

婦人科の病気なので、当サイトの閲覧者も女性が多いのは当然です。悩みを的確に把握するためにも、パートナーやご家族、第三者からの相談は積極的には受けていません。

周りが思う不安と、病巣を持つ本人の悩みや不安は別にあったりしますので。又、本人は悩んでいない場合もあります。

PV数(2008年~2018年分)

「子宮頸がんと異形成」PV数10年分

グーグルアナリティクスを導入したのが2008年だったのかな。10年分のデータになります。

なにやら2016年がPVめっちゃ上がってますが、当時は別居や離婚前後でサイトは何年も放置してました(#^^#) ときどき、bbs掲示板に返信コメントつけるので精いっぱい。

サイトはブログと違い、完成したらほぼ放置で育つので私には合ってます。

当サイトのバズ(アクセス数が爆発的に増える)の傾向

病気の体験談サイトなので、「有名人が子宮頸がんや異形成を発表したとき」に、はてぶ?やヤフー、まとめサイトなどで引用されたり。

おめでたい話題のサイトではないので、バズったりしても興味がもてないのかも。もちろん、運営者としてマズい使われ方がしていないか?確認する必要はあるな、と今は思ってます。

お悩み掲示板で当サイトを利用して「役立った」と感じた人がリンク置いてくれたり。グーグルの検索順位が落ちた今年は、Google検索よりも携帯キャリアのお悩み掲示板からの流入が多いときもあります。

2018年のPV数

「子宮頸がんと異形成」VP数 2018年

↑クリック(タップ)で拡大します

 

2017年のPV数

「子宮頸がんと異形成」PV数 2017年

↑クリック(タップ)で拡大します

2018年は2017年と比べて、PV数もざっくり落ちていることが分かりました。この辺は興味がないので流します。

 

2018年の検索順位と表示回数、クリック数の比較

グーグルアップデートが多かった2018年。9月あたりから元気がなさそう(´・ω・`)

サイトは飛んではいないものの、取れている検索キーワード(クエリ)が変化しており、結果、PVも落ちています。

PV数が10分の1以下に激減した原因(予想)

以下は予想です。

  1. Google アップデートの対象になった
  2. http → https した影響
  3. 自作のhtmlサイト → ワードプレスに移行したことによるサイト設計の変化
  4. 検索キーワードの未対応さ
  5. 需要がなくなった
  6. サイトURLの正規化ができていなかった(2019年1月追記)

「1.Google アップデートの対象になった」は病気の体験談サイトも、Googleの健康アップデートなどの対象なので、当然当てはまりそうです(#^^#)

個人的には、

「3.自作のhtmlサイト → ワードプレスに移行したことによるサイト設計の変化」と「4.検索キーワードの未対応さ」はかなり影響があったと考えています。

PV数 激減の原因「3.自作のhtmlサイト → ワードプレスに移行したことによるサイト設計の変化」について

これはもし今後もPV数が戻らずに、ほぼゼロみたいな状態になれば、いちど試してみたい。自作でタグ打ちしながら「サイト設計したhtmlサイト」と「ワードプレスで作ったサイト」との検索結果比較。

2018年秋に発売されたのんくら本を読んで、「あのカテゴリにはSEO対策としてこういう役割があったのか」と思う箇所もありました。

[itemlink post_id=”1880″]

これに気付き、12月にはサイト内構造を見直しました。(後述)

2019年1月20日追記

12月に行ったサイトトップページの構造の見直しと修正をやって約1ヶ月弱。検索結果に変化が現れました。

1位が3つだった1位で取れてるキーワードが、ずらりと増えました(戻ってきた)。

 

以下の修正が大いに関係していると思います!

1つ気になるのは、サイトURLの正規化(URLを1つに統一する)がサーチコンソールでできていなかったこと。

URLの正規化とは
wwwあり・なし、http、httpsのどれか1つにURLを統一すること。サーチコンソールでも「サイトの設定」を行うと安心。

URL正規化は2019年1月13日に設定できました。

PV数 激減の原因「4.検索キーワードの未対応」

異形成と異型成どちらが正しいの?

当サイトを作成した2006年当時は、「子宮部」「子宮部」どちらもバラバラでした。「異成」「異成」も。病院からの資料などもバラバラで、どちらも正解みたいな。

それであえてバラバラにしていたのですが、今はもう統一されつつあるよう。(対応済)

サイト内で使用している検索キーワードが、今のユーザーが調べるときに使う検索クエリにマッチしていない・・当然、検索結果も順位は下落します。

 

グーグル検索結果順位の推移

グーグル サーチコンソールのデータで、当サイトの検索キーワードの獲得順位をみてみます。

2017年のGoogle検索結果順位は1位つづき

検索結果順位で1位のクエリがずらりと続いていました。1語も2語も3語も、色々です。

だからどうとか利用価値は全く知らず、ただ眺めて気持ちが良かったです(#^^#)

2018年のGoogle検索結果順位は1位が3つのみ

2018年のGoogle検索キーワード獲得順位は・・12月28日現在、1位が3つ。

2017年と変わらず上位で取れているクエリもあるものの、2語3語が増え、いわゆる「ずらした」キーワードで拾ってる模様。

結果的にサイト全体の順位も下落します。まぁ仕方ないよね・・(´-`*)

2018年やったこと

ということで、2018年12月はトップページの構造を変更しました。

ワードプレス移行後にも見栄えよりは、それまで当サイトを使ってくれていたユーザーの使い勝手優先で、なるべく以前のサイトの形を意識してトップページを作成していました。

そして12月はサイドバーとフッター含めて、どうしたら「子宮頸部異形成」で悩み不安を抱える女性が探しやすいサイト構造にできるか?SEO面も含めて考えました。

他に今年やったことは、以下くらい。

  • https化対応
  • ワードプレスへ移行
  • 3記事くらい追加(主にメディア履歴)
  • カテゴリーを少し分けた

2018年にやった大きなできごとはワードプレスへの移行

当サイトはブログとは異なり、ある程度の情報を網羅(もうら)した完成形のサイトになります。

運用歴は2006年~で12年と長いですが、レスポンシブ対応やブラウザ対応面での修正はあったものの、記事数もほぼ変わりません。特に出産した2009年からは何もしてないです、、(bbsやメールの返信は対応)

そのままでも良かった気もしますが、ブラウザのヴァージョンアップなどの表示崩れやセキュリティ?関連に対応しきれなくなり、ワードプレスへ移行しました。

2018年ふり返り

このまま検索順位が落ちていくのか上がるのか、サイトが圏外に飛んじゃうこともあるかもしれません。それは考えても仕方ありません。

サイトが圏外に飛ぶ=サイト非表示じゃない」ですからね。

404や500エラーでサイトが表示できなくなるわけではありません。グーグル検索機能からは必要とされなくなったかもしれませんが、必要とするユーザーはいるはずです。

管理人@sarry(さりぃ)

異形成で不安を抱える女性に役立つサイトを運営する

2006年に当サイトを作ろうと決意したときと、目的は何ら変わりません。

2019年~やること

当サイトが異形成で悩み不安を抱える女性に利用されてきた理由の1つに、bbs掲示板があります。

「不安を抱える女性」と、「異形成の治療+子宮頸部を切り取る手術後に2人の子供を自然妊娠・分娩した管理人@sarry」とのやりとりです。

医療的なアドバイスはできませんが、医師とのやり取りで不安を感じても何も言えない・・確認するのが怖い・・親身じゃない気がするから転院したい・・そんな「医師が怖い」と感じている女性の気持ちを聴いています。

他には、家族やパートナーに話すべきかどうするか。妊娠出産や「がん」に進行するかもしれない恐怖とか・・

SNSの利用が身近な現在、サイトを訪問して掲示板に書き込む行為はスマートではありません。なので、当サイト専用のSNSアカウントを開設します。女性のデリケートな悩みも含むしクローズドのLINE@もいいかもしれない。合わせて、新しい情報やニュースも発信できれば満点。

2019年~やることは、

  • SNS開設
  • サイト内の記事の見直しと更新
  • 新記事を書く(最近の検査結果やHPVワクチン情報など)
  • イラストの追加
  • マンガの導入(2種類を予定)
  • 当時の検査結果データ画像を追加(エコー写真、切除した子宮頸部、検査結果の紙など)

こんな感じかな。

PV数の改善などはあまり興味がありませんが、「届けたいユーザーが使いやすい、探しやすいサイト作り」は12年間続けてきたつもりです。(放置しすぎて手をかけた途端、こうなっちゃったけど)

管理人@sarry(さりぃ)

当初の宣言通り、「当サイトの必要性が続く限りサイト運営は続けます」。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.