カテゴリー: みんなの子宮頚部異形成 治療体験談

子宮頸部異形成(しきゅうけいぶ いけいせい)や子宮頸がんの体験をされた人からの寄稿記事です。

  • あなたの子宮頸部異形成/子宮頸がん体験談を募集しています!

    当サイト『子宮頸がんと異形成』は、管理人@sarryの『子宮頸部 高度異形成体験談』などを公開する目的でOPENしました。

    本来ならば、このような主旨のサイトを必要とされる方が居ない状態の方が望ましいです。

    2010年~日本でもヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン が接種可能になったものの、全てのヒトパピローマウイルス(HPV)のリスク型を感染を防げるわけではないことや、性交渉経験が無いうちにワクチン接種しなければ意味が無いことを考えると、子宮頸がんや異形成が無くなる日は、まだまだ もう少し先のことになりそうです。

    管理人@sarryは、当サイト「子宮頸がんと異形成」を必要とされる方が居る限り、できる限り運営を続けていきたいと思っています。

    ご存知の方も多いと思いますが、同じ高度異形成・円錐切除術であっても個人の状態や病院の施設などによって皆が皆、同じ体験をするものではありません。

    又、「どのタイミングで手術に踏み切ったか?」「円錐切除術後に妊娠・出産しました!」「○○という治療法を受けました」「異形成で自然治癒しました!」など、管理人@sarryが体験していない体験をしている女性の体験談も今後、子宮頸部異形成の告知を受ける女性にとっては大変貴重で参考になるものだと思います。

    そこで今回、新コンテンツとして子宮頸部異形成、子宮頸がんの皆様の体験談を掲載するページを設けました。

    当企画にご理解ご協力いただける方は、是非参加して頂ければ・・と思い募集します。

    ■参加条件
    子宮頸部異形成、又は子宮頚癌を治療された女性

     

    ■募集内容
    あなたが体験したお話を、経過が分かりやすいようになるべく詳しく書いてお寄せください。

     

    ■必須記述項目
    ・子宮頸部異形成(又は子宮頚癌)を知ったきっかけ (例:健康診断で、市の子宮頚癌検査で、など)
    ・最初の状態と、病理検査結果(確定診断)と、今の状態
    (例:最初は子宮頸部軽度異形成で、病理結果は高度異形成、今は細胞診クラス2・正常細胞、など)
    ・病院選び、医師選びについての感想や体験談など

     

    ■特にお寄せいただきたい体験談
    私が体験してきていないことを経験された方々のお話を是非、今後同じ経験をされるであろう方の為にお寄せいただきたいと思っています。特に以下に挙げた内容を私は経験していませんのでご協力いただければ幸いです。

    ・子宮頸部軽度異形成、中等度異形成、高度異形成で自然消滅(自然治癒)された方の体験談
    ・円錐切除術などの治療後に妊娠、出産された方の体験談 ⇒管理人@sarryも現在、2児の母になりました!
    ・複数回の治療(円錐切除術など)を受けた方の体験談
    ・PDT治療、凍結療法など円錐切除術以外の治療法を受けられた方の体験談
    ・海外で子宮頸部異形成、子宮頸がんを治療された方の体験談
    ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種された方の体験談

    *上記以外の子宮頸部異形成、子宮頸がん体験談もお待ちしています。
    お寄せいただいた体験談は全て掲載させて頂きますので、是非ご協力ください!

    尚、個人名やメールアドレスなどの情報は一切掲載致しませんのでご安心ください。
    ご協力頂ける方は体験談と掲載の際のHN(ハンドルネーム・仮名)メールでお寄せください。

    ご協力の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • みんなの子宮頸部異形成、子宮頸がん体験談を読む

    異形成を治療するにあたって管理人@sarryが体験してきたことは、『管理人の異形成体験談』でお読みいただくことができますが、私の経験は1つの例であって皆が皆、同じ経験をするわけではありません。

    10人の女性が異形成を体験すれば10通りのケースが存在することになります。

    管理人@sarryが体験していない内容を体験されている方も大勢いらっしゃいます。

    全ての方の体験はどれも貴重で、今、異形成を抱えている女性やこれから治療を受ける女性にとって、とても参考になり勇気付けられたり、何かを考える材料や判断の1つになると思います。

    今回、既に異形成や子宮頸がんを体験された方々のご理解・ご協力の下、たくさんの体験談をお読みいただける場を用意することができましたのでご案内いたします。

    ▽「みんなの子宮頸部異形成・子宮頸がん体験談」を読む前に、注意事項!

    ・各体験談はお寄せいただいた方に関する個人情報等は掲載しておりません。個人に関する内容についてご質問いただいてもお答えすることは出来かねますのでご了解ください。

     

    ・各体験談はお寄せ頂いたそのままの文章を掲載しておりますので、誤字脱字等あるかと思いますが、基本的には修正等は行っておりません(個人情報の観点から、病院・医師名は修正を行っている場合もあります)。

    尚、検査名や検査結果、治療法など、訂正・補足する必要があると判断したものに関しては管理人@sarryが訂正・補足等行い、その旨追記しております。

     

    ・医療機関設備や医師、あなたの状態により治療には個人差がありますので、ここに掲載されたのと同じ経験をあなたがする、とは言えません。

    「こういう体験をしている方もいる」という1つの体験談として参考にし、詳しくはあなたのことはあなたを診ている主治医にご相談くださいますようお願いします。

    最後になりましたが、今回、管理人@sarryの『あなたの異形成体験談をお寄せください!』という呼びかけに賛同してご協力くださった方々のお陰でこの企画を実現することができました。

    本当にありがとうございます。

    引き続き「体験談」を募集していますので、異形成や子宮頸がん治療体験談をお持ちの方はメールでお寄せくださると幸いです。

    2007/03/10  管理人@sarry

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  • 高度異型成で円錐切除術を受けた、ちゃこさんの体験談(麻酔の効き難さ、個人差について)

    前々から不安な時などサイト拝見させて頂いてました。

    手術中の体験について投稿させていただきます。

     

    生理不順で個人病院へ行き、卵巣肥大と診断され、大きい病院を紹介されました。

     

    卵巣に関しては様子見だったのですが、ついでにしてもらった子宮頚癌の検査で中等度異形成と診断され、2年間病院通いの結果、高度に発展し、つい先日円錐切除術を受けてきました。

     

    手術前までは、他の方とあまり変わらないと思うので割合させてもらいます。

     

    病室で手術前の点滴2本目を受けながら、麻酔を効きやすくするための筋肉注射をされました。

     

    ベットのまま手術室まで運ばれ、少しウトウトしてきた頃に「眠いですか?」と聞かれたので、少しだけと答えました。
    さらに静脈注射で麻酔を追加され、このまま寝て目覚めた頃には終わっているだろうと油断していました。

    それが大間違いでした。

    中途半端に寝入る前の状態で、激痛が下腹部に襲ってきました。
    声も出せず唸り、涙を流しながら、隣にいた看護婦が握りしめてくれた手をすごい力で握りしめてました。

     

    長く耐えた気がしますが(時間にすると10分程度?)ずっと「大丈夫!すぐ終わるから!」の繰り返しで、頭の中は、痛いし苦しいし辛い、ウソつき!ばかりでした。

     

    意識朦朧としてきた頃に終わり、泣きながら病室に戻りました。

     

    そしてやっと来た睡魔で意識が飛び、気が付くと1時間程寝ていました。

     

    後は吐き気もなく、麻酔の影響かぼーっとしたまま寝たり起きたりの繰り返しでした。

     

    次の日の検査で「痛かった?あまり麻酔効いてなかったね。麻酔効きにくいんだね~」と笑いなが言われ、でイラっと来ながらも午後に退院してきました。

     

    私の体質のせいなのか病院側の落ち度なのか分かりません。

     

    ただ私は、本当に痛くないですか?と聞き、担当医も、寝ている間に終わりますとはっきり答えていました。
    それを踏まえるとやはり病院側に落ち度があるように思えてなりません。
    後は良い結果を望むばかりです。

     

    この書き込みで不安になる方もいらっしゃると思いますが、私の用な例は未然に防げるはずなんです。

     

    こうならない為にも、少しでも不安な事は相談して、起こりうる最悪なケースも回避できるはずですから、全部納得した上で手術する事が望ましいと思います。

    ▽管理人@sarry:麻酔が効きやすい・効きにくい体質だったり状態だったりはありますよね。麻酔の量が多すぎると二度と目覚めることができなくなりますから・・(その為の同意書にも術前にサインします)

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  • 検診でクラス3a、自然消滅、中等度~高度異型成で円錐切除術を受けたあすかさんの体験談

    現在、円錐手術をし3週間経過しました。
    私が円錐手術を抵抗なく受けることが出来たり、子宮頸ガンの知識を知ることが出来たのは、ここのサイトのお蔭なので、不安に思っている方の気持ちが楽になれればと思い投稿させて頂きました。

    私が最初に異形成と診断されたのは年に一度の検診でした。私は子宮内膜症もあり主治医もいましたので、そこに行き再度検査したところクラスA軽度~中度でした。

    3ヵ月後今度は子宮頸部の疑わしい部分を採取する検査をし、やはり結果はクラスA軽度~中度。3ヵ月後また検査をし正常の数値でないなら紹介状で別の病院で円錐手術をすすめられました。

    そして3ヵ月後、何と正常の数値になっていました。

    主治医と自然治癒したんだと喜びましたが、念のため3ヵ月後検査をし結果が正常だったら完治したと考えよう。と言うことになり、運命の3ヵ月後結果はクラスA軽度~中度。。。

    紹介状を書いてもらい病院に行きました。

    そこで子宮頸部の疑わしい部分を採取する検査をし結果は中度~高度の異形成と判明。

    ここの病院は高度異形成が出たら円錐手術をすすめるそうです。高度異形成は自然治癒することはないらしいです。

    円錐手術する日程をその日で決めました。
    手術は電気メスです。

    1ヵ月後手術をしましたが全身麻酔のため痛みもなく2泊3日で無事退院。
    手術直前後も痛みもなく痛み止めの薬も飲みませんでした。

    10日後手術の傷口を診てもらい経過は順調。病理検査もガン化にもなっておらず、高度異形成止まりだったようです。
    2週間後傷口を診て大丈夫ならお風呂や飲酒、性交もOKとのことです。

    検査発覚から手術までを振り返って感じたことは、一度正常の数値が出ても念のため3ヵ月後検査をして、はじめて安心出来るということです。年に一度の定期検診は必須です。

    円錐手術はしましたが、高度異形成になったことで子宮頸ガンの知識も学びました。
    この世の中、子宮頸ガンの知識をちゃんと知っている方は殆どいないと思います。
    このサイトに出会えて本当に感謝です。ありがとうございます。

    ▽管理人@sarryより
    異型成の体験談、ありがとうございました。術後の経過はいかがでしたか?又、その後の検査結果も追記できればと思いますので、ご報告お待ちしております。

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  • 生理不順で受診、軽度~中等度異型成をレーザー蒸散術にて治療された道さんの体験談(レーザー治療の詳細あり)

    現在32歳独身です。4年ほど前、生理不順の為何気なく婦人科を受診した結果、子宮頸がんの異形成CIN1(軽度異形成を疑う)が見つかりました。検診の結果を知って、今まで経験したことのない絶望感に襲われました。ガンと聞いてショックだったことに加え、子宮頸がんの原因がウィルスだという事実に二重でショックを受けました。誰にも言えない、そう思いました。でも姉だけには伝えて聞いてもらいました。眠れない日が続き、睡眠不足の為、ふらふらになりながら会社に行きました。ふと気がつくと泣いてしまいそうな精神状態でした。子宮けいがんについてネットを検索しては泣く毎日でした。

    それから1年後に母に伝えました。母から「今までお前が一人で抱えていたと思うとかわいそうで、つらかっただろうに」と言われ、母の優しさに嬉しくてまた泣いてしまいました。それから少しずつ眠れるようになり、自分がどれだけ運が良かったのかを冷静に考えられるようになりました。

    異形成が見つかったときは、見つかってしまった!という思いばかりでしたが、子宮けいがんについて書かれているサイトやブログを拝見し、どれだけ恵まれているかを知りました。同時に不幸だ、と勘違いしていた自分が本当に恥ずかしくなりました。

     

    以下、観察日記です。

    • 4年前(平成20年) 生理不順の為クリニックの産婦人科を受診

    結果 異形成が見つかる(CIN1)

    HPVリスク型  陽性

    • その後三か月毎の経過観察が始まる

    細胞診とコルポ診を欠かさず受診し続け、結果はいつも軽度か中等度の異形成。

    • 平成23年7月頃 主治医から、レーザー治療を勧められ、大きな総合病院を紹介される
    • 総合病院でコルポ診 結果 中等度異形成

    8月レーザー治療を行う。

    • 術後1週間、傷口の経過観察 順調に回復
    • 術後3カ月検診 Ⅱ 異常なし

    ⑦術後6カ月検診 Ⅱ 異常なし/ HPV 陰性

    次回は6カ月検診との事です。

     

    ③のレーザー治療に関して記述したいと思います。(あくまで私の場合です)

    お尻に座薬を入れ、本当に短い時間、頸部にレーザーを当てます。時間は感覚ですが5分ほどだったと思います。痛みは全くなく、少しズシンと重たくなる感覚はありましたが、手術後も痛みも出血もなく、そのまま歩いて帰りました。翌日は普段通りに仕事をしました(デスクワークです)。とても短時間で済み、体への負担もあまりありませんでした。

     

    術後一週間の制約は

    • 湯船につからない
    • 激しい運動はしない(ウォーキング程度なら問題ありません)
    • 性行為の禁止

    1週間は水のようなおりものが1週間くらいあり、ナプキンで過ごしました。

    術後1週間で「経過良好」との結果の為、上記の制約も解除され、水のようなおりものも徐々に少なくなりました。

     

    次回は6カ月後です。2回連続で異常なしでしたのでほっとしております。

    レーザー治療に関してはあまり情報がなく、自分自身不安でしたが、私の体験が皆様のお役に立てばこれほど嬉しい事はありません。このサイトで私は皆様から元気を頂きました。本当にありがとうございました。今では親しい友人に子宮けいがんについて伝えて、受診を勧めています。これは私だけの問題ではなく、女性みんなの問題ですよね。

    私の経験が皆様の不安を少しでも解消できればと、体験記を投稿致します。

    また次回の検診結果もご報告いたします

    ▽管理人@sarry:検診の大切さ・・これにつきます!

     

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  • 中等度異型成を治療後、再度、HPV18型を確認。3年後に自然消滅し、妊娠されたマッキーさんの体験談

    現在36歳の主婦です。
    ・30歳の時、市からの無料検診のお知らせが届き、始めて子宮がん検診をしました。結果、中等度異形成。大きい病院を紹介され、頸部を切除する手術が必要と言われ、しかも1週間入院と言われ、驚きを隠せませんでした。そこで、ネットでいろいろ調べsarryさんに辿り着き、東京の名医にかかりました。
    HPV検査では、18型が発見された事と異形成が広範囲にわたっていた事もあり手術となりました。先生には、日帰り手術と言われ、悪い部分は取るから大丈夫と言ってくださり、1ヶ月後に手術。切り取った断面には異形成はなく、ちゃんと切り取れた。切り取った部分は癌化していなく、良かったねと言われ、早期発見に喜びました。

    ・術後、数ヶ月置きに検査とその後の傷部分の確認などがあり、約1年後にHPV検査をしたら、なんとまだ18型が存在していました…すごいショックでした。でも、先生は大丈夫、消滅させるのはなかなか難しいけど、先生頑張るからと、毎回少し異形成になってる部分を薬品で焼いて、3年通いました。

    ・3年後、再度HPV検査をしたら、ナント18型が消えていました!信じられませんでした…先生も珍しい事だと言っていましたが、先生の努力とマメに通った通院の末に完治しました!

    ・完治したと言われてから、1年。先生には、いつでも妊娠できる体だから、早く子供を作りなさいと言われ、排卵日検査薬を買うように言われ、今年の7月に結婚後、8月に排卵日検査薬で排卵日を狙ったら、何ともすぐにできました!

    ・円錐切除をしたからと言って、妊娠できないわけではありません。心配されている方も多いですが、私は全く問題なく妊娠できました。先日、子宮がん検診もありましたが、細胞診でクラス1の正常でした。ただいま4ヶ月。順調に育っています!sarryさんのように、元気な赤ちゃんを産みたいです。

    ▽管理人@sarryより
    体験談をお寄せ頂き、ありがとうございます。異型成治療後のHPV存在は、ショックだったことと思いますが、自然消滅、そしてご懐妊、本当におめでとうございます。その後の経過も是非、お待ちしております。

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  • 生理痛がきっかけで受診し、超音波メスによる円錐切除術で高度異型成を治療されたプリンさんの体験談

    初めまして。私は現在27歳で、先月円錐切除を行った者です。今不安を抱えていらっしゃる方々の参考になればと思い、私の体験談をお話させて頂きたいと思います。

    私はもともと生理痛がひどかったのですが、ここ2年ほど痛みが一段と増したため、ピルを処方してもらう目的で今年(2011年)の2月に婦人科を訪れました。その際子宮頸癌の検査もして頂いたのですが、その時はまったく子宮頸癌の結果など気にしていませんでした。
    翌月に再度病院を訪れた際、まさかの細胞診結果クラス3と言われました。子宮頸癌の知識すらなかった私は、自分ががんなのかもしれないと思い本当にショックで、毎日毎日何をしても涙が溢れ出てくるような精神状態でした。3ヶ月後にもう一度再検査しましょうということになり、5月にまた細胞診をしたのですが、やはり結果は同じくクラス3。その後6月に組織診を行い4カ所の組織を切り取ったのですが、その結果採取した4カ所のうち1カ所が高度異形成であると判明しました。

    主治医からは3ヶ月後にもう一度検査をするか、もしくは円錐切除をするかですと言われたのですが、この時の私は来春結婚することが決まっており、子供も授かりたいと思っていましたし、何よりこの不安な精神状態から早く解放されたいという気持ちが強かったため、すぐに紹介状を書いていただき円錐切除することに決めました。
    この時初めて九州に住む母に電話で連絡し、高度異形成であること、手術することになるかもしれないということを涙ながらに伝えました。こんなことを言うと母はかなりショックを受けるだろうなと思っていたのですが、その時の母はとても力強い声で「大丈夫よ!お母さんが行くから!何の為のお母さんだと思ってるの!?心配しないでいいから、気をしっかり持ってね!」と励ましてくれて、その声がとても心強く涙が止まりませんでした。

    7月に紹介状を持って病院に行くとコルポ診で病巣の確認をし、すぐに手術の日程が決まり、その日に入院前の血液検査や心電図などの検査を行いました。入院日程は3泊4日。手術は超音波メスによる円錐切除と説明を受けました。
    自分なりに調べた結果、超音波メスを使用している病院はあまり多くないようで不安でしたが、執刀医によるとレーザーや電気メスと同じく、高熱で組織を焼き切るため出血も少ないということでした。

    手術の前日に入院し、翌日いよいよ手術。手術前に血栓防止の為に弾性ストッキングを履き、ベッドごと手術室へ移動しました。中には6~7人ぐらいのスタッフがいたと思います。麻酔は脊椎麻酔だったためすごく不安でしたが、まず腰のあたりに痛み止めの注射を打ち、それから麻酔の注射を打ったため思ったほど痛くはありませんでした。その後に眠くなる点滴とガスを流され、気づいたときにはもう手術が終わっていました。手術室に入ってちょうど1時間が経っていました。その後下腹部に生理痛と同じ重たい痛みがあったため、痛み止めの注射と座薬を入れてもらいましたが、翌日には痛みも完全に治まり、立って歩くことができ、次の日無事退院へと至りました。麻酔の副作用の為か退院から2日間ほどは頭痛がひどかったため、とにかく安静にしていました。

    10日後に病理検査の結果を聞きに病院へ行き、結果は組織診と同じ高度異形成で、悪い所はすべて取りきれましたということでした。またその時の内診で、手術の際に子宮口の癒着防止の為に入れられていた管を抜いてもらいました。今は術後から2週間以上経ちましたが、大出血などもなくごく少量のおりものがあるのみです。次は1ヶ月後に細胞診を行う予定のためまだまだ気を抜くことはできませんが、とりあえず一山超えたというかんじです。

    退院の際に看護士さんからされたのですが、女性の子宮は冷え性と深く関わっているそうで、とにかく足首・ヒザ・腰を冷やさないように心がけるだけで大分違うそうです。

    また、これは嘘のような本当の話なのですが、生理痛によく効くとされる三陰交と呼ばれるツボが内くるぶしから指3~4本分上の所にあるのですが、私の場合はそこに軽く触れるだけでも痛かったため、よく自分でマッサージなどを行っていました。そのツボを術後に触ってみたところ、全く痛くないんです!誰かに足を掴まれたら「ギャー!」と叫びたくなるほど痛かった足首が、全然痛くないのです!
    これは手術で悪い細胞を取ったからに違いないと思わずにはいられないのです。というのも、元々そのツボに痛みがあったのは右足首で、高度異形成があった場所も右側の頸部だったからです。
    ただの偶然かもしれませんし、真意のほどはわかりません。が、三陰交は婦人病に効くツボということらしいので、これからも気をつけてマッサージなどしてみようと思います。

    長くなりましたが、今は本当に早期発見できたことに感謝しています。あのとき生理痛を我慢して病院へ行かなければ、もっと進行していたかもしれません。最近では20代の女性にも子宮頸癌または高度異形成になる方が増えていると言われていますので、より多くの人に検診を受けてほしいと思います。

    最後に、初めて子宮頸癌かも。。。と思った日から、何度もSarryさんのウェブサイトを訪れて子宮頸癌や高度異形成について勉強させていただきました。
    本当に役に立ちました。今後も多くの不安を持っていらっしゃる女性の方々のために、このウェブサイトの運営を続けて頂きたいと思います。ありがとうございました。

    ▽管理人@sarry
    体験談へのご協力、ありがとうございました。冷えは免疫力を低下させますので、私も真夏でも体を冷やさないように気を付けています。ツボのお話も、ありがとうございました。

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  • 高度異型成、HPV52型感染、LEEP法を受け、子宮頸癌(上皮内癌)、末端陰性で完治されたタマさんの体験談

    初めまして、31歳の主婦、子なしです。
    私の体験談が少しでも何かの役に立てればと思い投稿しました。

    2012年7月に高度異形成の為、円形切除術(LEEP式)を受けました。
    HPVは52型、腺癌の疑い(1番始めの細胞診で1度)もあり深めの切除となりました。術後は特に痛みもなく、出血とおりものが混ざったようなものが2、3週間は続きました。
    術後の病理検査は上皮内癌の断面陰性だったので今後は定期検診で治療完了となります。

    私の場合、病変部位がコルポ鏡で確認出来ない程奥(子宮口より上の頸管側)にあったので組織診でも中度異形成を繰り返し、たまたま?採れた奥の組織から高度異形成が検出され、手術をする事になりました。とる場所によっては手術が遅れていたかもと考えると検査医師の技量は大切だと感じました。

    不妊治療を受けるまでこの病気の名前も知らず、検診を勧められて初めて自分が前癌である事を知りました。それからは毎日とても不安で色々悪い方に考えては泣いてばかりでした。あんまりクヨクヨするのは免疫に良くないと聞いていましたが考えずにはいられず結果→原因不明の胆嚢痛、肛門痛、鎖骨痛、助間神経痛が現れ、これらの検査の為複数の病院に通いました。(検査では→「異常なし」ストレス性だったのか現在痛みは無くなっています。) 心と体は密接に繋がっているんですね。
    担当医によると現在子宮頸癌は20代30代の女性に急増しているそうです。病院に来た性経験のある患者には検診を勧め行なっているとの事でしたが婦人科にくるキッカケのない人にも検診を促すような措置をして欲しいと思いました。
    1人1人がこの病気の事、検診の重要性について理解し意識を高めることで被害を最小限に出来るのではないでしょうか。
    こちらのサイトのおかげで多くを学び助けられました。有難うございました。今後は再発防止の為、免疫向上に努めていきたいと思います。

    ▽管理人@sarryより
    体験談をお寄せ下さり、ご協力ありがとうございました。日本でも、検診率が上がって欲しいですよね。検診を促す活動は、当サイトでも今後の課題の1つです。その後の経過もUPできたらと思いますので、お寄せ下さい。ご協力、お待ちしております。

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  • 妊娠中のコルポ・組織診で軽度異型成判明、妊娠7ヶ月の再検査で正常になったけいさんの体験談

    ・39歳、4歳の子供がいます。
    ・2人目の妊娠をきっかけに行った細胞診で3a軽度異形成と言われました。妊娠中は出血がひどくなるので、コルポは様子をみて行いましょうとのこと。
    ・転院した病院では、コルポを行う方針であるといわれ、妊娠4か月の時、コルポ診を受けました。あまり痛くはありませんでしたし、出血も想像していたほどではありませんでした(小さなタンポンひとつで充分事足りた、行った日の夜には止まっていて、タンポンを抜いて問題はなかった)
    ・コルポ診の結果も、軽度異形成。
    ・妊娠7カ月の時、細胞診。綿棒タイプじゃなくてブラシタイプでこするから、ちょっと出血するよ、と言われ、ほんの少し痛かった。結果は2で、異状なし。出産後3カ月目でまた細胞診で経過観察となり、軽度異形成から脱出しました。
    こちらのサイトは本当に参考になりました。感謝の意を込めて、わたしの経過をお知らせします。サイト運営、これからもがんばってください!

    ▽管理人@sarry
    貴重な、妊娠中の精密検査(コルポ・組織診)、細胞診の体験をお寄せ下さり、ありがとうございました。産後の経過もお待ちしております。

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  • 不妊治療中に中等度異型成発見、2年間の免疫力UP生活で自然治癒されたクッキーさんの体験談

    こんにちわ。初めまして、クッキーと申します。やっと、sarryさんに御礼と実際に体験した事をメールができます。まずは、このサイトに出逢ったことに、本当に感謝をしております。もし、このサイトに行きついてなかったらと思うと・・・。私の体験談をおくることで、どなたかの今の状態に不安がぬぐえればと思いメールいたします。

    不妊治療中(IVF)クラス3a・組織診中度異形成・HPV51型(ハイリスク分類)⇒クラス1・異形成なし。ここまで、約2年かかりました。簡単に治療履歴です。

    ◆2011年2月:会社の健康診断にてクラス2aで要精密検査と結果が届く。
    ◆1回目検査:2011年3月南麻布のS先生のもとに初診を受けにいく。細胞診、組織診、HPV検査、ホルモン値検査、計2 9420円。
    ⇒3月:検査結果(結果は約9日で最短来院だと聞けます)クラス2、軽度異形成・HPV51型(ハイリスク分類)。
    クラミジアは不妊治療の病院でも検査済みでしたがもう一度けんさを依頼。結果は陰性。結果370円。クラミジア検査6600円

    ◆2回目検査:6月、診察内診、細胞診&組織診検査、6470円
    ⇒6月:検査結果クラス3a、HISL軽度異形成、7910円

    ◆3回目検査:9月、診察内診:細胞診&組織診検査
    、7910円
    ⇒検査結果:クラス3aHSIL、軽度&中度異形成、370円。ワクチンを開始3回

    ◆4回目検査:11月、診察内診、細胞診&組織診、5270円
    ⇒検査結果:クラス2a、異形成4分の0、370円

    ◆2012年3月:診察内診、細胞診&組織診、5270円、ワクチン18900円。
    ⇒検査結果:クラス1、NILM(正常)軽度異形成3分の1以下、370円。

    ◆7月:診察内診、細胞診&組織診、520円。
    ⇒検査結果:クラス2a、NILM(正常)、軽度の炎症細胞浸潤は認めるが異形成がなくなった。

    ◆11月:診察内診、細胞診&組織診、6800円。
    ⇒検査結果:クラス1、NILM(正常)、異形成は認められない。370円。次回来年の3月に検査。これまでの検査履歴です。

    去年の3月までは、自分自身が子宮けい癌に非常に無知でした。子供がほしく不妊治療を平行に行っていたので本当に苦しい日々は続きました。このサイトに出逢い、sarryさんと同じ主治医と出会うことができました。sarryさんのおっしゃるとおりの先生で2部屋ある内診室と検査結果を話すお部屋とパタパタと小走りに走りながらしゃべりながらの検査です。本当にはっきりとものごとを説明していただけるのと、不安でいっぱいの私を最初に『大丈夫だよ。僕に任せなさい。癌にはさせないから。』という言葉や毎回の診察で不安にならないように先生流の励ましが本当に心強かったです。もともと不妊治療にも精通されてるかたなので相談にものっていただくこともありました。

    中度異形成に上がった時は、高度異形成にこのまま上がってしまったらどうしよう!と円錐手術した方がよいのではないか・・?と診察結果あとにまた来院して先生に相談したこともあります。あっけなく先生には、『何しにきたの?大丈夫だから、また2カ月後にいらっしゃい。』と返されました。そばにいた、いつも優しい看護師さんに聞いても、『先生がおっしゃるなら大丈夫ですよ。』という答え。もう腹くくろうとその時は思いました。sarryさんのサイトでも見たいわゆる、この組織診察がプチ手術で悪いとこをきっととってくれてるんだ!私ももっと自己免疫力をあげなければ!と、強く思いいろいろとあきなく続けようと決意しました。
    一番最初は、日田天領水をとりよせ、飲み水と料理にも使いました。あとは睡眠、HOTYOGA、YOSAなど体を温め不妊の体質改善にもなることをやりました。

    今年2012年の3月にはクラス1に下がり、7月には異形成がなくなり、この11月にはまた、クラス1異形成なしと出ました。S先生曰く、中度から高度にいく寸前だったんだよ。手術にならなくてよかった。僕のやり方はピンポイントで取ってくやり方だからね。よかったね。と、おっしゃってくれました。
    一応次は半年後でもよいけど、筋腫もあるしね一緒に見てくから不安なら4カ月後にしようか?と早めの受診にしてもらいました。それまでに妊娠していれば嬉しんですが。

    本当に途中、鬱っぽくなって本来明るい性格だと思ってた私は何もかもにやる気をなくしたこともありました。定期的な健診は本当に大切ということ。そして、異 形成=癌ではないので、しっかりと病院にいき診察を受けること。怖くて怖くて眠れないのも本当に免疫力を低下させてしまいます。なので、しんどいですがなるべく体に向き合って切り替えることも大切なんだと思いました。
    南麻布の病院は平日でも、何人でしょ・・本当に待合室がいっぱいです。ざらに2時間は待ちます。なぜなら、先生は一人一生懸命時間をさいて下さってるからでしょう。待合室で待ちながら、不妊治療の待合室でも同じように思います。ここにいる方が私も含め治癒できますように・・赤ちゃんをさずかりますように!と。
    去年、sarryさん・そして主治医のS先生に出逢えたことを本当に感謝します。ありがとうございました。長文になった事をお許し下さい。気候も寒くなってきました、お身体御自愛下さいませ。

    2012年11月 クッキー

     

    ▽管理人@sarryより
    中等度異型成の自然治癒の体験談は、多くの自然治癒を目指していらっしゃる女性の希望になることと思います。その後のお話も、是非お聞かせ下さいね。

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  • 1年間で、細胞診結果クラス2から、3b。高度異型成で円錐切除術にて治療されたHelleborus(ヘレボルス)さんの体験談

    sarryさん、皆さま、はじめまして。
    わたしは5月に健康診断で婦人科検診を受けて、6月に『要精密検査』の結果を受取り、7月に精密検査(コルポ+組織診+超音波)をして精密検査の結果『高度異形成』と診断され、9月に円錐切除術を受けました。子宮頸がんについてなんの知識もなかったので『要精密検査』の結果を受取った時は本当に頭の中が真っ白になりました。インターネットで体験者の方のBlogなどを読ませていただき、冷静になって病気に向き合えた気がします。特にこのHP『子宮頸がんと異形成』は本当に役に立ちましたこの場をかりて、ありがとうございます!そして、円錐切除後に妊娠・出産されている方の体験談は励みにもなります。私の体験談も誰かのお役に立てばいいなと思い投稿させていただきます。

    30歳になってから毎年子宮頸がん検査(細胞診)を受けていました。2011年まではクラス1(日母クラス分類)、2012年にはクラス2(日母クラス分類)、そして2013年にはクラス3b(日母クラス分類)ASC-H(ベセスダシステム)で突然の『要精密検査』に。インターネットで調べている時に感じたのが『高度異形成』に対しての対応が病院によって違うこと。経過観察にしたり手術をしたり、また手術でも麻酔の種類から入院日数まで違います。円錐切除術という同じ手術なのに日帰りの方もいれば1週間くらい入院される方もいるということに困惑しました。困惑すると同時に、どこの病院を選べば良いのか迷いました。が、わたしは2012年『緑内障』(視野が狭くなる病気)と診断され、病気の受け入れ方と病院選び、医師とのコミュニケーションについて勉強出来ていたので我ながら手術までスムーズ(という表現でいいのかな?)だったと思います。
    9月に無事に円錐切除術を終え、病理の結果は『高度異形成』でした。医師の言葉で言うと「治療出来ました、ということになります」とのことでした。私の場合、細胞診・組織診・円錐切除術の病理結果はすべて一致していました。

    毎年検診を受けているのにどうして突然クラス3b???と少し考えてみました。正しいことはわかりませんが、少しだけ思い当たること、その背景に『緑内障』がありました。『緑内障』は治ることはなく、視野が狭くなる進行をおさえることしか出来ません。わかった時は、とてもショックでした。その年はずっと、『緑内障』のことが頭から離れず、視野が失われる恐怖と不安ですごいストレスでした。毎年、子宮頸がんの検査を受けていたのに1年でクラス2からクラス3bという進行具合は『緑内障』のストレスで免疫力が低下していたのかな、とも思えたりします。1年経ち、『緑内障』を受け入れることが出来るようになり、前向きになれた思ったら『高度異形成』!!!一難去ってまた一難とはまさにコレ、という感じですが、病気にばかりフォーカスを当てずに免疫力UPにフォーカスを当てて過ごしています。
    免疫力UPは美容にも良いですから♪

    『緑内障』も免疫力と大きく関係しているそうです。『緑内障』と『高度異形成』を通して、免疫力がどれだけ大事か知ることが出来ました。

    少し話がそれてしまいましたが、参考までに・・・・・(人それぞれ、体質・症状・病院・医師・麻酔の方法・・・・・違うので、あくまでわたしの場合ですが)

    麻酔:静脈麻酔
    入院:1泊
    運動(1時間のウォーキングです):円錐切除術後翌々日~再開
    飲酒:円錐切除術後翌日~再開
    ヨガ:円錐切除術1週間後~再開
    自転車:円錐切除術1週間後~再開
    大出血:なし
    仕事(オフィスワーク):円錐切除術2日後~再開⇒たまたま術後土日だったので休みましたが、通勤も含め翌日でも平気な感じでした。
    入浴:円錐切除術2週間後~再開

    「3日後」からOKと言われていたのですが、念のため、2週間足湯にしていたんです。そしたら何故か足湯にハマってしまいました・・・眠りの質が良くなってビックリです!
    病気はならないにこしたことないですけど、なって分かることの多さってスゴイなと実感しています。

    ▽管理人@sarry
    貴重な体験と併せて、「緑内障」のお話も記載して下さり、ありがとうございました。免疫力を上げる大切さを、別の角度からも知ることができました。

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  • 検診で3b、円錐切除術で子宮頸癌が判明→完治した、うっちゃりさんの体験談

    はじめまして。約6年前に子宮頸がん円錐除去手術を経験したものです。たくさんの方が悩んでいることを知り、少しでもお役にたてたら・・と投稿させていただきました。

    私の場合は友人から「子宮がんそろそろ検診とかした方がいい歳みたいだよ。」と言われ軽い気持ちで検査に行ったのを覚えています。27歳くらいでした。(少し年月がたっているのであやふやな所がありますが、ご了承ください)
    結果Ⅲb。個人院だったので「ガンセンターで精密検査を受けてね」と紹介状もらいとても不安になりました。

    それからいろいろとネットで調べたりして、また絶望的な気持になったりもしました。
    ガンセンターは忙しく、担当の先生ともたくさん話は出来なくて、恐怖などもあり先生の言うがままに手術になりました。(今考えるともっといろんな話をしなくてはいけなかったのですが、それどころじゃありませんでした。)
    内容は「このまま放置しても完全には治らないし、ガンになる可能性もある。手術という方法もありますが、そちらをお勧めします。」という内容だったと思います。
    3日間入院することになり、今思うとあっという間に終わりました。下半身麻酔での手術で、15分~20分。意識がある中、「気分はどうですか~」など問いかけされながらドキドキしながらも痛みもなく終了。ストレッチャーで運ばれながら「体が少し冷えたな~。」など考える余裕もありました。

    手術後は生理痛のような少し強い鈍痛と鮮血の出血。下半身麻酔の為頭痛が少し。でも翌日には自分でトイレにもいけました。
    その後の病理でガン化していたことが分かりました。その時に「手術してよかった。」とほっとしました。
    ただ、切除しきれなかった異型性の部分がある。と聞かされました。ちょっとびっくりしました。ただ、その後は順調で1か月に1回の診察から半年に1回になり、今は1年に1回の検査になりました。

    手術後半年後くらいに、一度献血に行った時(ガンと診断されたので5年は献血できなかったのですが、、)受付の女性が(若い人でした)「私も同じ病気で、、私の場合は全摘だったんです。早く分かって良かったですね」とにっこり笑ってくれました。びっくりしました。「私ってかわいそう」「私って世界一不幸だわ」という思いが一気に吹き飛びました。早く分かって、一部切除で済んで良かったたんだ。子供も出来る!私は幸せだ!と本当に思いました。

    その後は友達に積極的に子宮がん検診を勧めました。私の呼びかけにたくさんの友人が検査をしてくれました。きっと私を通して身近に感じてくれたんだと思います。
    なんとそのうちの一人はⅢb。その後円錐除去手術しました。ガン化していました。その際に子宮内膜症・子宮筋腫も発見され、子宮筋腫切除手術も受けました。その友人は去年妊娠・無事出産しました。

    私も手術1年後に結婚し、結婚5年目です。2度の流産を経験しましたが(流産は子宮頸がんとは関係無かったです。)今3度目の妊娠中で順調に育っています。今年出産予定で、とても楽しみです。

    たくさん不安になったり、心配になってしまうと思います。私もそうでした。今は、私の経験が友人への呼びかけに繋がり、友人も早期発見出来た。病気になって初めて知ることが沢山あり、私の人生にあって良かった病気だとも思えるようになりました。

    もしあなたが子宮頸がんと診断されても、こんな人もいるんだと、少しでも元気を分けてあげることができたらと思います。乱文で申し訳ございません。長い文章になりましたが、読んで頂いてありがとうございました。

    【追記】
    経済的なことですが、(生命保険は加入していましたが)女性特約に加入しておけば良かった。と、とても後悔しました。その後保険も見直しをしたのですが、「ガン」と診断されると加入したくても加入出来ず、本当に面倒臭いです。保険の勧誘ではないですが(笑)少し頭の隅に置いておいてもらうと良いな、と思い追記しました。

    ▽管理人@sarryより
    貴重な体験をお寄せ下さいまして、ありがとうございます。女性特約保険については、管理人@sarryも同感です。治療後、5年(保険会社によって異なるかもしれません)経過していれば、加入できることもありますし、保険の見直しは大切だと思っています。
    母子共に、健康で無事出産できるようお祈りしております。その後のご報告をいただけるとありがたいです。

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  • 婦人科検診で高度異型成が判明、レーザー蒸散術で治癒されたSさんの体験談

    こんにちは。私は東京で働いている24歳の会社員です。
    2010年の4月に子宮頸がん高度異型成を発見し、レーザー蒸散術の手術を受け、本日(2010年9月6日)、治癒したことを医師から告げられました。

    この5ヶ月間、私にとってはこれまでの人生の中でも考えさせられることが多く、不安で泣きながら寝る日もいっぱいありました。でも、このサイトで管理人さんやみなさんの体験記を読ませていただき、苦しんでいるのは自分だけじゃないんだ、みんながんばって乗り越えているんだと勇気をもらい、私の体験記が少しでも誰かのお役に立てればと思い、投稿させていただきます。長くなりますがご容赦ください。なお、すべて事実を書きますが、あくまでも私個人の感想で、個人によって感じ方は違うので、ご理解いただければと思います。

    私が高度異型成だと診断されたのは、何気なく受けた会社の健康診断の結果からでした。これまで、婦人科検診を受けたことがなく、なんとなく受けてみたいという好奇心と、会社が婦人科検診の費用を負担してくれることから、受診しました。

    2010年3月30日、婦人科検診(細胞診)を受け、2週間も経たない4月9日夕方に病院から電話がかかってきました。
    「婦人科検診で精密検査が必要なので、至急病院へ来てください。」とのことでした。「乳がんでしょうか?」と聞くと、「いえ、子宮頸がんの方です。」と言われました。一瞬何のことか分からず、私はガンなんだと思い込み、会社だったため泣きそうになりながら仕事をしたことを覚えています。誰にも言えず週末を放心状態で過ごしました。

    翌週の月曜日に病院へ行き、診断結果を告げられました。「高度異形成クラスⅢb」でした。「うちの病院では精密検査はできないので、もっと大きい病院に行って下さい。紹介状を書きますから。」と言われ、私は会社から徒歩3分程の大きい病院に行くことに決めました。

    思えば、会社に入って丸2年、残業も多く平日は仕事漬けで健康的な生活を送っているとは全くいえない状況でした。後から考えたら、毎日疲れて帰って、一人暮らしだったため食生活も乱れ、免疫力もかなり低下していたんだと思います。
    「この段階はガンの一歩手前で、まだガンと決まった訳ではないですよ。精密検査を受けないと詳しいことは分かりません。」と含みをもった言われ方をされました。まさか24歳という自分の年齢でガンを意識したことは全くなかったため、ガンの恐怖と親を悲しませるという申し訳なさで、もうどうしていいか分からず、病院から帰る電車の中で泣いていました。

    2日後の4月14日、紹介状を書いてもらった都内の大きい病院へ行きました。そこで再度細胞診を行い、翌週の21日にコルポ診・組織診を行いました。
    細胞診を行った日辺りの私の精神状態はボロボロでした。会社では気丈に振舞う代わりに毎日帰りの電車で泣く日々。不安で不安で仕方なく、誰にも相談できない。もし手術して子供を産めない体になったら。こんな私は結婚さえできないんじゃないか。何を考えてもマイナス思考、仕事も手につかない毎日でした。でもやっぱり誰にも相談できないことが苦しくて、心配をかけるけど親には言わなければいけないと思い、まずは何でも話せる姉に電話をし、泣きながらこれまでの経緯を話しました。
    それからすぐに母から電話がありました。さぞかし悲しんでいるかと思いきや、
    「今からでも間に合うから、ガン保険入れておくから~!やっぱり疲れが溜まって免疫力が落ちていたんだよ。野菜いっぱい食べてよー!」と明るい声で言われました。母が強くて本当に救われました。

    4月21日のコルポ診で「たぶん見た感じではガンではないですよ。最初の診断通り、クラスⅢbかと思います。」コルポ診・組織診をやっていただいた医師にそう言われました。ちゃんとした結果が出るのは2週間後と言われ、それまで待たなければいけません。結果が出るまでの2週間、病院からいただいた子宮頸がんに関する資料を何十回も読み、ネットや本屋さんで子宮頸がんをとことん調べました。そこで分かったことは、このガンは早期発見で治癒できるということ、性交渉をもった女性なら誰にでもかかる可能性があること。
    医師からも「インフルエンザにかかるぐらい、誰にでもあり得ることですよ。特に最近若い女性に増えているの。あなたは今発見できて良かったと思わなきゃ!」と言われました。

    医師にそう言われ、もっと前向きに考えよう!起きてしまったことは今更くよくよしても仕方が無い!今ならまだ治療すれば治るんだ!と、病気に対して前向きに考えるようになりました。
    そう自分に言い聞かせると、これまで毎日沈んでいた気持ちが一気に楽になりました。
    会社の上司(男)に病院でいただいた子宮頸がんの資料を見せ、今自分の置かれている状況、今後手術をする可能性があること、検査や治療で会社を休ませてもらうことを丁寧に説明し理解していただきました。

    5月10日、診断結果が出ました。やはり「高度異形成クラスⅢb」でした。そして主治医は私に円錐切除術を勧めてきました。家族と一度相談して手術を行うか経過を見るか決めてくださいと言われましたが、その頃の私は既に覚悟ができていて、「今すぐにでも手術をしてください!!」と言いました。いつまでもこの状態を引きずりたくない、治すなら早く治したい、もやもやした気持ちのままだと何も手につかない。主治医はあまりの私の肝の据わりっぷりにビックリした表情でした。急いで手術の日程を確認してくださったのですが、手術室の空きがなく、円錐切除術は2ヵ月後までできないと言われました。私が、そんなに待てないから早く手術をしたいと言うと、「あなたはまだ若いから妊娠・出産のリスクを考えると、レーザー蒸散術にした方がいいかもしれない。それなら1週間後に可能です。どちらを行うかは自分で決断してください。」とおっしゃいました。
    初めて聞いた言葉だったのですが、レーザー蒸散術とは、子宮頸部の表面の細胞をレーザーで焼き、悪い細胞を焼き殺す手術だそうです。
    頸部を切り取る訳ではないので、妊娠、出産に対してのリスクはなく、手術も麻酔なしで日帰りでできるということでした。しかし、レーザー蒸散術は子宮頸部の表面の細胞にしか効果はないため、もし異型成が内部に及んでいた場合は、再度円錐切除を受ける必要があります。私は組織診で異型成が子宮頸部の表面にとどまっているとの診断だったので、運がよければレーザー蒸散術で治癒できるかもしれないという可能性にかけることにしました。こうして、ひょんなことからレーザー蒸散術を受けることが決まったのです。

    5月17日、その日は会社を午前で早退し、1時から手術のため病院へ行きました。昼食抜き、化粧、マニキュア、コンタクトはNG、その他特に制約はありませんでした。病院へ着いて熱を測るとすぐに手術室へ通されました。ポンチョみたいなものを着て手術台へ上がり、レーザーで光が出るのでゴーグルを着けられ、手足を固定されました。助手の女性の方が隣についてくれていて、「緊張されているようですが大丈夫ですよ。すぐに終わりますからね。痛かったらすぐに言ってくださいね。」とやさしく声をかけてくださいました。
    ネットでレーザー蒸散術の体験記を探しましたが、あまり行われていないのか情報が少なく、麻酔なしの手術なのでチョット違和感があるぐらいで痛みはないだろうと思い込んでいました。ピーという音が手術室に鳴り響き、子宮頸部にレーザーが当てられました。一言で言うと激痛でした。子宮を細い針でずっと突かれているような痛みでした。
    もがこうにも手足を固定されているので動けず、あまりの痛みに声も出ません。痛いと言うこともできずにずっと歯を食いしばって我慢していました。10分(推定ですが)ぐらいで手術は終わりました。あまりにも痛かったので手術中勝手に涙が出ていた程です。短時間で終わったのでよかったですが、もしあの痛みがもっと続いていたら、痛みで気を失っていたかもしれません。私にはそれぐらいでした。
    手術の感想は、麻酔をすべきだということに限ります。(病院によっては麻酔をする所もあるそうですが。)
    もし今後レーザー蒸散術を受ける予定の方がいたら、麻酔をすることをお勧めします。私は無麻酔でかなり苦しんだので・・・。

    手術後はすぐに帰っていいと言われ、こんなにさらっと帰っていいんだと思うほどあっけなかったです。しかし、手術後1時間半ほど下腹部の痛みがひどく、歩くのも大変なほどで病院の隣の薬局のベンチで痛みが治まるまで休んでいました。子宮に漬け物石を乗せられたようなずっしり重い痛みです。ランチでもして帰ろうかなと思っていた私には大誤算でした。

    術後は水みたいなおりものが大量に出るため、1ヶ月は毎日ナプキンをして過ごしました。
    痛みは特になく、1週間後病院へ経過観察に行きましたが、経過は良好でした。その後は以下の通りです。
    6月14日、術後1ヶ月の検診 傷口は順調に回復しているとのこと。
    7月12日、術後2ヶ月の検診 細胞診を行う。
    8月23日、前回の細胞診の結果、「クラスⅡ」とのこと。再度細胞診を行う。
    9月6日、前回の細胞診の結果、「クラスⅠ」。正常な細胞に戻りましたと告げられる。
    以上が、私が高度異型成を治癒するまでの記録です。

    この経験を通して感じたことは、やはり早期発見の大切さ、検診の大切さです。自覚症状が全く無いため、検診を受けない限り早期発見はできません。怖がらずに、もしよくない結果だったとしても、今発見できてよかった!と思えば前向きに治療に臨めます。
    さらに、私は運がいいことに病院での治療もスムーズにいき、高度異型成の発見から1ヶ月で手術、発見から5ヶ月で治癒に至りました。主治医や支えてくれた家族にとても感謝しています。
    そんな中でも、やはり病気を前向きに考えられたことも良かったと思います。絶対に治ると自己暗示することで、日常生活の中であまり病気のことを考えなくなり、気持ちが多少楽になります。私は今回の経験を家族と2人の友人以外誰にも話していません。ネットで他のサイトを見る限り、性交渉の人数が多い、性交渉の年齢が若い人ほどかかりやすいなど、あまり良くない印象を受けるような書かれ方をされていて悲しい気持ちになります。もし自分の体験談を話して偏見をもたれたらどうしようと、話すことをためらっていました。でも、検診の必要性をもっともっとたくさんの人に知ってもらいたいし、自分の体は自分で守ってもらいたいので、身近な人に機会があれば少しずつですが話してみようと思うようになりました。
    このブログで体験記を書いてくださったみなさんや、主治医や家族など、たくさんの人にお世話になった分、少しでも誰かの役に立てればと思います。
    今、子宮頸がんで悩んでいる方々に、私の体験記が少しでもお役に立てることを願っています。

    ▽管理人@sarryより
    レーザー蒸散術の貴重な体験談をお寄せ頂き、ありがとうございます。高度異型成発覚から治癒までの流れがシンプルに書かれていて、とても読みやすく多くの方の参考になると思います。
    偏見があるのは残念な事ですが、こうしてネット上で多くの方のお役に立てれば幸いだと思います。その後のご報告もいただけるとありがたいです。

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  • HPV高リスク型感染、軽度異形成を免疫力UPの生活を送ることで自然治癒されたRさんの体験談

    @sarryさん はじめまして。私はRと言います。異形成になり、@sarryさんのサイトを拝見させていただいて大変助けられた者です。ありがとうございました。
    少しでも恩返しができればと思い、異形成の体験談(3aから1へ自然治癒)を書いてみました。

    私は2008年の8月に初めて子宮頸がん検査(細胞診)を受けました。当時31歳。ある日、陰部に飛び出たホクロがあるのが何だか気になって、それまで一度も行ったことのなかった婦人科へ思い切って行ったことがきっかけです。
    結果ホクロは何でもなかったのですが、先生に性交経験があるのだったら市で補助金がでるから子宮頸がん検診を受けた方がいいとすすめられました。
    結果はクラス1で異常なし。ただ、この時の検診で子宮筋腫が見つかって、筋腫の経過を1年に一回は見たほうがいいということに。

    2009年の8月に筋腫の検診にあわせて子宮頸がん検診(細胞診)を再び受けました。郵送で来た結果通知には「LSIL(3a)、三ヵ月後との検診が必要です。説明を聞きに来て下さい」との記載が。
    最初何のことか分からず、ただひたすらインターネットで調べまくり、こちらのサイトも隅々まで読ませていただきました。
    恥ずかしながら、検診にひっかかって初めて子宮頸がんという病気がどんなものなのかを知りました。
    この歳になるまでHPVというものが原因だったなんて全く知らなくて、本当にショックを受けました。知らなかったこと、知ろうとしなかった事を悔やみました。1年前はクラス1だったのに・・・。

    2009年の9月、しっかりと勉強した上で病院へ説明を聞きに行きました。私は「3ヵ月後の検診なんて心配なので、精密検査を受けたい」と申し出ましたが、先生には「必要ない」と言われてしまいました。
    ただ、不安がぬぐいきれないのでHPVの検査(ハイリスク群が陽性か陰性かを見るもの)だけはお願いしてやってもらいました。
    結果、HPVハイリスク陽性。細胞診LSIL(3a)という結果から、予想はしていたもののやはりショックでした。

    2009年の10月、HPVハイリスク陽性との結果から、組織診をやってもらえることになりました。痛いという噂を聞いていたのですが、全然痛くなかったです。出血もすぐ止まりました。結果、子宮頸部軽度異形成。

    なってしまったものは仕方がないので、とにかく免疫力を上げるよう努力しました。
    ・睡眠不足にならないよう努力する。
    ・ストレスをためないように残業は最小限に。
    ・お風呂はシャワーだけではなく毎日きちんと湯船に浸かる。(体温が上がると免疫力が上がり、がん細胞が死滅していくらしいので、お風呂で体温を上げる癖をつけると良いようです。いつかのテレビ番組で見ました。)
    ・@sarryさんが紹介されていた葉酸と青汁も取り寄せて毎日摂取。
    ・あわせて豆乳も毎日飲みました。

    2010年1月末に三度目の子宮頸がん検診(細胞診)に。結果、クラス1陰性。
    ただ、やはりHPVが排出できているかどうかは分からないので、次回は6ヵ月後に検査に来るよう指示がありました。そこでまたクラス1だったら次回からは1年ごとの検診になるそうです。
    油断はできないので、これからも免疫力を上げる努力をしていきたいと思います。

    選んだ病院は、病院検索のサイトで口コミを見て産婦人科専門病院を選びました。細胞診、組織診ともに同じ病院内ででき、かつ先生も同じ人を指名できるので安心感がありました。

    今回の件で、検診を受けることの大切さを実感しました。生活習慣を見直すきっかけにもなりました。私もそうでしたが、私の周りには30代なのに一度も婦人科にかかったことのない人が結構います。身を持って体験したことを親しい人には伝え、婦人科検診を受けるようすすめています。
    思い切って一度受けてしまえば二回目からは結構平気ですし、行きつけの婦人科があるということで、安心して生活できるようになりました。

    管理人@sarryより
    異形成自然治癒の貴重な体験談をお寄せ頂きありがとうございます。免疫力UPの為にどんな工夫をされたのか細かく記載されているので読む方の参考になりやすいと思います。
    今後もお互い免疫力UPを心がけて充実した日々を送りつつ、まだ婦人科検診を受けたことの無い方への推奨を働きかけていけたらと思います。その後のご報告もお待ちしています。

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  • 細胞診結果3、免疫力UPの生活を心掛け、その後の精密検査で正常だったQさんの体験談

    今回、中等度異形成が自然治癒し経過観察になりました。こちらのサイトには本当に本当に助けられました。
    自然治癒された皆さんはなかなか書き込まないと思いますので、私のような方の不安を少しでも取り除くことができればと思いメールさせていただきました。

    昨年12月、会社の検診で再検査の通知。子宮頸がんの再検査 受診して下さい としか記載がなく、最悪の事態を考え(しかも土曜日にうけとる)眠れぬ週末を過ごしました。
    そんな中でも幸運にも!土曜の夜にはこちらのサイトにたどり着き、とりあえずは自分のクラスをしることだ!と前向きにとらえるようにしました。
    月曜日、診断はクラスⅢ。年末をはさむので、コルボ診察、組織検査は年明けの4日に決まりました。

    そこで、こちらのサイトくまなく読み込み、キューサイのはちみつ青汁を早速とりよせ、朝晩2杯飲み始めました。
    また、不安定な心を落ち着かせようと、今、この段階でみつかってありがたい。むしろ、よかった、ラッキーだったんだと思うようにしていました。
    ちなみに嵐のDVDも大活躍しました。
    夫や10歳の息子にも説明し、みんなで協力して家事を分担してくれることになり、母はお姫様待遇でうれしい年末を過ごしました。

    組織検査は4箇所採取し、その折についでにエコー検査もしていただき子宮内膜症があることを指摘されました。
    じつは下腹部痛があり、がんが転移してるのでは。。などとよぎったりもしていましたが、内膜症のせいでした。
    せっかく婦人科にきたのだから、この際気になる症状はすべて解明してこよう!とこちらのサイトのおかげで前向きに検査も受けられました。
    今日、再検査結果がでました。クラス2。すこし炎症があるようでした。が、異形成自体ありませんでした。思わず、へっ?と聞き返してしまいました。

    3ヵ月後に細胞診をして経過をみますが、とりあえず今の状況をおつたえしたくて。これからも、前向きに。
    たとえまたクラス3になったとしても、受けてたとうじゃないの!と思っております。管理人様、本当に感謝しております。
    お忙しいとは思いますが、どうぞ体にきをつけてお過ごしくださいね。お子様の健やかな成長を心よりお祈りしております。

    管理人@sarryより
    細胞診結果3などで再検査になり、不安を抱えて当サイトへ辿り着く方も多くいらっしゃいます。でも、細胞診結果3aの中には、炎症があることで分類されることも珍しくありません。異形成防止・自然治癒の為にも免疫力UPは重要ですね!その後のご報告もお待ちしています。

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  • 子宮頸部上皮内癌で円錐切除術後、1ヶ月で自然妊娠し、現在出産を控えているPさんの体験談

    2008年11月に子宮頸部の上皮内癌が見つかり2009年2月に円錐切除手術、その後4月に妊娠が判明し現在妊娠5か月、定期的に細胞診を受けながら妊娠を継続している者です。

    昨年11月に受けた市の検診で「クラス5、要精検」の結果を聞いた時は目の前が真っ暗になりました。

    29歳の時から乳癌、子宮癌の検診は毎年欠かさず受けてきていた私(その時33歳でした)。

    一年前の検診では(口頭で結果を聞いただけでしたが)「異常なし」だったのにどうして?とやるせない気持ちでいっぱいでした。(ちなみに毎年違う病院で検診を受けており、2006年度の検診の結果は記録が手元に残っていましたが頚、体ともクラス2でした)

    検診を受けた病院の先生に紹介状を書いていただき、県立癌センターに電話を入れましたが予約が取れたのは約1か月後。

    がんセンターに行けるまでの1か月間はこうしてる間にも癌がどんどん進んでいるのではないかという恐怖、毎年検診を受けていたのにどうしてという悔しさ、娘もまだ小さいのにこの子が中学生になるまで生きられるのか等、不安に押しつぶされそうな毎日でした。

    職場では冗談に出てくる「癌」「死」などの言葉に引きつりながらも笑うしかなく・・・。
    いざ病気になると自分がどれだけ無神経だったかを気づかされますね。

    そして12月下旬、癌センターで細胞診、組織診。組織診はとても痛いと聞いていたのですが先生が上手だったのか、そこまでではありませんでした。(ただ検査から30分後位にどぼっと大量出血があり、ナプキンをしてくれば良かったと後悔)

    先生からは「見た目では癌とはわからないが、明らかに正常でない細胞はある」との事。入院と骨盤MRI検査の予約をして帰りました。

    そして年があけて1月中旬に再診。細胞診の結果はクラス4、組織診で上皮内癌ではないかという事、治療法としては円錐切除手術をして病理組織検査、結果が上皮内癌以上であればまた違う治療法を考えようとの事でした。

    11月に検診の結果を聞いた時、「初期癌を超えて浸潤している可能性が高い」と言われていたので天にものぼる気持ちでした。

    そしてずっと聞きたかった事「なぜ毎年検査していたのに異形成の段階で見つからなかったのか」質問してみました。先生は「たまたまひっかからなかったのか・・・でも上皮内癌で見つかったのであれば検診を受けてたのは損ではないですよ」とおっしゃっていました。

    その日は手術の為の検査の予約と血液検査、心電図の検査をして帰りました。

    約20日後再診して超音波検査と肺機能の検査。血液検査の結果も聞きましたが腫瘍マーカーの値などからも上皮内癌でほぼ間違いないだろうとの事、あとは手術の日が来るのを待つだけだねと言われました。

    手術は全身麻酔でレーザーメスでの円錐切除でした。

    術後麻酔が切れると下腹部に耐えられない痛みがありましたが痛み止めの薬でおさまりました。

    2泊3日で退院、出血は術後から無かったのが退院して3日ほどたつと少しずつ出るようになり1か月ほど続きました。(おりものに血が混じっている感じ)退院から約20日後に術後の傷のチェックがあり、1か月後の3月中旬に病理結果を聞きに再診しました。

    採った部分からは何箇所か上皮内癌が見つかったそうです。

    そして断面すれすれに陽性の部分があり、まだ癌が残っている(取りきれてない)可能性もあると言われました。

    レーザーで焼きながら切ったため、少し上なら残っていても焼けて無くなってるかもしれないがもっと上にあれば残ってしまっていると。正直「まだ!?」という気持ちでした。

    手術した医師は、初診から担当してくれた先生ではなく外来を持たない若い先生でしたが、その先生いわく「この先妊娠の希望がある人なので短めに切った。その場合こういった(取り残しの)ケースも多い」との事でした。

    確かに手術前同じ先生に「第二子の希望はありますか?」と聞かれましたがその時はそれどころじゃなく癌を取り除いて欲しい気持ちでいっぱいでしたので「どうしても欲しいわけではありません」と答えたのですが・・・。

    「二人目が欲しいなら早く作って欲しいんです。上皮内癌でとどまっている間に」と少しきつい口調で言われちょっとショックでした。

    私が二人目妊娠についてはっきりしないから癌を取りきることができなかったのかと・・・。しかもその先生は4月から違う病院に異動されるそうでなんだか見放されたような気分になってしまいました。

    術後3ヶ月たたないと正常な結果が出ないとの事でその日は内診だけしてもらい、2ヶ月後の5月に細胞診をすることになりました。二人目についてですが癌が見つかる前までは、「産めたらラッキーだけど、多分このまま終わるんだろうな」という気持ちでした。

    第1子を産んでから夫婦に色々トラブルもあり、なんだかんだしてるうちに子供も小学生になり落ち着いてしまっていたもので正直考えていませんでした。ただ、癌が見つかる4か月前に母が急死したこともあり、母は4人の子を育てたのに私はこれでいいのかと考えたり、癌の進行度合いがまだわからない時、子宮を取ったらもう出産はできないのかと考えると複雑な気持ちになったり。

    何年かぶりに「二人目」について考える機会となりました。

    そして4月始めに妊娠がわかり、本当に驚きました。変な言い方ですが奇跡的な確率でした。嬉しさの反面「まだ癌が残ってるかもしれないのに」と不安もありましたがまさに自分達のまいたタネですし、癌が取りきれてる可能性が無くも無いのだからと・・・。

    癌センターに電話をしてその旨報告すると、まずは産科を受診してから予約どおりに5月に来て下さいとの事でした。近所の総合病院の産科で事情を話すと細胞診をして下さり、その結果はクラス3、擬陽性でした。

    産科の先生は「(進行期の)1aまでなら出産まで待てる」とおっしゃっていました。
    その後5月にがんセンターで術後3か月目の細胞診。結果は2でした。

    新しく担当になられた先生に「次の細胞診は出産後にしましょうか」と言われましたが心配なので8月にまた検査してもらうことにしました。

    産科の方でも6月に再度細胞診、結果はクラス2でした。

    こちらの先生は「前に3って出てるから妊娠8か月くらいになったらもう一度検査しよう」とおっしゃってくれました。円錐切除しているので早産のリスクは高いと言われましたが今の所腹痛や出血もなく、縛る処置もしていません。

    当たり前ですが一年前の今頃は自分が癌になるなんてことも、その後に二人目を妊娠することも全く想像していませんでした。術後1か月で妊娠してしまうなんて軽率でしたが母からの贈り物だと思い、出産にも病気にも向かっていかなければと思っています。長文読んでいただきありがとうございました。

    最後に・・・最近、検診を推進する運動が広がっているのはとても良いことですが私のようなケースもあるので半年に1回くらいのペースで受けた方が良いのではないかと思ったりします。
    こちらはとても力になるサイトだと思います。管理人さんこれからもよろしくお願いします。

    管理人@sarry:円錐切除術後の自然妊娠の体験談は多くの女性の励みになると思います。貴重な体験談をお寄せ下さいましてありがとうございます。
    管理人@sarryも2009年現在自然妊娠を継続中ですが、子宮頚管を縛る処置等一切行っておらず、順調に妊娠生活を送っています。お互い、母子共に無事の出産を願っています!(→管理人@sarryは2009年10月に無事、元気な男の子を出産しました。出産の様子は『円錐切除術後の出産体験記』、育児の様子は『夫婦2人で お気楽子育て。目指せ、子供3人!只今1人目育ててます♪』でお届けしています)その後のご報告もお待ちしています。

    「みんなの子宮頸部異形成・子宮頸がん体験談」の記事一覧へ

     

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