投稿者: 管理人sarry

  • 子宮頸部異形成「検査の種類と分類」結果表の見方

    子宮がん検査=細胞診

    会社の健康診断や一斉に行われる「子宮がん検診」の多くは、「子宮頸部細胞診」です。

    子宮体がんは閉経後に起きることがほとんどの為、50歳くらいまでの女性に積極的に行われるのは子宮頸がん検診の細胞診。子宮頸がんに罹患(りかん)する女性は20代・30代を中心に、働き盛りで妊娠や育児中の女性に多く発生しています。日本人女性の死亡率上位に入るほどです。

    私が「子宮がん検査(子宮頸部細胞診)」を初めて受けたのは、26歳のときでした。

    低容量ピルを服用していたことで、半年に一度の子宮がん検査が必要だったから、という理由でしたが、その1回目の子宮がん検査で私は「擬陽性(ぎようせい)」という告知を受けました。

    (子宮体癌の検査を受けたい場合は、「子宮がん検査」と言わずに、婦人科で「子宮体がん検査」と申し出ましょう)

    子宮頸部 細胞診(しきゅうけいぶ さいぼうしん)とは

    [memo title=”子宮頸部細胞診とは”]「子宮頸がん(しきゅうけいがん)」の発生しやすい部分(子宮頸部粘膜の扁平上皮領域と、円錐上皮領域の境界面)を、綿棒やヘラ、ブラシなどで軽くこすって細胞摂取して、顕微鏡で調べる検査[/memo]

    細胞診は一瞬で済み、痛みは全くありません。子宮頸部は痛みを感じにくい部分だからです。

    「がん」細胞は正常細胞とは異なる形をしているので、かなり正確に「がん」の危険性をみることができます。短時間で済み痛みもないことから集団検診のスクリーニング検査はこの細胞診を取り入れています。

    細胞診は最終診断ではなく、あくまでスクリーニング(仕分け)の検査法ですが、細胞診と子宮頸部組織診の一致率は約95%とほぼリンクしています。

    子宮頸がんの発生個所は子宮頸部のここ、とほぼ分かっていますが、検診時のスクリーニング検査の場合、医師が手探りで膣内から採取するために、ごく稀ではあるものの、すぐそばにある異形成や子宮頸がんの細胞にヒットさせることができないケースもあります。

    管理人@sarryも経験しましたが、可能であれば、婦人科での細胞診検査を受ける際には、「コルポ診」を併用した細胞診を受けることをおすすめします。

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    子宮頸部細胞診の結果分類について

    「細胞診」で最終診断することはできないので、細胞診の結果は病名ではなく「クラス1から5」までで表します。

    • クラス1・・(陰性)正常
    • クラス2・・(陰性)炎症などの影響を受けて少し変化した細胞があるが、正常
    • クラス3/LSIL・・(擬陽性)軽度から中等度の異形成を疑う
    • クラス3b/as-cus(アスカス)・・(擬陽性)高度の異形成を疑う
    • クラス4・・(陽性)早期がん、0期のがん細胞を疑う
    • クラス5・・(陽性)1a期以上のがん細胞を疑う

    [alert title=”注意”]上記は、「細胞診」の結果分類です。子宮頸がんの分類ではありませんので、混同しないようにしてください[/alert]

    「細胞診」クラス1、2以外は、「~を疑う」という表現になっているように、細胞診結果「クラス3b」=高度異形成とは限りません。

    各分類の説明はあくまで「~を疑う、想定する」ものです。

    本当にそうなのか?は、子宮頸部細胞診より詳しい検査である子宮頸部「組織診」を受けて判断します。

    精密検査(子宮頸部 組織診・コルポ診)

    細胞診で異常があった場合(クラス3a・3b・4・5)、精密検査が必要で「コルポ診」検査と「組織診」検査を行います。

    [memo title=”コルポ診と組織診とは”]異形細胞・悪性細胞は肉眼では診断できないのでコルポスコープという拡大鏡で8~40倍に拡大し(コルポ診)、疑わしい部分の組織を採取し(組織診)、標本を作って顕微鏡で診断する方法[/memo]

    子宮頸部の疑わしい部分を酢酸を塗布すると病巣が白く染まりはっきりとわかるので、狙いを定めて米粒程の組織を採取します。痛みは殆どなく、出血も間もなく止まります。

    細胞診、コルポ診、組織診は通常の外来受診で行えます。

     

    子宮頸部組織診の結果分類について

    正常・軽度異形成・中等度異形成・高度異形成・上皮内癌・浸潤癌

    軽度異形成~高度異形成・上皮内癌(0期/初期癌)の治療については、『異形成~治療・手術の種類~子宮頸部異形成のあれこれ』をお読みください。

    子宮頚癌(上皮内癌~浸潤癌)の治療等については、『「子宮頸がんとは」子宮頸部異形成のあれこれ』をお読みください。

     

    治療を兼ねた病理検査「円錐切除術」

    また、さらに詳しく調べる場合に、子宮頸部を円錐状に切り取って組織を詳しく検査する「円錐切除術」を行うこともあります。

    「円錐切除術」は治療も兼ねており、検査の結果「がん」や異形成が切り取れていれば治療も終了ということになります。

    「円錐切除術」を行う場合は入院が必要で、病院や使用する器具によって日帰り~1週間程度と日数も異なります。

    高度異形成の場合、一部に上皮内癌(上皮内がん)が隠れている場合もあるので様子を見て円錐切除で検査・治療することも広く行われています。

     

    子宮頸がん自動判定システムとは

    2008年1月23日の日経産業新聞に子宮頚癌判定の新しいシステムについて掲載されていたのでご紹介します。

    子宮頸がん自動判定システム

    「子宮頸がん自動判定レーザー」で1時間50人「疑い」選別高精度

    医療検査機器大手のシスメックスは、日本で20-30代の女性を中心に増えている「子宮頸がん」を自動的に判定するシステムを開発した。レーザー光で細胞の核の大きさなどを測り、がんかどうか瞬時に判定する。

    一時間で50人分に対応でき、医師による顕微鏡検査に比べて検査効率を飛躍的に高められる。原理的にはほかのがんの判定にも応用が可能で、用途拡大を検討している。

    システムは前処理装置と判定装置の二台で構成。これまでの医師による検査法と同様に、子宮の入り口近くを医療用の綿棒でこすって採取した組織を使って判定する。

    採取した組織は前処理装置にセット。数百個以上の細胞が固まっている組織を複数の試薬と反応させ、細胞を一つ一つバラバラにする。

    さらに核に含まれるDNA(デオキシリボ核酸)を染色する。

    その後判定装置に移し、内部で細胞を一つずつ落下させ、レーザー光を照射して核の状態を調べる。

    がん細胞は増殖力が旺盛なので遺伝情報を記録しているDNAの量が多く、核は正常な細胞より大きく、染色の度合いも強いという。

    核の大きさと染色度合いの二つの指標をもとに、がん細胞かどうか判定する。

    同社は被験者の同意を得て五百人近くの組織を集め、これらの装置で、がんの疑いが強い人を精度良く選別できることを確認した。前処理と計測の二役をこなす新型装置を開発したうえで、三月から日欧で一万人規模の実証試験を実施する。

    専門の医師による顕微鏡検査は、日本で年千二百万件、世界で同一億五千万件が実施されている。

    患者数の増加により、先進国でも発展途上国でも自動検査法に対する需要は高まっている。

    同社は当面、顕微鏡検査に先駆けたスクリーニング検査の手法として普及させ、実績を積み重ねたうえで将来は確定診断の新手法として当局の認可を得たい考え。

    子宮頸がんは体の深部のがんと異なり、がんと疑われる組織を比較的簡単に採取できる。

    がんの原因ウイルスの有無を調べる遺伝子検査法も実案化されているが、ウイルス保有者の約95%はがんを発症しないため、がんかどうかの判定には使いにくかった。

    このためがんを早期に精度良く発見できる手法の開発が求められていた。

    より精度の高い判別システムが導入される日が待ち遠しいですね。

    \その他の「異形成に関する記事」はこちら/

    「子宮頸部異形成について」記事一覧を見る>>

    [say name=”管理人@sarry(さりぃ)” img=”https://indivi.net/wp-content/uploads/2018/05/iconsmall-1.png”]上記記事を読んでも分からないことがあれば、異形成 専用掲示板 でお尋ねください[/say]

     

  • 子宮頸部異形成「治療と手術の種類」

    子宮頸部異形成の治療・手術について

    「異形成」は「がん」ではないので、急いで治療を行うことは少なく、経過や状態、感染しているHPV(ヒトパピローマウイルス)型などをみて総合的に判断されます。

    軽度異形成の治療

    子宮頸部「軽度異形成」は90~95%程度が自然治癒するため、治療は行いません。

    2~3ヶ月に一度、細胞診(又はコルポ診、組織診)を行いながら経過を診るのが通常です。

    [kanren id=”243″]

    参考:異形成で受ける検査の種類

     

    異形成は、免疫力・抵抗力を高めることでHPVを自然排除し、その結果、異形成も治る=自然治癒 することが知られています。

    むやみに不安に陥らずに規則正しい生活や無喫煙、適度な運動、バランスの良い食事、そしてストレスをなるべく溜めずに解消できる生活環境を整えつつ定期検査を受けることが大切です。

    [kanren id=”171″]

    参考:異形成の自然治癒を目指す!免疫力を上げるための暮らし方

    中等度異形成の治療

    中等度異形成の場合は、軽度・高度、どちら寄りの異形成なのか?や、感染しているヒトパピローマウイルス(HPV)型、これまでの経過や状態を考慮して判断されます。

    多くは軽度異形成同様に経過を診て、必要ならば治療を行います。

    高度異形成・子宮頸がん0期の治療法

    「高度異形成」の場合、上皮内がん(0期の子宮頚がん)を含んでいることもあるので予防(治療)や病理診断のために手術を勧められることがあります。

    高度異形成、子宮頚癌0期では子宮摘出は不必要で、将来妊娠・出産を行うことができます。従って早期発見がとても大切。

    又、子宮頚がん1a期までは、将来出産を望む場合や子宮温存したい場合に子宮を残す事が可能ですが、検査結果データ内容や医師の判断により残せない場合もあるようです。

    (詳しくは『子宮頸がんについて』をお読みください)

    子宮頸部高度異形成からは、治療を行う場合もあります。治療法は、その病院の設備や患者の経過や病状、医師の技量などにより選択されます。

    納得いく治療法を勧められた場合、他の病院をセカンドオピニオンしてみることもおすすめ。

    参考:セカンドオピニオン、転院で気を付けること

     

    円錐切除術とは:病巣を円錐状に切り取る方法

    円錐切除術

    現在、日本で広く行われている治療法の1つが円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)

    「円錐切除術」とは、精密検査(コルポ診、組織診)で見つかった子宮頸部の異常部分を円錐状に切除する方法です。

    高度異形成や頸がんの初期(0期、上皮内がん)で病変が浅い場合や、1a1期の初期がんで子宮温存を希望される場合に適応となります。メス、電気メス、レーザーメス等、使用する器具により日帰り~1週間程度と、入院日数に差があります。

    従来のように膣からメスを使用する方法もありますが、現在ではレーザーや高周波の電気メスで円錐切除を行う病院も多くなっています。

    高熱で凝固しながら組織を焼き切るので出血も少なく、麻酔を使用して行います。
    日帰りや、1~2泊で退院できます。
    費用も安く済み、通常妊娠・出産も問題なくできます。

    円錐切除術、妊娠出産へのリスク

    子宮頸部(しきゅうけいぶ)は子宮の入り口にあり、妊娠時には胎児が落ちてしまわないように守っています。

    「円錐切除術」を受けると、子宮頸部が通常より短くなるので、妊娠した際に胎児を守りきれず流産の確率が上がる、とよく耳にします。

    この件について、私が手術をお願いした主治医に確認してみました。

    婦人科医:「産科の先生は何も知らないからねー。どの程度切除するのかも知らずに、子宮頸部全部を切り取る手術だと思っている産科の医師が多いですよ。」

    切除するのは一部ですし、しばらくすれば元に戻る程度だそうです。もともと子宮頸部が短い人もいるので、こちらから言わなければ気が付かない産科医師が多いそうです。

    妊娠中に子宮頚管をしばる処置は必要?

    円錐切除術を受けた後に妊娠された女性が、別の産科で円錐切除術を受けたことを告げたがために、子宮頸部を縛って胎児が落ちないように子宮頚管をしばる処置を行いました。

    しかし、悲しいことに・・その影響(胎児にかかるストレスなど)で、逆に流産してしまわれたそうです。

    私の主治医は、「年間120例程円錐切除術を行うが、その後妊娠して流産された女性は彼女1人だ」と仰っていました。もちろん主治医への報告がない場合は分かりませんが、通常、術後も定期的な検査を受けるのだから全体数が少ないわけではないと思います。

    このことが影響しているのかは分かりませんが「もし妊娠したらその辺をきちんと理解している産科医を紹介します」と言っていました。

    【追記:2010/10/22】
    当サイト管理人@sarryは、円錐切除術による高度異型成治療から3年後の、2009年2月に自然妊娠が判明し、ごく普通の妊娠生活を送り、同年10月に自然分娩で第一子を出産しました。その後、第二子も自然妊娠+自然分娩で出産しています。

    妊娠発覚~出産までの様子を『円錐切除術後の妊娠と出産』にまとめましたので、円錐切除術後の自然妊娠~出産の1つの例として、多くの方の支えになれると幸いです。

    異形成の手術後の性交渉はいつからできる?

    異形成の治療・手術を受けた場合は治療法にもよりますが、円錐切除術の場合、傷口が開かないために術後1ヶ月程度は性交渉は禁止です。

    【体験談】円錐切除術後の初エッチ

    円錐切除術を受けた女性が経験者に聞いてみたいと思っているであろう、術後の初エッチについて記載しておきます。

    円錐切除術後1ヶ月から性交渉を行えるそうです。

    私も主治医に確認するのを忘れていたのですが、「いつ妊娠しても良いですよ」と主治医に言われたので、イコール性交渉OKなんだな、と理解しました。他の経験者様サイトを拝見しても1ヶ月後~という情報が多いですね。

    出血(といっても術後1週間からはナプキンにちょっと付く程度。術後1週間は生理2日目が最大量だとすると半分くらいの量でした)が止まったこともあり、円錐切除術から5週間後におそるおそる性交渉を行いました。

    が、性交渉後に出血し(鮮血)、また1週間程出血が少量続きました。

    術後初エッチからさらに2週間後からは普通に性交渉を持っても出血することはありませんでしたが、この時期くらいまで右側下腹部の引きつり感のような違和感はありました。

    *引きつり感はその後消えました。

    この辺は、傷口の治り方など個人差もあることなので、主治医の許可を取ってからの方が安心です!

    円錐切除術の副作用:濡れにくくなる?

    もちろん術後しばらくは怖いですよね・・、、HPV再感染も怖いですが、そもそもsexが怖くなることも。。これはもう気持ちが落ち着くまで待ってもらうしかありません。ローションやゼリーを使うのも有効。

    その他、円錐切除術に関する質問は別ページに詳しくまとめています。

    参考:よくある質問「異形成の治療 円錐切除術について」

    レーザー治療(レーザー蒸散術)

    レーザー光線を用いて病変部を焼き、蒸散する方法です。

    レーザー治療の場合、病変がコルポスコープ拡大鏡で見える場所にある場合に限ります。見えない部分の病変には適応できません。

    また、術後の病理検査の為の組織が残らないので術後診断ができません。

    LEEP法(ループほう)

    ループ状の細い電気伝導性ワイヤーを用いて子宮頸部の病変領域(異形成やがん)を取り去る治療法。

    通常、部分麻酔下でコルポスコピー補助のもとに行います。副障害として、術中術後の大量出血が1~4%の患者で起きることが報告されています。

    LEEP法の効果は、91~98%で病変が消失すると報告されています。

    LEEP法は簡便な外科手術ですが、病理診断のための組織を摘出できるので組織診断によって病変の残存の有無や潜在する浸潤の有無を検出することが可能で優れているとされています。

    高周波療法(こうしゅうはりょうほう)

    高周波を用いて電磁波の熱で、がん細胞(異型細胞)を殺します。

    光線力学的療法(PDT)治療

    行っている病院は日本全国でもあまり多くないようですが、体にメスを入れることなく行える治療法の1つです。

    癌細胞に多く集まり、レーザー光に反応する性質を持つ薬(フォトフリン)を静脈に注射しレーザー光を照射することによって薬を取り込んだ癌細胞(異型細胞)を死滅させます。

    体にメスを入れることなく麻酔の必要もない治療法ですが、治療後の生活への負担が大きいのがデメリットです。

    治療の際に使用する薬(フォトフリン)の副作用で日光過敏の症状が起きるため遮光生活が必須となり、治療直後の真っ暗な状態から徐々に照度を上げていくために約3週間の入院が必要です。

    又、退院後も当分の間(~半年程度)は光を避ける生活になります

    凍結療法(とうけつりょうほう)

    がん細胞(異型細胞)を凍らせて殺します。

    凍結療法は子宮頸部をCO2やN20などの液体冷却剤(液体窒素)で凍結することにより子宮頸部異形成病巣を破壊する治療法。

    麻酔が不要で、費用負担も少なく外来で処置可能な療法です。

    専用器具(お椀のようなもの)で病変を完全に覆うように子宮頸部に接触させ、4~5mmの凍結層を形成させます。凍結時間は3分間を1回に行う方法と、3分間を2回計6分間行うやり方があります。

    凍結療法による合併症は少なく、その効果として86~95%で病変が消失すると報告されています。

    凍結療法の欠点は、組織を直接破壊するため組織検体の採取が不可能で、残存病変の有無(病変が残っていないか?)や浸潤病変が潜在していないかなどをすぐには判定できないことです。

    海外では広く行われているようですが、日本ではまだあまり行われていないようです。

    どの治療法を選択するか?

    2008年に、日本で広く行われているのは円錐切除術、レーザー蒸散術、LEEP法などです。2019年も変わっていません。

    円錐切除術の場合、通常のメスで行うのか?レーザー・電気メスを使用するのか?などで術後の出血量や傷口がくっつく時間の長短に差があるために入院日数が日帰り~1・2週間とかなり違いがあります。

    治療を勧められた場合に医師が説明してくれる方法はもちろん個人の状態も考慮されますが、多くの場合その病院で受けることができる治療法のことがあります。

    「当院ではこの治療法を行いますが他にはこういう治療法もあります。」と治療法全てを説明してくれる医師は少ないかもしれません。

    従って、1人の医師の言葉だけではなく個人で情報収集などを行い、他にどんな治療法があるのか?各治療法のメリット・デメリットやあなたの状態を考慮して納得いく治療法を選択して欲しいと思います。

     

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  • ヒトパピローマウイルス(HPV)とは?異形成や子宮頸がん、尖圭コンジローマの原因菌

    HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)とは?子宮頸がんや異形成の原因菌

    1970年代後半、子宮頸がんの組織中にヒトパピローマウイルス(HPV)の遺伝子が見つかったという検査結果から、ヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頸がんを引き起こす犯人ではないかと研究され始めました。

    子宮頚がんや異形成の組織中に見つかるのは、「ある特定の型」のヒトパピローマウイルス(HPV)が多いということが判明。

    子宮頸がんや異形成を引き起こす「高リスク型(High risk type)」と、がんの元にはならないもののイボを作る「低リスク型(Low risk type)」とに分類されています。

    ヒトパピローマウイルス(HPV)は、2007年9月現在分かっているだけで300以上のHPV遺伝子型(タイプ)があり、子宮頸がんの原因に関連しているのは、数種類の「高リスク型」

    しかし、高リスク型に感染しても全員が発がんするのではなく、免疫力の低下や、喫煙などの要因が引き金となり、HPVの長期感染が続き、異形成へと進行、子宮頸がんになることが分かっています。

    低リスク型HPVは、「尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)」という治療可能なイボを作ります。

    HPVは性交渉があれば誰でも感染するありふれたウイルス

    HPV(Human Papilloma Virus:ヒトパピローマウイルス)は、とてもありふれたウイルス。

    性交渉の経験がある女性の80%程度は、一生のうちに一度はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染するといわれています。

    子宮頸がんは扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん)と腺がん(せんがん)の2つに分けられますが、HPVが関係するのは「扁平上皮がん」

    腺がんについては、原因など詳しいことは分かっていません。当ブログ「リンクページ」に、腺がん体験記などへの紹介リンクがありますので、腺がんの人は訪れてみてください。

    ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染するとどうなるのか?

    ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉で感染するSTD(性感染症)です。

    HPVは子宮頸がんや異形成を引き起こす原因の1つですが、感染しただけで子宮頸がんになるわけではありません。

    感染したHPVの殆どは子宮頸部の表面細胞に付いただけで、しばらくすると免疫力や新陳代謝などで細胞とともに剥げ落ちるからです(7~8ヶ月という報告もある)

    ところが感染部分に小さな傷があったり、免疫力の低下などでヒトパピローマウイルス(HPV)が長期感染すると、細胞深く侵入して定着。細胞の異常分裂を引き起こし異形成や子宮頸がん化へと進行します。

    高リスク型HPV感染例の1~3%が前がん病変(異形成)まで至り、そのうちの25%が子宮頸がんになると言われています。

    これらのデータを合わせて考えると、HPVに感染した女性1万人のうち約3~7人が子宮頸がんを発症する計算になります。

    HPVが感染(潜伏)する場所

    • 外陰部
    • 咽頭
    • 肛門周辺
    • 肛門内
    • 尿道口
    • 子宮頸部
    • 陰茎亀頭部周辺

    以前は肛門を使用した性交渉といえば男性同士の同性愛者が多かったのですが、近年ではごく普通の若い女性にも肛門を使用した性交渉が広がりつつあります。

    HPV感染は子宮頸がんや異形成のみでなく、大腸がんや肛門がん、咽頭がんの原因にもなるので、今後は女性の罹患も増えると予想されます。

    HPVの潜伏期間は?10年を超えることもある

    ヒトパピローマウイルス(HPV)の潜伏期間についてなど、詳しい事は分かっていません。

    最終性交渉から10年以上経て、異形成が発見されることもあるそうです。これはつまり、「最後の性交渉から10年近くHPVが潜伏していた」という意味です。

    日本人にとっての高リスク型HPVと低リスク型HPV

    上記したように、欧米人女性には高リスク型でも日本人女性には低リスク型だったり、その逆だったり、欧米人のデータがそのまま日本人に当てはまるものでも無いようです。

    管理人@sarryの主治医から得た「日本人女性にとってのヒトパピローマウイルス(HPV)高リスク型、低リスク型などについての情報」を掲載しておきます。

    • 低リスク型HPV(心配無し):6、11、42、43、44、53、54、70型
    • リスク型HPV(少しリスクがあるが大したことは無い):35、56、59、61、66、80、82型
    • 高リスク型HPV16、18、31、33、39、51、52、58型

    HPV感染は遊びすぎが原因?経験人数が1人でも感染する可能性はある

    「性交渉の経験がある女性の80%は、一生のうち一度は感染する」

    それくらいありふれた「ヒトパピローマウイルス(HPV)」ですが、性交渉で感染することから陰湿なイメージを持つ方もいるかもしれません。

    相談した友人にヘンな目で見られ避けられるようになったり、恋人に「俺が移したんじゃない!浮気したんだろ!」と言われたり・・・中には「遊んでいる人がなる病気だ」と言われ、傷ついている女性もいます。

    その友人や彼はHPV検査を受けた事があるのでしょうか?

    自分が感染しているかどうかも確かめずに、「私は大丈夫!部外者です」と言える、その自信はどこからくるのでしょう?HPV検査を受けていたら、結果が出るまでの間、不安じゃなかったのかな・・「身近に感染者がいるのだから私も感染しているかも・・・」と不安を感じることはないのでしょうか?せめて検査を受けてから言って欲しいものです。

    誰から移されたか調べたい!HPV感染元探し

    中には、「いつ・誰から感染したか?」ヒトパピローマウイルス(HPV)感染元探しに躍起(やっき)になる人もいるかもしれません。

    ですが、「性交渉の経験がある女性の80%は、一生のうち一度は感染する」くらい有触れたものです。仮に感染元が分かったところで、異形成や子宮頸がんになった事実は変わりません。

    感染元が分かれば異形成や子宮頸がんが治るのであれば、感染元探しの意味はありますが、そんなことはありません。気持ちはとてもよく分かりますが、HPV感染元探しは無意味だと割り切って、体を治す事に専念すべきだと管理人@sarryは思います。

    HPV感染が男性に及ぼすリスク

    現在のところ「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が男性に与える影響についてはよく分かっていませんが、高リスク型HPVが陰茎がん(いんのうがん)や肛門がん、咽頭がんなどを引き起こす原因になることがあるといわれています。

    HPVは、尿道から前立腺内に侵入して留まり、精液の中に混じり排出されている場合があります。

    子宮頸がんの女性のセックスパートナーである男性の性器に何も症状がないにもかかわらず、その男性の精液中に子宮頸がんと同型の高リスク型HPVが高い確率で検出されているとの報告もあります。この場合、HPVが精液からセックスパートナーへ感染する可能性も考えられます。

    男性のHPV感染について思うこと

    上に記載した情報(精液からHPV感染の可能性があるということ)は、”そういう可能性があります”ということであって、必ず精液からも感染するという意味ではありません。HPVに感染している男性の全ての精液からHPVが検出されるという意味でもないと思います。

    「もし自分のパートナーの前立腺内にHPVがいたら・・・」と考えると、子供を作ろうにも不安になりますが、男性にも自己免疫力が備わっていることを思い出してください。

    そして自分も免疫力を低下させないことで、万が一体の中にHPVが入っても自然排除するんだ!と管理人@sarryは考えるようにしています。

    [kanren id=”171″]

    参考:管理人@sarryが免疫力アップのためにやっていること

     

  • HPVワクチン接種の費用と副作用、(再)感染予防について

    HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)の感染予防法

    2019年7月現在、HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)感染を防ぐ方法は3つ。

    1. HPVワクチン接種
    2. コンドームの使用
    3. 男性器を石鹸でよ~く洗う

    それぞれのメリットやデメリット、詳細について記載します。

    1、HPVワクチンの接種

    HPV感染予防で有効なのが、HPVワクチンの接種。
    HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)は、性交渉で感染することが分かっているので、性交渉経験が無いうちにワクチン接種することが重要。

    <2019年7月追記>
    HPVワクチン接種することで、異形成(cin2+)を治療する効果があることが判明しました。詳しくは▼下記に記載。

    HPVワクチン接種でHPV感染症と異形成(CIN2+)を治療できる効果があることが判明 2019.6

    2019年6月、HPVワクチン接種が、異形成の治療にも有効だとの研究結果が発表されました。

    これらの結果から著者らは、HPVワクチン接種プログラムは、接種対象の若い女性のHPV感染症とCIN2+を大きく減らすだけでなく、集団免疫効果で男性を含む母集団全体の肛門性器疣贅を減らす効果が見られた。また、接種対象の年齢を幅広くし、ワクチンカバー率を高めると集団免疫の効果がより早く現れることが示唆されたと結論している。

    引用:日経メディカル Lancet誌から「HPVワクチンは子宮頸部上皮内異形成を減らす」HPV感染率や肛門性器疣贅では集団免疫効果も見られる

    HPVワクチンの接種は、性交渉が未経験のうちに打たなければ意味はないとされてきました。

    が、2019年6月に「異形成の治療にもHPVワクチン接種が有効」だと分かってきました。これが本当ならば、既に感染しているHPVについても効果がある、ということになります。

    HPVワクチン接種は、肛門性器疣贅(尖圭コンジローマ)の予防効果もあり

    上記研究結果から、HPVワクチン接種はHPV感染を予防するだけでなく、異形成の治療、さらには「肛門性器疣贅(尖圭コンジローマ)」の予防にも効果があることが分かりました。

    「HPVワクチンの積極的な接種勧奨の再開を」:日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201907/561661.html?n_cid=nbpnmo_twbn #日経メディカル

    HPVワクチン 日本で推奨再開に向けての動き 2019.7

    2010年から日本でもHPVワクチン接種が開始されました。

    2019年現在、日本でもHPVワクチン接種は行われています。が、当初の期待とは裏腹に、副作用についての報道が多く、国からのHPVワクチン推奨は引き下げられたままの状態。

    HPVワクチンが定期接種になった2010年当初は、約7割がHPVワクチン接種を受けていましたが、日本政府の積極的な接種勧奨が中止・引き下げられたことで、2019年現在のHPVワクチン接種率は1%以下。。

    一方、HPVワクチン開発者のイアン・フレーザーがいるオーストラリアでは、HPV接種が進み、子宮頸がんの撲滅も視野に入るほどの効果が出ています。

    堀江貴文さんもHPVワクチン接種の再開を訴える

    予防医療普及協会顧問の稲葉可奈子氏(関東中央病院[東京都世田谷区]産婦人科)は、「HPVワクチンが諸外国で効果を上げている。特にHPVワクチンの接種に積極的に取り組んできたオーストラリアでは子宮頸癌の撲滅も視野に入ってきている。日本人だけがHPVの感染リスクにさらされる状況にあることを、産婦人科医としてこれ以上見過ごすことはできない」と主張する。

    引用:日経メディカル 産婦人科医とともに堀江貴文氏らが訴え
    「HPVワクチンの積極的な接種勧奨の再開を」

    日本では、副作用の懸念からHPVワクチン推奨は積極的に行われなくなりました。

    副作用はどのワクチン接種にも、起こるリスクはつきもの。オーストラリアの子宮頸がん減少効果をみれば、今後の推奨見直しは近そう。今後も継続して新情報アップします(#^^#)

    【記録】日本のHPVワクチン接種の現状(3)2010.10.22

    「HPVワクチン」が日本でも接種可能になり、当サイトbbsやメールでも「HPVワクチン接種しました」というご報告や体験談が多く寄せられています(寄せて下さった方、ありがとうございます。)

    HPVワクチンを接種すれば全てのHPV型の感染を防げるということではありませんが、欧米の研究では子宮頚癌の70%はHPV16型と18型が原因とみられており(これがそのまま日本人に当てはまる訳ではないかもしれませんが)、HPVワクチンを接種することで子宮頚がんになる女性がかなり減少するのは明らかです。

    しかしながら、他にも子宮頚がんの原因となるHPV型はありますので、HPVワクチンを接種したからといって、一年に一度の婦人科検診を受けなくて良いというものではありません。

    HPVワクチン接種された方も、これから接種される方も、そして接種しない方も、一年に一度の婦人科検診を怠らないようにお勧めします。

    又、2010年10月現在、高額(皆さんのお話を聞いていると15,000円前後~21,000円前後。これを3回接種する)になるHPVワクチン接種について、国と地方自治体で半分ずつ負担し、無料接種できるようになりそうです。

    管理人@sarryもまだ接種していませんし、現時点では、今後も特に受けようとは思っていないのですが、これから思春期を迎えて成長していく女の子たちの事を考えると、家庭の負担無しに全ての女の子がHPV接種できるようになっていくことは、大変望ましいことだと思っています。

    記入日:2010年10月22日

    【記録】日本のHPVワクチン接種の現状(2)2007.12.20

    2007年12月18日の日本経済新聞(夕刊)「夕&Eye」欄に、『子宮頸がん予防ワクチン、承認へ』というタイトルで、日本のHPVワクチンの現状が書かれていました。

    『今回、英系のグラクソスミスクラインと万有製薬が承認を申請したワクチン(16型、18型)は半年間に三度接種すれば体内に抗体ができ、HPVの感染を防ぐ

    (しかし)限界もある。

    日本人は別のハイリスク型HPVに感染している人も比較的多くワクチンで完全に防げるわけではない。ワクチンには感染してしまったHPVを除く効果はない。性交未経験の若い世代に接種することが重要。普及への課題が、約四万円とみられる接種費用負担と親の理解。

    (しかし)日本では議論すら始まっていない。』

    記入日:2007年12月20日

    【記録】日本のHPVワクチン接種の現状(1)2006.10.1

    日本での「子宮頸がんワクチン」は、まだ治験段階で海外と比べても遅れています。

    外国人のデータがそのまま日本人に当てはまるものではないことや、日本人対象としたヒトパピローマウイルス(HPV)のデータ収集時期が海外より遅れていることをみれば何となく想像できる結果ではないでしょうか。

    2006年4月から、製薬会社「グラクソ・スミスクライン」がHPV16型、18型に対するワクチンの治験を開始しており、「万有(ばんゆう)製薬」が6月から、16型、18型と、尖圭コンジローマの原因となる6型、11型の治験を開始しました。

    18歳~26歳の、「ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していない、健康な女性1000人」を対象に行っているそうです。

    記入日:2006年10月1日

    ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン開発者:イアン・フレーザー

    2007年7月15日の朝日新聞「ひと」欄に、「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン開発者」が紹介されていましたのでご紹介します。

    HPVワクチン開発者イアン・フレーザー

    『先日40歳で亡くなった人気女性歌手「ZARD」の坂井泉水さんが患っていた子筥頚がん。

    日本では20~30代の患者が急増し、30代の死亡率は10年で2倍になった。

    世界では年間25万人の女性が亡くなっている。このがんの原因は、ヒトパピローマと呼はれるウイルスだ。

    「感染症なら、ワクチンができるはず」。そう思いついたのが20年ほど前。

    だがこのウイルスを人工的に増やせず、難航した。

    それならばと考えたのが、球状のウイルスの「殻」だけ作り、本物と誤認させて体内に抗体を作らせる方法の利用。

    殻の部品となるたんぱく質を作ってしばらく放っておくと、たんぱく質同士が自発的に集まり、殻を作っていた。

    昨年6月、同僚の娘に自ら第1号ワクチンを接種した。模様は全豪にテレビ中継された。

    「研究が実用化されて人の役に立つ幸運は少ない。感動しました」

    世界保健機関(WHO)の試算によると、このワクチンが全女性に接種されれば、約60年後には子宮頸がんは地球上から無くなるという。

    70カ国で承認されているが、日本はまだ臨床試験の段階だ。

    「検診の受診率が低い日本でも早く使えるようになって欲しい」。先月来日し、訴えた。

    昨年オーストラリアの「今年の人」に選ばれ、英エリザベス女王と晩餐を共にした。

    「弁護士と技術者志望だった息子たちが医師志望になったのがうれしい』

    オーストラリアを始め、既に世界80ヶ国以上では、HPVワクチン接種が開始されています。

    オーストラリアの場合、ワクチン接種費用は12~26歳の女性に無料で行われていますが、男子は自費のため、感染の媒体者になる男子のワクチン接種が少ないといわれています。

    <2019.7追記>
    HPVワクチン接種に積極的だったオーストラリアでは、子宮頸がんは根絶状態。若い女性から性行為対象年齢の男性女性へとHPVワクチン接種対象者を広げることで、HPV感染者が減ったことが高評価されています。

    ワクチンとは

    ワクチン(vaccine)」は、その病原体に感染する前に接種して、感染症の予防に用いる医薬品のこと

    毒性を無くしたか或いは弱めた病原体から作られ、「弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後、感染症にかかりにくくする」という仕組みです。

    例えばインフルエンザワクチンは、インフルエンザ菌によるウイルス感染が原因の病気を予防(もしくは症状を軽く)することができます。

    2、コンドームの使用でHPV感染予防できる?100%は防げない

    HPVワクチン以外にHPV感染を防止する方法として有効なのが、コンドームを使用した性交渉。

    ただ、100%のHPV感染予防はできません。理由は、コンドームで覆われない部位にもHPVは存在するから。

    3、いちばん簡単なHPV感染予防法:石鹸で洗う

    「ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染はありふれたもの」ですが、できれば HPV感染を防ぎたい ですよね。

    特に、異形成や子宮頸がんの治療・自然治癒経験者はHPV再感染を不安に思った経験があると思います。

    ここからは管理人@sarryが主治医に聞いた情報であり、あくまで参考程度に読んで欲しいのですが「ヒトパピローマウイルス(HPV)は石鹸でよく洗うことで排除できる」そうです。

    (詳しくは『術後1年検診~管理人の異形成体験談』をお読みください)

    石鹸で男性器を洗うとHPVは消滅できる?

    管理人@sarryの主治医は、まだ日本でHPVの研究が行われていない頃から積極的に研究を行ってきた医師で「花粉も払えば落ちるのと同じで、HPVも手や皮膚、男性器についても落とせばいなくなる」と仰っていました。

    男性の精液からHPVが検出されることもあるので、男性のHPV感染を100%防ぐことは難しいのかもしれません。

    ただ、性交渉を終えた男性が、男性器の粘膜内にHPVが入り込む前に石鹸で男性器やその周辺をしっかり洗っていれば、男性のHPV感染も減るとの見解でした。

    <2009/07/27追記>
    上記内容・主治医と管理人@sarryの会話のやり取りについて、この情報は一般的な見解では無いかもしれません。あくまで1人の医師の見解であり、その患者との会話のやり取りである事をご了承下さい。

    HPV再感染が怖いあなたへ

    私は以前から、異形成の治療後に過剰にHPV再感染を恐れていたわけではありません。今でもその気持ちは変わりません。全く気にしていないと言っても過言では無いかもしれません。

    「男性器内や精液中にHPVが含まれることもある」という情報を知ってからも、「私のパートナーもそうかも?」と気にした事は殆どありません。

    もちろん、HPVについてはよく分かっていない事も多いので、男性器に付着したHPVがどれくらいの確率で男性器内に入り込むのか?そうなるまでの期間はどれくらいか?など分からないこともあります。パートナーが男性器に付着して持って帰ってきたHPV全てを、石鹸で洗うことで100%確実に排除出来るとは思っていません。

    ですが、この事を知ったことで、「万が一、パートナーが他の女性と関係する時には、(避妊の観点からも)自分で用意したコンドームを必ず使用して、性交渉後にはなるべくすぐに必ず石鹸でよ~く洗って、帰宅後は改めて私がよ~く洗う」事で、少なくとも何もしないよりは、かなりの確率で私への新たなタイプのHPV再感染は予防できると思っているのです。

    異形成や子宮頚がんを治療したとしても、また感染してしまうのではないか・・・そう思うと怖くて性交渉(SEX)できません」という相談も、当ブログに寄せられています。

    管理人@sarryも全く考えなかったわけではありませんが、HPVについての知識をある程度深めていく中で、辿り着いた答えがあるので共有します。

    『ヒトパピローマウイルス(HPV)感染自体はありふれたものだということ。

    高リスク型HPVに感染しても子宮頸がんへ進行するのはごく一部だということ。

    その前の異形成の段階で治療できるということ。

    半年~1年に一度検診を受けていれば異形成(又は初期の子宮頚癌)で発見できるということ。

    性交渉前に男性器を石鹸でよく洗うことでかなりのHPVを排除できるということ。

    男性も免疫力でHPVを自然排除するということ。

    そして万が一、再感染してしまっても自然排除する自己免疫力があるということ。

    その為に普段から免疫力を低下させない生活を送ることが大切だということ。』

    HPVの再感染が頭をよぎるとき、管理人@sarryはこれらのことを思い出して、免疫力を上げる生活が送れているかどうか、今の生活を見直すようにしています。

    参考:管理人@sarryが免疫力を上げるためにやっていること

     

     

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  • HPV検査とは?2つの種類、費用、受けるメリット・デメリット

    HPV検査とは?種類

    HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)には2種類あるので、HPV検査を受ける際は注意が必要。

    1. HPV-DNA遺伝子型検査・・感染しているHPV型が分かる検査(51型、16型、など)
    2. HPV検査・・HPV感染の有無(陽性、陰性のみ)

    管理人@sarryがおすすめなのは、HPVの型まで調べることができるDNA型検査。

    異形成や子宮頸がんがある場合は、HPVに感染しています。免疫力による対外排除でHPV陰性になっている場合もありますが、異形成が継続している場合はHPV陽性です。

    HPV遺伝子型検査は、異形成の治療や手術を受けるかどうか迷う場合の判断材料として受ける場合が多いので、遺伝子(DNA型)を知ることにメリットがあります。検査を受ける際には、事前に確認するのがおすすめです。

    HPV検査が受けられる病院

    病院の婦人科(男性は泌尿器科)で受けるのがおすすめ。

    万が一、HPV感染が陽性だった場合の治療の有無や、生活のアドバイスなどももらえます。ただ、人によってはすぐに受診できない環境だったり、家族に内緒で受けたい人もいますよね。

    そういう人におすすめなのが、自宅でHPV検査が受けられる性病キット。

    パッと見、検査キットとは中身が分からないように届き、検査結果はネットで確認できるので安心。受けられない環境だからと放置するよりは、自宅でできる検査キットを利用するのも一手。

    使用した感想をクチコミレビューしているので参考にしてみてください。

    参考:自宅でできるHPV検査キットの感想を口コミレビュー

    HPV-DNA型判定検査(HPV遺伝子検査)とは?どんな人におすすめ?

    HPV-DNA型判定検査(HPV遺伝子検査)」とは、感染しているヒトパピローマウイルス(HPV)のDNA型を調べる検査のこと。

    ヒトパピローマウイルス(HPV)のDNA型を調べる意味はあるのか

    これまでの研究結果から、子宮頸部にヒトパピローマウイルス(HPV)が長期感染することによって 子宮頸部異形成 が発生し、その中で高リスク型のHPVに感染しているものの一部が子宮頸がんへと進行していくということが判明しています。

    このことから、子宮頸部細胞診 で子宮頸部異形成だと診断された人は、自分が感染しているヒトパピローマウイルス(HPV)のDNA型を調べ、ある程度今後の進行度合いや治療法などを推測することができるとされています。

    異形成の治療・手術を受けるかどうかの判断材料になる

    管理人@sarryは高度異形成が約1年間続き、円錐切除術を勧められました。

    ただ、異形成はがんではないので、どのタイミングで手術を受けるか?すごく迷います。自然治癒や組織診を続けることで病巣が取り切れることもあるので、もしかして次の検査では異形成が無くなっているんじゃないか・・と期待したり。妊娠・出産を希望する場合も、できれば手術は避けたいですよね。

    • HPV検査(DNA型)を受け、高リスク型HPVに感染していれば手術や治療を受ける
    • 低リスク型HPVやHPVが陰性の場合は、もう少し経過をみる

    といった判断材料の1つになります。

    次の再検査までの期間をあけることも可能

    いちど異形成が判明すると、3ヶ月に一度の定期検査が必要になります。

    年4回とはいえ、検査を受け、2週間後くらいにまた結果を受けに受診する・・異形成の検査(経過フォロー)だけで、年8回も婦人科に行くことに。。働いている女性、幼い子供がいる女性にとってはけっこうな負担。

    低リスク型HPVやHPV検査が陰性ならば、たとえば4ヶ月に一度など再検査までの期間に猶予を持たせることも可能です(主治医の判断による)

    ヒトパピローマウイルス(HPV)の型を調べる意味はどれくらいあるのでしょうか?

    上記研究結果からも分かるように、子宮頸がんへ進行するのは、「高リスク型HPV」だということです。

    高リスク型HPVに感染していなければ異形成を放置しておいてよいということではありませんが、自分が感染しているHPV型を知ることである程度の予測を立てることはできます。

    現在、高リスク型HPVとされているのは、16型・18型・31型・33型・35型・45型・51型・52型・56型・58型など。18型は欧米での研究結果では高リスク型とされていますが、日本では自然治癒することが多いそうです。

    また、欧米の報告では52型、58型は子宮頸がんから見つかることが少ないとされていますが、日本では発見される確率が高いそうです。したがって欧米での研究結果がそのまま日本人に当てはまるということでもないようです。

    もし高リスク型のHPVが見つかった場合でも、その異形成が確実に がん化することはありません。

    最もがん化の率が高いと考えられているHPV16型が見つかった場合でさえ、約20%にしか がん化 は起こりません。また、HPV18型は欧米での研究から高リスク型に分類されています。

    HPV18型は日本人を対象にした研究結果では子宮頸がんから見つかる確率は低いものの、子宮頸部腺がんでは約50~70%に見つかりますので確かに高リスク型のウイルスと言ってよいと思います。

    (HPV18型に感染すると約50~70%が子宮頸部腺がんになる、という意味ではありません!)

    しかし、高リスク型HPVが見つかったからといってそれだけの理由で手術を行ってしまうのは行き過ぎた治療といえます。

    子宮頸部異形成と診断された場合、従来の検査方法での検診に加えてHPV検査の結果を参考としながら適正な検診間隔を考えていくことが、現時点における最良の治療方針ではないでしょうか。

    (引用:山王メディカルプラザ)

    男性のHPV検査について

    男性のヒトパピローマウイルス(HPV)検査はあまり行われていません。

    その主な理由は、陰茎以外にも肛門周辺、肛門内、尿道口、陰茎亀頭部周辺にもHPVは存在するため、検査範囲が広すぎることです。又、前立腺内に侵入している可能性もあることから検査しようと思っても困難だといえます。

    特に症状も出にくいことから、感染していても分からないことが殆どなので、積極的に検査を希望する男性もいないのではないでしょうか。

    HPV検査費用は保険適応外?自己負担?

    2008年1月現在、保険適応外なので検査費用(2万円位)は、全額自己負担になります。

    HPV検査の無償化について

    2008年1月9日に開催された厚生労働省の先進医療専門家会議で、HPV-DNA型判定検査(HPV遺伝子検査)を保険適応と認めるかどうか? について話し合いが行われましたが、同検査は現在治験中という理由で今回は見送られ、引き続き先進医療の枠組み内で行うこととなりました。

    同会議は1年に一度開催予定されており、検査キットが承認され保険適用されるか、1年後の会議での審議を待つことになります。

    HPV遺伝子検査と子宮頸部の細胞診を組み合わせた検査により、子宮頸がんの発症リスクは非常に正確に予測することができるので、子宮頸がんの早期発見・早期治療に有効です。今回、HPV遺伝子検査の保険導入が見合わされたことは非常に残念な結果だといえます。

     

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  • 自宅で自己採取・結果はネットで確認できるHPV感染を調べる「性病検査キット」

    自宅で自己採取・結果はネットで確認できるHPV感染を調べる「性病検査キット」

    自宅でこっそりできるHPV検査キットが誕生!

    本来は病院で受けるHPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)検査。

    ただ、医師の判断によりHPV検査を断られることも珍しくありません。

    医師からみれば、ありふれたウイルスであるHPV感染の存在を確認するよりも、子宮頸がんの病巣になる異形成の有無を確認する検査の方が重要です。

    頭では理解できるけれど・・

    • そもそも異形成を引き起こす要因である「HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)」に感染していなければいいんじゃないの?
    • HPVに感染しているかどうか調べたい!

    その気持ちもよく分かります。

    私が受診していた頃よりも「HPV検査の需要」は上がっているでしょうが、「HPV検査が不要」だとしている病院や医師もいます。受診している病院の方針で、私たち患者がHPV検査を希望してもやってもらえない場合も多くあります。

    そこで、近年需要が高まっている「自宅でこっそり細胞を採取して検査機関に送り性病検査が受けられるキット」で「HPV検査が受けられるキット」があるかどうか?調べてみました。

    [alert title=”注意”]HPV検査で陰性だからといって、子宮がん検診を受けなくていいということではありません。年に1度の子宮がん検診は必ず受けましょう。[/alert]

    「HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)検査キット」は2種類ある

    HPV検査には2種類あります。

    1、HPV高リスク型検査(子宮頸がん・子宮頸部異形成)

    子宮頸がんを引き起こす要因である「高リスク型HPV」の有無を調べる検査キットです。

    調べるHPV悪性型

    16型・18型を含む高リスク型HPV(31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、66、68型)

    *16型と18型のHPVは日本人の子宮頸がん患者の約7割が感染している悪性型です。

    [alert title=”注意”]仮に悪性型(高リスク型)HPVに感染していたとしても、免疫力で体外へ自然排除する人がほとんどです。[/alert]

    詳しくは、「HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)について」をお読み頂けます。

    2、HPV低リスク型検査(尖圭コンジローマ)

    尖圭コンジローマの要因である「低リスク型HPV」が存在するかどうかを調べる検査キット。

    調べるHPV型

    6型、11型

    *尖圭コンジローマについては、「尖圭コンジローマについて」でお読み頂けます。

    HPV検査キットを選ぶときに気をつけること

    上記したように「HPV検査キット」には、

    の2種類があります。

    特に、「女性がかかりやすい性病をまとめて調べられる検査キット」の場合は、どちらのHPV検査が含まれているのか?事前によく確認しましょう。

     

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  • あなたの子宮頸部異形成/子宮頸がん体験談を募集しています!

    当サイト『子宮頸がんと異形成』は、管理人@sarryの『子宮頸部 高度異形成体験談』などを公開する目的でOPENしました。

    本来ならば、このような主旨のサイトを必要とされる方が居ない状態の方が望ましいです。

    2010年~日本でもヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン が接種可能になったものの、全てのヒトパピローマウイルス(HPV)のリスク型を感染を防げるわけではないことや、性交渉経験が無いうちにワクチン接種しなければ意味が無いことを考えると、子宮頸がんや異形成が無くなる日は、まだまだ もう少し先のことになりそうです。

    管理人@sarryは、当サイト「子宮頸がんと異形成」を必要とされる方が居る限り、できる限り運営を続けていきたいと思っています。

    ご存知の方も多いと思いますが、同じ高度異形成・円錐切除術であっても個人の状態や病院の施設などによって皆が皆、同じ体験をするものではありません。

    又、「どのタイミングで手術に踏み切ったか?」「円錐切除術後に妊娠・出産しました!」「○○という治療法を受けました」「異形成で自然治癒しました!」など、管理人@sarryが体験していない体験をしている女性の体験談も今後、子宮頸部異形成の告知を受ける女性にとっては大変貴重で参考になるものだと思います。

    そこで今回、新コンテンツとして子宮頸部異形成、子宮頸がんの皆様の体験談を掲載するページを設けました。

    当企画にご理解ご協力いただける方は、是非参加して頂ければ・・と思い募集します。

    ■参加条件
    子宮頸部異形成、又は子宮頚癌を治療された女性

     

    ■募集内容
    あなたが体験したお話を、経過が分かりやすいようになるべく詳しく書いてお寄せください。

     

    ■必須記述項目
    ・子宮頸部異形成(又は子宮頚癌)を知ったきっかけ (例:健康診断で、市の子宮頚癌検査で、など)
    ・最初の状態と、病理検査結果(確定診断)と、今の状態
    (例:最初は子宮頸部軽度異形成で、病理結果は高度異形成、今は細胞診クラス2・正常細胞、など)
    ・病院選び、医師選びについての感想や体験談など

     

    ■特にお寄せいただきたい体験談
    私が体験してきていないことを経験された方々のお話を是非、今後同じ経験をされるであろう方の為にお寄せいただきたいと思っています。特に以下に挙げた内容を私は経験していませんのでご協力いただければ幸いです。

    ・子宮頸部軽度異形成、中等度異形成、高度異形成で自然消滅(自然治癒)された方の体験談
    ・円錐切除術などの治療後に妊娠、出産された方の体験談 ⇒管理人@sarryも現在、2児の母になりました!
    ・複数回の治療(円錐切除術など)を受けた方の体験談
    ・PDT治療、凍結療法など円錐切除術以外の治療法を受けられた方の体験談
    ・海外で子宮頸部異形成、子宮頸がんを治療された方の体験談
    ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種された方の体験談

    *上記以外の子宮頸部異形成、子宮頸がん体験談もお待ちしています。
    お寄せいただいた体験談は全て掲載させて頂きますので、是非ご協力ください!

    尚、個人名やメールアドレスなどの情報は一切掲載致しませんのでご安心ください。
    ご協力頂ける方は体験談と掲載の際のHN(ハンドルネーム・仮名)メールでお寄せください。

    ご協力の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • 医療保険の見直しを無料で相談☆手術をうけた私が「保険マンモス」に決めた理由

    子宮頸部異形成の手術から2年半が過ぎ、そろそろ自己加入している医療保険の見直しをしようかな~と思っています。

    今なら子宮細胞診結果もクラス1ですからね(#^^#)

    前々から気になっていて資料請求したこともあったのですが、やっぱり女性に対しての保障がしっかりしてるので再度資料請求してみました。

    女性に1度は検討して欲しい入院保険:フェミニーヌ

    女性限定 3年ごとに15万円のボーナスがもらえる女性のための入院保険です。
    子宮筋腫など女性が気になる病気だけでなく、女性がかかりやすい病気やがん全般も重点保障してくれます。

    病気になって初めて保険のことを気にしたりすることもあると思います。

    異形成でも加入できることもありますので、まずは資料取り寄せて電話で確認してみるのがおすすめ。

    [say name=”sarry(さりぃ)” img=”https://menekiup.info/wp-content/uploads/2018/03/sarry-e1525055181498.jpg”]できれば病気になる前に加入しておくのが理想[/say]

    お金の管理がニガテな人は、専門科(FP)ファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめ

    病気や検査にひっかかったときに、保険商品や国の医療保障制度、家計や教育費制度や税金など・・・正直そこまで把握する時間も気持ちの余裕が無いのが現状です。

    特に子供の保険(医療や学資保険、NISAのことなど)については政府が変わると方針が見直されることもあり、専門家のご意見伺いたいことが多いです。。

    そんな私が頼ったのが【保険マンモス

    【保険マンモス】の無料保険相談を利用した理由

    • 無料であること!
    • プロのFP(ファイナンシャルプランナー)さんに家計相談できる
    • わが家に最適な保険を提案してもらえる → 加入しなくてOK!
    • 口コミがいい → 日経BPコンサルティングによる「保険相談サービスに関する調査」で主要3部門を含め、11項目で1位を獲得
    • 全国展開している
    • こちらの指定場所に出張面談しに来てもらえる → 自宅やマンションの面談スペース、近所のカフェなどでお話しできるので安心

    私的にはこの3番目の「家計を見てもらった上で、今の我が家にオススメの保険を提案してもらえること」が大変助かりました。

    どんなに良い保険商品でも、とても高額だったりして家計を圧迫するようでは困ります、、子供の成長や私の加齢と共に(笑)、最適な保険プランも変わってくるのが自然です。

    その辺、みて貰えるのはとても参考になりました(*^▽^*)
    (家計のことはママ友さんにもなかなか細かい部分まではお話ししませんからね・・・)

    私もいよいよ40代!またそろそろ保険の見直しをお願いしたいと思います。

    • 家計や保険の見直しをしたいと思っている
    • 我が家の家計に合った保険選びを相談したい

     

    ▼無料相談フォームはこちらからどうぞ(^^)/

  • みんなの子宮頸部異形成、子宮頸がん体験談を読む

    異形成を治療するにあたって管理人@sarryが体験してきたことは、『管理人の異形成体験談』でお読みいただくことができますが、私の経験は1つの例であって皆が皆、同じ経験をするわけではありません。

    10人の女性が異形成を体験すれば10通りのケースが存在することになります。

    管理人@sarryが体験していない内容を体験されている方も大勢いらっしゃいます。

    全ての方の体験はどれも貴重で、今、異形成を抱えている女性やこれから治療を受ける女性にとって、とても参考になり勇気付けられたり、何かを考える材料や判断の1つになると思います。

    今回、既に異形成や子宮頸がんを体験された方々のご理解・ご協力の下、たくさんの体験談をお読みいただける場を用意することができましたのでご案内いたします。

    ▽「みんなの子宮頸部異形成・子宮頸がん体験談」を読む前に、注意事項!

    ・各体験談はお寄せいただいた方に関する個人情報等は掲載しておりません。個人に関する内容についてご質問いただいてもお答えすることは出来かねますのでご了解ください。

     

    ・各体験談はお寄せ頂いたそのままの文章を掲載しておりますので、誤字脱字等あるかと思いますが、基本的には修正等は行っておりません(個人情報の観点から、病院・医師名は修正を行っている場合もあります)。

    尚、検査名や検査結果、治療法など、訂正・補足する必要があると判断したものに関しては管理人@sarryが訂正・補足等行い、その旨追記しております。

     

    ・医療機関設備や医師、あなたの状態により治療には個人差がありますので、ここに掲載されたのと同じ経験をあなたがする、とは言えません。

    「こういう体験をしている方もいる」という1つの体験談として参考にし、詳しくはあなたのことはあなたを診ている主治医にご相談くださいますようお願いします。

    最後になりましたが、今回、管理人@sarryの『あなたの異形成体験談をお寄せください!』という呼びかけに賛同してご協力くださった方々のお陰でこの企画を実現することができました。

    本当にありがとうございます。

    引き続き「体験談」を募集していますので、異形成や子宮頸がん治療体験談をお持ちの方はメールでお寄せくださると幸いです。

    2007/03/10  管理人@sarry

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  • 高度異型成で円錐切除術を受けた、ちゃこさんの体験談(麻酔の効き難さ、個人差について)

    前々から不安な時などサイト拝見させて頂いてました。

    手術中の体験について投稿させていただきます。

     

    生理不順で個人病院へ行き、卵巣肥大と診断され、大きい病院を紹介されました。

     

    卵巣に関しては様子見だったのですが、ついでにしてもらった子宮頚癌の検査で中等度異形成と診断され、2年間病院通いの結果、高度に発展し、つい先日円錐切除術を受けてきました。

     

    手術前までは、他の方とあまり変わらないと思うので割合させてもらいます。

     

    病室で手術前の点滴2本目を受けながら、麻酔を効きやすくするための筋肉注射をされました。

     

    ベットのまま手術室まで運ばれ、少しウトウトしてきた頃に「眠いですか?」と聞かれたので、少しだけと答えました。
    さらに静脈注射で麻酔を追加され、このまま寝て目覚めた頃には終わっているだろうと油断していました。

    それが大間違いでした。

    中途半端に寝入る前の状態で、激痛が下腹部に襲ってきました。
    声も出せず唸り、涙を流しながら、隣にいた看護婦が握りしめてくれた手をすごい力で握りしめてました。

     

    長く耐えた気がしますが(時間にすると10分程度?)ずっと「大丈夫!すぐ終わるから!」の繰り返しで、頭の中は、痛いし苦しいし辛い、ウソつき!ばかりでした。

     

    意識朦朧としてきた頃に終わり、泣きながら病室に戻りました。

     

    そしてやっと来た睡魔で意識が飛び、気が付くと1時間程寝ていました。

     

    後は吐き気もなく、麻酔の影響かぼーっとしたまま寝たり起きたりの繰り返しでした。

     

    次の日の検査で「痛かった?あまり麻酔効いてなかったね。麻酔効きにくいんだね~」と笑いなが言われ、でイラっと来ながらも午後に退院してきました。

     

    私の体質のせいなのか病院側の落ち度なのか分かりません。

     

    ただ私は、本当に痛くないですか?と聞き、担当医も、寝ている間に終わりますとはっきり答えていました。
    それを踏まえるとやはり病院側に落ち度があるように思えてなりません。
    後は良い結果を望むばかりです。

     

    この書き込みで不安になる方もいらっしゃると思いますが、私の用な例は未然に防げるはずなんです。

     

    こうならない為にも、少しでも不安な事は相談して、起こりうる最悪なケースも回避できるはずですから、全部納得した上で手術する事が望ましいと思います。

    ▽管理人@sarry:麻酔が効きやすい・効きにくい体質だったり状態だったりはありますよね。麻酔の量が多すぎると二度と目覚めることができなくなりますから・・(その為の同意書にも術前にサインします)

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  • 検診でクラス3a、自然消滅、中等度~高度異型成で円錐切除術を受けたあすかさんの体験談

    現在、円錐手術をし3週間経過しました。
    私が円錐手術を抵抗なく受けることが出来たり、子宮頸ガンの知識を知ることが出来たのは、ここのサイトのお蔭なので、不安に思っている方の気持ちが楽になれればと思い投稿させて頂きました。

    私が最初に異形成と診断されたのは年に一度の検診でした。私は子宮内膜症もあり主治医もいましたので、そこに行き再度検査したところクラスA軽度~中度でした。

    3ヵ月後今度は子宮頸部の疑わしい部分を採取する検査をし、やはり結果はクラスA軽度~中度。3ヵ月後また検査をし正常の数値でないなら紹介状で別の病院で円錐手術をすすめられました。

    そして3ヵ月後、何と正常の数値になっていました。

    主治医と自然治癒したんだと喜びましたが、念のため3ヵ月後検査をし結果が正常だったら完治したと考えよう。と言うことになり、運命の3ヵ月後結果はクラスA軽度~中度。。。

    紹介状を書いてもらい病院に行きました。

    そこで子宮頸部の疑わしい部分を採取する検査をし結果は中度~高度の異形成と判明。

    ここの病院は高度異形成が出たら円錐手術をすすめるそうです。高度異形成は自然治癒することはないらしいです。

    円錐手術する日程をその日で決めました。
    手術は電気メスです。

    1ヵ月後手術をしましたが全身麻酔のため痛みもなく2泊3日で無事退院。
    手術直前後も痛みもなく痛み止めの薬も飲みませんでした。

    10日後手術の傷口を診てもらい経過は順調。病理検査もガン化にもなっておらず、高度異形成止まりだったようです。
    2週間後傷口を診て大丈夫ならお風呂や飲酒、性交もOKとのことです。

    検査発覚から手術までを振り返って感じたことは、一度正常の数値が出ても念のため3ヵ月後検査をして、はじめて安心出来るということです。年に一度の定期検診は必須です。

    円錐手術はしましたが、高度異形成になったことで子宮頸ガンの知識も学びました。
    この世の中、子宮頸ガンの知識をちゃんと知っている方は殆どいないと思います。
    このサイトに出会えて本当に感謝です。ありがとうございます。

    ▽管理人@sarryより
    異型成の体験談、ありがとうございました。術後の経過はいかがでしたか?又、その後の検査結果も追記できればと思いますので、ご報告お待ちしております。

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  • 生理不順で受診、軽度~中等度異型成をレーザー蒸散術にて治療された道さんの体験談(レーザー治療の詳細あり)

    現在32歳独身です。4年ほど前、生理不順の為何気なく婦人科を受診した結果、子宮頸がんの異形成CIN1(軽度異形成を疑う)が見つかりました。検診の結果を知って、今まで経験したことのない絶望感に襲われました。ガンと聞いてショックだったことに加え、子宮頸がんの原因がウィルスだという事実に二重でショックを受けました。誰にも言えない、そう思いました。でも姉だけには伝えて聞いてもらいました。眠れない日が続き、睡眠不足の為、ふらふらになりながら会社に行きました。ふと気がつくと泣いてしまいそうな精神状態でした。子宮けいがんについてネットを検索しては泣く毎日でした。

    それから1年後に母に伝えました。母から「今までお前が一人で抱えていたと思うとかわいそうで、つらかっただろうに」と言われ、母の優しさに嬉しくてまた泣いてしまいました。それから少しずつ眠れるようになり、自分がどれだけ運が良かったのかを冷静に考えられるようになりました。

    異形成が見つかったときは、見つかってしまった!という思いばかりでしたが、子宮けいがんについて書かれているサイトやブログを拝見し、どれだけ恵まれているかを知りました。同時に不幸だ、と勘違いしていた自分が本当に恥ずかしくなりました。

     

    以下、観察日記です。

    • 4年前(平成20年) 生理不順の為クリニックの産婦人科を受診

    結果 異形成が見つかる(CIN1)

    HPVリスク型  陽性

    • その後三か月毎の経過観察が始まる

    細胞診とコルポ診を欠かさず受診し続け、結果はいつも軽度か中等度の異形成。

    • 平成23年7月頃 主治医から、レーザー治療を勧められ、大きな総合病院を紹介される
    • 総合病院でコルポ診 結果 中等度異形成

    8月レーザー治療を行う。

    • 術後1週間、傷口の経過観察 順調に回復
    • 術後3カ月検診 Ⅱ 異常なし

    ⑦術後6カ月検診 Ⅱ 異常なし/ HPV 陰性

    次回は6カ月検診との事です。

     

    ③のレーザー治療に関して記述したいと思います。(あくまで私の場合です)

    お尻に座薬を入れ、本当に短い時間、頸部にレーザーを当てます。時間は感覚ですが5分ほどだったと思います。痛みは全くなく、少しズシンと重たくなる感覚はありましたが、手術後も痛みも出血もなく、そのまま歩いて帰りました。翌日は普段通りに仕事をしました(デスクワークです)。とても短時間で済み、体への負担もあまりありませんでした。

     

    術後一週間の制約は

    • 湯船につからない
    • 激しい運動はしない(ウォーキング程度なら問題ありません)
    • 性行為の禁止

    1週間は水のようなおりものが1週間くらいあり、ナプキンで過ごしました。

    術後1週間で「経過良好」との結果の為、上記の制約も解除され、水のようなおりものも徐々に少なくなりました。

     

    次回は6カ月後です。2回連続で異常なしでしたのでほっとしております。

    レーザー治療に関してはあまり情報がなく、自分自身不安でしたが、私の体験が皆様のお役に立てばこれほど嬉しい事はありません。このサイトで私は皆様から元気を頂きました。本当にありがとうございました。今では親しい友人に子宮けいがんについて伝えて、受診を勧めています。これは私だけの問題ではなく、女性みんなの問題ですよね。

    私の経験が皆様の不安を少しでも解消できればと、体験記を投稿致します。

    また次回の検診結果もご報告いたします

    ▽管理人@sarry:検診の大切さ・・これにつきます!

     

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  • 中等度異型成を治療後、再度、HPV18型を確認。3年後に自然消滅し、妊娠されたマッキーさんの体験談

    現在36歳の主婦です。
    ・30歳の時、市からの無料検診のお知らせが届き、始めて子宮がん検診をしました。結果、中等度異形成。大きい病院を紹介され、頸部を切除する手術が必要と言われ、しかも1週間入院と言われ、驚きを隠せませんでした。そこで、ネットでいろいろ調べsarryさんに辿り着き、東京の名医にかかりました。
    HPV検査では、18型が発見された事と異形成が広範囲にわたっていた事もあり手術となりました。先生には、日帰り手術と言われ、悪い部分は取るから大丈夫と言ってくださり、1ヶ月後に手術。切り取った断面には異形成はなく、ちゃんと切り取れた。切り取った部分は癌化していなく、良かったねと言われ、早期発見に喜びました。

    ・術後、数ヶ月置きに検査とその後の傷部分の確認などがあり、約1年後にHPV検査をしたら、なんとまだ18型が存在していました…すごいショックでした。でも、先生は大丈夫、消滅させるのはなかなか難しいけど、先生頑張るからと、毎回少し異形成になってる部分を薬品で焼いて、3年通いました。

    ・3年後、再度HPV検査をしたら、ナント18型が消えていました!信じられませんでした…先生も珍しい事だと言っていましたが、先生の努力とマメに通った通院の末に完治しました!

    ・完治したと言われてから、1年。先生には、いつでも妊娠できる体だから、早く子供を作りなさいと言われ、排卵日検査薬を買うように言われ、今年の7月に結婚後、8月に排卵日検査薬で排卵日を狙ったら、何ともすぐにできました!

    ・円錐切除をしたからと言って、妊娠できないわけではありません。心配されている方も多いですが、私は全く問題なく妊娠できました。先日、子宮がん検診もありましたが、細胞診でクラス1の正常でした。ただいま4ヶ月。順調に育っています!sarryさんのように、元気な赤ちゃんを産みたいです。

    ▽管理人@sarryより
    体験談をお寄せ頂き、ありがとうございます。異型成治療後のHPV存在は、ショックだったことと思いますが、自然消滅、そしてご懐妊、本当におめでとうございます。その後の経過も是非、お待ちしております。

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  • 生理痛がきっかけで受診し、超音波メスによる円錐切除術で高度異型成を治療されたプリンさんの体験談

    初めまして。私は現在27歳で、先月円錐切除を行った者です。今不安を抱えていらっしゃる方々の参考になればと思い、私の体験談をお話させて頂きたいと思います。

    私はもともと生理痛がひどかったのですが、ここ2年ほど痛みが一段と増したため、ピルを処方してもらう目的で今年(2011年)の2月に婦人科を訪れました。その際子宮頸癌の検査もして頂いたのですが、その時はまったく子宮頸癌の結果など気にしていませんでした。
    翌月に再度病院を訪れた際、まさかの細胞診結果クラス3と言われました。子宮頸癌の知識すらなかった私は、自分ががんなのかもしれないと思い本当にショックで、毎日毎日何をしても涙が溢れ出てくるような精神状態でした。3ヶ月後にもう一度再検査しましょうということになり、5月にまた細胞診をしたのですが、やはり結果は同じくクラス3。その後6月に組織診を行い4カ所の組織を切り取ったのですが、その結果採取した4カ所のうち1カ所が高度異形成であると判明しました。

    主治医からは3ヶ月後にもう一度検査をするか、もしくは円錐切除をするかですと言われたのですが、この時の私は来春結婚することが決まっており、子供も授かりたいと思っていましたし、何よりこの不安な精神状態から早く解放されたいという気持ちが強かったため、すぐに紹介状を書いていただき円錐切除することに決めました。
    この時初めて九州に住む母に電話で連絡し、高度異形成であること、手術することになるかもしれないということを涙ながらに伝えました。こんなことを言うと母はかなりショックを受けるだろうなと思っていたのですが、その時の母はとても力強い声で「大丈夫よ!お母さんが行くから!何の為のお母さんだと思ってるの!?心配しないでいいから、気をしっかり持ってね!」と励ましてくれて、その声がとても心強く涙が止まりませんでした。

    7月に紹介状を持って病院に行くとコルポ診で病巣の確認をし、すぐに手術の日程が決まり、その日に入院前の血液検査や心電図などの検査を行いました。入院日程は3泊4日。手術は超音波メスによる円錐切除と説明を受けました。
    自分なりに調べた結果、超音波メスを使用している病院はあまり多くないようで不安でしたが、執刀医によるとレーザーや電気メスと同じく、高熱で組織を焼き切るため出血も少ないということでした。

    手術の前日に入院し、翌日いよいよ手術。手術前に血栓防止の為に弾性ストッキングを履き、ベッドごと手術室へ移動しました。中には6~7人ぐらいのスタッフがいたと思います。麻酔は脊椎麻酔だったためすごく不安でしたが、まず腰のあたりに痛み止めの注射を打ち、それから麻酔の注射を打ったため思ったほど痛くはありませんでした。その後に眠くなる点滴とガスを流され、気づいたときにはもう手術が終わっていました。手術室に入ってちょうど1時間が経っていました。その後下腹部に生理痛と同じ重たい痛みがあったため、痛み止めの注射と座薬を入れてもらいましたが、翌日には痛みも完全に治まり、立って歩くことができ、次の日無事退院へと至りました。麻酔の副作用の為か退院から2日間ほどは頭痛がひどかったため、とにかく安静にしていました。

    10日後に病理検査の結果を聞きに病院へ行き、結果は組織診と同じ高度異形成で、悪い所はすべて取りきれましたということでした。またその時の内診で、手術の際に子宮口の癒着防止の為に入れられていた管を抜いてもらいました。今は術後から2週間以上経ちましたが、大出血などもなくごく少量のおりものがあるのみです。次は1ヶ月後に細胞診を行う予定のためまだまだ気を抜くことはできませんが、とりあえず一山超えたというかんじです。

    退院の際に看護士さんからされたのですが、女性の子宮は冷え性と深く関わっているそうで、とにかく足首・ヒザ・腰を冷やさないように心がけるだけで大分違うそうです。

    また、これは嘘のような本当の話なのですが、生理痛によく効くとされる三陰交と呼ばれるツボが内くるぶしから指3~4本分上の所にあるのですが、私の場合はそこに軽く触れるだけでも痛かったため、よく自分でマッサージなどを行っていました。そのツボを術後に触ってみたところ、全く痛くないんです!誰かに足を掴まれたら「ギャー!」と叫びたくなるほど痛かった足首が、全然痛くないのです!
    これは手術で悪い細胞を取ったからに違いないと思わずにはいられないのです。というのも、元々そのツボに痛みがあったのは右足首で、高度異形成があった場所も右側の頸部だったからです。
    ただの偶然かもしれませんし、真意のほどはわかりません。が、三陰交は婦人病に効くツボということらしいので、これからも気をつけてマッサージなどしてみようと思います。

    長くなりましたが、今は本当に早期発見できたことに感謝しています。あのとき生理痛を我慢して病院へ行かなければ、もっと進行していたかもしれません。最近では20代の女性にも子宮頸癌または高度異形成になる方が増えていると言われていますので、より多くの人に検診を受けてほしいと思います。

    最後に、初めて子宮頸癌かも。。。と思った日から、何度もSarryさんのウェブサイトを訪れて子宮頸癌や高度異形成について勉強させていただきました。
    本当に役に立ちました。今後も多くの不安を持っていらっしゃる女性の方々のために、このウェブサイトの運営を続けて頂きたいと思います。ありがとうございました。

    ▽管理人@sarry
    体験談へのご協力、ありがとうございました。冷えは免疫力を低下させますので、私も真夏でも体を冷やさないように気を付けています。ツボのお話も、ありがとうございました。

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  • 高度異型成、HPV52型感染、LEEP法を受け、子宮頸癌(上皮内癌)、末端陰性で完治されたタマさんの体験談

    初めまして、31歳の主婦、子なしです。
    私の体験談が少しでも何かの役に立てればと思い投稿しました。

    2012年7月に高度異形成の為、円形切除術(LEEP式)を受けました。
    HPVは52型、腺癌の疑い(1番始めの細胞診で1度)もあり深めの切除となりました。術後は特に痛みもなく、出血とおりものが混ざったようなものが2、3週間は続きました。
    術後の病理検査は上皮内癌の断面陰性だったので今後は定期検診で治療完了となります。

    私の場合、病変部位がコルポ鏡で確認出来ない程奥(子宮口より上の頸管側)にあったので組織診でも中度異形成を繰り返し、たまたま?採れた奥の組織から高度異形成が検出され、手術をする事になりました。とる場所によっては手術が遅れていたかもと考えると検査医師の技量は大切だと感じました。

    不妊治療を受けるまでこの病気の名前も知らず、検診を勧められて初めて自分が前癌である事を知りました。それからは毎日とても不安で色々悪い方に考えては泣いてばかりでした。あんまりクヨクヨするのは免疫に良くないと聞いていましたが考えずにはいられず結果→原因不明の胆嚢痛、肛門痛、鎖骨痛、助間神経痛が現れ、これらの検査の為複数の病院に通いました。(検査では→「異常なし」ストレス性だったのか現在痛みは無くなっています。) 心と体は密接に繋がっているんですね。
    担当医によると現在子宮頸癌は20代30代の女性に急増しているそうです。病院に来た性経験のある患者には検診を勧め行なっているとの事でしたが婦人科にくるキッカケのない人にも検診を促すような措置をして欲しいと思いました。
    1人1人がこの病気の事、検診の重要性について理解し意識を高めることで被害を最小限に出来るのではないでしょうか。
    こちらのサイトのおかげで多くを学び助けられました。有難うございました。今後は再発防止の為、免疫向上に努めていきたいと思います。

    ▽管理人@sarryより
    体験談をお寄せ下さり、ご協力ありがとうございました。日本でも、検診率が上がって欲しいですよね。検診を促す活動は、当サイトでも今後の課題の1つです。その後の経過もUPできたらと思いますので、お寄せ下さい。ご協力、お待ちしております。

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  • 妊娠中のコルポ・組織診で軽度異型成判明、妊娠7ヶ月の再検査で正常になったけいさんの体験談

    ・39歳、4歳の子供がいます。
    ・2人目の妊娠をきっかけに行った細胞診で3a軽度異形成と言われました。妊娠中は出血がひどくなるので、コルポは様子をみて行いましょうとのこと。
    ・転院した病院では、コルポを行う方針であるといわれ、妊娠4か月の時、コルポ診を受けました。あまり痛くはありませんでしたし、出血も想像していたほどではありませんでした(小さなタンポンひとつで充分事足りた、行った日の夜には止まっていて、タンポンを抜いて問題はなかった)
    ・コルポ診の結果も、軽度異形成。
    ・妊娠7カ月の時、細胞診。綿棒タイプじゃなくてブラシタイプでこするから、ちょっと出血するよ、と言われ、ほんの少し痛かった。結果は2で、異状なし。出産後3カ月目でまた細胞診で経過観察となり、軽度異形成から脱出しました。
    こちらのサイトは本当に参考になりました。感謝の意を込めて、わたしの経過をお知らせします。サイト運営、これからもがんばってください!

    ▽管理人@sarry
    貴重な、妊娠中の精密検査(コルポ・組織診)、細胞診の体験をお寄せ下さり、ありがとうございました。産後の経過もお待ちしております。

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