カテゴリー: みんなの子宮頚部異形成 治療体験談

子宮頸部異形成(しきゅうけいぶ いけいせい)や子宮頸がんの体験をされた人からの寄稿記事です。

  • 検診(細胞診)結果:3a、組織診結果:高度異形成で自然治癒されたOさんの体験談

    2008年の9月会社の定期健診の子宮ガン検診でひっかかり(クラス3a)11月にあらためて組織診をうけ軽度異形成との診断をうけました。
    このページをすみずみまで読んで勉強しました。

     

    今回の検査で治っていることが判明しました。

    お医者さまからしばらくは3ヶ月ごとに調べた方がよいとのことなので、まだ検査は続きますが、普通の会社の検診や、地元の婦人科検診でもよいとのことでした。

     

    治った人のことはあまりのっていなかったので、(多分治ったらいちいち書かないことがおおいおおいと思います。)私の例も一例としてご報告いたします。

    管理人@sarry:細胞診結果:3a、組織診結果:軽度異形成は90%以上が自然治癒することが分かっていますが、それを知っていても実際に体験されている方のお話を聞けない事が多いので不安になっている方も多いと思います。
    このような体験談がもっとネット上でも読めるようになり、過剰に不安に陥る女性が減り、自然治癒される方が増えることを願っています。その後のご報告もお待ちしています。

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  • 上皮内がんで円錐切除術後、5年後に第三子を出産されたNさんの体験談(出産時の体験談も有)

    こんにちは。現在36歳。男の子3人の母親です。息子は、9歳、6歳、0歳5カ月です。
    私は、次男を産んで、1年半後くらいに子宮頸癌と診断されました。その時、classⅣでした。
    円錐切除の結果、上皮内癌ということで、子宮を残すことができました。その時、32歳。もう一人子供がほしいと思っていたこともあり、希望を持てました。
    手術後、3~4カ月に一回検診を続けました。

    しかし、なかなか子供ができず、二人目を産んでから、5年も経ってしまいました。子供を希望していたことは、先生も御存じでしたので、子宮卵管造影検査を勧められ、受けました。
    5年間経過していましたので、子宮頸部は、再生していましたが、今までのような伸縮性がないのか、子宮口にチューブを入れることが、非常に大変で、激痛でした。
    この大変な検査を受けて、2か月。第3子を授かりました。

    妊娠中は、頸管無力症になることも無く(私の場合は、正常までに子宮頸部が、再生していました。)経過しました。
    年齢的にも心配なことは、多々ありましたが、2009年、1月、無事に出産しました。
    出産時の円錐切除術の影響をお話しします。

    造影検査時の激痛が頭にあったため、無痛分娩を選択しました。(結果、無痛には、全然ならず、普通に痛みは、あったのですが。)

    まず、無痛分娩は、予定分娩になりますので、誘発をかけます。陣痛の波は、来るのですが、本陣痛に結びつきません。子宮口も開きませんでした。

     

    入院初日については、先生が、子宮口が見つけられませんでした。それ程、子宮口が、奥だったようです。子宮口を開くための棒挿入も大変な激痛でした。

     

    結局、入院3日目にして、やっと出産しました。本陣痛が、来てからは、3人目ということもあり、あっという間でした。(そのため無痛にならなかったのですが。)

     

    出産時、子宮口が裂けたと先生が、おっしゃっていました。(会陰ではありません、子宮口です)手術から、5年経過し、私の子宮頸部は、硬くなっていたということらしいです。

     

    産後は、順調に回復しました。私の体験談が、参考になれば、幸いです。

    管理人@sarry:円錐切除術後の妊娠・出産の貴重な体験談、ありがとうございます。管理人@sarryも2009年8月現在、円錐切除術後の自然妊娠生活中です。妊娠の記録などブログで更新中です。
    円錐切除術はその後の妊娠・出産に影響は無いといわれていますが、既に体験されている方のお話を実際読む事で安心や希望を持てる女性も多いと思います。お子様やご家族のためにもどうぞお大事にされてください。その後のご報告もお待ちしています。

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  • 妊娠中に細胞診で擬陽性・出産後に組織診で高度異形成判明、円錐切除術を受けたMさんの体験談(入院中の授乳について)

    @sarryさん、こんにちは。サイトの運営、ありがとうございます。
    昨年子宮頸部異形成の診断を受けて以来、こちらのサイトで勉強させていただいていました。おかげで、異形成のまま出産することや、手術そのものに対する不安はほとんどありませんでした。ただひとつ、私が悩んだのは、「手術の際に母乳はどうなるのか?」ということでした。
    妊娠中や産後の健診で異形成が判明し、子供が小さいうちに手術をすることになって悩む女性も少なからずいると思います。その方々のために少しでも参考になればと思い、第3子の妊娠・出産を経て、母乳のみで育児をしているさなかに円錐切除術を受けた、私の経験をお伝えしようと思います。

    初めて異形成が判明したのは、昨年5月、胸が張って痛かったので産婦人科を受診したときでした。「せっかく来たので子宮がんの検診をしておきましょう」と言われて受けました。
    「再度来院してください」との手紙が郵送されて来て受診すると、「異形成というのがあって、一部ですがガンに進行することがあるので、経過を見るため3ヶ月ごとに検査して行きましょう」との話でした。軽度異形成だったと思います。診察室で最初に「3」が目に入ったときには、進行しているガンなのかと暗い気持ちになったのを覚えています。
    胸のほうは、結局外科を受診し直し、乳がんの検診もしてもらった上でホルモンバランスの崩れとのことで、薬を内服してすぐに治りました。

    7月末、妊娠の兆候があったので、3ヶ月には少し早かったのですが検査も受けるつもりで受診しました。
    妊娠はその場で分かり、妊娠の経過と子宮頸がんの検査結果を聞くため2週間後に再度受診し、やはり異形成とのことでした。このとき主治医に、このまま妊娠を継続して出産してよいことを確認し、次の検査は産後にと言われました。
    妊娠は順調に経過して今年3月末に無事第3子を出産し、1ヶ月健診の際に子宮頸がん検診も受けました。
    5月上旬に結果を聞きに行くと、やはり異形成。「1年たってよくならないので、念のため総合病院を受診してみてください」との事でした。

    翌週紹介状を持って総合病院を受診しました。上2人の子供は保育園に通っており、末っ子は実母に預けました。
    この日は細胞診を受けました。予約時間よりだいぶ遅れての診察は覚悟していましたが、末っ子がおなかをすかせているかもしれないのに、これだけ待って前と同じ検査かとがっかりしました・・・が、医師には言えず、「検査の内容は同じですよね?」と聞くことしかできませんでした。

    6月初めに結果を聞きに行くと、初めて「高度異形成」と言われ、組織診(医師はコルポパンチと呼んでいました)を受けました。
    さらに2週間後、結果を聞きに行くと、「やはり高度異形成です。高度異形成からは治療(=手術)が必要になります。ただ、範囲がごく狭いですし、高度異形成が見つかって間もないからあまり急ぐ必要がない可能性が高く、お子さんもまだ小さいですから、3ヶ月ぐらいなら毎月検査を受けて待っていてもいいですよ」ということで、とりあえず3ヶ月猶予をもらった感じになりました。手術前後の入院の日程をたずねると、この病院では手術は月曜日と決まっていて、前日入院して術後2~3日で退院との事でした。
    HPVの型を知りたいと思ったのですが、この病院では検査を行なっておらず、市内の個人病院で行なっているところがあるようだからそちらでお願いしますと言われました。
    この頃末っ子の生活リズムは落ち着いてきたとはいえ、まだ3~4時間ごとに授乳し、私のおっぱいもそのリズムで張っていたので、すぐに入院や手術ということにならなくて本当にホッとしました。

    7月中旬、細胞診を受け、2週間後に結果を聞きに行きました。このときの医師は3ヶ月の猶予をくれた医師とは違い、「高度異形成と出ている以上、脅すわけではないけれど進んでしまう可能性があるので、手術を受けてください」と話しました。「8月はお盆などで忙しいかもしれませんね、9月に入ってからならどうでしょう、お子さんも6ヶ月近くなりますし。」とも。

    少しためらいましたが、思い切って9月に手術の予約をしました。「入院中は母乳はあげられないですよね?」と尋ねると、「大丈夫ですよ、あげられます」と答えてくれたので、ぐっと気分が前向きになりました。

    8月、出産した病院では行なっていなかったので、HPVの検査を受けに初めての個人病院を訪れました。ここでの検査は、型を特定するのではなく、ハイリスクの型に感染しているかどうかをみるものでした。高度異形成と診断されて手術も受けると決まっているのなら、この検査を受ける意味はほとんどないと言われましたが、食い下がって検査をお願いしました。(そのせいか、医師が冷たいように感じました。)
    2週間後に結果を聞きに行くと、陽性でした。なんとなくショックを受けました。
    手術の2週間前に術前検査に行き、その際に末っ子がいっしょに泊まることはできないか、ダメもとで聞いてみました。するとやはり「いっしょに入院することはできない。また、この病院では婦人科は小児科との混合病棟のため、ウィルス感染予防の観点から12才未満の子供は病棟に入れない。デイルームで面会は出来ると思うが、授乳が可能かどうかは病棟の看護師に相談してみて欲しい」とのことで、再び悩み、気分がふさいでしまいました。
    この頃末っ子は、授乳間隔は4~5時間空くものの、夜泣きが始まって、添い寝で授乳しながら寝かしつけることが増えていました。生後3ヶ月頃までは預けたときなどミルクも飲んだのに拒否するようになっており、1日1回哺乳瓶の練習をしましたが一向に効果がなかったので、入院中のことが心配でたまりません。
    入院の一週間前には添い寝で授乳するのをやめました。ミルクは授乳のたびに与えてみたり、間隔を多く空けたり、中身を母乳にしてみたり、さまざまなミルクや乳首を試してみたり、思いつく限りのことをしましたが飲みませんでした。さらに風邪を引いたらしく咳まで出て、不安が膨らみました。

    入院当日、無事に咳が治ってきた末っ子を実家に預け、病院に向かいました。上の2人は同居の義母らにお願いしました。
    個室を希望することと授乳のことを伝えると、病棟のはじのほうの個室にしてくれ、外科病棟のほうから回ってくればこっそり赤ちゃんを部屋に入れてもいいと言ってもらえました。その日は日中に病室で2回授乳し、あとは4時間おきぐらいで搾乳しました。冷凍用の母乳バッグを用意していったので、ナースステーションで冷凍してもらいました。末っ子は実家でも哺乳瓶を拒否し、スプーンでほんの少しミルクを飲んだ程度だったようです。

    手術当日は末っ子は連れてきてもらいませんでした。朝搾乳したあと手術に向かい、手術後動けるようになってからは絞って捨てました。絞るときに直接母乳パッドに吸わせたりもしたのですが、意外と吸う量が少なくて、結局哺乳瓶に絞って捨てました。が、間隔も空き、飲んでもらってもいないので絞りきれず、おっぱいにはしこりができてしまい、ひえピタのようなもので冷やしました。腰椎麻酔だと授乳に影響がないようなのですが、私の場合は麻酔後にスッキリ覚める静脈麻酔にするので、24時間は母乳はあげられないと説明を受けました。
    末っ子は、この日はあきらめたのかスプーンで少しはまとまった量の搾乳やミルクを飲んでいたようです。「飲めるようになった」と聞いて安心し、私は数日振りにぐっすり眠りました。

    手術翌日、術後24時間がたって末っ子を連れてきてもらうと、グビグビとおっぱいを飲みました。午後にも一度連れてきてもらいましたが、その後はまたスプーンも嫌がるようになってしまったそうです。
    夜私が搾乳した分は、また冷凍してもらいました。飲んでもらったら、おっぱいのしこりや熱っぽい感じも落ち着きました。
    手術後2日目、診察の結果退院許可が出たので、午前中に退院してすぐに授乳しました。久しぶりに末っ子の笑顔が見られ(病室ではいつも緊張した様子でした)、安心しました。実家では夜泣きもほとんどしなかったようです。上の2人は普段どおり過ごしていました。
    退院後2週間たって受診すると、病理検査の結果、「異常なし」だそうです。おそらくそれまでの検査で取りきれていたのでしょう、手術したことによってはっきりしてよかったですね、との事でした。
    私の場合は育休中で、末っ子の授乳間隔がある程度空き、これ以上知恵がついて人見知りしたりこだわりが出る前に手術を受けてちょうど良かったと思っています。また、同居していることも、実家が市内なのもありがたかったです。
    今後も子供たちのためにも忘れずに検診を受けていこうと思います。

    【追記:2009/03/03】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    その後、11月と1月にも細胞診を受け、どちらも異常なしだったので、総合病院から元の産婦人科の個人病院へ逆紹介となり、なんだかずいぶんホッとしました。
    産院では次は6ヵ月後に検査を受けるようにとのことでした。末っ子も無事にぐんぐん成長しております。

    管理人@sarry:授乳中の入院の貴重な体験談、ありがとうございます。お子様やご家族のためにもどうぞお大事にされてください。その後のご報告もお待ちしています。

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  • 細胞診結果5・組織診結果高度異形成で円錐切除術後の病理結果で初期(0期)癌が判明、追加切除を行ったLさんの体験談

    38歳4歳の娘がいる主婦です。二人目がほしく、排卵検査薬、基礎体温付けながら妊娠を願う事約半年、突然の性交時出血。

    何だろうと思いつつ次も・・・。これはおかしいと思い婦人科受診。

     

    細胞診検査、結果は5。入院も覚悟して大きい病院に行って下さいとの事。ショックでなかなか夫にも話せませんでした。

     

    次の病院では細胞を3ヶ所取って検査。結果高度異型成。癌にならないともいえない状態なので入院して円錐切除する事に。

     

    切除した結果、子宮頸癌0期。

     

    で、まだ奥が取りきれてない。

     

    妊娠を希望するなら焼いて経過を見るしかない。と言われセカンドオピニオンで他院に。2ヶ所プラス友達が行ってる婦人科の意見を聞いてもらったり・・・いろんな情報を得るために動き回り、焼くのは・・・?との意見が多かったため病院を変え2回目の円錐切除。

     

    今度は大きくとった為癌はとりきれたよう。9月末、術後初検査。

     

    一週間後結果を聞きに行き、何も無ければ3ヶ月ごとの検査をするそうです。子作りは1年ぐらいたてばいいでしょうとの事。

     

    但し妊娠したらすぐ縛る手術をしないといけないと・・・。もう少し早く検査していれば、こんなに辛い思いしなくてすんだかもと後悔している毎日です。

    管理人@sarry:検診の大切さが本当によく伝わってきます。術後の傷口は個人差や切除した大きさにもよるでしょうがある程度再生するといわれています。今はショックが大きいかもしれませんが初期癌の段階で発見し子宮温存できたことに目を向けて乗り越えて欲しいと願っています。これを期に他の検診(乳がんなど)も受けると安心だと思います。その後のご報告もお待ちしています。

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  • 子宮頸癌1b1期で子宮全摘出を勧められたが子宮温存の為に腹式広汎性子宮頸部切除術を受け、その後出産されたKさんの体験談

    私は現在27歳の看護師です。2005年の12月に性交時出血があったため産婦人科受診し頸癌検診を行ったところ軽度異形成と言われました。その後違う産婦人科で検査したところ高度異型成と言われ、コルポ診をし2006年4月に円錐切除を行いました。

    円切の病理の結果子宮頸癌Ⅰa1と診断され、県内の癌センターへセカンドオピニオンに行き癌センターの診断は子宮頸癌Ⅰb1期、子宮全摘をすすめられました。私は何としてでも子宮を温存したくて職場の医師に相談し慶応義塾大学へサードオピニオンに行きました。
    担当医師はすごく丁寧に説明してくれて、おそらく子宮は温存できるであろうと、ただ手術中に切除した組織を迅速病理に出しそこで転移などが見つかれば全摘になると言われました。2006年7月腹式広汎性子宮頸部切除術をうけました。

    手術時間は麻酔導入から帰室までですが9時間位かかりました。出血量は約2000ml。リンパ節は30数個とりました。術後は硬膜下麻酔が効いていて眠気がすごかったです。でも術後1日目より看護師さんに動かされました。2日目に硬膜下麻酔を抜きそれから傷の痛みが辛かったです。4日目くらいから自力で起き上がることができるようになり流動食も開始。この頃より傷の痛みより尿管の違和感が辛かったです。看護師さんに歩け歩け言われるため、点滴台にお腹の左右から出ているドレーンの袋、尿管の袋をぶら下げて廊下を何往復もしました。7日目尿管を抜く。それから自力で排尿することがなかなかできず1日何回も残尿測定をおこないました。この頃から太ももがむくんできたりしました。病理の結果も転移などはなく補助療法もいらないと言われました。排尿のポイントもつかみつつ、入院生活は1ヵ月ほどでした。術後2ヵ月で職場復帰し心配していた排尿障害やリンパ浮腫などはほとんどみられず、定期受診も半年に1回になりました。

    2007年12月自然妊娠し、子宮口を縫い付ける手術をしたりもしましたが現在妊娠23週になりました。8月に帝王切開での出産を控えております。

    【追記:2008/08/15】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    5月から切迫早産で入院してウテメリンの持続点滴など行い、37週と1日の7月18日に帝王切開にて無事2598gの女の子を出産することができました。医師や助産師にも感謝しましたが医師に37週1日という正期産までもったことは子宮頸癌の私と同じ手術(トラケレクトミー)を行った患者さんたちにすごく希望を与えたことだと思うよと言われました。ありがとうございました。

    管理人@sarry:『子宮頚癌とは』で紹介している子宮頚癌の新治療法「広汎子宮頸部摘出手術」についての貴重な体験談をいただきありがとうございます。又、無事にご出産されたそうで本当におめでとうございます!育児や家事など大変だと思いますからお子様やご家族の為にもご自身をお大事にされてお過ごしください。その後のご報告もお待ちしています。

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  • 細胞診結果3bと3aを繰り返し、円錐切除術後の病理結果で上皮内癌だと判明・治療されたJさんの体験談

    はじめまして。07年秋に毎年自発的に受けていた子宮ガン(体部・頸部共に)検診で初めて子宮頸部「Ⅲb」を告げられました。
    それまではクラスⅡでしたから1年もかからないうちにⅡからⅢbになるのもなのかと不安になり、このサイトに辿り着いたのです。皆さんの体験談を読んでいると様々だなと感じています。

    私の場合はクリニックでは「円錐形切除術を受けなさい」と紹介状を書いてもらい病院に行きましたが、そこでの結果はⅢaでコルボ診でも「軽度異形性、治療・手術の必要はなし。これまで通りクリニックで定期的に検診を」と言われ、3ヵ月後クリニックでまたⅢbなのです。
    同じ病院に行きましたが前回と受診した曜日が違うので別の医師で診てもらいⅢaという結果で、こうなったら切り取ってみないと良くわからないからと手術を決めました。

    今年4月に2泊3日入院し手術も全身麻酔で受け何も違和感なく退院し、出血はごく微量で30日くらい続きましたが全然平気でした。
    後日の病理検査結果は「上皮内ガン」、しかし子宮頸部の切除断片は陰性とのこと。今日、術後3ヶ月の細胞診結果が郵送されてきましたが、「ⅠとⅢa」でした。Ⅲaはもう安心できません。。。

    私は免疫力を高めるためにストレッチやヨガを始めましたが、どうにか3ヶ月後はⅡに戻したいところです!!
    同じ病院でも医師が違うと見解も違ってきますし、見た目ではわからないので取ってもらって上皮内ガンだったということがわかったので良かったと思います。

    こうやって落ち着いていられるのもこのサイトのおかげですが、ガン保険に入っていた安心もあります。(こころの準備ができていました)異形性だろうが0期のガンだろうが自覚症状はないですし、手術法も同じなのですから早期発見早期治療が一番です。ただ・・・早期治療といっても薬を服用するわけではないので食事と運動に注意していくという地道な努力あるのみです。

    【追記:2009/03/03】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    あれから3ヶ月ごとに定期検査を受けその後はクラスⅠで推移しております。病院から届く検査結果を開封するたびに”合格通知”を受け取るような想いです。
    ヨガ・ストレッチは週1回以上通い、免疫力アップに努めている成果もあるかと思います。日々の食事は大切で、必要であれば健康食品も良いかと思いますが、とにかく自分自身でバランスがとれれば一番です。これからも適度な運動に心がけて行きます!

    管理人@sarry:病理結果が上皮内癌で驚かれたことだと思います。免疫力を高めるといってもすぐに効果が現れるとは限らないでしょうから、「3ヶ月後には…!」とプレッシャーを与えすぎない程度にのんびり構えてみる姿勢も大切かもしれません。その後のご報告もお待ちしています。

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  • 19歳で初めて受けた細胞診結果3a。その後円錐切除術を受け治療されました。検診の大切さを語るIさんの体験談

    20代前半の大学生です。

     

    先日、病院にて円錐切除手術を受けました。

    手術担当は○○先生、その他の説明は△△先生という若い女性でした。

     

    病気に関する詳しい状況はsarryさんの掲示板にも書かれてあるので、20代前半であるからこそ持つ不安や悩みを中心に書きたいと思います。

     

    私が始めて子宮頸癌細胞診を受けたのは19歳のときでした。結果はclass3a。

     

    当時の私は癌や子宮・出産のことなど、全く考えたこともなく、まさか自分が「今後癌になる可能性」をもっているなんて思ってもいませんでした。

     

    この段階では経過観察でよい、とのことだったので、そこまで心配もせず、親にも言わず、3ヶ月に1回通う程度にしていましたが、その後変化がなかったため、通院も半年に1回になり、そのうち「異常なし」になったので、通うのをやめてしまいました。

     

    ところが、今年に入りたまたま病院を変え、再度細胞診を受けたところ、class3bという結果でした。そして後日組織診を受けた結果、子宮頸癌0期であることがわかりました。

     

    円錐手術を受けることになるだろうと言われ頭が真っ白になりました。手術が怖かったり、癌が怖かったりしたわけではありません。親や彼に言わなければならないこと、心配をかけてしまうことが不安でした。

     

    ネットで子宮頸癌について調べると、「性体験が早い人」や「性体験が多い人」に多いという情報を多く見受けます。本当は誰でもかかる可能性のある病気なのに。この年齢で「性体験の多さ」を問題にされるのは非常に辛かったです。

     

    特に私は中学も高校も進学校で、大学も国立大学だったので、親もそのような心配をしたことはないだろうし、まじめな親や彼にとって、このような表記は受け取り難いものに違いありませんでした。

     

    周囲がこの病気をどう受け取るか、私をどう思うか、想像しただけで悲しくなりました。言えない、言いたくない。でも、言わなければならない。すごく悩みました。

     

    できる限り正確な情報を調べ、子宮頸がんという病気はどのようなもので、私が今どのような状況にあるか、今後どのような治療を受けるかを理解しました。そして、小学生でも理解できるような説明を考え、親と彼に説明しました。

     

    皆、理解してくれ、何より「手術を受ければ、ほぼ100%治る段階である」ことに安堵したようです。

     

    ここまでは横浜のとある病院で診ていただいたのですが、私が見た目では中学生くらいにしかみえないということもあり(笑)親身にじっくりお話をしてくれたので、今後の治療に関する不安はほとんどありませんでした。親代わりのように、諸手続きも全てやっていただきました。

     

    すぐに、先生が子宮がんに関しては絶対的な信頼をおいているという、○○病院の△△先生と連絡をとってくれ、本来ならば3ヵ月後にしか受けられない手術を1ヶ月もしないうちに受けられることになりました。

     

    その病院での再検査の結果、横浜の病院で組織診の際に、悪い部分はほとんどとれており、癌細胞は残っていないだろう、今回は「軽度異形成」というラッキーな結果でした。

     

    しかしHPV-DNA検査の結果16型という最もリスクの高いウイルスに感染していることがわかったので、予定通り円錐切除手術をうけることになりました。

     

    この段階で、手術は1週間後。横浜の病院で検査を受けてから1ヶ月、あっというまでした。この1ヶ月、親や彼氏とたくさん話しました。親は離れて暮らしているので、代わりに、彼がおいしいものをたくさん食べさせてくれたり、遊びに連れて行ってくれたり、病院に一緒に付き添ってきてくれたりしました。毎晩一緒に寝てくれました。

    そして手術当日を迎えました。受けた検査や、その時の状態はsarryさんとほとんど同じなので、省略します。

    私も全身麻酔だったので、あっという間で、痛みも全くありませんでした。

     

    私は縫合処置がとられたそうなので、1週間後に抜糸です。これはまた報告します。

     

    私からのアドバイスは、面倒くさいとか、チクッとするのがいやだとか、雰囲気が嫌だとか言わずに、子宮頸癌の検診を定期的に受けることです。もしかしたら私も、あの時病院で検診を受けていなかったら手遅れになっていたかもしれません。本当に受けてよかったと思っています。いい先生に恵まれ、順調に手術を終えることができたことに感謝しています。

     

    また、この掲示板にも勇気を頂きました。私の記録も「同じことで悩んだ仲間がいる」と誰かを安心させることができたらいいなと思います。以下に記述した不安点も含め、経過をまた投稿しますね。

    現段階で持っている不安は以下の3点です。

     

    1、順調に治るか これは抜糸や病理結果を聴けば安心すると思います。たぶん大丈夫!!

     

    2、これからの妊娠・出産に関して 円錐手術と流産の関係はあちこちで議論がなされており、摘出した部分が1.1cm以上だと流産しやすくなる、という研究報告も見受けました。これはお医者さんの間でも意見がわれており何とも言えません。○○先生は大丈夫だとおっしゃっていたので、私はそちらを信じます!!

     

    3、彼氏との関係 もう結婚されている方はもちろん、結婚を考えてお付き合いされている方は、手術を受けても、妊娠・出産に影響がなければ、関係が壊れるということはあまりないと思います(ないと思いたいです)。

     

    しかし20代前半という若い2人の関係はとても壊れやすいものです。周りにも女性はたくさんいますし、別れるということについてくる責任もありません。2ヶ月エッチができなかったり、重い病気があったりする人よりは、他の人を選びたいと思うのが、この年齢の健全な男性だと思います。手術後傷が治っても、手術を行った箇所に触れるということは、誰でもそうでしょうが、特に若くてまじめな彼にとっては抵抗があることだと思います。

     

    頭で考えること(病気の彼女を大切にしたい)と体が反応すること(エッチしたい)は、どうしても違ってきてしまうものです。「エッチしたいけど、できない。でも他の人にいくのはひどいよな。」と悩んでしまうかもしれません。エッチができなければ、必然的に別れが伴ってしまう年齢です。私は彼が大好きで、別れたくはありませんが、同時に、彼には楽しい毎日を送ってほしいので、私のことで悩んで欲しくはありません。これから彼とどうなるか、これが今の私にとって1番不安なことです。

     

    誰にも相談できないことなので、ここで書かせていただきました。できれば健康な身体になって、彼との間に元気な赤ちゃんを産みたいです。

    管理人@sarry:性交渉で感染することや、術後の性交渉や妊娠・出産を不安に感じる女性は多いと思います。ですが、「将来のことより今すべきこと」を優先的に考えて乗り越えていこう!と管理人@sarryは思っていました。彼氏さんとどうぞお幸せに・・!

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  • 細胞診結果クラス5、組織診の結果が高度異形成で円錐切除術後の病理結果も高度異形成と判明・治療されたGさんの体験談

    sarryさんはじめまして。私は33歳の既婚者で12歳になる息子が一人います。今回高度異型性による円錐切除を体験したので少しでもお役にたてればとメールしました。

    私は2007年から繰り返した肺炎の治療で長期間抗生物質を服用していました。
    そのせいで陰部にカンジダ症状を感じ、2008年の4月30日に婦人科を受診しついでに検診を受け2W後に医師から電話で、詳しく検査したほうが良いということでした。
    しかもクラス5が出たとのことで目の前が真っ暗になりました。翌日組織診とコルポスコピー・内診などし、多分子宮頸がんのステージⅠだろうと言われました。

    その後組織検査結果を聞きに行くと、なんと狙い組織診からはがん細胞が見当たりませんでした。MRI・CT・腫瘍マーカーも問題なくすごく安心したのを覚えています。
    ただ高度異型性がでているので確定診断するためにも円錐切除術を受けたほうが良いといわれすぐ承諾しました。
    そして全て順調に進み6月3日に円錐切除術を受けることができました。全身麻酔で行いましたが術後尿道カテーテルも入らず、痛みもまったくなく順調に経過することができました。

    手術の結果は高度異型性のみでがん細胞はみあたりませんでした。本当に嬉しかったです。
    ちなみにウィルスの検査もして51型と18型のハイリスクウィルスが見つかったので今回円錐切除に踏み切って本当に良かったと思いました。

    そして痛感したの「検診の大切さ」です。症状が出る前に定期的に検診する大切さを学びました。
    いろいろネットサーフィンしましたが、細胞・組織診ともに体調も影響するとのこと。私のように一番悪い5が出ても結果高度異型性止まりということもあるので、希望を捨てないでその後の検査に臨んで欲しいと思いました。

    今回sarryさんのブログにとても助けられました。私の体験が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

    管理人@sarry:細胞診結果と組織診、円錐切除術後の病理結果がここまで異なることもあるんですね・・!とても貴重な体験をお寄せくださってありがとうございます。

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  • 細胞診結果3bでその後子宮頸癌(子宮頸がん)が判明、円錐切除術で治療されたFさんの体験談

    はじめまして!30代後半独身女性です。どうしてもお礼を申し上げたくてメールさせていただきました。
    去年の夏ごろに思い立って婦人科検診を受けたところ、子宮ガンの可能性があるので、専門病院で詳しく検査してもらうように言われました。まさに寝耳に水で、血の気が引くとはこういうことなんだなぁと思いました。

    その先生にA病院をすすめられたのですぐに診てもらったのですが、そこでは異形成中度ということで、また3ヶ月後に検査することになりました。でもいずれは手術しなくちゃいけないよ、と言われたので、それから皆さんと同じく毎晩ネットサーフィンの日々の中、こちらに辿り着きました。

    sarryさんの実体験に、ガン専門の病院はガンにならないと治療してくれない傾向があるとのことだったので心配になり、3ケ月後の検査は○○先生に診ていただくことにしましたら、なんと初期の子宮癌!!!との診断でした。
    MRIの結果はIb1以下の病変で、おそらく円錐切除のみで大丈夫だろうとのこと。ガン告知からMRIの結果を聞くまでの1ケ月弱の期間は、眠れず、食べられずという地獄の日々でした。

    同じ病気になった方々の体験談を読んでいると落ち込んできますので、手術するまでは情報を遮断するため、インターネットを見ないようにしたほどです。

    そして昨年12月に手術し、本日病理組織検査の結果を聞いてきました。1期ではなく0期で、病変はすべて取り切れたそうです。今その喜びを噛み締めています。
    いま思えばたまたま子宮ガンの検査をし、sarryさんのHPのお陰で病院を変え、○○先生に見つけてもらって私は本当にラッキーでした。
    ○○先生の「よくうちの病院に来てくれたね。」という言葉に、sarryさんがいなかったらそのままA病院に通い、見つけてもらえてももっと悪い状況だったのかもしれないと思うと、どんなに感謝しても足りないです。
    友人にも○○先生のいらっしゃる病院での検査をすすめています。心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。最後にsarryさん、ご家族のご健康と幸せをお祈りしています。

    【追記:2008/05/28】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    4月半ばに受けた円錐術後3ヶ月の細胞診の結果が今日届きました。クラスⅡで、全く問題有りませんと手書きで書いてありました。まずは一安心で、次回の健診は6ヶ月後です。
    最近は食生活を見直したり、睡眠時間を気にしたりしています。今回のことで辛い思いをしましたが、今後の人生を考えるきっかけをもらったような気がします。sarryさん、本当にありがとうございました!

    管理人@sarry:文中に”sarryさんの実体験に、ガン専門の病院はガンにならないと治療してくれない傾向がある”とありますが、これは管理人@sarryが国立がんセンター中央病院の担当医とのやり取り(詳しくは『管理人の異形成体験談~円錐切除術の勧め』に記載しています。)で感じた個人意見・体験なので全ての方、全ての癌専門病院に当てはまるものでは無いことを補足しておきます。

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  • 細胞診結果3a、3bで3ヶ月毎の検査を16年間続けているEさんの体験談

    私が子宮がんといわれたのは、30歳で子供を生み、その後の子宮がん検査です。
    軽い気持ちで受けると、すぐに精密検査といわれ、組織診断、コルポをやりました。そこで、癌と診断され、すぐに大学病院へ。そこでは、円錐切除、そのごだめなら、子宮全摘出といわれました。
    そこで、あのころ流行した、先生の説などを読み、やはり、手術をやめました。
    そんなときに、ある自然食の会を紹介してくれた人がいて、治療はすべてやめて、そこで、完全菜食を行いました。あとは、いいといわれる民間療法はなんでもやりました。その結果、3ヶ月後、駒込病院の検査で、クラスⅡにもどりました。しかし、不思議なことに、言われた自然食からすこし逸脱すると、検査でクラスⅢa,bが出るのです。
    そのたびに先生に円錐切除を勧められ、もうすこし待ってもらうように申しあげて、またサプリ、自然食など民間療法を徹底的に行うとクラスⅡにもどるのです。たぶん、免疫力があがると、消失するのでしょうね。しかし、異形成はあるので、結局は、疲労したり、無理すると、検査でまたでてくるといった感じです。

    この3ヶ月ごとの検査は16年。もう娘は16歳になりました。しかし、よくここまで付き合ってきたと思いますが、検査の不安はいつもつきまとい、体が疲れないように、ストレスをためないようにしたりしていますが、いつもいつでるかと、どきどきしています。

    そんな時、昨年の8月に駒込でクラスⅢbが三回継続して、出たので、もう円錐切除をしてくださいといわれました。
    しかし、細胞診断のみで、組織診断をやってもらえなかったので、納得せずに、こちらのサイトをみて、○○医師のところへ飛び込みで行きました。
    組織診断が確定診断であること、ウィールスを調べた方がいいことを説明され、組織診断、ウィールス検査をしました。結果、組織診断では軽度異形成、手術の必要はない。しかし、ゥイールスは、16番という、サイアク(癌になるリスクが最も高いもの)ということでした。とりあえず、要観察ということで、10月の検査でも軽度異形成でした。しかし、1月の検査では、まだ結果がでていませんが、先生の口ぶりではよくないようでした。消えないようならやはり円錐切除した方がいいとおっしゃってました。
    私としても、16年がんばってきましたが、(民間療法でもかなりお金もかかりました)、もう○○医師を信じて、円錐切除をした方がいいように思っています。結局、免疫が上がって、消失しても、ウィールスはいるので、すぐにまたでてきてしまうのですよね。そんな不安を抱えて、これからも生きるよりも、簡単に取れるようなのでやってみようかといった気になっています。

    ☆余談ですが、娘にワクチンを受けさせたいとおもって、医師に聞いたところ、アメリカでは小学生に打つから、もう高校生だと、遅いよ、笑われちゃうよって言われました。しかし、セックスの経験がなければ、効果があるようなので、娘はないと思うといっておきましたが、最近は、中学生になったら、あるからな~、セックスしてなければ、打ってもいいよなんていわれました。私のようなつらい体験はさせたくないので、どこでも打てるのかすこし調べてみようと思います。
    本当にこのサイトによって気持ちが楽になる方は多いと思います、これからも続けてくださいね。

    管理人@sarry:ヒトパピローマウイルス(HPV)の型分類について、詳しくは『子宮頸部異形成のあれこれ~HPVについて』に記載しています。又、民間医療については個々考え方などあると思いますので自己責任で判断するものとし、管理人@sarryが推奨するものではないことをご了承ください。

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  • 中等度異形成判明後、7ヶ月で軽度異形成、正常へ。自然治癒されたDさんの体験談

    いつもご相談に乗っていただき、ありがとうございます。このサイトでいろいろ知ることも出来、同じ悩みを抱えてる人がたくさんいることも知り、全て非公開ということなので、私で良ければご協力したく、メールしました。

    病院へ行ったのは今年(2007年)の5月。おりものに異常を感じ、性病にかかったと思い病院へ行き検査。先生が、ついでに子宮けい癌検診もしてみましょうと勧められて、受けました。
    そして結果、細胞診<中度異形>。初めての婦人科、無知だったため、かなり動揺しました。不正出血があったわけでもなかったから、正常だと思い込んでいたからです。結果を聞いた当日、そのままコルポ・組織診。結果、<軽度異形>となり、2ヵ月後に検査となりました。
    7月、細胞診<軽度>でした。
    8月、またおりものに異常を感じ調べたら雑菌が入っているとのことで、消毒に通いました。仕事もしているため、思うように病院へ行けず、なかなか治らないので、次の検査は9月予定でしたが、10月となってしまいました。
    10月、細胞診<軽度>不正出血もこのころからしだして、心配になったのもあり、11月コルポ・組織診。結果<軽度>
    そして、細胞診から2ヵ月後の12月、細胞診を受け、結果<クラス2正常>となりました。

    そして、また雑菌が入っていると言われ、また消毒の日々です。最初の検診から7ヶ月で、一応正常となりました。もちろん、まだ安心は出来ません。先生も、まだなんとも言えないとこだから、また2ヶ月後に細胞診しましょうとのことでした。

    病院選びですが、私はほんとに無知だったため、ただ単に近いということだけで選びました。今の病院の先生は、いい噂・悪い噂、両方あります。たまに大丈夫?この先生??と思うこともありますが、マメに検診してくれるので、今日まで病院を変えることなくきました。ここまでが私の体験談です。

    ここからは聞いたお話なんですが、知っている方の知り合いのお話です。
    癌0期と判断された50代の方のお話なんですが、この辺の病院では子供も産んでて若くないと全摘出を勧められます。でも、その方はそれは嫌だと思い、東京の有名な病院へ行ったそうです。(どこかは分かりません)
    そこで、週1検査していたそうです。(コルポ・組織)すこしずつ細胞をとっているうちに、正常に戻ったそうです。そう、0期なのに手術しないですんだそうなんです。ずいぶん通ったそうですが、リスクも少ないし、良かったとのことでした。
    なので、私もマメに検査して、組織診してくれるほうが、異形の部分がとれて早く良くなるのではないかと思い(私の勝手な考えです)、ほっとくよりも検査をしてくれるこの病院は良かったのかもしれないと思いました。

    私の体験・知っていることはこんなところです。このサイトのためにも、よりよいサイトを作ってください。私はこのサイトのおかげで、いろいろ知れて、助かりました。ありがとうございました。

    【追記:2008/02/04】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    その後の検診結果が出たので、ご報告させていただきます。今日の結果で、ついに、クラス1まで下がりました!!クラス2のときもほっとしましたが、やっぱり不安で・・・
    でも、クラス1までなってくれるなんて、ほんと安心しました。今度は3ヶ月後に検診ですけどね。もう正常に戻ったし良い気もしますが、それだけ慎重になってくれているので、ほっとします。
    良い報告が出来てよかったです。根気よく検診通ってよかったなって思います。また検診結果が出たときには報告させていただきますね。冷え性対策して、冬を乗り切っていきます♪

    管理人@sarry:異形成を自然治癒された方の体験談です。雑菌や炎症があることで子宮頸部細胞診の結果に影響が出てしまうことがありますから、「細胞診結果3a=全て異形成ではない」と知り、必要以上に不安に陥らないことも大切ですね。又、知り合いの方のお話については「この方の場合はこういう治療ができる状態だった」と理解し、全ての方が当てはまるものではないことをご了承ください。

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  • 高度異形成で円錐切除術後、取り残しが判明、レーザー蒸散術を受け、現在も高度異形成で経過を診ているCさんの体験談

    現在私は、子宮頸部高度異形成の治療中です。体験談募集ということなので、私も参加させていただこうと思います。
    2006年9月に初めて集団検診で子宮ガン検診を受けました。
    翌月送られてきた検査結果が、「クラスⅣ・要精密検査」ということで主人とも相談して、設備の整った大きな病院を選んで最初の受診をしました。
    コルポ診・組織診・エコー・血液検査を受けて、次回の予約を入れて帰りました。
    先生は、「そんなに悪そうには見えないんだけどなぁ・・・。」とおっしゃていました。
    組織診の結果「クラスⅢ」中程度~高度の異形成との診断で、何回か検査をしてみて、治療方針を決めることにしました。
    それから11・12月と細胞診「クラスⅢa⇔Ⅲb」、1月に再度コルポ診・組織診を受けて、2月に組織診の結果「クラスⅢ」ということで手術をすすめられ、手術日の仮予約をしました。
    後日、主人と一緒に病状・手術の説明を聞きに行って、高度の異形成と思われるが、上皮内ガンが混在していることもあるので「円錐切除術」を受けてさらに詳しく調べることをすすめられました。
    この日に、術前検査も(採血・心電図・肺活量・レントゲン)受けて帰りました。
    3月上旬に麻酔科の診察うけ、中旬に「円錐切除術」を受けました。全身麻酔でレーザーメスによる切除。30分程度で終わり、出血もほとんど無かったそうです。
    入院中も生理3日目位の出血があった程度で、術後の痛みも軽い生理痛程度で、2・3日でよくなりました。病理検査の結果は「高度異形成」の診断でした。
    入院中は特に問題もなく、予定より一日早く6日間で退院しましたが、退院2日後位から、高熱(39度前後)で寝込んでしまいました。
    出血量も増えていたので受診したところ、主治医は手術中の為、他の先生に診てもらいました。予定より早目に来た生理の出血だったようで・・・、手術痕は問題ないとのこと。
    熱の方が辛そうなので・・・とのことで薬を処方してもらいました。後日改めて、主治医に術後の経過観察の為受診。結果異状なし。熱も下がってひとまず安心しました。

    4月上旬、前回の受診の後めまいが続いた為、主治医に電話で相談したところ「とりあえず近くの病院に行ってみて下さい。」とのことでしたので、系列の病院に受診して、静脈注射と薬をもらって様子を見ていたら、10日位で治まりました。(高熱の後に、めまいが起こることもあるようです。)
    下旬、術後の経過異状なし。「手術の痕もきれいに治っていますよ。」ということで、術後初めての細胞診を受けました。

    6月、前回の細胞診の結果「クラスⅡ」。次回は3ヶ月後の受診でいいとのことで、その日は細胞診を受けて帰りました。
    しかし、それから約2週間後、病院から電話があったので受診したところ、前回の細胞診の結果が「クラスⅢb」で、また1ヶ月ごとの通院に逆戻り。
    取り残しがある様とのことで、8月上旬に再度コルポ診・組織診を受けました。先生と今後の治療方針についてお話ししたところ、3つの選択肢があって、
    ・「子宮全摘」は「Cさんはまだ若いので、それは避けたいので・・・。」とのことで×
    ・「2度目の円錐切除」は「Cさんの子宮の入口が、ほかの人と比べると極端に小さいので切るところがないんですよねぇ・・・。」とのことで×
    ・「レーザー蒸散術」をすることに決定。

    2週間後、組織診の結果は「クラスⅢa」ということで、予定通りレーザー蒸散を受けてきました。
    治療箇所を酢酸で染めて、麻酔の注射を頸部の周り数か所に打って(歯医者さんの麻酔と同じようなモノとのこと)、患部をレーザーで焼きました。少し鈍い痛みがありましたが、我慢できる範囲内でした。
    処置後のお話では、「悪そうな所はすべて焼いておきましたので、また一ヶ月後に診せてください。」「自分の経験上、後は経過観察していくうちに消える場合がほとんどなので、Cさんも経過を見ていきましょう。」とのことでした。
    その後は痛みも無く、少量の出血があった程度でした。
    9月、処置後の患部はすっかり良くなったということで、細胞診を受けました。
    10月、細胞診結果「クラスⅢa」。再度細胞診を受けました。11月、細胞診結果「クラスⅢ」。
    主治医に「今後もずっと検査をしながら、経過観察をしていくんですか?」と質問したところ、「2回目の円錐切除も考えましょう。」というお話がありました。
    12月、細胞診結果「クラスⅢa」。細胞診と血液検査を受けて、次の予約は1月に予約を入れてきて、今に至ります。今後、2回目の円錐切除を受けることになると思います。
    ネットでほかの方の体験談を読ませていただいても、高度異形成で2度の円錐切除を受けたという書き込みはあまりないようですし、他の産婦人科医に聞いてみても、「高度異形成でこの様な経過をたどるのは、稀なケースです。上皮内ガンが混在している可能性もあるので、慎重な観察が必要です。」とおっしゃっていました。
    自分なりに、病気についていろいろ調べてみましたが、どこの病院でも行っているごく一般的な治療を受けていると思いますし、主治医の先生も良い方なので、このまま今の病院で治療を続けていこうと思っています。

    最初に「クラスⅣ」の結果が送られてきたときは、異形成や子宮頚ガンに対する知識がほとんど無かったのでさすがに焦りましたが(この時に<@sarry>さんのサイトには大変お世話になりました。<(_ _)>)、自分の病状を把握してからは、なってしまったものは仕方がないという開き直りで、前向きに治療に取り組んでいます。なにしろかれこれ一年も病院に通っていますので、よくよしていたら、身が持たないですからね!(^^)!

    管理人@sarry:今後、2度目の円錐切除術を受けることになるのかもしれませんが気を落とさずに乗り越えようとしていらっしゃるので応援しています!今度こそ異形成を完全に切り取れるよう願っています。

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  • 細胞診:高度異形成、組織診:上皮内癌(上皮内がん)0期で円錐切除術を受けたBさんの体験談

    sarryさんはじめまして。34歳既婚のものです。
    私は(2007年)10月に会社の健康診断を受けひっかかりました。紹介状を貰い大学病院で再検査を受けました。細胞診では高度異型成3bでしたが、その後の組織診(コルポ診?っていうんですかね?)では上皮内癌の0期という診断でした。
    診断結果を聞いたときは自分が夢の中にいるような感覚になり「何で??自分が??だって痛くも何ともないのに・・」と認める事が出来ませんでした。その後はPCなどで自分の病気を調べまくり毎晩泣き、家族(子供はいないので主人)に当たり散らし・・と悲惨な状態でした。けれども主人の気持ちや同じような体験をされている人の体験を見て「こんなんじゃ駄目だ!!なってしまったものは仕方のない事だし、とにかく治そう」と気持ちを切り替えました。それから円錐切除術を受ける事になりました。

    私の場合は11月19日~2泊3日の日程で手術は20日でした。
    レーザーを使っての手術でしたが私が全身麻酔を希望したので記憶もなくあっという間に終わってしまいました。手術後は尿管を通されて食事も無くひたすら点滴だけでした。夜は麻酔の副作用か頭痛があり氷枕をもらいました。
    翌朝は朝から通常の朝食が出てぺロッとたいらげてしまいました。そして診察を受けそのまま退院になりました。
    出血は初めの5日間位少しだけ出ていましたが今はほとんどありません。おそらくもう少ししたら、かさぶたのようなものが取れてくるんでしょうね?仕事も復帰しています。たまに下腹部に違和感(つる感じ)はありますが痛みはないです。明日、術後の診察と切った細胞の検査結果が出ます。浸透度がマズイ事になっていたら・・と不安な面もありますが、とにかく前向きな気持ちで行こうと思います。

    結婚して1年ちょっとですが子供も諦めた訳ではないので癌を早めにやっつけるようにしたいです。
    文章がうまくまとまらなくなってしまいましたが悩んでた時にこのサイトを見つけて随分救われたので少しでもお役に立てれば・・と思い書き込みしました。

    【追記:2008/01/29】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    sarryさんこんにちは。昨年11月に手術を受けたものです。手術を受けてから約3ヶ月が経ちました。
    退院直後は元気ですぐに仕事も復帰したんですが、12月になってインフルエンザ⇒年明けノロウィルス⇒風邪と立て続けに体調を悪くしてしまいました。
    1月16日にコルポ診を受けてきたので一連の体調不良の相談をした所『手術して完全に体力や抵抗力が戻っていないので次々と感染してしまうんですよ。できれば安静にして体力温存してください。手術を受けるって事はそれほど大変な事なんですよ』と言われ反省・・・。
    翌週(昨日)コルポ診の結果が出ました。手術で切り取った切り口(一番内側)の組織からは癌細胞が検出されて『もしかしたら4~5年先に子宮を取り除く事を考えていただいた方が良いかもしれませんね』と言われていたのである程度は覚悟して行ったんですが、『レベル2まで下がっていたので大丈夫そうです。次は3ヵ月後に来て下さい』との事でした。
    その結果に力が抜けてしまい2度も3度も先生に確認してしまいました。一応良い方向に向かっているとの事でしたがまだまだ安心はできないので検診はきちんと受けていきたいと思います。そして出産という目標もある為今度は不妊治療を受けるつもりです。
    管理人さまを始め、みなさんの体験談心強く感じました。ありがとうございます。

    管理人@sarry:ご報告があり次第、術後の病理結果などUP予定です!→ご報告いただきましたので追記させていただきました。

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  • 異形成で円錐切除術後、子宮頸癌Ia2発覚。海外で「広汎子宮頸部摘出」を受け、7ヶ月後に出産されたAさんの体験談

    これから同じような体験をされるであろう方々に私のケースをお話ししたくてメールしております。私は現在妊娠8ヶ月で、(2008年)1月に出産を控えております。
    私は6年前、25歳になった年から一年に一度、婦人科の検診を受けておりました。アメリカに住んでいたこともあり、こちらでは年に一度の検診は女性にとって常識であり、いつも”問題ありません”と言われ続けていました。

    ところが、去年の7月、1年ぶりの検診に行った結果、精密検査が必要だと言われ、子宮頸部異形成であることが分かりました。先生の説明では、”Pre-Cancer”癌になる可能性のある細胞があるので、その部分を切り取れば(LEEP)大丈夫、30分ほどで済む手術で局部麻酔、その日には帰れるということでした。日本では前日から入院して、全身麻酔で、、、などとかなり大掛かりなようですが、こちらでは、婦人科の個人病院ですぐに執り行われる手術です。毎年、検診を受けていたのにどうして?という気持ちばかりが強く、かなり動揺しました。引っ越したこともあり、前年とは違う婦人科の先生だったため、どうして今まで見つからなかったのかと聞いてみました。その先生の説明によると、ほとんどの婦人科では綿棒のようなもので、膣の菌を調べるだけが一般的で、この場合、体調によって菌が少なかったりして、発見されないことが多いとのこと。子宮内膜症もひどくなるまで見つかりにくいと言われたりしますし。

    一週間後にLEEPの手術を受け、手術自体は正直辛かったですが、(局部麻酔でも感覚はあるので)これで悪いものは全て取れたんだと自分を納得させ、新しい自分になった気分で髪を切ったりして過ごしておりました。
    術後一週間経った時、また婦人科に来るように電話があり、私はもう目の前が真っ暗になりました。LEEPで切り取った切り口がすでに癌になっているとのこと。詳しく検査する必要があるということで、婦人科の癌専門の先生を紹介されました。すぐに予約を取り、検査の結果を持ってその先生を訪ねると、”発見が遅れることが多いのに、この段階で見つかってよかったね。できるだけ早く子宮全摘出の手術の予約を大学病院で取って下さい”と言われました。私は結婚したばかりだったこともあり、将来は子供も欲しいので、子宮摘出はなんとかならないんでしょうかと聞いてみました。その先生は”何を言ってるんですが?自分の命と赤ちゃんとどっちが大事なんですか”と。帰り道はどうやって帰ったかも覚えていません。主人に話すと”精密検査もせずに突然子宮摘出を勧めてくる医者なんてあてにならない。他のお医者さんを探そう”と言ってくれ、悲観的な私は、もしかしたらそれしか方法はないのかもしれないと思いながらも、ポジティブな彼に支えられました。

    私たちにとっては、子宮温存=妊娠の可能性を残すということが希望だったので、その後、3件ほど違う大学病院の専門の先生を訪ねて、やっと広汎子宮頸部摘出の手術を専門にしている先生に出会えました。日本では4件ほどの病院で手術を受ける事ができるとき聞きました。この手術は簡単に言うと、子宮頸部を切り取り、子宮と膣部を縫い合わせるという手術法です。90年代後半に開発された手術なので、一番最初に私が訪れた先生のように、全く情報がアップデートされてない医者にとっては、”聞いたことはあるけど、どんな手術?”みたいなものなんだと思います。日本でも4件だけでしか行われないということなので、熟知している医者は数えるほどなんだと思います。

    さて、この先生はまず、内診、血液検査、そして、MRIの結果から判断して、子宮を残したいと思っている私のような患者にはこの治療方が一番だと診断されました。結果、癌のステージはIa2。Ibの段階まではこの手術で子宮温存ができるというお話でした。とにかく、私たち夫婦への丁寧な対応の仕方、内診の時手際がよく全く痛くない!、看護婦さんたちのテキパキとした仕事ぶりに、この人たちなら信頼できると感じました。医者を選ぶ権利は患者にあるわけですから、自分と”相性が合う”先生を徹底的に探すことがとても大切だとつくづく感じました。念のためにもう一人違う先生に”セカンドオピニオン”として意見を求め、広汎子宮頸部摘出術で大丈夫だと言われたので、最初の先生に手術をお願いしました。

    手術は6時間ほどで全身麻酔、リンパに転移していないかが一番の問題なので、まず足の付け根辺りにあるリンパを摘出し、(このため手術後、足がむくみやすくなる可能性があると言われました)転移してないことを確認してから、お腹に4つほど穴をあけてカメラを通し、手術は膣部から行われました。手術は成功でした。リンパに転移はなく、切り取った子宮頸部の切り口もクリーンだったということで、完全に癌は切り取られました。術後に心配された排尿障害も特になく、手術の2日後には退院しました。もちろんアメリカは長く入院させないことが基本なので(待ってる患者がいっぱいだし、保険料もものすごいので、、、)日本のように至れり尽くせりではありませんでしたが、自宅に早く帰れたことは私は嬉しかったです。2週間は仕事を休んで、自宅安静でした。全身麻酔の影響で、術後は鬱になることが時々ありましたが、友達が訪ねてきてくれたり、家族の支えでなんとか乗り切ることができました。

    手術から3ヶ月くらい経ってから、もうセックスしてもいいという許可が出て、6ヶ月後には妊娠も可能と言われました。子宮は残っているため、理論的には妊娠が可能だけれど、やはりあるべきものがなくなっているため、ホルモンのバランスなどが崩れ、妊娠しにくいということもあるだろうと言われました。試みてから一年経っても妊娠しない場合は、不妊治療の先生を紹介すると。”一年あるし、大きな手術をしたんだから、気長にいこう。。”と思っていたら、手術から7ヶ月後の今年の5月に妊娠が分かりました。ハイリスクの妊娠だと言われていますが、これまで特に何の問題もなく、妊婦生活を楽しんでいます。出産は帝王切開になります。

    これから後4年は、再発しないように綱渡りのような心境ですが、何よりも大切な命を授かれたことが、大きな心の支えです。
    子宮がんというと、すぐに摘出というイメージが大きいですが、なくさなくていいものを取り除いてしまって、人生の選択幅を狭めるのは悲しいので,皆さんにも医者に言われたからというのではなく、できるだけ情報収集し自分に合った適切な治療法を選択してほしいと思い、長々と体験談を書かせて頂きました。

    【追記:2008/02/04】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    私は少し早めの12月28日に、無事元気な男の子を出産し、ただいま育児奮闘中です。幸運にも授かった命ですから、大事に大事に育てていきたいと思います。

    管理人@sarry:子宮頸がんの新治療法「広汎子宮頸部摘出手術」については、『子宮頸部異形成のあれこれ~子宮頸がん』に記載しています。日本でも術後自然妊娠での出産例があります!

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