カテゴリー: 管理人の子宮頸部異形成 治療体験談

  • 円錐切除術後の第二子出産。体験記録

    先ずはご報告を。
    第2子出産いたしました☺
    出産予定日より16日も早い出産でしたが、母子共に元気です~

    産科主治医からは、「今回も大きめだから、37週に入ったらどんどん動いて~」と
    言われていたので、35週の週末くらいからはどんどん外出予定を入れて・・・
    家電を買いまくったり、マタニティ撮影、
    パークハイアット東京の『グリルNY』ランチ(長男の出産前にも行って安産だったので願掛けに)
    そして、37週と5日目の夜中に破水
    出てくる羊水の量が、長男のときよりもドバドバだったので、直ぐに病院に電話して1人で入院しました。
    長男も察知したのか?起きてしまい、「バイバイ」してくれました
    病院で内診すると、完全破水で、子宮口も3.5センチ開いているとのこと。
    モニターという機械をお腹につけて赤ちゃんの心音を聞き、元気だと確認。
    陣痛がまだ来ていないこともあり、眠ることに。
    興奮してなかなか眠れず・・・と、朝方から陣痛が始まりました
    もうあっという間に4~5分間隔になり、良い陣痛が来ているそうで陣痛室へ移動。
    この頃、丁度、長男を保育園の一時預かりに連れて行った主人が病院に到着。
    いきなり陣痛室からの付き添いで、ドキドキする主人(とわたし)
    結構な痛さになってきたところで、分娩担当医と助産師さんが内診。
    既に全開~w(・o・)w となり、分娩台へ・・・
    長男出産のときは、分娩台に上がってから2時間もかかりましたが、
    今回はリキみたくなるまで力をためて・・・2回リキんで出産できました!
    体重3,504g、身長51.2cmの男の子です(‘v’)
    16日も早く産んでこのサイズなので、出産予定日までお腹にいたら4,000gを越えて・・・帝王切開になっていたと思います。

    毎回言われてます 笑

    助産師さん達や、分娩担当医、産科主治医にも「早く産まれて良かったね~」と言われまくりました。
    長男のときもデカイと言われましたが、次男はもっとデカかったです。
    これからどんな風に成長していくのか、楽しみです。
    今回の出産では、865mlの大量出血になってしまいましたが、前回ほどの貧血症状は感じません。
    前回同様に微弱陣痛でしたが、1度目のリキみで力を抜くことができずに
    分娩担当医や助産師さんに「もう陣痛(の波)終わってるよ~!ふーふー」と言われ
    そのときに膣?がちょっと裂けてしまったようでさっと麻酔されて、会陰切開もされちゃいました。

    縫うときの感覚が本当にイヤで、陣痛で痛いと言わなかった私ですが、縫われながら何度も「痛いです」と言っていました。。

    2人目以降は後産(子宮が戻るときの収縮)がツライと聞いていましたが
    私の場合は出産当日に痛み止め服用した程度で、軽かったようです。
    縫った傷の痛みも、退院翌日くらいには殆ど無くなっていたので良かった~
    この季節のシャワー入浴は厳しいですが、1ヶ月検診まではガマンですぅ

    第2子出産については、ざっとこんな感じかな。
    (第一子のときと比べると超短い 笑)

  • 円錐切除術後の出産体験記:第一子

    【38週1日目 予想通り!破水~入院へ】
    37週目の検診で、この1週間内に出産になる可能性が高いことを知り、
    なんとなく感じていた予想通りだな~と思っていました。
    この週末は観たい海外ドラマDVDのレンタル開始日で、それを観て返却した日か
    或いは翌日の夜~朝方くらいに産まれそうな気がしていました。
    丁度この頃は満月で、お天気も1週間雨・台風の予想だったので、
    私の両親も「そんな気がする!」といつでも上京出来るように心の準備もしていたようです。
    38週を迎える前日のこの日は、一日中お腹が張り気味で、なんだかいつもと違う気分で過ごしました。
    海外ドラマを観て、DVD返却も済ませ、夜はお弁当やアイスなどいつもより食欲も満載!
    ずっと続いていた胸焼けも昨日辺りから解消され、その分食欲が増し、
    まるで出産前の栄養を溜めるかのように色んな物を口にしていたようです。
    夜20時くらいから睡魔を感じ、1時間ほど仮眠し、
    夜は普段通り午前2時くらいにはベットに入りました。
    ただ、何となく胸騒ぎ?いつもと違う感じで、なかなか寝付けませんでした。
    そして、朝方4時、なんとなく下着が濡れるような感覚で目が覚めました。
    「破水かな??」と思うものの、TVや映画で観るように一気にジャーっ!という感じでは無いので
    よく分からずに、下着を替えてまたベットに入りました。
    何度かそれを繰り返し、お小水なのか?破水なのか?悩みながら、朝7時頃になり、
    「破水してる気がする・・・!」と主人に声を掛けると、飛び起きてくれました。
    その後も、下着の中に中サイズのタオルを畳んで挟んで、とりあえず最終の準備を済ませようと
    ウロウロし、ベランダの家庭菜園たちにお水をたっぷり目に与え、
    飼っている金魚にも餌をあげて、更には丁度1回分くらい溜まっていたお洗濯も済ませて
    浴室乾燥機に干して・・・
    下着の中に挟んでいた中サイズのタオルもじっとり湿っていたので、
    やはり破水かもな~と判断し、病院へ電話しました。
    電話で助産師さんからの質問に幾つか答え、
    「診てみないと分からないけれど、破水だと思うので、入院の準備をして来て下さい。
    ご自分では重たい物は持たないようにして下さいね。」
    ということで、タクシーで病院へと向かいました。

    主人はこの日午後まで外せない仕事があったので、それを済ませて夕方には病院で合流することに
    して、もし出産が近い!ということであれば連絡し、仕事中でも駆け付けてもらうことにしておきました。
    病院に到着し、産科入院病棟で受付を済ませ、早速、助産師による内診です。
    助産師:「羊膜も無いし、完全破水ですね~。子宮口は4センチ開いています。」ということで入院になりました。
    丁度、外来診察前の主治医が病棟に来ており、「まだ全然痛くないの?!」と驚いていました。
    入院受付で入院手続きを行い(付き添いが居なかったので自分で行いました)、陣痛室の1つのベットで
    着替えを済ませ、問診や家族構成など確認後、破水しているので感染症予防の為に抗生物質を服用しました。
    その後、モニターと呼ばれている機械をお腹に付けて、赤ちゃんの心音や動きを40分記録し、
    元気かどうか?チェックを行いました。
    途中、赤ちゃんが眠っているようなので…とお腹をゆすって起こしていました。
    が、結局赤ちゃんは眠ったままだったので、午後、再度チェックすることになり、個室へと案内されました。
    (36週頃の入院予約の際、個室を希望していたのですが、
    空いているかは当日にならないと聞いていたので無事、希望する個室が空いていて何よりでした♪)
    個室へ移動し、一段落したので、家族や主人にメールや電話で連絡し、入院を報告しました。
    そうこうしていると、午前の診察を終えた主治医が病室へ顔を出して、
    「まだ痛くない?!おかしいな~、破水したの朝方4時だよね?」と首を傾げていました。。
    丁度あと、30分程でお昼の時間に。
    朝方、目が覚めた時から結構空腹を感じていたので、入院食が楽しみでした。
    昨日は無かった胸焼けですが、今朝はまた胸焼けが復活…昼食のカレーライスが胸に染みました~
    昼食後、先ほど赤ちゃんが眠っていたので再確認の為にモニターを受けました。
    赤ちゃんのドクドクドクドク…という心音を聞いていると、私まで眠たくなります。。
    結果、赤ちゃんは元気で、陣痛はまだ来ていないということが分かりました。
    破水しているから入院になるものの、陣痛が来ていないので、
    体は元気だし、陣痛が来るまでは普段通り過ごすことが出来るそうです。
    主人が来るまでは私も一人で退屈なので、テレビを見たり、この記事を書いたり、
    「陣痛が来ると、糖分や栄養が赤ちゃんに取られるので、甘い飲み物やゼリー飲料、
    胸焼けがあるということなので口当たりの良いアイスなどを冷蔵庫に入れておくと良いですよ。」
    という説明を助産師さんから受けていたので、売店へ買出しに出たりして過ごしました。
    夕方、仕事を終え、1週間ほどの休暇を取得した主人が、残りの入院荷物を持って来てくれました。
    主人も陣痛がまだ来ていないことに驚き、「大丈夫なのか?」と連呼していました。
    そう言われても痛く無いのでどうしようも無く…
    昼食がまだだった主人に付き合って、ラウンジへ行き、気晴らし?したりしました。
    夕方、外来診察を終えた主治医が再度、病室へ顔を出し「まだ全然痛くないの?!」と驚き、
    「陣痛前に破水した人の半数の方は24時間以内に陣痛が来るんです。
    残りのうち25%の人が72時間以内、残り25%は陣痛が来ない。
    本当は自然に陣痛来た方が良いし、昔は待ったんですけど、最近は24時間以上経過すると
    感染症になりやすくて、結局帝王切開になることが多いって分かってきたんです。
    だから、明日朝まで取りあえず24時間は自然に陣痛来るのを待ってみて…
    来なければ、薬(陣痛促進剤)を錠剤だけど服用していこうと思います。
    多分、夜中には来ると思うんだけどな~。
    来なかったら、朝、感染症の確認をしたいから血液検査させてね。」と説明を受けました。
    (これを書いている今、22:55現在も陣痛は来ず・・・
    陣痛が来て、初産なので出産まで平均15時間かかるそうなので、
    今夜は早めにベットに入る予定です。)
    その後、18時から夕食。
    胸焼けはあるものの、体は何か食べたい!という気持ちがあったので無理して全部頂きました。
    この病院で出産することを決めてから、事前に調べた口コミで色んな方が
    「食事が和食で薄味」とコメントしていたので、どれだけ薄味なのかちょっと気になっていましたが、
    私が普段作る食事よりしっかり味が付いていて、特に塩気が強かったです。
    私の作る食事がもの凄く薄味なのか?口コミにコメントされた方々が濃い味派だったのか分かりませんが…
    基本的に面会時間は20時迄でしたが、個室だし、出産前でいつ陣痛が来るか分からないので
    主人はずっと居ても良いと言われていました。
    しかし、まだ陣痛が来そうに無いし、お互い眠れるうちに
    ゆっくり睡眠を取っていた方が良いので、20時頃、主人は帰宅しました。
    21時頃、またモニターを付け、赤ちゃんの元気っぷりと陣痛が来ていないこと確認し、
    感染症予防に追加の抗生物質を服用。
    助産師:「今日はゆっくり休んで、もし夜中に規則的なお腹の痛みや陣痛が来たり、出血があったり、
    パットに付く羊水の色が黄色や緑になったら教えて下さい。」
    何でも、お腹の中の赤ちゃんがストレスを感じると便をするらしく、その色が黄色や緑で羊水に反映されるそうです。
    このまま今夜、陣痛が来なくても、明日は陣痛促進剤で陣痛がやってきます。
    私の親友は3日3晩陣痛が続き、相当苦しんで出産したそうで…
    (親友が出産した病院では促進剤等の処置は行わない方針でした)
    私の出産は明日か、長引けば明後日になる可能性もあり、
    明日は長丁場の一日になりそう…ちょっとドキドキです!
    今日は早めに眠りたいと思います。
    【妊娠38週2日目 長い一日の始まり】
    1時間ほど、うつらうつらとしていると・・・
    午前2:42
    なんだかお腹がキューっとなるような感じで目が覚めました。
    睡魔の中で、陣痛かも?と思い、取り合えず携帯のメモに時間を入力し、またうつらうつら…ZZZ…
    !!!!!
    先程と同じ鈍痛のような感覚があり、時間を確認すると2:51。
    その後、3:00、3:10・・・と10分間隔の陣痛が1時間続いていたので
    ナースコールで看護士さんを呼び伝えました。
    お腹に、陣痛の強さや間隔・胎児の心拍状態を確認するためのモニターと呼ばれる機械を付け、
    「まだまだこれから12時間くらい掛かりますよ~。
    辛かったらパパ(主人)に電話して来て貰って良いからね。」と言われたものの、初産だし、
    平均15時間掛かると聞いていたのでまだまだ長丁場になる為、
    主人には眠っておいてもらって、これからもっと辛くなるであろう陣痛~出産のお手伝いを
    してもらいたく、朝になったら電話しようと思って、睡魔と陣痛の波にただひたすら耐えました。
    4:03・・・4:16、4:21には羊水に混じって「おしるし」と呼ばれる産前出血を確認。
    この頃になると段々痛みが強く、陣痛の波がやってくると息を止めてしまいます。
    時々、私やモニターのデータの様子を見に来る助産師さんに
    『体の力を抜いて、息を鼻から吸って口から吐いて~』と言われるものの、
    「これがまだ強くなるんだろうな~・・・」と思うと、ただひたすらに
    「早く終わってくれ~!」と願うのでした。
    病室で一人、眠りの途中にやってくる陣痛の間隔を出来る限り確認し、携帯にメモりました。
    4:26、33、38、43、50、56、5:04、11、17、21、27、32、36、41、46、49・・・
    陣痛が始まって3時間、陣痛は3分間隔になっていました。
    助産師さんは時々モニター確認しにやってきて、
    胎児は元気である事や、陣痛の状態をみていきました。
    陣痛の間隔は短くなっているものの、もっと強い陣痛を待っているようでした。
    思っていたよりも早く、陣痛が3分間隔になっていたのがちょっと気になり、
    6:10に主人に電話しました。
    「陣痛来た?!良かったね~!」と嬉しそうに言われてしまい、痛いのに良かったね~と言われ、
    頭の中ではイラっとしてしまいましたが、陣痛の痛みで話すのがやっとで、
    取り合えず主人の到着を待ちました。
    助産師さんに『出産までまだ長く掛かるので、陣痛の合間に手軽に食べれるおにぎりやサンドイッチ、
    栄養ゼリー飲料などでも、食べれる物何でも良いので買って来てもらったら良いよ。』
    と言われていたので、主人にそう伝え、色々買い溜めして来てもらいました。
    自宅から病院までは車で5~10分の距離なので、7時頃には到着したのだと思いますが、
    この頃にはもう横になっていられなくて、更に、
    陣痛の痛みで体に力が入る度に羊水がジャージャー出てくるので、
    陣痛と陣痛の合間にパット交換にお手洗いへ行き、戻ってきては椅子に腰掛け、
    また次の陣痛が来ては力んで羊水がジャージャー出て、パット交換にお手洗いへ…
    を繰り返しながら陣痛に耐えました。
    (個室だったのでお手洗いも付いていたのでとても便利で助かりました!)
    2~3回それを繰り返しているうちに、陣痛の間隔も更に短くなっていたようで、
    次の陣痛の波がやってくる前にお手洗いを立つことが出来ず、
    お手洗いの中で陣痛に耐える事もありました。
    戻ると、いつの間にか陣痛用の椅子のようなものが部屋に運ばれていました。
    ゆりかごのように前後する椅子にまたがって座り、前に背もたれのようなものが付いているので
    それに前屈に寄りかかったりしながら、肩の力を抜き、
    鼻から吸って、口からふ~~~っと細く長く息を吐きます。
    徐々に腰の痛みも強くなり、主人にさすってもらうようにお願いしました。
    陣痛が来たら私が大げさに鼻から息を吸い、「ふぅ~~~~~」っとなるべく細く長く息を吐くので
    そのタイミングで強くさすってもらい、陣痛の波が過ぎたら軽くさすってもらうように指示しました。
    今思えば、助産師さんや看護師さんが腰をさすってくれたのは一度だけで、主人はそれを
    見ていたものの、何の知識も練習もしていなかったのに、とても上手にフォローしてくれていたと思います。
    既に出産している姉妹や他の経産婦さんのお話を聞いて
    「助産師さんと比べて主人の腰さすりは雲泥の差があり、イライラするに違いない」
    と思っていたのですが、とても上手だったのでビックリしました。
    もう陣痛の間隔を測る余裕はありませんでした。
    「陣痛が来てから12時間くらいは掛かる」と言われていたので、
    「14時くらいまで…あと7時間以上はある…」と、この先、どんな痛みがやってくるのか?!
    かなり気持ちが疲れてきていたと思います。
    病院の朝食時間が8時なのですが、運ばれてきた朝食を見る気も無く、水分すら口に出来ませんでした。
    まだまだこれから本番!の長丁場なので、主人に
    「買ってきた物、何か食べながら片手で腰さすって良いよ。」と言ったのを覚えていますが、
    すぐまた「もっと強くさすって!」と言ったような気もします・・・
    この頃には、出てくる羊水の量もかなり多くなってきて、段々イキみたくなっていました。
    実際、2度程イキんでしまい、イキんで裂けるのは嫌だったので、
    一度この辺で助産師さんに様子を診て欲しいと思い、
    主人に「ナースコールしてみて…!」と伝えました。
    私の様子を見た助産師さんは、
    「じゃあ、そろそろ陣痛室へ移動しましょう。パパ、食べ物や飲み物持って来て!」と言い
    陣痛の合間に10m位先にある陣痛室へ、さささささ~っっと移動しました。
    途中、恐らく入院中の方に「頑張れ~!」と声を掛けられたのを覚えています。
    陣痛室へ移り、子宮口の開きを確認し・・・
    「もう全開です!!急いで分娩室に行きましょう!もうすぐですよ!」と、 急に周りがバタバタと慌しくなったのを感じました。
    先程、病室で陣痛を主人と2人で乗り越えていた時、
    両親学級で講師をされていた助産師さんがやってきて
    「助産師見習いの者が2名いるので、分娩に立ち合わせて勉強させて欲しい」とお願いされ…
    陣痛の痛みMAXの中、そんな事言われても考える余裕は一切無く、ただただ会話を終えたい一心で
    「はい」と答えていました。
    そして、いよいよ分娩台へ移動しようとする中、先程の助産師さんがやってきて
    「さっき分娩に助産師見習いの者を2名立ち合わさせて欲しいと言ったんだけど、
    もう子宮口が全開ということで、(早すぎて)通常の出産の流れが見れないので、
    ちょっと今回は折角許可していただけていて申し訳無いんですけど…」と辞退されることになりました。
    私の子宮口の開きは、それほど早かったようです。
    姉妹に、「7センチまでは軽い生理痛くらいで平気だったけど、
    7センチ~全開の10センチが超痛かった!」と聞いており、
    「そっか~、もう全開か~!陣痛の痛みはこれくらいがマックスなんだ~」と、
    これ以上の痛みが来ないことを知りました。
    主人に後で聞いた話ですが、
    「我慢強い奥様ですね!!2人きりで全開まで耐えてたなんて・・・!」と 助産師さんや出産に立ち会う医師、看護師さん、両親学級で会っていた助産師さんたちは、 かなり驚かれていたそうです。
    産後、「もっと早く見に行ってあげれば良かったね。ごめんなさい…!」
    と数名の助産師さんに声を掛けられました。
    私からすれば、どれくらいのタイミングでナースコールするのか?とか、全く分からなかったし、
    放っておいても勝手に見に来てくれると思っていたし…
    助産師さんたちもまだまだ掛かると思っていたのでしょうし…。
    他の方はもっとわめいて、頻繁にナースコールするのでしょうか…ね?!
    このような流れで、陣痛から6時間後、分娩台に上がりました。
    【無気力な出産】
    陣痛から6時間で分娩台に上がるのは、初産にしては早いそうですが
    2週間前には2センチ、直前の検診では3センチ、 破水入院時の診察では4センチ子宮口が開いており、
    過去に受けている手術の関係で「5センチから全開になるのが早い」と産科主治医に言われていたので
    そういうのもあって全開までの時間が平均より短かったのかな~?と思いました。
    分娩台に上がり、
    「これでもうこの訳が分からない痛みとも終わり…!よし、もう少しだ」と思ったのですが…
    私の場合、ここからが大変でした。。
    妊娠も出産も人それぞれなので、妊娠中、特に他の方の体験や
    平均的な出産への流れや時間について全く知る気が無かったのですが、
    平均すると子宮口全開の10センチになり、分娩台に上がった後、10~15分程度で産まれることが多いそうです。
    助産師さんに「あと10~15分で赤ちゃんに会えますよ!」と励まされたのですが、気持ちが付いていかず、正直な気持ち、どうでも良くって・・・
    赤ちゃんに会うために頑張ろう!という気持ちが一切湧いてきませんでした。。
    分娩台に上がり、陣痛の波に合わせて何度かいきんだものの、うまくいかず、
    病室で感じていた程の陣痛の強さも感じなくなってきました。
    助産師さんも、「一回の陣痛で2度はいきんで欲しい、なるべく長く」と言うのですが、
    陣痛を感じない時にイキむのは難しく、
    お腹に取り付けているモニターを見るとやはり陣痛が弱いようでした。
    「いきむ際も、呼吸法は気にしなくていいです。陣痛が来てイキみたくなったら、
    鼻から大きく息を吸って、止めて、うーーーんっ!と下側に押して。
    上に力を逃さずに、下に押してきて!はい、眉間にシワを寄せない!
    顔・肩の力を抜いて~!目を閉じない!目をしっかり開けて、お臍を見て~~!」
    更には、腰元にある、いきむ際に握り締めるレバー?について、
    「下に押すんじゃなくて、上に引っ張って!
    引っ張りながら下に向かっていきんで~!お尻をぐーっと下に押してきて~!」と言われ・・・
    レバーはなんだかガクガクグラグラするし、
    一度に体の色んな部分に気を遣いながらいきむのって…結構難しいと思うんですけど!?
    陣痛の波に合わせていきむものの、だんだんいきめるような強さの痛みが少なくなり…
    どうやら5分に一度しかいきめない状態だったようです。
    こうやって1時間程過ぎたようで、陣痛よりもゴツゴツして座り難い
    分娩台に乗っている事が段々苦痛に…
    台に乗せている足も閉じたくなり、主人に伝えて一旦足を外させてもらいました。
    陣痛が微弱ということで、「一旦分娩台から下りて座るか、立った状態で
    重力を利用しながら病室でいきんでいたような強い陣痛を待つ?」
    とも言われましたが、もう分娩台を上り下りする余裕は何処にも無く…
    この頃になると、下に押すといういきみ方が理解でき、何度かイキむことで、
    赤ちゃんの頭も下に下がってきたようです。
    助産師さんが「そうそう!上手!上手よ~!赤ちゃん頭見えてきてるよ!」と言う一方、
    「もう一回いきめる?!あ~…」と、一回の陣痛の波で一度しかイキめない事に
    ちょっと呆れ気味っぽい空気が流れ…
    立ち合っている医師(女性と見習いか新人っぽい男性医師)も分娩室からどこかへ行かれてしまったり、
    助産師さんも分娩台を離れて何か準備?作業?されたり…
    分娩台に主人と2人だけになっているような気がする時があり、ちょっと心細い。。
    助産師さんに「頭がもう見えてるから、あと10分くらいで赤ちゃんに会えるよ!」と励まされるのですが、
    自分でも信じられない程、やる気が無くて、赤ちゃんに会いたいという気持ちも全く無く、正直 もう、どうでも良いから早く終わって~、と思っていました。
    主人は私の横で控えめに「うーん!」とか一緒にいきむ掛け声を手伝ったり、
    お水を飲ませようとしてくれたり(飲む気力が無かったので飲めませんでしたが)、
    吐き気を感じた私に洗面器?袋?で受けれるようにしてくれたり、上手にサポートしてくれました。
    分娩中なのですが、とても眠たくて、目を開けているのも難しく…
    助産師さんが「陣痛が来ない間は眠ってていいよ~」と言ってくれましたが、
    この頃には陣痛が来てもイキめるような強さは無くなっていました。
    モニター越しに赤ちゃんのドクドクドクドクという心音が聞こえ、
    赤ちゃんが元気な事は分かっていましたが、分娩室に入って2時間近く経とうとしている事や、
    私の気力が無く、眠りかけている事、いきめるような陣痛が無く微弱陣痛である事などを
    考慮したのか「促進剤を使う?」と尋ねられました。
    私はもう気力が本当に無くなっていたので、使おうと思い、主人の方を見ると、
    主人は普段の私なら断り自力で産むだろうからと
    「いえ、本人頑張ると思います!」と言われちゃいました(泣)
    「違う…!使います…」とやっとのことで伝え、促進剤を使うことになりました。
    自分で言うのも何ですが、私は結構頑張り屋さんだと言われることが多く、
    ちょっとやそっとの事では根をあげたりしないんです…
    今思えば、もう少し頑張れたんじゃないか?とも思うのですが、
    あの時は本当に、普段の自分では考えられない程、やる気が無くて放心状態でした。
    両親学級の時、「分娩台の上の女性は、普段の姿とは別人ですから、
    立ち合われるご主人さんはビックリされないで下さいね~」と助産師さんが仰っていて、
    「叫んだり暴れたり、イラついたり、どんな風になるんだろうね~?」と話していたのですが、
    私の場合、やる気が無くなる…という変わり様でした。。
    陣痛促進剤を使用するとどうなるのか?副作用等も含めて事前勉強していなかったのですが、
    「いきなり強い陣痛が来て辛かった」というお話を聞いたことがありました。
    促進剤を使うタイミングや量などによっても異なると思いますが、私の場合は、
    促進剤を使用しても微弱陣痛は続き、いきめなかったので、促進剤の追加を行いました。
    陣痛促進剤を追加されても陣痛が強くなる感じは殆ど無く、
    いつまでもこうやっているわけにもいかないので、時々やってくる弱い陣痛に合わせて なんとか産もう!と自力でイキむ努力をしました。
    結局、一番陣痛が強く、力めたのは病室で主人と2人で子宮口が開くのを待っていた頃でした。
    途中、「一度分娩台から降りて、座る姿勢になれば強い陣痛が来て力めそう」とも思ったのですが、
    上り下りが面倒で、何よりもうやる気が無くなっていたので実行はしませんでした。。
    今になって思うと、私は「イキむ」という事をやったことが殆ど無かったのではないか?と思います。
    というのも、私は昔から便秘持ちであらゆる便秘対策や改善法をやってみましたが、
    殆ど効果が無かったので、ここ10年程は便秘薬を毎日服用していたんです。
    力んで便をする、という行為を殆ど行った事が無かったので、力むという感覚も
    分からなかったんだと思います…
    (余談ですが、産後は体質が変わるというのは本当のようで、毎日便秘薬を服用していたのが
    嘘のように、普通に排便することが出来ているんです~ビックリ!)
    時間を気にする余裕はどこにもありませんでしたが、分娩台に上がってから
    1時間半程経過していたと思います。
    途中までは足を指定位置に乗せなくて良かったのですが、赤ちゃんの頭が見え出してからは 折角下りてきた赤ちゃんが戻ってしまう事や、赤ちゃんが苦しくないようにとの事で、
    足を分娩台の指定位置に乗せるあの定番スタイルになっており、
    後半は陣痛の痛みよりも足を下ろしたい衝動の方が強かったです。
    陣痛促進剤が効いてきたのか?なんとか早くこの事態を終わらせたい!という気持ちで
    イキむのに不十分な陣痛の強さでも自力でイキんでみて、イキむってこういう感覚なのね!と
    コツ?を掴み、それと共に赤ちゃんも徐々に下がってきたようです。
    「そうそう!いいよいいよ~!赤ちゃん、もうすぐそこまで来てるよ~!」との声に、
    主人は思わず覗き込み、「頭が見えてる!」と興奮していました。
    「赤ちゃん出て来てるから太股閉じないで~!赤ちゃん苦しくなっちゃうよ~」
    女医さんと助産師さんが手を入れてグイグイ局部を押し広げている感覚があり、赤ちゃんが、もう、 すぐそこまで出て来ている事よりも「私のオマタがぁ~~!」という不安があり、怖かったです。。
    「狭くて赤ちゃんが出て来れないので、ちょっと切開しますね~、麻酔しますよ~」
    という声が聞こえ、切開は覚悟していたし、裂けるより良いと思っていました。
    よく、「麻酔無しでも陣痛の方が痛いので痛さを感じない」とか言いますが…
    私は微弱陣痛だったせいでしょうか、麻酔の注射も痛みをしっかり感じましたし、 針を刺したまま、ぐり~~っと針を移動?している感覚までありました。。
    まさに、歯医者で歯茎に針を刺して麻酔する時のあのヒヤっとする感覚ですぅ!
    (産後、1ヶ月も経つと陣痛や出産の痛みは忘れていましたが、赤ちゃんが産まれた後の
    胎盤や子宮内を洗浄?する後産の不快感や、会陰切開の際の麻酔の痛みや傷口を縫合する際の
    針を刺されてる感覚、糸を通して引っ張っている感覚…
    更には産後2ヶ月近く経っても未だ時々残る引きつったような痛み。
    出産も初めてでしたが、出産よりもこれらの経験が強烈すぎて、 とーっても不快な記憶として残ってしまいました。。
    分娩台に上がって2時間近く経過した頃、少しずつ赤ちゃんが出てくるような感覚を微かに感じました。
    助産師さんに「あと2、3回イキんだら産まれるよ!」と言われ、
    主人には「凄いよ!もうそこまで見えてるよ!」と言われ…
    「よし!体のあちこちが痛くなるこの分娩台も、あと2、3回イキめばおさらばだ!」と、 ありったけの力を振り絞ってイキみました!!!
    そして5回程いきんだ時、
    「はい!もういきまないで~!逃して~、もう首まで出て来てるからね!いきまないで~」と言われ…
    「オギャーッ!」という泣き声を聞いた気がします。
    体重3,360グラム、 身長50.5センチの男の子でした(‘v’)
    予定日より12日早く出産しましたが、すっかり育っていて、予定日までお腹にいたら
    4,000グラム近かったかもしれません
    産まれてきてすぐ、おしっこをした様で、「赤ちゃん、おしっこした~!」
    と言う助産師さんの声が聞こえてきました。
    主人はとても興奮していて「凄いよ!産まれたよ!」「頑張ったね~!凄いね~!」と
    何度も何日も言っていました。
    産まれた後、ラジカセ?から「ハッピバースデー、トゥーユー♪」という
    音楽が流れ、なんだか恥ずかしかったです(・・*)
    母親と赤ちゃんの初対面というと、「よく頑張ったね!会いたかったよ、やっと会えたね」と
    母親がウルウルして赤ちゃんを抱きしめるようなシーンがありますが、
    私は全くそういう気持ちになれず…興奮している主人とは正反対で、
    全くの「無」の感情で…感動する気持ちなどは一切無かったんです。
    後で、これは極度の疲れや貧血の影響だと判明するのですが、
    それくらい出産は体力を消耗するものなんですよね~。
    分娩中に「イタイ~!」と叫んだり、産後すぐ「会いたかったよ!」と 赤ちゃんと感動の初対面を迎えられる母親は、体力が残っているんだろうなぁ~と思いました。
    産まれてすぐの赤ちゃんを、へその緒が繋がったままの状態で私のお腹の上に乗せてくれた
    ような気もするのですが、ちょっとその辺は記憶が曖昧で…
    赤ちゃんは、へその緒の処置や産湯に浸かってキレイにしてもらった後、
    私の隣で横になったまま抱っこし、初めての授乳を行いました。
    私は妊娠中、お腹が張りやすかったので、おっぱいマッサージは一度も行わずにいました。
    助産師さんが「ちょっと痛いかも~」と言いながら乳房と乳首マッサージを行いながら、
    「まだ出ないね」と言っていたのですが、赤ちゃんに吸われる事で私の脳が 母乳を出そうと判断するようで、従って母乳が出なくても赤ちゃんに とにかく吸ってもらう事が母乳を出すには重要なんだそうです。
    産まれてすぐの赤ちゃんですが、乳首を口に当てるとチュパチュパと吸おうとするんですよね~。
    何とも言えない気持ちになったのを覚えています。
    主人は赤ちゃんが産まれる瞬間もずっと見ていたようで、オマタの間に頭が挟まっている様子や、
    頭~肩・手まで出てきて、胴はまだ私の中にある状態でバチャバチャと手をバタ付かせている様子、
    そして、産まれ出てくる瞬間も最後までしっかりと見ていたそうです。
    その後、赤ちゃんの鼻や口に詰まっている羊水を看護士さんがチューブで取ろうとしたそうなんですが、
    赤ちゃんが目の前にあったそのチューブを産まれてきた瞬間にガッチリと両手で掴み、放そうとせず、
    看護士さんが必死に「お願いだから放して~」と赤ちゃんの手を開いていたそうです。
    赤ちゃんが必死にチューブを掴むその姿がとっても可愛かったのだとか。
    男の人が出産に立ち合うと、あまりのグロさに貧血やフラフラ~となっちゃう方もいらっしゃるそうで、
    私の主人も出産に立ち会ったら引いちゃうんじゃないか?と不安もありましたが、
    意外な事に、全く平気で冷静に見ていました~!
    立合いについては、元々主人から「出産に立ち会いたい!」と希望したわけではなく、
    「出産の大変さをきちんと知って欲しい。私がどんなに辛い思いをして出産するのかを 見届けて欲しい。(そして後日、出産頑張った記念のプレゼントを貰おう♪)」という
    私の要望だったのですが、拒否する発言は一切無く、
    すんなりと受け入れ、立ち合い、「立ち合って良かった!」と言っていました。
    上記のような私の要望は妊娠中もありました。つわりの辛さや、お腹が大きくなって
    動くのが大変な時期がある事、アルコールやカフェイン、薬など摂取出来ない物がある事や
    その辛さがある事をきちんと知っていて欲しい。
    又、出産後、すぐにやってくる新生児育児期の大変さも日々実感して 一緒に体験して欲しかったので、帰省して里帰り出産した方がラクな事は分かっていましたが、 敢えて帰省せずに出産しました。
    何でも、夫が育児に協力的だった夫婦は熟年になっても仲が良く、熟年離婚率も低いそうです。

    確かに、里帰り出産した方が私自身もラクだと思います。
    産後1ヶ月はとにかくゆっくり家事などせずに、沢山睡眠を取って過ごさないと後々、
    体に不調をきたしたり、更年期が重くなる…とか聞きます。
    母乳の出にも影響します。
    夫が育児を手伝ってくれるとはいえ、平日、主人が帰宅してくるまでは赤ちゃんのお世話に授乳、
    3食きちんと栄養バランスを考えて食事を取らなければ母乳の出や質に影響するので
    怠る事の出来ない食事の支度、掃除も赤ちゃんがいることで夫婦2人の生活よりも
    頻繁に丁寧に行う事になりますし、赤ちゃんといっても1人分きっちり洗濯物が増えます。
    ミルクを吐いたり便が漏れていたり汗をかいたりで、1日1着では済みません。
    買い揃えた新生児用服は5着セットなのですぐに足りなくなるので溜める事が出来ない洗濯…など
    一気にやる事が増えるのでとてもゆっくり過ごす事は出来ませんでした。
    日によって(赤ちゃんの機嫌)は、ホント、お手洗いにすらゆっくり行けません…!
    自分の会陰切開の傷も痛みますし、産後貧血や睡眠不足…
    更には、退院して2週間経とうとした頃、主人のお母さんが突然亡くなったので産まれて間もない赤ちゃんも一緒に慣れない外出が続きました。
    でも、それでも私は里帰り出産せずに主人と一緒に出産や新生児育児を体験出来て良かったと思っています。
    さて、私はその後、出産に続いて「後産」という胎内に残った胎盤などを出す処置が行われた
    のですが…それが辛かったのなんのって!陣痛や出産よりキツかったと思います。。
    子宮内に胎盤などが残らない方が良いので、お腹からギュウギュウ押し出したり、 子宮内を洗浄していたのでしょうか、色々引っ張り出されてる感覚がとっても気持ち悪くて… 今までに経験した事の無い不快感たっぷりでした。。
    後産後には、胎内にあった胎盤や繋がっていたへその緒がアルミの洗面器のようなものに 入れられて運ばれてきました。
    助産師:「これがへその緒で、こっちが胎盤です。とってもキレイですよ~」
    出産前は胎盤やへその緒を写真撮影したいと思っていたのですが、そんな余裕はどこにも無く、
    そちらに顔を向けて見るのがやっとでした…。
    主人は胎盤やへその緒にも興味津々で、「グロかったね~」と言いながらもしっかり見ていました。
    胎盤は、地域によっては食べる方もいらっしゃるそう(!)で、
    「栄養満点だから母乳の出も良くなるとかで、昔は食べてたんですよ~」と言っていました。
    私も初めてこの話を聞いた時は、ちょっと引いちゃいました…
    なんでも、生でお刺身のようにスライスして生姜醤油などで食べたり、
    煮付けたりするんだそうです。
    今の日本では、体の一部として扱われるので食べる事は人肉を食べるのと同じ、と
    判断されているらしく、禁止されているそうです。
    更にその後は、切開したオマタをチクチクと縫われました。。
    切開時同様に麻酔をされましたが、その注射がまた痛くて、更には麻酔をしたはずなのに
    針を刺す感触や、糸を引っ張っている感覚がハッキリと分かって、それはそれは不快で痛かったです…!
    産後すぐ「一人っ子、決定だよ~」と赤ちゃんに話しかけると、 「そんな事言わないで~、今は考えられないと思うけど…」と助産師さんに笑われながら言われちゃいました。
    産後2ヶ月経った今は、「また次の子も欲しいかも~」と思えるようになりましたが、ただ、
    会陰切開や後産の痛みを思い出すとちょっと考えちゃいます。。
    私が出産した病院では、産後2時間程は分娩台の上で横になったまた過ごします。
    キレイに洗ってもらった赤ちゃんを横になったまま腕に抱っこして、主人も一緒に親子3人で
    写真や動画撮影をしたり、「ああだった、こうだった」と話しながら過ごしました。
    私は微弱陣痛だった為、分娩の途中で陣痛促進剤を使っていましたが、
    しっかり陣痛が来た方が産後の子宮の戻りが良いそうで、残っていた促進剤も
    続けて点滴されました。この点滴がまたなかなか進まず、なかなか減りませんでした。。
    この病院では、分娩中の写真や動画撮影は邪魔になるので出来ないそうで、
    赤ちゃんが産まれて来る瞬間も、酸素を吸うまでは青紫色でグロイ?という事もあり、
    産後、産湯で洗ったりしてキレイになった後に助産師さんから撮影の許可が出るそうです。
    「写真や動画撮影されていいですよ~、パパ、カメラは?」と助産師さんが言うと
    主人はハッ!とした顔になり「忘れた・・・」と急いで病室へ取りに戻っていました。
    そうなんです、病室から陣痛室へ移動する際は、まだまだ6時間は産まれないだろうということで、
    朝、主人が買ってきてくれた手軽に食べれるサンドイッチやおにぎり、栄養ゼリー飲料や
    ドリンク類などと、入院時に受け取った分娩セットを持参していけば良いということで、
    取り急ぎ、それだけしか持って移動しなかったんです。
    しかし、陣痛室で子宮口が10センチの全開に開いていたので、10分15分で産まれる!と、
    そのままバタバタ慌しく分娩室へと移動したのでした。
    病室からカメラを持ってきた主人は、私の携帯電話も持って来てくれて、
    後で私の両親に写メ出来るように携帯でも撮影してくれました。
    私の両親は遠方に住んでいるので、退院後に手伝いを兼ねて来ることになっていましたが、
    主人の両親は都内に住んでおり、いつの間にか主人がお義母さんに連絡していたようで、
    すぐに駆けつけて来てくれました。
    主人に「赤ちゃん見せて来ていい?」と言われ、上記したように私はすっかり疲れ果てており、
    赤ちゃんを片時も離したく無い!と思う気持ちが全く無かったので、すんなり承諾し、
    産まれたばかりの赤ちゃんは主人に抱っこされてお義母さんの待つ面会コーナーに連れて行かれました。
    お義母さんはとっても喜んで「可愛い!」を連発し、写真を撮ったりしたそうです。
    (退院2週間後にお義母さんは突然亡くなってしまったので、出産が早まり、
    初孫を抱かせる事が出来て本当に良かったと思いました。もし私が里帰り出産していたら、
    きっと実物の初孫を見たり抱く事無く、旅立ったことだと思います。)
    こんな風に私の出産はなんとか無事に終わりましたヽ(´▽`)/
    【産後貧血】
    そうやって産後の余韻?に浸りながら2時間ほど寝心地の悪い分娩台で過ごした後、
    赤ちゃんを新生児室へ預けて、そろそろ病室へ移動しようということになり、体を起こし、
    分娩台から降りようとしたのですが…目の前が真っ暗になり… どうやら貧血を起こしたようです。
    出産時の出血は、そんなに多くなかったそうですが
    (母子手帳には中量・490ccと記入されていました)、主人曰く、とっても出血していた!そうです。
    妊娠中も貧血は一切無く、出産間近の貧血検査ではヘモグロビン量は増えていたのですが…
    「出産って、それくらい、とても体力を消耗する大変な事なのよ」と助産師さんに言われました。
    分娩担当だった女医さんが血圧を測り、正確には覚えていませんが上が70前後で下が48とか…
    それくらいで「そんなに低い?!」と驚かれていました。
    私以外に分娩中の人も居なかったし、仕方無いので病室へ戻るのを1時間程延期し、丁度、
    お昼時だったので、分娩室で主人と昼食を取りながら、引続きそのまま休むことになりました。
    とはいっても全く食欲は無く、私の昼食と朝主人が買って来たサンドイッチやおにぎり類は主人が食べ、
    私は横になったまま、やっとの思いで栄養ドリンクゼリーをチョロチョロと吸いながら飲みました。
    1時間程、追加で分娩台の上で休み14時になっていました。
    8時前に分娩室に入ったので、もう6時間ほど分娩台にいることになります・・・
    流石にこの、寝にくい分娩台ではなく、自分の個室に戻って休みたいと思い、
    主人に伝えて助産師さんを呼んでもらいました。
    しかし、起き上がるとまた目の前が真っ暗に…2~3分横になると治まってきたので、
    義母も病室で待ってくれている事だし、病室に帰りたい事を強調してみました。
    助産師:「大丈夫かな~、ちょっと心配なので車椅子で戻りましょう。
    それから、点滴もしてるし、朝からお手洗い行ってないでしょ?
    出来れば、お小水した方が子宮の戻りも良いのでして欲しいんだけど…
    トイレ行きたい感覚ある?出来そう?」と言われたものの、お腹の感覚が全く無く、
    「空っぽ」でお手洗いに行きたい感覚も全くありませんでした。
    助産師:「自力でお手洗いはちょっと無理だと思うので、ここで管通して お小水取っちゃいたいんだけど、どう?」と言われ、正直、これ以上未知の体験をするのは
    とても嫌だったので、「自分で行く」と言い張り、
    「それじゃあ、隣の陣痛室にあるお手洗いにしよう」という事になりました。
    分娩台から起き上がり、フラフラで、お腹や足腰やお尻やオマタや色んな所が痛かったのですが、
    主人と助産師さんに支えられながら何とか横付けされた車椅子に乗り込みました。
    体を横向きにしたり、足を自分で動かそうとする事さえやっとで…
    陣痛や出産時の痛みばかりを気にしていましたが、 むしろ産後の痛みの方が大変なのね~と思い知らされました。。
    車椅子に乗り、すぐ隣の陣痛室にあるお手洗いの前まで移動し、
    お小水を終えたらすぐに病室へ戻るという事もあり、主人は陣痛室の外にある廊下で
    新生児室を眺めながら待っていたようです。
    私はお手洗いに入ろうと車椅子から足を外して、立ち上がったのですが…
    また目の前が真っ暗になり、体にも力が入らず、 助産師さんに両脇を支えられながらヘナヘナと便器に座り込んでしまいました。
    助産師:「ちょっとやっぱり無理だと思うから、管で取らない?」と言われたのですが、
    私は血液検査で貧血という結果が出ることは無いものの、お酒と食事を同時にした時などに、
    座っているのにさーっと血の気が引き、目の前が真っ暗になり、冷や汗が出てうなだれてしまう事が
    良くあり、暫くすれば徐々に治ることも分かっていたので「大丈夫です」と頑なに拒否していました。
    助産師:「心配だから私も一緒に中に居るから!」と言われてしまい、正気ならば
    恥ずかしくて拒否したと思うのですが、何しろフラフラで頭もボーっとしていたので、
    管で取られないだけ良いと思い、許可した・・・ものの、そんなにお小水したい感覚が無い事や、
    お腹のどこに力を入れてお小水していたか?
    感覚が全く無いし、それにやはり目の前に人がいるとなかなか出ないんですよね~。
    助産師:「出ない?一緒に居ると出ないかな。じゃあ、扉閉めて扉のすぐ側にいるけど、
    鍵掛けないでね?それから、心配だから何でもいいから話しながらして?」と、扉を軽く閉めて外に出てくれました。
    何とかお小水を出そうとしましたが、やはり出る気がせず…
    そうこうしているうちにまた目の前が真っ暗になりかけ…
    テレビの砂嵐のように段々目の前がチラチラとして真っ暗になっていき、
    あぁ、また貧血になっちゃう…と思い、やっとの思いで 「…貧血です…」と言い、意識を失ってしまったようです。。
    ガバーっ!と助産師さんが扉を開けて、便座に座ったままうな垂れていく私の両脇を
    抱えてくれたような気がしますが、次に気が付いた時は目の前に助産師さんや看護士さんが 沢山私を覗き込んで、皆で声を掛けたり肩をゆすったり、ほっぺや腕などを軽く叩いていました。
    意識が戻る瞬間、目の前に沢山いる助産師さんや看護士さんが、
    高校の同級生のような感覚になり、なんだろう?と思っていると
    助産師さん達で…とっても恥ずかしかったです。。
    主人曰く、「廊下で待ってたら、なんかナースステーションにいた看護士さん達が 一斉に全員で駆け付けてたからビックリした!」そうです。
    10人まではいなかったと思いますが、それくらいの人に便座に腰掛けたまま口開けて、
    きっと目も白目むいちゃって意識を失っている状態を見られてしまい…
    入院中、「貧血、大丈夫?どう?」とその場にいた助産師さんや看護士さんに
    声を掛けられて恥ずかしかったです。
    助産師:「もう管で取るからね!嫌って言ってもダメです!」と言われ、
    支えてもらいながら便座から車椅子へ戻り、すぐ側にあった陣痛室のベットへと寝かせられ…
    「お部屋に戻るのもまだダメです!許可しません!ここで夕方くらいまで寝てもらいます!」と言われてしまいました。。
    その後、結局、管を通してお小水を取ってもらい…私がヘンなやる気?を見せた為に、
    結局色んな人に迷惑を掛けてしまって…
    しかも、私の担当助産師さんが上手だったのか?管を通すのも全く痛くなく、
    「結構溜まってましたよ~」と言われ、最初からお願いしていれば今頃病室に戻れて
    テレビでも観ていたかも~と後悔したのでした。
    陣痛室のベットに横になりながらも、なんだか頭の中がフラフラしていてあまり上手くしゃべれず
    「はい」と答えるのがやっとで…
    分娩時の担当女医さんがまた血圧を測り、「そんなに低くないよ~」と言っていました。
    お小水を取り終わると、貧血状態を回復させる為にベットの頭の方を低くし、
    更に足の下に枕を置いて頭に血の気がいくようにされたり、ブドウ糖だったのか?
    何だったのか分かりませんが点滴をされながら暫く眠っていました。
    途中、主人に「どうしたの?大丈夫?」と声を掛けられたのですが「貧血みたい…」と言うのがやっとで…
    ウトウト眠り始めていた頃に助産師さんから
    「ご主人が居た方がいいか?義母と一緒に帰った方がいいか?聞いてるけど…どうされますか?」
    と言われ、私もいつ回復出きるか分からないし、主人も出産に立ち会って疲れているだろうし、
    ずっと待っていてくれた義母にも悪いし、親子でお茶や食事に行ったりするかも?と思い
    「任せる」と一言言い、眠ってしまったようです。
    目が覚めると枕元にメモがあり、両親学級の時に講師をされた助産師さんから
    「ご主人からの伝言で、目が覚めたら連絡して、だそうです」とありました。
    が、携帯が手元に無く…
    時計を見るといつの間にか17時…!すっかり夕方になっていました。。
    そういえば、産後の貧血騒動で、私は自分の両親や姉妹に「産んだよ!」と報告出来ていませんでした。。
    が、主人が気を利かせたようで、私の貧血回復を待っている間に
    産後直後の私と赤ちゃんが写った写メを父に送信してくれていたそうです。
    一旦、目は覚めたものの、枕元にあったメモを読むのがやっとで、とりあえずナースコールで
    目が覚めた事を伝えました。しばらくすると助産師さんがやって来て、
    「顔色だいぶ良くなったね!」と言い、血圧を測り、お茶を飲ませてくれました。
    まだ点滴が残っている事や念の為に、と、まだ足を高くしてベットの頭側は低く下げられたままで、
    「点滴が終わるまでは病室には返さないわよ~!」と言われてしまいました。
    頭の中はまだフラフラしていて、しゃべる気力も体力も殆ど無かったので、
    また暫く眠ろうかな~と思いましたが、それまで私1人だった陣痛室に1人陣痛の方がやってきました。
    「今は陣痛に耐える声や出産の声を聞きたくないなぁ~」と思っていると、
    色々手続きを終えたその方は直ぐに分娩室へ移動し…2~3回、
    「う~~ん!」という声が聞こえたかと思うと、「オギャー!」っと赤ちゃんの鳴き声が…!(驚)
    陣痛室へやってきてから40分くらいで出産されてました。。!
    後で聞いた話では、3人目の出産ということで、陣痛室へも1人でやって来て、
    立会い無しで1人で出産されたそうです。
    経産婦は出産まで早いといいますが、本当に早かったですね~!
    そして、その方も2時間程、分娩台で休まれていたようですが、私より先に
    病室へ戻って行かれました…。
    そんな事をまだフラフラ感の残る頭で感心して過ごしていると、主人がやってきてくれました。
    メモは読んでいましたが、まだメールする気力が無かった事と、いつ病室に戻れるか
    分からなかったので病室に戻ってから(或いはもう少し元気になってから)
    メールしようと思っていたので、主人に会えてほっとしました。
    助産師さんに頼んで私に居た方がいいか?確認した後、私からの「任せる」という返事を聞き、
    いつ戻って来れるか分からない事もあり、病室に戻って来るのを待っていてくれた義母を駅まで送り、
    主人も一旦家に帰ったそうです。
    私からのメールは無かったものの、様子を見に病院へ戻って来てくれ、
    丁度その頃に私も目を覚ましてウツラウツラしていたのでした。
    陣痛室で休んでいると、妊娠中の検診でお世話になっていた主治医が顔を出してくれ、
    「大丈夫?!貧血って聞いたけど、妊娠中貧血無かったからどうしちゃったのかと思って…
    顔色もそんなに悪くないけど…。」と様子を見に来てくれました。
    主人が来て、義母が赤ちゃんを抱っこして可愛いを連発していた話や、
    私の父に写メを送ったけど娘の私から連絡が無いので心配?して主人に電話が入った事、
    廊下で私のお手洗いが済むのを待っていたら、ナースステーションから一斉に
    助産師さんや看護士さんがバタバタと駆け付けて行った話などを話していると、
    18時の夕食の時間がやってきました。
    血圧も安定し、顔色もだいぶ良くなったということでベットを水平にしてくれ、足元の枕も取れました。
    ただ、点滴がまだ終わっていないので終わるまでは病室へ戻れず、陣痛室で夕食を取ることになりました。
    お腹がとても減っていて、よく考えれば朝食も昼食も食べれていなかったので、
    昨日の夕食(18時)から何も食べずに陣痛~出産を終えていた事になります。
    しかも前々日は破水で眠れず、昨夜は陣痛で眠れず…そりゃ~、貧血にもなりますよね。。
    (それでなくとも、妊娠後期は胃の胸焼けや、産後に備えての準備を体がする為に
    睡眠が2~3時間の細切れになっていて、睡眠不足状態でした。)
    夕食は「貧血食」が用意され、プルーンなどの貧血に効きそうな献立でした。
    お腹は減っていたのですが食べるのにも体力がいるんだな~と実感する程、箸も重く感じられ
    1/3程度も食べれなかったと思います。
    陣痛室へは、朝やって来たのに、もう外は真っ暗…(泣)
    すると、もう1人陣痛を迎えた方がご主人に付き添われて向かいのベットに入って行きました。
    この日は私を含めて分娩は3人だったようで、お陰でゆっくり?過ごせました。
    「いい加減、部屋に戻りたい…!」主人にそう伝え、看護士さんを呼んできてもらいました。
    私を担当された助産師さんは勤務交代で帰宅されたみたいでした。
    点滴がまだ終わらず、点滴のまま病室に戻れるか確認したのですが、点滴が終わるまではダメ!
    と伝えられていたようで却下され、更に1時間程経過し、点滴がようやく終わり
    個室に戻ったのは20時頃でした。
    個室に戻ると早速、実家の両親や家族に連絡を入れ、出産の内容や
    産後貧血で今まで戻れず大変だった事などを話しました。
    この病院では産後24時間はゆっくり休み、1日目に母子同室についての案内があり、
    2日目から母子同室可能(午前10時前後~21時迄)でした。
    出産当日は起き上がるとフラフラしていたのでこの日はゆっくり休むことが出来て良かったです。
    出産当日は興奮して眠れない人もいるそうですが、私は2日程前から殆ど眠れて居なかったので、
    割とすぐにぐっすり眠れました☆
    入院中は、傷口の確認や血圧、お腹(子宮の戻り具合)、お薬服用やどれくらい食べれたか?
    等の確認や…更に、母子同室になってからは授乳指導などで結構頻繁に出入りがあるので、
    気持ち的に、あまりゆっくり出来ないんですけどね~。
    主人は21時前に帰宅し、可愛い赤ちゃんを産んだ事をとても感謝・感動していました。
    私の出産は上記のような感じで終わりました☆
    翌日からは早速、育児の始まりです!

  • 円錐切除術と早産の可能性について

    私はまだこの記事を書いている時点では、安定期にも入っていません。
    無事、出産を終えたわけでは無いので、まだどうなるかは分かりません。
    また出産が済んで落ち着いたら追記したいと思いますが、現在までの体験を記載しておこうと思います。
    私は円錐切除術を行ってもらった主治医に「妊娠したら、安心して任せることが出来る産科医を紹介するから来てね」と言われていました。
    従って、妊娠発覚後、主治医を受診し、紹介してもらいました。
    円錐切除術を行ってもらった婦人科の主治医は、術前も術後も「円錐切除術と早産・流産の関係について科学的根拠は無い」と仰っていました。
    しかし、産科の医師は、「円錐切除術を受けた=子宮頚部の一部を切除した」と聞くと
    それだけで、産科医師によっては子宮頚管を縛る処置を行うそうです。
    その人が円錐切除術後にどれだけ傷口が再生したか?
    その人が本来持っていた子宮頚部の長さはどれだけか?
    そういったことは全く関係なく、とりあえず処置する産科医がいるそうです。
    勿論、その処置が正しいことも、必要な場合もあるのでしょうが、
    場合によっては、その処置の影響・ショックで流産される方もいらっしゃるそうです。
    私の婦人科主治医の患者さんにもそういう経験がされた方がいらっしゃるそうで、
    残念そうにお話して下さいました。
    その後、紹介して頂いた産科医を受診しました。
    婦人科主治医の紹介状を読み、円錐切除術後の妊娠についてこう仰いました。
    産科医 : 『婦人科主治医からは何て聞いてる?』
    わたし : 「妊娠・出産に影響は無いと聞いています。」
    産科医 : 『ただ、場合によっては早産の可能性があります。』
    なるほどー。
    でもこれって、妊娠している女性、全員に当てはまることですよね?
    もし仮に私がこの先、流産・早産したとしても
    それが円錐切除術後の影響なのか?は、術前に出産した経験が無い私には
    比べることが出来ない事なんです。
    今から案じても仕方ありませんし…
    でも、婦人科主治医が信頼して紹介して下さった産科医でさえも
    「早産の可能性」についてお話されたということにとても驚きました。
    円錐切除術について正しい知識を持っているこの産科医でさえ、
    こう仰ったのですから、全く詳しくない産科医だったら…と考えるとちょっと怖いですね。。
    とりあえず今は、つわりを脱出出来る日が待ち遠しいです。  

  • 【体験談】管理人@sarryの子宮頸部異形成~発覚から治療まで

    【体験談】管理人@sarryの子宮頸部異形成~発覚から治療まで

    今後、子宮頸部異形成を体験する女性のために、私の経験を公開します――

     

    円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)を受け1週間経過し、術後検診での待合室で自分の診察を待っていると、泣きながら診察室を恋人と思われる男性に支えられながら出てきた女性を見かけました。

     

    その女性は「円錐切除術を受ける方へ」というタイトルのプリント、そして、「子宮頸部異形成の説明がプリントされた紙」を手にしていました。

     

    異形成の告知を受け、円錐切除術を受けるんだろうな・・・

     

    ひょっとしたら0期の子宮頸がんだったのかもしれないし、HPV高リスク型に感染していて円錐切除術を受けることになったのかもしれないなぁ・・・

     

    正確なことは判りませんが、とにかく泣きながら診察室からその女性は出てきました。

     

    私は円錐切除術を受けてすっきりした気分で「あ~、やっと終わった。」と思っていましたが、私が経験した事をこれから経験していく女性もいるんだなぁ・・・とそんな現実を目にしました。

     

    そして、管理人@sarryが異形成告知や円錐切除術を受けた頃には、参考にできる異形成体験談を公開しているサイトがほとんど無かったことを思い出しました。

     

    子宮がんの治療体験談ブログは2006年当時もネット上にありましたが、子宮頸がんの一歩手前「子宮頸部 異形成」に関する体験談ブログはありませんでした。

     

    「これから異形成HPV(ヒトパピローマウイルス)感染告知を受け、定期検診を受けていく女性や、円錐切除術を受ける女性の役に少しでもなるのならば・・・」そう思い管理人@sarryが体験した記録を公開します。

     

    尚、医療機関設備や医師、あなたの状態により治療には個人差がありますので、たとえ私と同じ高度異形成(こうどいけいせい)・円錐切除術でも私と同じ経験をあなたがする、とは言えません。

     

    又、管理人@sarryは医療従事者ではありませんので医療的な質問には答えられません。あなたのことはあなたを診ている主治医にご相談くださいますようお願いします。

     

    2006/03/25  管理人@sarry

    最終更新日:2019/5/21

    初めての子宮がん検査

    突然の子宮頸部細胞診

    2004/12/03

    女性医師:「低容量ピルを服用されて半年ですね。子宮がん検査は受けましたか?」

    私:「いえ、受けていないと思います・・・。」

    女性医師:「じゃあ、一瞬で終わりますので今日検査しておきましょう。」

    今思えば断らずに女性医師の言葉を受け入れていたことが幸いになりました。

    診察台に上がり、ほんとに一瞬で全く痛みもなく検査は終わりました。

    子宮頸部(しきゅうけいぶ)という子宮の入り口を、ヘラのような器具でこすり、細胞をからめ取る子宮頚癌細胞診(しきゅうけいがん さいぼうしん)を受けました。

    まさか自分がこの検査で、「擬陽性(ぎようせい」の告知を受けるとは疑いもせずに3ヶ月が過ぎました。

    募る不安・・・

    2005/03/10

    低容量ピルは、婦人科で問診(タバコや他に服用している薬の確認など)や視診(ししん)を行った上で処方されます。

    病院によっても差はあるようですが、こちらのレディースクリニックでは、1度の来院で3ヶ月分の処方が限度と決まっていました。低容量ピルが無くなりそうなこの日、処方してもらいに来院しました。

    女性しか入場できない上、都心にあり働く女性で待合室もいっぱいで予約時間も押しているようで、私も1時間ほど待った頃に、病院の女性スタッフから声を掛けられました。

    「本日は診察時間が押していて、診察を待つとなると2時間程お待ちいただくことになると思います。低容量ピルの処方だけでしたらすぐにお渡しできますが、本日は診察は必要ではありませんか?」

    私は前回子宮がん検査を受けていたことをすっかり忘れていたので、低容量ピルの処方だけを希望しました。が、しばらくするとまたそのスタッフがやって来てこう言いました。

    「女医からの伝言で、次は3ヶ月と空けずにいらして欲しいとのことです。前回の子宮がん検査の結果でお話ししたいことがございます。」

    ――― なんだろう??

    今日2時間待って聞いたほうがいいのだろうか?でも3ヶ月空けずに、ということはそんなに急いではいないということだよね。。ちょっと引っかかるものを感じながら帰宅しました。

    擬陽性(3a)告知のショック

    子宮頚がん細胞診 結果:3a、擬陽性(ぎようせい)

    2005/03/23

    前回の言葉が気にかかり、細胞診の結果を聞きに来院しました。

    早いうちに国立がんセンターか大学病院で精密検査を受けてください。

    子宮がん検査で、「擬陽性(ぎようせい)」という結果を告知されたとき、冷静に医師の話を聞いていたつもりでしたが、プルプルと検査結果票を受け取る手が震えていたのを覚えています。

    どこにも痛みはなく、生理も順調で(低容量ピルを服用していたから当たり前ですが・・)、健康だと思っていたのに、体の中で何かが変わろうとしていたのです。

    検査のときと同じ女性医師は、一枚の検査結果票を指しながら言いました。

    女性医師:「前回の子宮頚癌細胞診の検査結果ですが、擬陽性と出ています。」
    私:「擬陽性??」
    女性医師:「細胞診の結果は1~5で分けられていて、1と2は正常、4と5は「がん」。そして3はその中間です。3も正常に近い結果を3a、4に近い結果を3bと分かれていて、あなたは3aです。」

    患者が動揺しすぎないようにこういう説明の仕方をしているのかもしれませんが、女性医師の淡々とした説明はまるで「今日は何を食べましたか?」そんな他合いもない会話のように聞こえました。

    「この擬陽性という結果が出ると、3ヶ月に一度細胞診を受けて経過を診ていくことになります。前回が12月だから・・・3ヶ月経過しているので本日も細胞診を行ってみましょう。消えていることもありますので。」
    結果を聞くだけ・・・と思っていたのですがこの日も細胞診を受け、1週間後の検査結果までただ待つことになるのです。

    帰宅後にまずしたことは、PCで検査結果に書かれている聞きなれない言葉を検索すること。

    意味もわからずに難しい説明を読み漁りました。自分の置かれている状況が分からないから余計に不安になるのです。

    ひと通り調べ尽くすと、自分がどのような状況で、どんな検査に引っかかったのか把握できるようになり、今後どういう検査を受けるのか、だいたい想像がつき落ち着きました。

    国立がんセンター中央病院を初めて訪れたとき、決して古い建物ではないのに、すごく重い空気が周りに漂っていて・・・

    来ちゃいけない場所に足を踏み入れようとしているようで、1人だったら検査を受けることなく逃げ帰ったかもしれません。支えていてくれる家族の存在に感謝しました。

    「擬陽性(ぎようせい)」の告知を受けてから、「精密検査(せいみつけんさ)」を受け、結果が出るまでの期間は2週間弱だったと思いますが、この頃の私は、精神的にものすごく不安定だったと思います。

    web検索で表示される情報が新しいのか?古いのか?さえ考えることなく、一喜一憂していました。職場でも、「今ここにいてこんな風に過ごしてていいのかな・・・」なんて漠然と不安を感じて泣いてしまったり。

    「親はショックを受けるだろうな・・・」と思い、離れて暮らしているだけに、なおさら申し訳ない気持ちが溢れて、電車の中で涙ぐんだり。

    「将来、子供は産めるのかな・・・」

    子宮は残せるのだろうか・・・」

    などと、悪い方悪い方へと考えてしまいがちで、そういう自分に気が付くと「悪い方に考えるのは止めよう!もし「がん」だったら最初に引っかかった「細胞診」でとっくに悪い結果が出ているはずだ」と思い直していました。

    「冷静さを保とう、まだ癌と決まったわけじゃない。」と思える自分と、「なんでこうなっちゃったんだろう?どこがいけなかったんだろう?これからどうなっちゃうんだろう・・・」と、考えても仕方のないことを考えてる自分がいました。

    「親に心配を掛けたくない」そう思う気持ちとは真逆で、擬陽性の告知を受けたとき、私は母に真っ先に電話をしました。

    私よりも動揺するかもしれないと思っていた母は、『あら!保険のこと聞いておくね!』と、いざという時の為に加入しておいてくれた「女性の病気を対象にした保険」のことを言っていました。。『ちゃんと精密検査、受けなさいよ!』と、母は強かったです。

    母の声を聞くと安心でき、声の振るえも徐々に止まり落ち着きました。心配を掛けたくない、そう思いつつ、一番に状況を聞いてもらった相手は母でした。

    結果は精密検査へと・・・

    2005/03/30
    検査後の2日間は検査結果が気になって仕方ないのですが3日目ともなると平穏な日常の気持ちになりそんな風に4日間過ごしていると、明日検査結果を聞くんだΣ(゜д゜)と思い出してまた落ち着きがなくなるのです。この後何度も細胞診や組織診を受けましたが、慣れることなくこの気持ちの変化は訪れました。

    女性医師:「今回もやはり細胞診結果3aと出ています。」

    検査結果票にある”クラス3a”という表記に戸惑っている私に女性医師は、
    「細胞診の”クラス”と、「がん」の”クラス”は関係ないので混同しないようにね。
    同じ”クラス”という分類なのでよく「がん」のクラス3と勘違いする人もいるけど、全く違いますからね。
    「がん」だったら今回受けた細胞診で4か5の結果が出ているはずだから。ちょっと怪しい細胞があるけど炎症があるのでそれが影響してるかもしれないし。
    なるべく早く国立がんセンター中央病院か大学病院で精密検査を受けてください。」

    細胞診検査結果票と紹介状を手に、軽いショックを受けてクリニックを後にしました。

    帰宅後、気持ちが落ち着かず母に電話をしていました。
    私よりもショックを受けるかと思っていた母が「癌じゃないなら大丈夫よー。ちゃんと精密検査受けなさいよー。」あっけらかんとそう言う母の言葉に安心し、自分の現状をしっかりと掴みました。

    子宮頸部 高度異形成の告知

    国立がんセンター中央病院での精密検査:コルポ診と子宮頸部組織診

    2005/04/04
    まだ肌寒いこの日、なんともいえない威圧的な空気を感じながら国立がんセンター中央病院を訪れました。
    大学病院同様、初診患者は朝早く(7:30位)から整理券を受け取り予約患者の合間に番号順に初診を受けることになります。次回からは予約できますが初診は後回し・・・という印象でした。

    国立がんセンター中央病院では他医院からの紹介状がなければ受診できません。
    となるとこの開院前の薄暗いロビーで待つ人々はどこか別の病院で癌検査(がん検査)に引っかかり精密検査を受けにきたり、あるいは別の病院でお手上げ!となって紹介状を手に転院してきた人たちということになります。
    私は20代の健康そのものに見える女性でしたので違和感があったことも事実ですが、みんな自分のことでそれどころではない状況の人たちです。

    開院し照明も明るくなり予約患者やお見舞いの人などが行き交い出すとロビーも清潔感漂う雰囲気になりました。30分程経つと私の名前が呼ばれ、「2階の婦人科受付に行くように」とビニール製の手提げ袋を渡されエスカレーターで2階へ移動しました。

    婦人科受付に向かう廊下で別科の待合室を通るのですが高齢の方が多く、「お若いのに気の毒にねぇ・・・」そんな風な目で見られているような気がしました(多分気のせいですが)。

    婦人科受付でビニール製の手提げ袋を渡すと、受付の女性から「予約患者さんの合間に入ることになりますので14時か・・・本日は診察を受けられないこともあります。」と説明を受け時計を目にするとまだ10時・・・それでも待つしかないのだよなぁと気長に待つことになりました。

    14時近くに名前を呼ばれ、ある医師の診察室に入りました。
    「こんにちわ」と挨拶するもその医師はカルテに向かって記入を続けていたので私は更に声を上げて「こんにちわ!」と繰り返したところで初めて私の顔を見て「お掛けください。」とおっしゃいました。

    受付で提出していた紹介状に目を通され、「今回はコルポ診組織診を行います。酢酸を塗り病巣を見やすくし、コルポ鏡で病変を拡大し(コルポ診)、怪しい肉片を米粒程度採取します(組織診)。ほんのちょっと痛みがあることもありますがすぐに終わります。」と説明を受け、私は診察台に上がりました。

    器具を入れているな、という違和感と摂取したときの痛みはほんのちょっと(手の甲をちょっと摘んだくらい)ありましたが「痛い!」ということはありませんでした。子宮頸部が痛みを感じにくい場所でよかった・・・(子宮体部の検査では飛び上がる程痛い、と聞きますよね)。

    採取は怪しい部分が数箇所あればその数箇所から摂取します。
    私の場合は7箇所から1mm~3mm、5mm~7mmの肉片を採取したそうです。

    「組織を摂取したので出血していますからガーゼが入っています。帰る前にトイレでガーゼの端が出ているか手で確認してお小水をしてみてください。たまにガーゼが尿道を圧迫してお小水が出にくいことがありますので、その場合は婦人科受付にお声を掛けてください。今日はシャワーにして寝る前にガーゼは取り出してください。検査結果は1週間後に出ますので1階受付で次回予約をして帰ってください。私でもいいですし、別の先生でも構いません。」とまたカルテに何かを記入しながらおっしゃいました。
    そして、「今見た感じでは、「がん」になってはいないと思います。」と言われ、それまで緊張していた私は少し安心しました。診察室に入り、出るまでの時間は30分位でした。

    先程言われたことをトイレで確認して、会計で約7,000円を支払い次回の予約をして帰宅しました。

    コルポ診と組織診の結果:高度異形成

    2005/04/10
    12時の予約時間に来院しましたが、婦人科というのは診察以外に診察台に上がる準備と下りて着替えるのに5分前後掛かるせいでしょうか、予約時間とは予約順番という役割は持つものの時間は2時間程遅れ、14時にようやく前回と同じ医師の診察室に入室しました。
    ぼーっと待っていた頭が急に緊張を感じます。結果はどうなんだろう・・・

    そして私は今日、高度異形成であることを告知されました。
    「前回の検査結果ですが・・・」と医師は子宮頸部異形成から癌へと進行する過程が載ったプリントを指しながら説明を始めました。

    正常細胞が異形成~癌になるまで(イラスト)

    正常細胞から癌細胞になるまで

    軽度異形成中等度異形成は可逆性であるので行ったり来たりしますが、高度異形成というのは軽度・中等度とは違い、軽くなることはありません。軽度は1~2%、中等度は20%、高度異形成は40%が子宮頸がんへと進行します。」その医師はプリントに数字を記入しながら丁寧に説明を続けました。

    高度異形成は「がん」の一歩手前ですが癌ではありません。2ヶ月に一度検査を受けて、1年経っても変わらないようであれば手術をお勧めします。円錐切除術といって子宮頸部を円錐状に切り取りますが将来の妊娠や出産に影響はありません。」

    私は、「40%は「がん」へと進行して残り60%は高度異形成は無くなるのでしょうか?」と質問したところ、医師は「いえ、60%は異形成のままで「がん」に進行しないのです。」と答えました。

    プリントを手に診察室を出ると、待合室にいる女性達の注目を浴びます。「この人「がん」と告知されたのかしら・・・?」そんな風に見られるのがイヤで(多分誰もそんなこと思っていないでしょうが)、私は平気な顔をして婦人科を後にしました。
    こうして2ヶ月後に1度、国立がんセンター中央病院で精密検査を受ける生活が始まりました。

    中等度異形成への可逆

    2ヶ月後の子宮頸がん再検査:異形成の進行は遅い

    2006/06/06
    初めて子宮がん検査を受けて約半年が過ぎ、私の生活はすっかり変わっていました。
    「がん」になる日が近い・・・そんな不安に駆られて仕事中に突然泣き出したり、自宅でも何かをしていないと落ち着かずネットサーフィンをして色んな患者さんのHPを拝見してみたり・・・
    そうすることで安心することもあれば余計不安を感じてしまったり、不安定な精神状態でした。

    私の場合、仕事が心と体の大きな負担になっていたこともあり辞職し(家族の支えに感謝しています)、なるべく安定した気分で毎日を過ごせるように好きな時に無理なくできる仕事に切り替えました。
    そうやって2ヶ月を過ごし再検査を受けました。

    2ヶ月ぶりの国立がんセンター中央病院でしたが人は多く、前回同様、予約時間を2時間程過ぎて診察室へ呼ばれ、細胞診コルポ診組織診を行いました。

    「見た感じどうですか?」と不安そうに質問する私に医師は、「「がん」にはなっていないと思います。そんなに急に進行することはありませんからね。」とカルテに記入しながら答えてくれました。

    高度異形成から中等度異形成を行ったり来たりすることもある

    2006/06/13
    再検査から1週間後、国立がんセンター中央病院の診察室で検査結果を聞いて”異形成”の難しさを実感しました。前回の精密検査から2ヶ月、高度異形成から中等度異形成になっていました。

    「異形成が軽くなったというよりも、組織診で高度異形成の一番怪しい部分を採取したことにより今回の検査では中等度異形成になったという感じです。こうやって取り続けることで異形成がなくなることもありますので様子をみていきましょう。」と医師は検査結果を説明しました。

    私はこのとき迄に4回細胞診を受けていましたが検査結果票に毎回書いてあった「消炎後の再検が望まれる」という内容に疑問を感じていたので質問してみたところ、
    「炎症があるようですがそのことと異形成とは関係ありません。」と医師は答えました。

    “消炎後の検査が望ましい”とあるのに炎症の原因が何なのか?という検査はしないのです。
    炎症を消す薬を処方されるわけでもなく、ここでは「がん」の検査だけしかしないんだなーと思いながら診察室を後にしました。

    早く手術をしてすっきりするか、2ヶ月に一度の検査を1年間続けるのか・・・手術の決断をすることもできずまた2ヶ月後に検査か・・・そんなやるせない、どこにも動けないような気分でした。

    これまでの私は、自分で決断をしてサクサクと物事を決めてさっさと行動する生活を送っていたので、2ヶ月に一度受ける検査結果の様子を見ながら1年間ただ待つことしかできないという現状をもどかしく感じていましたが、同時に、自分でどうすることもできないことがあることも体験しました。

    高度異形成 円錐切除術の勧め

    下腹部のモヤモヤ感

    2005/08/15
    3度目の国立がんセンター中央病院にすっかり慣れ、最初は戸惑っていた私も病院内を探索し売店でお茶を買いました。予約時間から2時間待たされることも予測し本まで持参。

    4月くらいからずっと下腹部にモヤモヤとした違和感のようなものがあり、それがだんだん強くなってきているような自覚がありました。
    医師にそれを訴えると、「子宮頸がんでは初期症状は全くないし、不正出血がないのであれば関係ないです。」と言い切られてしまい、気にしすぎかな・・・と思うことにしました。

    今回も細胞診、コルポ診、組織診を行い「見た感じでは「がん」ではないと思います。」という医師の言葉に安心し、診察室を後にしました。

    子宮頸部異形成は癌ではない

    この日は1階にあるスペースでお茶をしてみました。ふと1人の女性が目に入りました。
    すごく小柄な女性で頭に布(スカーフ?)を巻いてあり抗癌剤治療で頑張っているんだな・・・と当たり前のことですがこの国立がんセンター中央病院に入院して闘っている癌患者さんもいる、という姿に初めて気が付きました。
    私なんて前癌病変(前がん病変)。仮に進行してもごく初期で発見・治療できる・・不安に駆られて突然泣き出していた頃の自分が恥ずかしく思えました。

    転院先の病院を紹介される

    2005/08/22
    国立がんセンター中央病院で精密検査を受けるようになって3度、半年が過ぎました。
    診察室で担当医師を前にしても緊張することもなくなり、前もって疑問に感じたことを聞けるようになりました。
    以前は検査結果を聞くだけで精一杯で質問はどこかへ飛んでしまい、ただ「・・・はい。」という返事をしているだけでした。

    「検査結果は・・・高度異形成ですね。円錐切除術をご検討されたほうがいいかもしれません。他の病院では0期の「がん」と診断されるかもしれないというギリギリのラインです。
    ですが当病院では円錐切除術を行っていないのでここで受ける場合は子宮摘出になります。
    あなたはまだ若いし、妊娠出産をご希望されるでしょうから、円錐切除術を行っている他の婦人科病院を探した方がいいと思います。」

    国立がんセンター中央病院はその病院柄、「がん」の根治を一番に考えるようです。将来子供を希望するか?よりも「がん」の元が微量でも残らないように子宮を取ってしまおう、というわけです。

    この担当医師は他の婦人科病院で円錐切除術を受けることができると教えてくれたので私は国立がんセンター中央病院の病院としての目的を知ることができ、別の病院を探して子宮を守ることができましたが、もし担当医師がそう言ってくれなかったら・・・私は子宮摘出しかない、と思い込んでしまったかもしれません。
    医師とのコミニュケーションの大切さと、病院には目的があるということを知りました。

    国立がんセンター中央病院からは、東京女子医大病院への紹介状を渡されました。

    転院前の注意:これまでの検査結果データをもらう

    大学病院への紹介状を用意してくれましたが、私はこれまでの検査結果データが欲しいと思いその旨伝えると、コピーを用意してくれました。
    この次の病院で過去の検査結果データの大切さを体験するのですが、医師に「検査結果データが欲しい、と言い難い」という話も聞きます。
    しかし、実際にコピーしてきてくださるのはほぼ看護士ですし、何より自分のデータを自分で保有するのは当然なことだと思います。

    検査結果は高度異形成でもデータの中にはそれ以外の情報も記載してありますし、同じ高度異形成であっても中等度異形成寄りなのか0期に近いのか?手術に踏み切るべきか?そういう細かい情報が記載してあることもあるのではないでしょうか。
    自分の体のデータを自分で保有するのは当たり前のことだと思うし、病院にとっては「患者=お客」です。ためらわずに堂々と言って欲しいと思います。

    国立がんセンター中央病院からの転院

    転院先病院を探す:女性誌「ドマーニ」の子宮頸がん検診特集記事

    国立がんセンター中央病院での治療ができないことが判明し、転院することになり病院探しが始まりました。

    丁度この頃本屋さんで1冊の女性誌をなんとなく手にし、ある記事を目にしました。
    「子宮頸がん検査を受けよう!」という主旨のその記事は、女性誌編集部女性2人が子宮頸がん検査を受けに行くという目線で体験し記事にしてありました。以下、女性誌で掲載されていた記事の一部です。

    早期に正確な診断ができる、より精密な検査を導入!
    △△病院、○○先生
    「精度の高い検診が頚がんの早期発見のポイントです」と話す○○医師。
    そのため、子宮頸がん検診で行う通常の細胞診に加え、コルポスコープ(膣拡大鏡)を用いて、わずかな病変を見逃さないようにしています。また、細胞診で異常が出た場合に行う組織診でも、コルポスコープの導入だけにとどまらず、あまり行われないヒトパピローマウイルス(HPV)検査も行い、あくまでより確実に短期間で判定がつく検査にこだわっています。
    「”悪いものがあるかも”と言われながら、判定が出るまで長期間通院するのは精神的にも肉体的にもつらいことです。意味のない経過観察や通院を可能な限り減らし、がんなのか、そうでないのかをより早く確実に判定できるようにと思ったのです。
    治療時も同じで、早期で発見できれば簡単な円錐切除術が可能なため、無意味に入院する必要はないと日帰り手術を実行。患者の負担を減らしたいとの思いが伝わってきます。』

    引用元:女性誌「ドマーニ」より

    記事が充実していたこともあり私もその病院に行ってみよう!と予約を取ることにしました。

    予約の電話をすると、「”婦人科検診”という理由で予約をお取りすることになると2ヶ月先まで予約で埋まっています。ですが、”調子が悪い”という理由でしたら1週間後にお取りできます。」と感じのいい話し方でその女性(看護士)は言いました。

    「ご希望の医師はいらっしゃいますか?」という質問に私は「いいえ、とくにありません。」と答えたのですが女性誌に載っていた医師を指名すればよかった、と後々思い知ることになります。

    転院先の病院:山王メディカルクリニック

    2005/10/24
    女性誌で知ったこの病院を訪れ、有名な病院なんだなー、ということは待合室で順番を待つ女性の多さで実感しました。しばらく待つとある診察室に通され、女性誌に載っていた医師ではありませんでしたが、にこやかに「どうされましたか?」と対応してくださいました。

    子宮頸がん検査をお願いしたい、ということと去年末頃から続いていた下腹部のモヤモヤとした違和感があることを告げると、「女性で下腹部の痛みというとクラミジア感染を婦人科では考えます。子宮頸がんの検査と同時にできますし痛みも全くありませんので検査してみましょう。」と、国立がんセンター中央病院の担当医師には無かったにこやかな顔で診察台へと導いてくれました。

    看護士も優しさを感じさせる表情で行動しており、働きやすい環境なんだなーと、明るく丁寧な印象を受けました。

    高度異形成が2ヶ月で消える!?

    2005/10/31
    転院先病院での細胞診結果は、なんと正常でした。

    医師:「子宮頸がんの検査は細胞診クラス2で正常でした。」

    てっきり高度異形成か、もしかして初期の子宮頸がんに進行しているかも・・と不安で受診したのに。。拍子抜けすると同時に、「高度異形成だった細胞がたった2ヶ月で正常に戻るのか?」という疑問が湧きました。

    高度異形成から正常細胞に戻る事はあまりない、と国立がんセンター中央病院で説明を受けていたので、尚更、頭の中が???になっていました。

    コルポ診を併用しない細胞診結果の不確定さ

    帰宅後、知り合いの子宮がんを専門としている婦人科医に「高度異形成が2ヶ月で消えることはあるのか?」と質問してみたところ、「あなたのおっしゃるように2ヶ月で高度異形成が消えることはありません。恐らく細胞診のみでコルポ診を行っていない為、病変が分からずにたまたま正常細胞の部分を採取したのでしょう。」という回答でした。

    これまでの経緯を医師に全く話さずにただ子宮頸がん検査をお願いした私がいけなかったのだと思います。また2ヶ月後に、今度は女性誌で名医として紹介されていた医師を指名して経緯をお話しして再検査を受けることにしました。

    クラミジア感染症の発覚

    更に今回の受診では、クラミジア・トラコマチス抗原DNA結果が陽性であるとの報告を受けました。まさか自分が性病にかかっていたとは・・・!

    この日はクラミジア治療の抗生物質クラリスを2週間分処方してもらい帰宅しました。

    クラミジアはクラリスを2週間飲めば100%完治するのですが性病であることからも分かるように、パートナーも一緒に治療をしなければなりません。片方だけ完治してももう片方が完治していなければまた自分に感染してしまうからです。(ピンポン感染

    しかし男性は自覚症状があまりない為、なかなか自分も感染しているとは思いたがらずに病院(性病科、泌尿器科)に行く事も拒むことが多いようです。

    以前はパートナーの分もクラリスを処方してくれていたそうですが、現在は保険の関係でパートナーの分のクラリスは同時には処方できないそうです。病院によっては1ヶ月後のクラミジア再検査時にパートナーの分を処方してくれることもあります。

    子宮頸がんと異形成に詳しい主治医との出会い

    2005/12/03
    この日、私が円錐切除術をお願いすることになる主治医と初めて会うことができました。

    午後最初の時間を予約していたということもあり20分程度待つと名前を呼ばれ診察室へと通されました。

    この病院婦人科に来る女性の大半はこの医師の評判を聞きつけてこの病院へやってくるということもあり大変忙しそうで、2つの診察室を交互に行き来されて診察をされていました。

    婦人科の場合女性が診察台に上がる場合、個人差はあるでしょうが3分~5分程度の時間が掛かります。その間、この医師は隣の診察室で別の患者さんに対応しているのです。

    忙しさが伝わる分、話しかけにくいのでは?と思う方もいらっしゃるでしょうが私が診察を受けた医師の中で一番口数が多く、理解しているかどうかを知る為に先生から質問をされます。

    この日受けた超音波エコー検査で「これはなんだと思う?」とエコー画像を指して言い、私が考えていると「卵巣です。ここに卵が見えるでしょ?1個2個・・・。この黒く写っているのがお小水です。」と丁寧に、だけどテキパキとテンポよく診察してくれます。

    又、PCに用意してある膣~子宮周辺の画像を説明に使用し、必ず顔を見て目を見て私の名前を何度も口にして対応するのです。そして最後には必ず「質問はない?どんなささいなことでもいいですよ。」とおっしゃってくださいます。

    ヒトパピローマウイルスDNA型判定検査(HPV検査)を受ける

    この日私は、異形成の告知を別の病院で受けたこと、2ヶ月前にこの病院の別の医師の子宮頸部細胞診で正常だと告知を受けたことをこの医師に話し、再度、細胞診、コルポ診と、この病院で力を入れているヒトパピローマウイルスDNA型判定検査を依頼しました。

    検査の前に子宮や卵巣の状態を診る為に腹部エコー検査を行い、「今日は左卵巣がよく見えない(便が邪魔)ので次回また診てあげます。」と言い、「コルポ診で病巣を確認できたので組織診も行いました。」と報告を受けました。

    この医師は私が今までに出会った医師とは全く違い、医師にありがちな自分の担当の病気だけを見ていればいいという考えは感じられず、この日私は風邪を引いていたのですが診察台で検査をする際に咳をしていた私に「風邪?その咳気になるねー。ちょっと熱っぽいんじゃない?」と気に掛けたりして、婦人科だけを診るというよりはその患者さん個人全身を診る、という考え方の医師でした。

    「前回、別の医師にクラミジア治療のパートナー分のクラリスを処方してもらえると言われたのですが・・・」と言うと、快く処方してくれたのもこの病院の特徴かもしれません。

    低用量ピルは子宮体がんや卵巣がんの予防になる

    私:「トリキュラー(低容量ピル)はありますか?」

    主治医:「ピル飲んでるの?偉い!僕はもう500人以上の女性に勧めてますよ。低容量ピルの副作用を心配してる人もいるけどそんなこと全くないし、むしろ子宮体癌や卵巣癌の予防になります。子宮頸がんはウイルスが原因だから性病の癌だからね。」とおっしゃいました。

    「当医院をお知りになったきっかけは?」と質問を受けて、女性誌で紹介されていた医師の記事を読んで予約しました。と話すと、「あー!読んでくれたんだ。嬉しいねー」と私の顔を見て少年のようにニコニコして言いました。

    >>女性誌の特集記事内容はこちら

    通常、細胞診、組織診の検査結果は1週間で判明しますが、HPV-DNA型判定検査(HPV遺伝子検査)には2週間必要だということで2週間後に予約して帰宅しました。

    ヒトパピローマウイルスDNA判定検査(HPV遺伝子検査)結果:陽性/リスク型/51型の感染

    2005/12/17
    「ええと、sarryさん・・・前回の検査の結果ですね。」とHPV-DNA判定結果表を差し出され、「まず最初にどこを見る?」と主治医。

    「DNAの型・・・?」と答える私に、「まず最初に名前を見なきゃ!僕が間違えて別の人の結果を渡してるかもしれないよ。」と、HPV型が気になっていた私の緊張を解してくださいました。

    異形成がある人はHPVに感染している、HPV消滅で異形成も自然治癒する

    「まず、HPVには感染しています。子宮頸部異形成がある人は必ずHPVに感染しています。HPVがいなくなると異形成もなくなります。あなたは51型と”未知の型”2種類のHPVに感染しています。」

    HPVは約100種類のウイルス型があり、その中でも子宮頸がんの原因になるのは数種類です。

    「未知の型、というのはイボを作る型だと思います。子宮頸がんを引き起こす型はもう出尽くしていて、16・18・31・33・52が高リスク型です。あなたの51型はその次にリスクのある型です。」

    組織診の結果が中等度異形成ということもあり、3ヶ月後まで様子を見ることになりましたが、HPVの型や51型はしつこいという性質も考慮して円錐切除術を考えたほうがいいと仰いました。

    この日はクラミジアの再検査も行い、始終咳をしていた私に「風邪?前回も咳してたね。」と気に掛けてくれ、この頃私は風邪を1ヶ月もひいて別の病院の内科を2ヶ所受診していましたがなかなか治らないことを伝えると、
    「ちょっと高いけどすごくよく効く薬があるから処方しましょうか?僕はあなたの主治医だから頭痛でも風邪でも何でも言ってください。薬も処方できるし、紹介してあげますから。」と今までどの医師にも言われた事がない言葉を頂きました。

    この後、主治医処方の抗生物質(ジスマロック)で1ヶ月治らなかった風邪(咳)は4日程で治りました。

    円錐切除術の選択:病院に目的があることを知る

    2006/01/16
    前回受けたクラミジア再検査の結果は陰性でした。

    この日私は、これまでに他院と国立がんセンター中央病院で受けた細胞診、組織診の検査結果データを主治医に見てもらおうと思って持参していました。

    「これまでの結果データを持ってきてみたのですが・・・」と言うと、「是非見せてください!今迄の経過が分かると尚いいです。」とおっしゃって目を通し始め、「これ…国立がんセンター中央病院だよね。。こんなことするんだよねー。ちょっと見て!」と研修医の医師にもデータを見せて、「ね、こんなことして許されるのは国立がんセンター中央病院だからだよ。何先生が担当でした?」「○○先生です。」と言うと、「あー、知ってますよ。悪い人じゃないんだけどね、病院の性質上、「がん」にならないと治療しない病院だから。」と説明を始めました。

    子宮頸部高度異形成と診断されると円錐切除術を勧めるのが婦人科癌治療の通例のようで、その理由としてはコルポ診、組織診で検査できるのは子宮頸部表面の組織である為、内部で高度異形成が初期癌(初期がん)に進行していても表面に現れていなければ発見できないからだそうなのです。

    従って円錐切除術を行った後の病理検査結果で0期や1a期の子宮頸がんに進行していたことが判明したりするのも珍しくなく、主治医が年平均120例行う円錐切除術のうち3例程は高度異形成から子宮頚癌初期(子宮頸がん初期)に進行しているそうです。

    そういう理由で私が提出した国立がんセンター中央病院の検査結果で約1年前に高度異形成が判明しているにもかかわらずfollow up(経過を診る)していたことに主治医は驚いたのです。

    しかし国立がんセンター中央病院の性質上、「がん」だけを治療することが目的なので高度異形成の治療は行われず、仮に「がん」に進行すれば治療するのです。

    「円錐切除術を行って中で進行してたら、あなたは国立がんセンター中央病院を訴えれますよ。1年も前に高度異形成が判明していたのに放置してたんだから。」そう主治医は仰いました。

    主治医の説明を聞いているうちに自分の中で進行しているんじゃないか?約1年放置してのだから・・・と不安が出てきました。

    異形成の治療:円錐切除術を予約しました

    主治医は約1年前に高度異形成が出ていることとヒトパピローマウイルスDNA検査結果もリスク型に感染していることを考慮して円錐切除術を受けることを勧めました。

    約1年間2ヶ月に一度精密検査を受け、1週間後に結果を聞き、「次の検査で「がん」に進行しているかもしれない・・・」という不安を抱き続ける生活にも負担を感じていた為、主治医の執刀で円錐切除術を受ける決心をしました。

    電話で手術の予約を取る事ができないらしく、本日手術日を決めることに。

    手術前検査の内容

    主治医執刀の予約は1ヶ月先まで埋まっていました。手術前に受ける検査を今日受けることになり(この病院では術前1ヶ月であればOKだそうです)、尿・血液検査・心電図・下腹部レントゲンを行い、手術承諾書・入院依頼書・円錐切除術を行う方へ、というプリントを手に病院を後にしました。

    以前、胃癌(胃がん)の手術を受けた家族を持つ友人が「手術が決まるとトントンと進んでいくもんだよ。」と言っていたことを実感しました。

    異形成の治療【円錐切除術】日帰り手術:当日

    2006/02/13
    円錐切除術を受けることに決め、手術当日まで約1ヶ月の期間があったのですが手術日3日前から気持ちが落ち着かず、いつも眠れないことはない私が昨夜は寝付けずにいました。全身麻酔で行う、ということに不安があったのだと思います。

    当日は朝食を取らずに、午前9時に受付で入院手続きを済ませ10時から行われる手術に備えて個室で看護士に手術の説明や検温・血圧を測ったり・最後に食事と水分を取ったのはいつか?という質問に答え、手術着(薄手のバスローブのような形)に着替えて10時前に手術室へ歩いて向かいました。

    手術室では看護士2名と麻酔科医1名が準備をしており、私は手術台に上がり両手両足に万が一暴れた場合に備えての措置をされ、点滴や心電図もつけられました。

    全身麻酔:円錐切除術にかかる時間は20分

    執刀主治医が到着し「sarryさん緊張してますか?手術は20分で終わります。不正出血はありませんでしたか?」と会話を交わし、全身麻酔の為にマスクを掛けられ――――――――――――

    気が付いたのは病室でした。

    体が重たく、下腹部に軽い違和感を感じ、あーここを切除したんだなー、と思い時計に目をやると11時ちょっと前で、しばらくすると主治医がやってきて「sarryさん、どうですか?動けるようでしたらどんどん動いていいですからね。TV観ていいですよ。」と丁度放送されていた冬季オリンピックにチャンネルを合わせて出て行かれました。

    他の病院ではどうかわかりませんが、手術後に執刀医師が様子を見に来るとは思わなかったので心強く感じました。

    12時過ぎに看護士が点滴の量を見に来て、「点滴が終わったらお手洗いも歩いて行っていいですよ。14時位にお食事をお持ちしますね。」と穏やかに言って「点滴が終わる頃また来ます。」と出て行かれました。

    13時には麻酔も完全に覚め1人で歩いてお手洗いにも行きました。下腹部にある軽い違和感以外は全く元気で、「翌日から出勤できますよ。」と言っていた主治医の言葉を思い出しました。

    14時に食事をし(麻婆豆腐とご飯、スープ、春雨サラダで量は多めでした)、15時にはおやつに紅茶とプリン(手作りだと思う)までペロリと食べました。

    15時には主治医の内診を外来で受ける予定でしたが、外来の患者さんの対応で時間が掛かり16時位に着替えをし、看護士と一緒に外来へと行きました。

    「ほら!見せれないのが残念なくらい綺麗な処置です。」と診察台のカーテン越しに主治医が円錐切除術を行った傷口についておっしゃいました。

    「もうなんともないでしょ?日帰りで充分だと思わない?これが大学病院だと(電気メスなのに)1、2週間も無駄に入院させるんですよ。」

    円錐切除術後の切り取った子宮頸部を見た感想

    「切った部分見たい?」という主治医に”やめた方がいいよ”と看護士は言っていましたが私はデジカメで撮影したいと思っていたので(持参するのを忘れ実現できませんでしたが)「是非!」と見せてもらいました。

    液体(ホルマリンかな)に漬かっており、電気メスで焼いたせいか黒っぽい肉片でした。大きさとしては焼肉サイズ・・・かな。

    一度病室に戻り、荷物を持って会計を済ませ、18時には帰宅しました。

    円錐切除術を受けた当日の感想:日帰りでもいいけど1泊してもいいかも

    車の揺れが多少響く感じと、出血はないものの下腹部の軽い痛みがあったので1泊くらいはしてもいいんじゃないかなあ・・・と思いました。入浴はシャワーのみで湯船に浸かることは1週間後までお預けです。

    この日はパートナーが仕事を休んで送り、術後も病院に居てくれたので助かりました。

    明日朝一番で傷口を見せに行くことと昨夜あまり眠れなかったこともあり、早目にベットに入りました。ようやく一山越えたような安堵感を感じながら・・・

    円錐切除術:翌日の診察

    2006/02/14
    午後、昨日行った円錐切除術の傷口を診てもらいに病院を訪れました。

    主治医の手術が長引いているようであと1時間程待つか、他の医師にお願いするか尋ねられ、1時間待つことを負担に感じた私は別の医師(女医でした)にしたのですが、他に3名の女性が同じ質問をされて3人とも主治医を待つ、とおっしゃっていました。

    私も主治医にすべきだったかな、と思っていると診察室へ呼ばれ、4月から常勤務するという女医が待っていました。

    傷口を見て「出血も殆どありません。とてもよい経過です。」と言い、下腹部に軽い違和感のような引きつった感じがすることを伝えるとロキソニン(痛み止め)を処方してくださりました。

    円錐切除術で切り取った部分の病理検査結果が10日後に判明するそうで、次回の予約をして電車で帰宅しました。
    昨日手術を受けたとは思えない程体も軽く、ほんの少し感じる下腹部の違和感以外は全く健康で、これなら仕事(オフィスワーク)に行けるなぁと思いました。

    病理結果で一番大事なのは「末端陰性」=病巣を全て取りきれたかどうか

    2006/02/23
    診察室に呼ばれ、円錐切除術で切り取った部分の病理結果に目を通しながら「よかったね、完璧に切り取れてますよ。ほら、これみてごらん。」とプリントに載った子宮頸部組織写真を指します。

    「『組織学的に12分割して検索した切除検体の6切片に高度異形成を認める』とあります。術前の組織診では中等度異形成だったけど実際切ってみたら中では高度異形成でしたよ、ということです。そして重要なのは『切除断端は陰性である』ということです。

    病巣が広い/深そうな場合は、追加切除も併せて行う

    切り取った部分の端が陽性であれば切り残しがあるということだから、そうなると異形成は取りきれなかったことになります。今回保険として追加切除を行っていますが、始めに行った切除で既に陰性ですので、尚安心ですね。」と説明を受けました。

    円錐切除術後の下腹部の違和感・引きつり感

    傷口を診せて「気になることはありますか?」と聞かれ、「右側下腹部に引きつり感のような軽い違和感があります。」と伝え、触診。

    「電気メスで骨盤まで傷付くということは考えられないので・・・この辺痛い?響くような感じする?」「ええ、響きます。」「傷口がくっつく際に周りの内膜が引っ張られてる感じがあるのでしょう。」とおっしゃいました。

    席に戻り、「ちょっと出血があるようでしたので縫合しておきました。全く分からなかったでしょ?溶ける糸で縫合してるので抜糸しなくていいです。次は3ヶ月後に一応再検査を行いますが正常細胞になっていると思います。」と言われ、お礼を言って立ち上がると「あ、もういつ妊娠してもいいですよ」と言われました\(^o^)/

    参考:円錐切除術後の妊娠と性交渉はいつからできる?

    円錐切除術から2週間後くらいに多めの出血がおこる

    看護士から「円錐切除術後10日~2週間後にちょっと多目の出血が起こることがあります。傷口が治る過程で”かさぶた”ができるのですがこれが剥れるときに出血が起こる場合があるので、この時期は出血が増えるかもしれないと思っていてください。生理2日目以上に出血が続くようでしたら連絡してください。出血は大体1ヶ月位で治まります。」と説明を受けました。

    手術で抵抗力が低下した為か、口唇ヘルペスが発症していたのでバルトレックス錠500を処方して頂き帰宅しました。

    これで2ヶ月に一度の検診を受ける生活は終わり♪

    これまでは旅行や何かを計画するときに検査の日程を考慮したりしていた煩わしさが無くなると思うと本当に「すっ」と心が軽くなるのを感じました。

    円錐切除術:術後3ヶ月後の子宮頸部細胞診

    2006/05/16
    円錐切除術を受けて3ヶ月が経ち、念のため子宮頸部細胞診を受けることになっていたので来院しました。平日午前中にも関わらず婦人科の待合室はいっぱいで、予約時間から40分後に名前を呼ばれ診察室へ。

    「sarryさん、その後、生理はいかがですか?量が極端に少ない、とかない?」生理は普段通りだったことを告げると、「円錐切除術を行うときに子宮に道を通しておかないと、術後傷の治る過程で子宮に繋がる道が狭くなることがあります。他の病院では手術の際にそうした処置を行わない場合があるので、月経血が出てきにくくなったり月経痛が重くなったりするんですよ。」と説明を受けました。やっぱりいい主治医を探してよかった。

    診察台に上がり酢酸で子宮頸部を染めてコルポ診を行い、病巣が現れていないかを目認し、「大丈夫!」の一言をもらいました。

    念のため細胞診も行い、「ここまでする必要はないんだけど僕はするんですよ。」と言いながら超音波検査も行いました。「これが子宮ね、この黒いとこは尿、両卵巣とここに卵子が見えるね。2つ筋腫があるけど、あなたは低容量ピルを服用してるから、飲んでる間はこれ以上大きくなりません。」と画像を頂きました。

    私は以前クラミジア検査で陽性が出ていたことがあり、服用後の再検査で陰性になっていましたが、「クラミジア菌は子宮には存在することはなく(月経で流れるから)子宮頸部と卵巣、お腹に存在します。

    前回は子宮頸部で検査しましたが抗体ができてるかを血液検査で調べていた方がいいので(卵巣に菌が残ってる場合不妊の原因になる)、今日採血しましょう。」と言われました。

    私の母は甲状腺疾患だったこともあり遺伝する場合があると聞いていたので、主治医にそれを伝えると「それは調べておいたほうがいいですね。男性には遺伝しないけど女性には遺伝しやすいので検査項目に追加しておきましょう。」と追加してもらいました。

    以前に口唇ヘルペスがあったこともカルテを見返して指摘されビタミン剤(ビタメジンカプセル25)を半年分(1ヶ月分のところ半年分頂きました。肌にもいいので)と低容量ピル(トリキュラー28)を半年分処方して頂きました。

    今回は薬や検査が多かったので会計も高め!でしたが銀行口座引き落としを使えるのもこの病院の便利なところです。「結果だけを聞きに来院するのは大変でしょ?」と、後日郵送してくれることになりました。

    術後3ヶ月:子宮頸部細胞診の結果

    2006/05/26
    夕方ポストを覗くと、自分で書いた見覚えのある字があり検査結果だ!と思わずその場で郵便をあけてしまいました。以下表記します。

    子宮頸部細胞診:高度異形成は治りました。
    血液検査―甲状腺ホルモン:異常なし
    クラミジア:陽性、完治していない可能性があります。

    クラミジアは以前陽性で2週間薬を飲み再検査で陰性でしたが、膣にはいなくても腹部や卵巣に残っている場合がありその場合不妊の原因になる、ということで膣からの採取ではなく血液検査で詳しく調べていました。来週早速、薬を処方してもらいに来院することになりました。

    ここまでのふり返り:3a発覚から異形成の治療(円錐切除術)を受けた感想

    2006/05/29
    病院の予約システムが変わり、午前中を予約・午後は来た順番に外来を受ける、ということで主治医の予約は6月末まで一杯。。仕方なく午後からの診察待ちで受けることになりました。
    2時間弱待つと診察室に呼ばれ、忙しそうだけどイキイキとしている主治医に再会しました。

    「あ、クラミジアね。前回は2週間薬飲んだと思うけど、今回は3日で2週間持続する抗生物質(ジスロマック)を処方します。なんで前回もそうしなかったんだ?って思うでしょ?種類が違うんですよ。」と説明をしてくれます。先週末から風邪なのか咳だけが止まらず、そのことを伝えると「この薬で風邪も一緒に残るよ。」とおっしゃいました。

    ビタメジンの副作用

    前回、ビタミン剤(ビタメジン)を頂いていたのですが3日程服用すると激しい頭痛と吐き気、目の奥に感じる刺すような痛みがあり、昔、市販の総合ビタミン剤を飲んで同じ反応があったのを思い出しました。

    薬の説明書には副作用として頭痛等は書いてありませんでしたが尋ねると、「あーー、ごく稀に合わない人がいます。飲んでた方がいいんだけどね。。1日2回だったのを1日1回にして飲んでみません?何で処方したかというと口唇ヘルペスが再発しないように・・・。

    sarryさん繊細なんですよ。見かけは元気そうだけど(笑)ほんとごく稀だから珍しいですよ。」と言われ、とりあえず原因は分かった事もあり服用を減らして飲んでみることにしました。

    軽度の炎症性変化=新陳代謝や免疫活動

    子宮頸部細胞診の結果はクラス2でした。所見に”軽度の炎症性変化が見られます。経度に核肥大した扁平上皮細胞が認められます。”とあり気になったので尋ねると、「大丈夫ですよ。若い人はみんな炎症があるんです。」と仰い、次回は6ヶ月後・・・ということになりました。

    “若い人はみんな炎症がある”というのは…つまり性交渉や新陳代謝、入浴などで入った雑菌を体が退治してるので炎症がある、という意味のようです。

    異形成の恐ろしさは、内部での進行が外から見えないこと

    主治医は看護士や見習い?の医師に、こういうこともあるんだよ、ということを伝授することがあります。今回のビタミン剤のことや、私の円錐切除後の病理結果を見せながら、「彼女は中等度異形成だったんだけど51型に感染してたから切ってみた。そうしたらもう殆ど「がん」ですよ。悪さしないウイルス型であれば放っておいていいんですよ。

    だけど51型だから勧めたの。去年別の女性も軽度異形成で3年様子見てたんだけど切除してみたら1期の「がん」で・・・検査で採取するとこは決まってるからね、中は採取できないから。なんとか子宮残して頑張ってますよ。あなたみたいに若いと命が助かっても子宮を無くしたら嬉しくないですからね。」と。

    自分が感染しているHPV型を知る大切さを感じ、「あのまま国立がんセンター中央病院にいたら「がん」になってから治療を受けたんだろうな・・・」と思い、改めてあのとき病院を移ってHPV-DNA型判定検査(HPV遺伝子検査)を受けたこと、主治医に出会えたことを感謝しました。

    病室を出る前に婦長さんから「今度咳が1週間以上続くことがあれば内科のアレルギー科で検査を受けてみたほうがいいですよ。」と助言を頂きました。

    HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)は性行為で移る、というと確かに受けるイメージはあまり良くなく、なるべくなら言いたくないしパートナーがいれば伝えるかどうか・・・と子宮頸がんや異形成以外にとてもナイーブな問題が伴います。

    こういうことを表立って語り合う場所はあまりなく、たとえネット上であっても言いにくい内容もあります。

    今後ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンや薬が開発され日本で実施されるようになる日がくることを願い、子宮頸がん・子宮頸部異形成が無くなる日まで、同じ経験や不安を抱える女性の為に当サイトを運営していきたいと思っています。

    円錐切除術:術後1年検診(コルポ診併用の細胞診)

    2007/01/16
    術後3ヶ月検診後に、6ヶ月後に子宮頸部細胞診を受けることになっていたので約1ヶ月遅れてしまったものの久しぶりに来院しました。
    3月迄で建て直しのために閉館するとbbsで報告してくださった方がいましたが、改めて見るとエレベーターも古いし女性患者が多い病院なだけに新しくなるのが待ち遠しいですね。

    しばらく来ない間に予約制度も変わっていて平日午前中のみが予約でき、午後は13時~は先に来た順に外来を行っていました。私は午前最後の予約をしていたのですがやはり押しているようで1時間ほど置いてある女性誌を見ながら呼ばれるのを待ちました。

    診察室に入ると相変わらず主治医は忙しそうで、カルテに一通り目を通して私のこれまでの経緯を確認し、

    主治医:「その後、生理の量はどうですか?少ないかなって思います?」

    私:「少ないと言われれば少ない気がしますが低容量ピルを服用しているのでこんなものかな、と思います。実は生理3日目なんです。」

    主治医:「それでは診てみましょう。」と診察台に勧められました。

    久しぶりの検査だったので器具が入る違和感なんかをすっかり忘れていたためか、少し痛みを感じました。まずコルポ診で病変がないことを確認し、子宮頸部細胞診を行ったようです。

    主治医:「大丈夫ですよー!完璧に治ってます。傷口もキレイです。子宮頚管が塞がっていないか検査しましたが、こちらも大丈夫ですよ。」と言い、超音波エコーで子宮と卵巣のチェックも受けました。

    多膿胞性卵巣(たのうほうせいらんそう):PCOの発覚

    主治医:「sarryさん、生理はきちんと来ていますか?」

    私:「それが、11月に生理が来なかったので妊娠したのかな?と思って不安だったので低容量ピルの服用を止めているんです。12月半ばに遅れて来たんですけど・・・」と言うと、

    主治医:「これが卵巣ね。中に卵が見えるでしょ?ちょっと多すぎるんですよ。」

    多すぎる?!

    通常、卵巣には1個~3個程度の卵子があり、毎月どちらか片方の卵巣から排卵日に排卵されます。

    今生理中ということは約2週間前に排卵しているはずなのに卵巣に卵子が溜まりすぎているということは…排卵していない?診察台から下り、椅子に移り、先程撮影した卵巣画像を示しながら説明が始まりました。

    主治医:「これがsarryさんの卵巣だけど、1234…ざっと8つの卵が見えます。」

    見ると、真珠のネックレスのように数珠繋ぎになった卵が映っています。(通称:ネックレスライン

    主治医:「こういう場合、排卵していないことが考えられます。PCO(多嚢胞性卵巣)といい、ホルモンバランスが崩れていることが主な原因です。今日はホルモンバランスも調べておきましょう。それから、基礎体温つけてる?」

    私:「いえ…」

    主治医:「明日からつけてください。詳しい説明は婦長さんが説明してくれますから。」

    主治医:「sarryさんは他の検診は受けていますか?乳癌検診(乳がん検診)もちゃんとやってる?」

    私:「いえ…まだ一度も受けたことないです。」

    主治医:「25歳過ぎたら受けておいたほうがいいですよ。ついでに今日予約しておきなさいよ。」

    私:「そうですね。実は、ブラジャーをつけた状態で左胸を寄せるときになんかコロっとしたものに当たるんです。でもブラジャーを外して自分で探そうとすると見つからないんですけど…」

    主治医はちょっと困ったような顔になり、

    主治医:「私の知人の専門医を紹介してみてもらう?それとも当院でとりあえず検査受けてみてその結果で考える?」

    私:「とりあえずこちらで検診を受けてみます。」

    主治医:「そうだね。じゃあ次回は基礎体温を1ヶ月半くらいつけて、その間に乳癌検診(乳がん検診)もやって、2週間くらいで結果も郵送されるからその結果も一緒に持って来てください。」

    こんなやり取りをして、基礎体温表記入シートをいただき、婦長さんに説明をしてもらいました。
    婦人科を後にし、ホルモンバランスを診るための採血、乳癌検診(乳がん検診)の予約をして帰宅しました。

    子宮頸部細胞診:結果クラス1

    2007/03/09
    この日は、前回の1/17より毎朝付けてきた基礎体温表を持参して来院しました。
    朝起きが苦手なので、同じ時間に基礎体温計を舌下で計りそのまま二度寝…をすることもありましたがなんとかグラフ化できました。
    予約時間を1時間待つのは当たり前になっているのでのんびりと構えて女性誌を読みながら順番を待ちました。診察室に入ると、カルテに目を通し前回までの流れをチェックし、

    主治医:「sarryさんですね…子宮頸部細胞診結果はクラス1、正常ですよ!これは処女と同じです(笑)全くヒトパピローマウイルス(HPV)が存在しないということです。よかったですね。」

    私:「はい!ありがとうございます。」

    ここで、主治医からいいお話を聞くことができました。

    HPV(ヒトパピローマウイルス)は石鹸で洗えば落ちる!

    主治医:「パートナーが他の女性と関係を持ったり、あなたが新しい男性と関係を持てばHPVに再度感染することはあるけど、性交渉前に洗えばいいからね。」

    私:「?!洗えばいいんですか?!」

    主治医:「HPVは女性の子宮頸部にしか生存できないウイルスなんです。あまりよく知られていないけれど、男性器にHPVがついても石鹸で洗えば落ちるんですよ。」

    私:「え…!普通の石鹸で洗えばいいんですか??」

    主治医:「そう、普通の石鹸で大丈夫ですよ。花粉も払えば落ちるのと同じで、HPVも手や皮膚、男性器についても落とせばいなくなって、その状態で性交渉すれば女性にも移らないんです。知らなかった?」

    私:「そうなんですか…全く知らなかったです。。」

    主治医:「いかに多くの男性が男性器を石鹸できれいによーく洗っていないか…ですよね。」

    私:「そうだったんですね…HPVに再度感染しないか?を不安に思うことがあったので聞けてよかったです。」(詳しくは、HPVと男性HPV感染予防についてをお読みください)

    そして、持参した基礎体温表を主治医に見せると「怪しいですね~」といい、診察台で卵巣の状態を診てもらい、再度椅子に戻りました。

    主治医:「前回の血液検査結果では女性ホルモン、男性ホルモン共に基準値内で問題ありません。が、今日も前回同様、育っていない卵子が卵巣に残っているので…基礎体温も怪しいからね…ホルモン数値には出ていないけど、何かがおかしいです。」

    PCO(多嚢胞性卵巣)の治療法の1つ:低用量ピルの服用

    私:「2年半くらい飲んでいた低用量ピルの影響とかあるんでしょうか?」

    主治医:「いえ、それは全く関係ないですよ。この状態はピルで治療できます。」

    私:「ちょっとよく理解できていないんですけど、ピルで排卵を止めるんですよね?それで治療になるんですか?」

    主治医:「ピルで排卵を止めて眠らせてあげると、ピルの服用を止めたときに、眠っていた反動で活発に排卵するようになるんですよ。」

    私:「そうなんですか…全然関係ないんですけど…」

    主治医:「何々?関係ないことでもなんでも言ってください。」

    私:「実はここ1ヶ月くらい前から治らないニキビが胸元と背中にたくさん出来て…」

    主治医:「あら、ホントだ!ちょっと背中も見せて」といい見せると、「こりゃかわいそうに…よし、すぐ治る薬を出しますからね。漢方飲めるよね?」といい、考え込んでる私に、「飲めるよね?飲めるでしょ?」と念押しされました。。

    主治医:「背中や胸元のニキビは関係あると思います。数値には出ていないけど、その前の症状が出てると思います。もうしばらく基礎体温つけてください。」といい、漢方を処方してもらいました。また来月、今度は移転先の間借り診療を行う病院へ訪れることに。

    一難去ってまた一難…すぐ子供を作る予定はありませんが、ホルモンバランスが崩れはじめているのか…とにかく薄着になる夏前に胸元と背中のニキビは治したいです。。

    円錐切除術:術後1年半検診(コルポ診併用の細胞診)

    2007/11/05
    円錐切除術を受けて1年半が経ち、病院へ来ることもほとんど無く過ごせるようになりました。私が子宮癌検査(子宮がん検査)を受けたのはたまたまでしたが、受けていて本当に良かった…と実感しています。

    主治医の診察を待つ外来は相変わらず混んでおり、私はそれに慣れているので気長に1時間ほど待つのですが、慣れていない方やお仕事を抜け出したり午前休で来ている方などは「予約時間の意味が無いじゃないですか!」と婦人科受付に詰め寄るシーンも見られます。午前一番目を予約しない限り、ある程度予約時間は過ぎてしまうでしょうね。。

    でもそれはそれだけ「医師と患者の交流(会話)がある」ということです。1人の患者が抱える不安や疑問に対応するから結果的に1人が診察室に居る時間が長くなってしまう…んでしょうね。

    主治医は以前より更に忙しそうで、2つの診察室を行ったり来たりして診察していました。

    主治医:「もう円錐切除術やって1年半ですねー!その後、生理の量は極端に少なくない?」

    管理人@sarry:「はい、特に気になることも無くて調子もいいです!」

    主治医:「じゃあ内診台へどうぞ」

    早速、膣側から器具を挿入し、エコー検査を行います。画面を見ながら、「ここが子宮です。ここが膀胱ね。卵巣も異常無しです。」と説明してくれます。

    さらにコルポ診による子宮頸部の拡大観察では「傷口もキレイに治ってるし、全く異常ありません。よかったですね」と言い、子宮頸部細胞診を行いました。

    PCO(多嚢胞性卵巣)の自然治癒

    前回受診したときに腹部エコーで見えた“卵巣に未熟な卵子が真珠のネックレスのように写っていた症状(ネックレスライン)”=PCO(多嚢胞性卵巣)も自然に治ったようで、今回は正常な卵巣の画像でした。

    同じく前回処方してもらった漢方を服用して間もなく背中と胸元のニキビも出てこなくなり、2ヶ月程でニキビ跡もキレイに無くなりました。薬ってすごいですね~。

    前回、新たな一難がやってきたかと思っていましたが、この半年程で自然に治っていたようで一安心です。
    細胞診の結果は郵送してもらうことにして(1,050円かかるそうです…)病院を後にしました。

    2回連続、細胞診結果クラス1

    2007/11/14
    検査って異常が無いとは予測できていても、受けると結果を知るまでドキドキするんですよね。検査日から10日ほど経って結果が郵送されてきました。

    『異常ありませんでした。子宮頸部細胞診結果クラス1、次回は6ヶ月後に受診してください。』の結果にほっとしました。

    異形成治療後のHPV再感染が怖い女性へ

    当サイト子宮頸部異形成専用bbs掲示板や管理人@sarryに寄せられるメールで「術後の再感染が怖い」という相談が寄せられます。

    管理人@sarryは高度異形成発覚前から同じパートナーと続いていますが、術後再感染することなく細胞診結果クラス1を維持できています。

    「せっかく手術して異形成ヒトパピローマウイルス(HPV)を排除できてもまた感染してしまうんじゃないか…」と不安になる気持ちも分かりますが、マイナスに考えるのではなく、「仮に再感染しても自己免疫力で自然排除してやる!」という強い気持ちを持つことが大切だと思います。(詳しくはHPV感染予防についてをお読みください)

    私もこの結果に甘んじることなく、体力や免疫力を維持できるようさらに規則正しい生活を送ろう!と思っています。

    円錐切除術:術後2年半検診(コルポ診併用の細胞診)

    主治医による最後の細胞診?

    2008/08/01
    円錐切除術を受けて2年半が経ちました。本当は前回の検査から半年後に再検査を受けることになっていたのですが5月の予約をしようとした時には既に6月分くらいまでの予約が終了しており…唖然として、身の回りが落ち着いているであろう8月に予約を入れたのでした。

    予約は午前中のみなので午前中に予約を入れ、比較的早い時間だった為か待合室で25分ほど待った頃、診察室へと呼ばれました。「今日は早いわぁ~♪」と思っていたのですが…「先生がおいでになるまでちょっとお待ちくださいね」という看護士の発言の後、診察室内で約25分待ちました。。

    しかもお話をしている最中に電話に出られたり、この日は外来処置も担当しているとかで処置室へと移動されたり…体調を崩されたとbbsに書込みしてくださった方がいらっしゃいましたが、復帰してすぐ忙しそうな様子です(でもお元気そうでした)。

    主治医:「お元気ですか?もう手術して2年半だねー!生理の出血量とか気になることは無い?」

    管理人@sarry:「はい!元気ですし大丈夫です」

    主治医:「じゃあ内診台で見てみましょう!」と言い、また外来処置へ行かれました…

    10分程待ったでしょうか。その間、看護士さんがバスタオルを掛けてくれていますがあの診察台で待つのはちょっと辛いですね。。

    主治医:「お待たせしました!」と再登場し、酢酸を塗ってコルポ診併用の細胞診をされたようです。

    器具を入れている違和感はありますが痛みなどは全く無いので「今、酢酸塗って時間置いてるな」とか「細胞診でこすってる」などと想像します。
    そして膣内エコーを入れて診察台にあるカーテンを開けて、モニターに映るエコーの様子を見せてくれます。

    子宮筋腫が3つある

    主治医:「あれ!以前筋腫あるって僕言ってたかな?」

    管理人@sarry:「はい、聞いてます」

    主治医:「ピル飲んでる?」

    管理人@sarry:「いえ、結婚したので、子供はまだ作らないけど服用は止めてます」

    主治医:「あ、結婚したの?おめでとう!はい、終了です」

    この後、私が着替えている間にまた処置室へ…。。いつもは2つの診察室を掛け持ちでしたが、この日は処置室も担当されているので3つ掛け持ちですからね…大変です。

    その間に看護士さんが「検査結果は聞きに来ます?郵送にします?」と尋ねられ、「郵送にします」ということで、住所氏名などを書きながら10分程待ちました。

    主治医:「お待たせしました!そうか~、結婚したのかー。苗字は○○になったのね。」と先程私が書いた検査結果郵送先の宛名を見て仰いました。

    主治医:「まだ子供作らないの?どうして?」

    管理人@sarry:「彼が子供嫌いな人で…私もまだ欲しくないかな~と思ってて…」

    主治医:「最近多いね。片方が欲しくてもう片方が要らないって夫婦。男女どっちがってわけじゃなくて女性が欲しくないけどご主人が欲しいとかね。」

    管理人@sarry:「あ~、そうなんですかぁ~。」

    主治医:「ホントは妊娠するといいんだけどね。筋腫も大きくならないし。」と先程の膣内エコーの写真を見ながら仰いました。

    管理人@sarry:「3つあるんですか?筋腫」

    主治医:「ここに映ってるのは3つだけど、3つあるってことはもっとあるってことなんですよ。」

    管理人@sarry:「!そうなんですか~。前もあるって言われたんですけど大きくなってる…?」と言っていると

    主治医:「うんうん、(前回のエコー写真を見ながら)大きさは全く変わってないね。気をつけて1年に一度は経過を見ていきましょう!生理は順調に来てる?」

    管理人@sarry:「はい、ぴったり28日周期で(笑)」

    主治医:「じゃあ大丈夫でしょう。乳腺の方は診てもらってる?」

    管理人@sarry:「昨年受けてもう1年以上経つのでそろそろ受けようかと思ってました。」

    主治医:「受けておいた方がいいよ。リスクがあるからね。今日この後予約して帰ったら?」と…
    後で思ったのですがこの「リスク」ってどういう意味だったんだろう?と…。。

    管理人@sarry:「あ、こちらに乳腺科あるんですか?」

    主治医:「あるよー、ここの乳腺科は日本一だよ!乳がんは判断が難しいからね。予約して帰りなさい、ね?」

    管理人@sarry:「はい、そうします!因みに、他の検診とかも全く受けてないんですけど…もう3~4年位…会社員じゃなくなってから…」

    主治医:「あぁ、そうか。sarryさんは会社員じゃ無くなったのか(笑)ここにも検診あるから予約して帰ってもいいけど…実費だから…。来年ね、病院完成するんですよ!それで、僕が取り仕切って、女性の体を全て検査できるシステムを作るんですよ。婦人科だけじゃなくてね、胃とか腸とかも含めて全部検診できるようにするの。よかったらそっちにおいでよ!それとも今何か気になるところあるの?」

    管理人@sarry:「いえ、ここ数年で一番かも?と思うくらい元気です(笑)」

    主治医:「じゃあ、そうしよう!いい?そして今日は血液検査を受けて帰ったら?以前クラミジアが出てるからその経過も診たいし…で、他にも色々項目追加しといてあげようか?(笑)」

    管理人@sarry:「はい!お願いします(笑)」

    検査は症状がないのに依頼すると保険適応外になる

    血液検査って例えば「クラミジア感染の経過を知りたいので調べてください」といって血液検査を受けると実費扱いになり、1項目につき3,000円程度お金がかかります。ですが、今回のように既に理由があって受診している科で検査をする場合、保険適応となりかかる費用を抑えることができるんです。

    この辺の判断は医師によるので融通の利かない(いえ、真面目な医師?)だと【クラミジア+その他の項目】は追加してもらえない場合があります。

    異形成に詳しい医師はsarryの主治医だけではない

    主治医:「それから、今度そっちの病院が完成したら、sarryさんがどうしても僕じゃなきゃイヤだ!って言うならアレだけど(笑)再検査や検診の人など特に異常の無い人は他の先生に担当してもらうようになるから。でも検体は僕も診るからね!僕も診るけど、今みたいに僕一人で多くの患者さんを…っていうのはちょっと限界があるからね。でも僕が先生を指導して診てるからね、その辺は安心して。で、何か異常があったら僕が診るように…ってなると思います。」

    なるほどー、と思いました。確かに今のように細胞診3aで経過を診ている人も子宮頚癌で命の危険がある人も1人の医師が全てを受け持って診るのは限界だと思います。この日は私は待たない方でしたが、通常2時間は待つので診察の待ち時間をみてもよく分かりますよね。

    細胞診3aの人は放置していい、ということではありませんが、この医師以外にも異形成や子宮頚癌に詳しい医師は沢山いますし、私が信頼しているこの医師に教授を受けている医師ならば同じように安心なのかもしれません。

    実は少し前から、管理人@sarryも考えていたことがあって、それは私のように術後の定期的な検査を受ける人が主治医を独占するのではなく、他に今病気と闘っている女性に主治医の診察時間を譲った方がいいかも?ということです。

    この医師に診てもらっていれば安心、というのはすごくよく分かります。

    私も上記のように思いつつもこれまで主治医の診察を受けてきましたから。でもきっとこのままでは主治医は近い将来、限界を通り越してミスをしてしまう可能性が出てきてしまうのではないか?とも思います。(私が心配する必要は無いでしょうが、ミスされるのは患者側ですから…気になります)

    新しくなった病院でどんな風な診療体型・システムになるのか?は今のところまだ分かりませんが、私のようなイチ患者に話していらっしゃるのでかなり具体的に決まっているのではないかとも思います。

    私はこのサイトを通して、体験談を公開し、その際に病院名や医師名を実名で記載してきました。

    「お陰で助かりました!」というお声をいただく一方で、他県・遠方からわざわざ受診に駆けつける方もいらっしゃるようで、実名で記載しておいて何ですが、「そこまでしなくても近くにこの医師と同じように良い医師がいるはず…!」と思うこともあります。

    sarryの執刀・主治医を非公開にします

    [2009/07/27追記]
    個人情報の観点から、実名での病院・医師名の記載を修正しました。

    不安になる気持ちはよく分かりますし、医師を替えることに不安が全くないわけではありません。ですがやはり自分はもう治療を終えたのですから、お次の治療が必要な方に主治医の受診時間を譲って差し上げて・・何かあったときにまた診てもらう、というシステムに管理人@sarryは賛成・協力したいと思います。

    主治医:「じゃあ次回は1年後でいいよ!・・・検査結果に何も異常が無かったらね(笑)」と明るく見送ってくださいました。

    子宮頸がん検査:細胞診結果クラス2

    2008/08/22
    郵送で細胞診結果が届いたのは検査日から20日ほど経過してからでした。今回は血液検査もお願いしていましたが異常無し。細胞診結果もクラス2、正常でした。

    管理人@sarryに寄せられるメールや質問の中に、「細胞診クラス2だけどクラス1にならないので不安です」というコメントがあります。

    ですがクラス1も2も正常細胞です。今回、私は細胞診結果クラス2でしたが1でも2でも正常という結果なので心配する気持ちは(当然といえば当然ですが)ありません。

    私の場合、今回の細胞診結果クラス2は、今年に入ってから生活が変わったり多少無理をしなければならない状況だったので疲れが出てきている結果だと思います。現在少し夏バテ中なので…ゆとりのある生活リズムに切り替えていきたいと思います。

    次回の検診は12ヶ月後になりました!

     

    円錐切除術後3年:妊娠中の子宮頸がん細胞診

    2009/02/14
    前回の細胞診時に、「何も異常が無ければ1年後の定期検査で良い」と言われていましたが、今回、予定外に細胞診を受けました。

    なんと!予定外でしたが自然妊娠が判明し、円錐切除術後の妊娠・出産について正しく理解している産科医を紹介して貰う為に主治医を受診したのです。

    折角だから…ということで細胞診も受けることになりました。(円錐切除術後の自然妊娠・出産については『円錐切除術後の妊娠と出産』に記載しています)

    異形成は妊娠中に進行しない:検査結果の確認は産後でOK

    主治医:「結果は、次回受診された時で構いません。仮に異形成があったとしても、妊娠中は進行しないからね。次回は、産後4ヶ月過ぎたらまた再検査に来て下さい。」と仰いました。

    これを書いている今、既に産後4ヶ月を過ぎ、もうすぐ6ヶ月になりますが、実はまだ細胞診を受けに行けずにいます。

    赤ちゃんを一緒に連れては行けないでしょうし、何より予約をしていても待ち時間が長く時間が読めないので、授乳の関係もあり難しそうです。

    1~2回分、ミルクで対応してもらって子供を主人に預けて受診することになると思いますが、そうなると土曜日の受診になるでしょうから予約も取り難く、待ち時間も余計に長くなりそうなので…といった具合にタイミングを図っているところです。

    次回、細胞診を受けた際にはまた更新したいと思います。

     

    円錐切除術:術後4年半検診/聖路加国際病院予防医療センター人間ドックにて

    第一子出産後、初めての子宮頸部細胞診

    2010/06
    2009年秋に第一子(長男)を出産し、初めての育児を夫婦2人で行う中、身内の突然の不幸等もあり何かと慌しく、心身共に喜怒哀楽する日々でした。

    [sanko href=”http://www.okiraku.tokyo/” title=”オキラク子育て♪~円錐切除術後の妊娠と出産、そして育児!” site=”オキラク子育て♪~円錐切除術後の妊娠と出産、そして育児!”]

    前回の細胞診は、妊娠中に主治医から受けたのですが、『仮に今、異型成があっても妊娠中は進行しないから、産後4ヶ月したらまた検診においで』と言われ、結果は知りません・・・。

    結果を郵送してもらう事も出来るのですが、送料・手数料で1,000円必要で、「結果を聞いて万が一、異型成があった場合、不安な気持ちを抱えて妊娠生活を送るのは自分にも胎教にも良くないだろう」と判断し、結果を聞きに受診することもしませんでした。

    そういうわけで、産後4ヶ月後に細胞診を受けに受診しようと思っていたのですが、何だかんだで落ち着いたのは産後9ヶ月前の事でした。

    私は会社員だった頃に一度、とても簡単な健康診断を受けただけで、その後、6年間程、健康診断など受けたことが無かった(円錐切除術を受ける際の術前検査や、何かのついでに血液検査を何度か受けた事はありましたが)ので、『出産もした事だし、きちんと検査して欲しい』というパートナーの強い要望で人間ドックを受けることになりました。

    家族が勤めていた会社の契約で、『聖路加国際病院予防医療センター』を予約(配偶者補助金が出ました)。流石、日本一の病院と称される聖路加国際病院の人間ドックなので、予約も一杯でしたが何とか予約出来ました。
    (こちらは託児所(予約制)も用意されていますが、今回は主人と自宅でお留守番していてもらいました)

    私はミルクと母乳の混合で、授乳中だったので乳癌検査は受けられず(理想は母乳を与えなくなってから一年は空ける、最低でも半年は空けないと正確な検査結果が得られないそうです)、乳房自己視触診指導を受けました。

    聖路加国際病院予防医療センター:人間ドック検査項目

    他には、身体測定(身長、体重、肥満度、BMI、体脂肪率、腹囲)、内科診察、尿一般検査(比重、PH、蛋白、糖、ウロビリノーゲン、潜血、白血球)、便検査、血液生化学検査(総蛋白、アルブミン、A/G比、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、総ビリルビン、空腹時血糖、HbA1c、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、GOT(AST)、GPT(ALT)、アルカリフォスファターゼ、LDH、γ-GTP、Na、K、Cl、Ca、P)、血液一般検査(白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、MCV、MCH、MCHC、血小板数、白血球百分率、血液型(ABO、Rh式))、血清学検査(CRP、RF、HCV抗体、HBs抗原、HBs抗体、VDRL、TPHA、PSA)、甲状腺機能検査(TSH、FT4)、生理学的検査(血圧、心電図、眼底、眼圧、視力、聴力、肺機能)、胸部X線検査(こちらは授乳中でも問題なく受けられるそうです)、上部消化管X線検査、腹部超音波検査(上腹部超音波検査(肝臓、胆のう、腎臓など))、婦人科検診(子宮頸部細胞診、婦人科診察)、骨密度検査(骨塩量)・・・という検査項目でした。

    私が今回受けた人間ドックは標準的なもので、婦人科検診ではヒトパピローマウイルス(HPV)検査をオプションで受けることが出来ますが、術後の細胞診・コルポ診結果は正常だったので今回は受けませんでした。

    一通りの検査が終わると、用意された軽食を頂き、1時間弱待ち、面接・生活指導(結果説明、生活指導、栄養指導)を受けます。私は産後太りで困っていたので相談してみましたが、やはり授乳中ということで食事制限は母乳卒業まで待った方が良いとの事・・・分かってはいますが、自分のベスト体重を大幅に上回るのはツライですよね~。。

    それでも、標準体重の範囲内(ギリギリでしたが…)だったので、「母乳卒業したら断食してやる!今の私は仮の姿…」との思いで自分を落ち着かせました(?)

    最後は総合判定(各種検査データをもとに、医師による総合判定)。担当医師による今回の人間ドック検査結果についてのお話です。

    一部、眼底圧(だったと思う)と婦人科の子宮頸部細胞診結果は本日出ないので、後日郵送で他の検査結果データと共に届きます。

    私の番号が呼ばれ、優しそうな男性医師から結果が告げられました。

    脾臓(ひぞう)が2つある!副脾(ふくひ)

    担当医師:『本日はお疲れ様でした。今回の結果ですが、一つ除いて全てALL A(正常)です!

    管理人@sarry:「なるほど。一箇所って・・・?」

    担当医師:『腹部超音波検査で一箇所引っ掛かってます。ですが、異常ということでは無くて、実はsarryさんは、”副脾(ふくひ)”です。

    管理人@sarry:「副脾、って何ですか??」

    担当医師:『脾臓(ひぞう)が2つあるんですよ。本来は1つなんですけど、10人に1人くらいの割合で副脾の方がいらっしゃいます。特に悪さをすることはありませんので問題ありませんが、検査結果としては引っ掛かっちゃいます。』

    管理人@sarry:「へぇ~~~」と思わず笑ってしまいました。

    実は、私のパートナーも”副脾”なんです。10人に1人の体質の人とパートナーになっているなんて、なんだか不思議な気分~。第一子も副脾だったりするのかも??
    (副脾で引っ掛かるってことは、今後も一生、人間ドックでALL Aになることは無いんですね…)

    そういう訳で、管理人@sarryの初めての人間ドック体験は終わりました。

    細胞診結果クラス1=正常

    後日、2~3週間後に全ての検査結果データ票が届きました。
    眼底圧も、そして、子宮頸部細胞診もクラス1で正常 でしたヽ(´▽`)/♪

    乳幼児が居ると、一人で自由に病院を受診することが難しいのですが、母親であり、妻であり、一人の女性であるこの体が不調になってしまうと家族全員に支障が出てしまいます。だからこそ、日々のメンテナンスが大切なんですよね。

    子供が居なかった頃とはまるで変わってしまった管理人@sarryの生活ですが、そのうち保育園等に預ける時期が来るのですから・・今は自分のやりたい事をペースダウンして育児や家事を優先して・・。

    でも、私ばかりが我慢を感じるのはツライので、その分、自分へのご褒美を手厚くし、育児や家事の負担が少しでも減らせるように便利になるグッズや方法はどんどん取り入れ、少しでもストレスを減らす環境を整えて日々の暮らしを楽しんでいきたいと思っています。

    sarryの執刀主治医は独立開院しました

    前回まで再検査を受診していた執刀主治医は、産科主治医から聞いていたように独立開院されたそうで、無事の出産の報告も合わせて受診したかったのですが・・・今回は人間ドックで済ませました。

    また一年後に再検査と乳癌検査を受けるつもりですが、今後、第二子妊娠も検討中なので、タイミングによっては空いてしまうかもしれません。ですが、これからも定期検査は忘れずに、合わせて乳癌や体全体の検診も続けていきたいと思っています。

  • 医療保険の見直しを無料で相談☆手術をうけた私が「保険マンモス」に決めた理由

    子宮頸部異形成の手術から2年半が過ぎ、そろそろ自己加入している医療保険の見直しをしようかな~と思っています。

    今なら子宮細胞診結果もクラス1ですからね(#^^#)

    前々から気になっていて資料請求したこともあったのですが、やっぱり女性に対しての保障がしっかりしてるので再度資料請求してみました。

    女性に1度は検討して欲しい入院保険:フェミニーヌ

    女性限定 3年ごとに15万円のボーナスがもらえる女性のための入院保険です。
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    病気になって初めて保険のことを気にしたりすることもあると思います。

    異形成でも加入できることもありますので、まずは資料取り寄せて電話で確認してみるのがおすすめ。

    [say name=”sarry(さりぃ)” img=”https://menekiup.info/wp-content/uploads/2018/03/sarry-e1525055181498.jpg”]できれば病気になる前に加入しておくのが理想[/say]

    お金の管理がニガテな人は、専門科(FP)ファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめ

    病気や検査にひっかかったときに、保険商品や国の医療保障制度、家計や教育費制度や税金など・・・正直そこまで把握する時間も気持ちの余裕が無いのが現状です。

    特に子供の保険(医療や学資保険、NISAのことなど)については政府が変わると方針が見直されることもあり、専門家のご意見伺いたいことが多いです。。

    そんな私が頼ったのが【保険マンモス

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    私的にはこの3番目の「家計を見てもらった上で、今の我が家にオススメの保険を提案してもらえること」が大変助かりました。

    どんなに良い保険商品でも、とても高額だったりして家計を圧迫するようでは困ります、、子供の成長や私の加齢と共に(笑)、最適な保険プランも変わってくるのが自然です。

    その辺、みて貰えるのはとても参考になりました(*^▽^*)
    (家計のことはママ友さんにもなかなか細かい部分まではお話ししませんからね・・・)

    私もいよいよ40代!またそろそろ保険の見直しをお願いしたいと思います。

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  • 異形成の【自然治癒・再発予防】免疫力を高める暮らし・食べもの・飲みものまとめ

    異形成の【自然治癒・再発予防】免疫力を高める暮らし・食べもの・飲みものまとめ

    免疫力でHPVを体外へ排除し、異形成の自然治癒を手助けしよう!

    まずは異形成にならない為に、既に今、異形成がある人は異形成を自然治癒する為に、どちらにも共通しているとても重要な事は、感染したヒトパピローマウイルス(HPV)を自己免疫力によって体外へ自然排除することです。

    性交渉でヒトパピローマウイルス(HPV)に感染してしまっても、自己免疫力で体外へ自然排除出来れば長期感染することがないので、異形成へと進行することもありません。

    実際、性交渉経験のある女性の80%の人は、一生のうちに一度はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していると言われています。

    HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染した10人の内、9人は自己免疫力でHPVを体外へ自然排除し、異形成や子宮頚癌へ進行することはありません。

    ですが、残りの1人は免疫力が低下していることなどが要因の1つになり、HPVを自然排除することが出来ずに、HPV長期感染し、喫煙やストレスなど、その他の要因も加わることで異形成・子宮頚癌へと進行してしまうのです。

    HPV再感染が怖い!不安な人も免疫の力を高めよう

    管理人@sarryと同じく、異形成の治療をされた方から「HPVに再感染するのはイヤなので、もう性交渉はしたくありません」というお話が私の元に寄せられますが、管理人@sarryはそうは思いません。

    上記した通り、仮にHPVに再感染しても、自己免疫力でHPVを体外へ自然排除すれば良いのです。

    >>ヒトパピローマウイルス(HPV)再感染予防について

    そして、その自己免疫力が低下してしまわないように免疫力UP・維持の生活を送ることが今の管理人@sarryのライフワークの1つになっています。

    免疫力を下げない事は、異形成や子宮頚癌だけでなく、風邪やその他たくさんの病気予防、いきいきと元気に充実した生活を送る為にもとても大切なことです。

    高度異形成治療後の定期検査で、「細胞診結果クラス1・2(正常)」を維持している管理人@sarryが、免疫力UP・維持のために行っている事などを具体的にご紹介しますので、参考になれば幸いです(#^^#)

    免疫力UP・維持の為に行った(行っている)こと

    免疫力を上げる為に、管理人@sarryはまず、自分の生活を見直しました。

    タバコは既に数年前に辞めていましたのでこちらはクリア。(家族に喫煙者もおり、同じ室内で吸われていましたが特に気にしていませんでした。

    「あまり気にしすぎない」「不安になりすぎない」「マイナス思考にならない」というのも、免疫力UPには大切なことだと思います)

    管理人@sarryがまず最初に見直すべきだと思ったのは、体に取り入れる食べ物・飲み物についてでした。

    免疫力をあげるために飲み始めた【日田天領水】

    人間の体は70%が水分だと言われるように、飲み物に気を使うと、細胞が入れ替わる周期(28日)が過ぎた頃に体の中がクリアになり、軽くなるような感覚を実感しました。

    今ではジュースなど糖類が入った飲み物を飲むと、なんとなく体が重たくなり鈍るような気がするので、ジュース類は殆ど飲まなくなりました。(フルーツジュースも100%のものを5~10倍くらいになるように、水や炭酸水で薄めて飲みます)

    体に良い飲み物(水)で、すぐに思いついたのは一時期、メディアでも話題になった日田天領水(ひたてんりょうすい)」でした。

    体内浄化作用が大変高く、「天然活性水素水」とも呼ばれている世界的にも稀な天然水で、「腫瘍が消えた」「治らないと医師に見放された怪我・病気が治った」と大変話題になったのでご存知の方もいらっしゃると思います。

    実家では常飲していたのですが、実家を出てからは飲んでいませんでしたので、すぐに取り寄せ、今でも引続き愛飲しています。

    とても柔らかい水で飲みやすく、美味しく、料理やコーヒー・お米を炊く際に使用するのもオススメです。

    (管理人@sarryは、名水「日田天領水」を使用したウォーターサーバーを利用していますが、会社勤めの時は、ペットボトル入りをまとめ買いして持ち歩いていました。他にボックスタイプもあります)

    日田天領水の免疫力への効果

    管理人@sarryが住んでいた九州では、メディアで取り上げられる以前から「日田天領水」の存在はよく知られており、特に意識することなく飲んでいました。

    それまではニキビなど全く出なかったのですが、1人暮らしを始めてまもなく、一気にニキビが出現し、特に口周りやアゴなどは酷く、いわゆる「大人ニキビ」が出てとても悩みました。

    この時、お世話になった皮膚科医師に「ストレスやビタミン不足は勿論だが、水が合わないことも原因かもしれない」と言われ、実家では「日田天領水」を飲んでいたことを思い出し、やっぱり水って大切なんだな~と実感しました。

    (その後、「日田天領水」を飲むようになってからは次第にニキビも治まり、ニキビ跡も一切残らず以前の肌を取り戻しました。ニキビや肌荒れに悩んでいる方にもオススメです!)

    >>sarryも20年愛飲中☆日田天領水の口コミレビュー記事を読む

     

    次に行ったのは、食生活の見直しです。

    免疫力をあげるための食生活

    異形成が判明した頃は、朝食はコーヒーのみ・昼食は外食・夕食は自炊でしたが、それ以前は、午後~夜中まで働いていたこともあり、昼前に起きて夕方やっと食事(殆ど外食)を摂り、仕事を終えると大量のお酒を飲む・・・という、とても健康的とは言えない生活を送っていました。

    今思うと、圧倒的に野菜や大豆製品類の摂取が少なかったと思います。

    野菜は好きでしたが、自炊の際は手軽に食べれるトマトやキュウリ・ナス・ニンジンなどのような調理しやすい野菜が殆どで、里芋やゴボウ・カボチャなどは冷凍カット野菜で調理していました。

    カット野菜が悪いという意味ではありませんが、異形成が判明してから、無農薬野菜や有機野菜、無添加食品を食べるようになり、それまでスーパーで購入して食べていた野菜たちとは違い、味がとても濃く、「生きている野菜」を食べているんだ!という実感を得ました。

    免疫力を上げるために食べはじめた無農薬・有機野菜

    数箇所から無農薬・有機野菜を取り寄せてみましたが、管理人@sarryのお気に入りはOisix(おいしっくす)です。

    最初は「おためしセット」を注文しましたが、箱いっぱいにぎっしりと詰まった野菜たちに感動し、食べてさらにに感動したのを今でも覚えています。

    今でも、お野菜が届き、箱を開ける時のドキドキ感や、箱に詰まった野菜で何を作ろう?と想像するワクワク感はたまりません♪

    ⇒2018年に【大地宅配】定期宅配サービスも利用開始しました?

    参考:野菜の傷みと虫はついてる?質の良い悪いを写真付きで口コミ評価レビュー

    野菜そのものから摂れる栄養素は減っている!

    免疫力UPや健康の為に良い栄養素を摂取する為に、新鮮な無農薬野菜や有機野菜を摂取することはとても良い事です。管理人@sarryも、野菜をたくさん食べていれば大丈夫だと思っていました。

    しかし、一日に必要だとされている野菜やくだものの量を知り、正直、「毎日こんなに食べれないし、野菜果物代が大変・・・!」だと思いました。

    それに近年採れる野菜は、50年前と比べると栄養価が半分ほどまで低下しているそう・・(>_<) これまでの倍の量を食べなければ十分な栄養を体に送り込めないことになります。

    免疫力をあげるために飲み始めた【青汁】

    そこで、それまで「マズイ!と評判だから絶対飲みたくない」と思っていた「青汁」を飲んでみようかな・・・と思うようになったのです。

    でも、いくら体に良いと分かっていても、マズイものを飲むのには抵抗がありますし、何より続かないと意味が無いと思い、「おいしい青汁」を探すことにしました。

    試飲したり、友人・知人に青汁を飲んでいる人がいないか?聞きまくり、ようやく「おいしくてゴクゴク飲める青汁」と出会いました。管理人@sarryは免疫力UPの為に、ほぼ毎日欠かさず青汁を飲んでいます。

    最近のお気に入りは、ポリフェノールもとれる青汁「藍の青汁」です♪(2018.1より家族で統一しました)

     

    レビューしたので青汁探しをされる方に参考になると幸いです。

    免疫力アップのために飲む青汁の効果

    もちろん、野菜もモリモリ沢山食べますが、毎日毎食必ず食べているか?というと、食べないこともありますし、旅行や外食などで必要量を摂取出来ないこともあります。

    しかし、毎朝この青汁を飲めば「野菜量足りてるかな?」と心配することが無いし、何より、体に良いことを続けているという自信も免疫力UPに繋がっているような気がしています。

    免疫力をあげるために【葉酸】をとろう!

    更に、免疫力アップの為に必要な栄養素の1つに「葉酸(ようさん)」という栄養素があることを知りました。

    葉酸は、日本では妊娠中と授乳中に普段より多めに摂取するように婦人科医も推奨していますが、妊娠を望んでいない女性でも、最低200μg、できれば400μgの葉酸を毎日摂取すると免疫力UPなど、様々な面からみて良いそうです。

    葉酸は、ホウレン草やブロッコリー、イチゴなどに含まれていますが、青汁同様に、食べ物だけから一日に必要な葉酸量を摂取するのは大変なことです。

    例えば、1日200μg摂取したいなら・・・ホウレン草なら100g(身長161センチの私の両手こんもり一杯分ほど)、今後妊娠を希望する方(1日400μg)なら、その倍のホウレン草を毎日食べ続けることになります。

    野菜に含まれている栄養分も昔の半分ほどに減っているそうなので、それだけ食べても無事に希望する葉酸摂取量を摂取できているのか分かりません、、

    管理人@sarryは、折角沢山の野菜を食べているのに「望む栄養素を摂取できていないのでは?」と不安を感じるのは嫌なので、野菜は野菜で美味しく食べるけど、必要な栄養素はサプリできっちり摂取しておきたいと思い、毎日服用しています。

    婦人科医も推奨し、母子手帳にも記載されている葉酸について

    胎児の神経系障害のリスクを低減させる為にも摂取を推奨されている葉酸ですが、少なくとも「妊娠1ヶ月前からの葉酸摂取」が望まれています。

    いつ妊娠するか? を事前に知ることは出来ませんので、欧米では、将来、赤ちゃんが欲しいと思っている女性は、日頃からの葉酸摂取が推奨されています。

    管理人@sarryは特に子供を希望していたわけではありませんでしたが、いつか欲しくなった時・妊娠した時、そして免疫力アップの為に、ピニトール配合【ママナチュレ葉酸サプリ】もおすすめです。

    こちらの葉酸サプリは、鉄分とカルシウムもプラス!

    さらに、質のいい乳酸菌と食物繊維、その他ビタミンB6など、女性に必要な栄養素がぎゅっとバランス良く詰まっているのでオススメです。ほんわかパイナップル&ヨーグルト味がして飲むのも楽しくなります♪厚生労働省推奨というのも、安心ですよね。

    体温をあげて免疫力をあげる!

    それから、『自己免疫力と抵抗力』にも記載していますが、「とにかく体を冷やさない」「体温が1℃下がると、免疫力は約37%も低下する」ということを学びました。

    体を冷やさないように気を付ける、というと、「氷入りの冷たい飲み物を避ける」「なるべく温かい飲み物(或いは常温で)を取る」ということを思い浮かべると思いますが、実は、温かい飲み物の中にも体を冷やしてしまう飲み物があります。

    管理人@sarryも知らなかったのですが、コーヒーや緑茶は体温を下げる飲み物なので、体が冷え、免疫力が低下してしまうことになります。

    ホットの飲み物なら何でも体が温まると思っていたので、この事実はとても意外でした。管理人@sarryは、昔からコーヒーが大好きで、1日5~10杯は飲んでいたと思います。

    今思い返すと、冬は足や手がとても冷たく、眠る時も分厚い靴下を2枚・3枚重ねて履き、指先も冷たくて冷たくて、手袋の2枚重ねや、眠る時もホッカイロが手放せませんでした。

    「冬だから寒くて手足が冷えるのは当たり前」だと思っていましたが、実は、体を温めようとして飲んでいたホットコーヒーが体を更に冷やしていたとは・・・

    これを知ってからは、体を温める柚子茶(湯)やショウガ茶(湯)を飲むようになり、飲むとすぐ体が内側からポカポカしてきて、今では冬場眠るときに靴下を履くことはありませんし、手袋なんて、勿論、着けずに眠れるようになりました。

    [memo title=”MEMO”]

    コーヒーや緑茶や水、牛乳、ビールなどが体を冷やす飲み物だからといって、それらが悪い飲み物だということではありませんので誤解されないで下さいね!

    コーヒーにも緑茶にも、それぞれ良い作用だってあります。コーヒー好きな管理人@sarryは、今でもコーヒーも頂きます。

    [/memo]

    大切なのは、メリット・デメリットを知った上で、デメリットをなるべく少なくするように工夫することだと思います。

    例えば、コーヒーを飲むときは、一緒に黒砂糖(白砂糖は体を冷やします)を一欠けらかじったり、少し入れたり、夜は体を冷やすコーヒーではなく、体を温める作用のあるショウガ茶や柚子茶にしたり。

    免疫力UPの為だからといって、あれはダメこれはダメと我慢の生活を過ごすのは、結果、ストレスによって免疫力を低下させてしまう可能性があると思うので、楽しみながら制限したり、デメリットを補う方法を見付けたりする工夫が大切だと思っています。

    生野菜は体を冷やすので免疫力を高めたい人は注意

    体に良い野菜類も、生サラダで食べると体を冷やしてしまうので、体を温める作用のある食べ物も一緒に食べるなど気をつけた方が良いそうです。

    加熱して食べたいところですが、油で炒めることで吸収率が上がる野菜・栄養素もある一方、加熱すると壊れてしまうビタミンなどもあるので、やはり、サプリや青汁も併用してしっかり摂取することが大切だと思っています。

    更に、管理人@sarryが体を冷やさない為に行っている事は、腹巻(はらまき)を着ける事です!

    冬はもちろん、夏でも冷房で体が冷えると分かっているときには着用しますし、冷えてきたな~と感じたら腹巻をします。今は、薄手で見えても可愛いのが沢山あるので、夏場でも手軽に取り入れられるのでオススメです♪

    特に、お尻や太股の裏側などは、夏場でも冷たく冷えていることがあります。

    自分では冷えている意識は無くても、体は冷えている事があるので、冬場以外でも触って確認し、冷たさを感じたら腹巻などでお尻(腰)~太股付近までカバーしたりします。

    他には、足元が寒いときにはレッグウォーマーをしたりしています。冬場は勿論、夏場も体の内側・外側からも冷え対策を行うことが免疫力アップには必須だと思います!

     

    酵素飲料とデトックス

    その他には・・・2008年秋から、「酵素飲料(こうそいんりょう)」を飲むようになりました。

    ちょうどその頃、体がとてもだるくて、眠っても眠っても眠たくて仕方無く、それまでの生活を送ることが困難になる程でした。

    「眠り病」なんじゃないか?! と真剣に思う程、毎日眠たくてたまりませんでした。。
    病院へ行き、血液検査等行ってもらいましたが、「西洋医学的には限りなく健康です。」との診断。

    「こういう場合、鬱病を疑うが、何人も診ているから鬱病の人は診てすぐ分かる。あなたは違う。」
    「毎日8時間以上眠っているのに眠たいということは、睡眠の質が悪い可能性があります。眠っているつもりでも、実際は眠れておらず、結果、睡眠不足で眠たいということかもしれません。」

    ということで、本当に眠れているか? 確認する為に睡眠導入剤を試しに1週間服用して眠ることになりました。

    睡眠導入剤って、いきなり熟睡モードに陥るそうですが、本当にいきなり深い眠りに入った感覚がして、目覚めた後ビックリしました。

    試しに1週間服用したものの、日中のダルさや、眠たくて眠たくてたまらないという症状は変わらず、「自律神経のバランスが乱れているのかもしれません。」と言われました。。

    西洋医学では、原因が分からないのに何か症状を訴える場合に、この「自律神経のバランスが乱れている」ということを使うことがあるそうです。

    西洋医学ではどうすることも出来ないことを知り、ちょうど数ヶ月前から発生していた「歯痕舌(しこんぜつ)」の件もあったので、漢方薬局で診てもらおうと調べ出しました。(詳細は管理人@sarry個人ブログより『歯痕舌?!』ページに記載しています)

    が、私が選んだ漢方薬局では、診察費と漢方(2週間分)で5万円位で・・・ちょっと勇気の要る金額だったので、こちらは最終手段にして、他に何か方法は無いのか? と探した結果、「酵素飲料(こうそいんりょう)」という、それまで特に気に留めていなかった存在に出会ったのです。

    体内の大掃除「デトックス」

    管理人@sarryが酵素飲料と出会ったキッカケは、以前から少し興味があった「デトックス」でした。デトックスとは、体内に溜まった毒素を排出させるという健康法です。

    どんなに健康に気を使っていても、環境や食べ物(化学調味料・合成物など)などから摂取した体にとって良くない物が毒素として体に溜まっていってしまいます。

    その毒素を排出するのが解毒、デトックスです(詳細は『体内リセット!ファスティング実行中です♪』でお読み頂けます)。

    その、デトックスを行う為に欠かせないのが「酵素(こうそ)」という栄養素です。

    (酵素については管理人@sarry個人ブログ『免疫力UP!目指せ☆ステキな女性と健康生活』内『「酵素」の働き』に記載しています)

    デトックスで免疫力を高めた効果

    デトックス開始初日は酷い頭痛がありましたが、これは「それだけ体に毒素が溜まってますよ」って事らしく、体が悪い状態から良い状態へと変わる「好転作用(こうてんさよう)」なんだそうです。(こういう事もありますから、週末などお休みの日に開始されると安心だと思います)

    管理人@sarryにはこの方法が合っていたようで、体調はどんどん良くなり、1週間のデトックス期間が終了する頃にはすっかり元気に復活していました!

    体もスッキリして、頭が冴え、肌の調子も良いし、体が入れ替わったかのようなクリーンな状態になったのを実感しました。

    デトックス(ファスティング)におすすめの酵素飲料

    「ファスティング」は「ダイエット目的」で行われることもあり(管理人@sarryは今回はダイエット目的ではありませんでしたが)、体重が2㎏減っていたことは嬉しかったです。

    (一時期流行った朝キウイダイエットや朝バナナ、グレープフルーツ、リンゴダイエットなども、この酵素を体に沢山取り入れて体をリセットすることで、結果的に体重も減っている=ダイエットになるんだそうです)

    「酵素飲料」は、1本1万円位~と結構なお値段なのですが、管理人@sarryが飲んでいる酵素飲料は1/3程度とお手頃な価格だし、発送も翌日には届く程早い(注文のタイミングもあるかと思いますが)し、梱包も丁寧なので、とてもオススメ出来る酵素飲料です。

    (酵素は生きているので、きちんと管理して発送を行わないと、効果が得られないそうです)

    妊娠・授乳中も酵素摂取は健康の為に良いので、管理人@sarryはずっと飲み続けています。

    出産は最大のデトックスだそうですから、卒乳後はダイエット目的でファスティング(プチ断食)やりたいと思っています!

    ストレスとの上手な付き合い方

    最後になりましたが、ストレスは免疫力を低下させるとされています。
    しかし、適度なストレスは適度な刺激となり、メリハリのある生活を送ることが出来たりします。

    ストレスの全てが悪いわけでは無く、ストレスを受けても、そのストレスを自分なりに発散させる事が大切。

    「ストレスを受けたな~」と感じても、すぐに「免疫力が低下しちゃう!どうしよう・・・!」と自分をパニックに追い込むのではなく、「よし、今度の休日には大好きな○○をしてストレス発散・解消しよう♪」と、ストレスを前向きに受け止めて乗り越えていく姿勢が大切です。

    生きている以上、ストレスから逃れることは出来ないと思いますし、多少のストレスがあってこそ、生きがいや達成感にも繋がる気がします。

    自分にとっての適度なストレス量(このくらいのストレスなら私は大丈夫、と、許容範囲を知る事も大切だと思います)を知り、ストレスと心身のバランスを上手く取ることで、充実した毎日を送る事が出来るのではないか?

    そしてその結果、免疫力アップ・維持し、心身共に健康な生活を送る事に繋がるのではないか? と思っています。

    仕事をしていても、していなくても、働いている時は働いているなりに、家庭に入れば家庭に入ったなりに、ストレスは必ず生じるのです。

    もちろん、胃が痛くなったり、夜眠れない、生理不順になってしまった・・・というような、過度なストレスは良くありません。その環境を改善する事が出来れば何よりですが、急には変えられない事もあると思います。

    そういう時は、どんどんストレスを溜め込んでしまうのは避け、今あるストレスを上手く発散する何か「自分に合った手段」を見つけて、どんどん解消していって欲しいと思います。

    管理人@sarryも、自覚はありませんが、きっとストレスを受けているのだと思います。これを書いている2010年6月現在、生後8ヶ月の赤ちゃんが居て、自分の好きな事や思うように物事が運ばない事も多い毎日です。

    他にも、皆さんと同じように、家族(両家両親など)との問題なども普通にあります。管理人@sarryにだって、確かにストレスはあるのだと思います。でも、だからといって嘆いていても仕方ありません。

    自分で選んだ道なのですから、自分で工夫して毎日を楽しく過ごす方法を見つけるしかありません。

    女性誌を眺めて「可愛い♪ステキ!」と目指す自分を想像したり、ショッピングを楽しんだり(専らネットショッピングに偏っていますが・・)、皆で美味しい物を食べたり、家族旅行をしたり・・・

    3ヶ月に一度でもいいから、そういうご褒美を自分に与えてストレス解消する時間を楽しむ工夫をする事がとても大切だと思っています。

    合わせて、上記した「免疫力アップ・維持」に欠かせない事も、併せて続けていきたいと思っています。

    そして、これは本当に大切な事ですが、細胞診結果に一喜一憂しないということも大切だと思います。

    3ヶ月毎など、定期的に経過を診る為に検査を続けている方の不安な気持ちは、管理人@sarryも経験しているので良く分かります。

    「免疫力UPの為に色々やってるし、今度こそ細胞診結果2か1だよね?」と思う気持ちも良く分かります。期待と裏腹に、細胞診結果が正常では無かった時のショックなお気持ちも、本当に良く分かります。

    「前回の検査結果からこの3ヶ月ずっと免疫力UPの為に頑張ったけど、細胞診結果は変わりませんでした・・・」というお話は、時々、『当サイトbbs』や管理人@sarryの元に寄せられています。

    3ヶ月って長い期間の類に入るのかもしれません。(ダイエットが3ヶ月も続けば、かなり立派ですものね!)

    免疫力を上げるためにかかる期間

    免疫力というのは、「ちょっとストレスが溜まった」とか、「ここ2~3日睡眠不足だった」とか、それ位の事で一気に下がったりするものでは無く、もっと長い期間(半年~1年くらい)かけて下がっていくものなんだそうです(風邪や病気、妊娠などで急に低下することはあります)。

    だから、一度下がった免疫力を上げるのにも、最低1年はかかると聞いたことがあります。

    3ヶ月毎に定期検査を受けるとすると、1年で4回検査を受ける事になるので、「全然、免疫力上がってくれない!」と投げ出したくなる気持ちや、「また細胞診結果、正常じゃなかった…」と落ち込む気持ちにもなると思います。

    ですが、初めから「(最低でも)1年がかりで免疫力を上げていこう!」と思っていれば、少し気持ちがラクになれるのではないかと思います。

    もちろん、経過を診ているその1年間のうちに治療を受けることになるかもしれません。免疫力だけで治療出来ない場合もあると思います。

    でも、術後、また再びHPVに感染しても今度こそ自己免疫力で体外へ自然排除し、異形成に進行させない為にも免疫力UPを続けて欲しいんです。

    定期検査を受けている方は、その結果に一喜一憂し過ぎること無く、のんびり構えて、自分で選んで続けている事を信じて「免疫力アップ・維持」を目指す生活を楽しんで欲しいと思います。

    今回の異形成の自然治癒(しぜんちゆ)には間に合わなかったとしても、免疫力をアップさせて維持していくことは、他の病気を防ぐ事にもなりますし、再び異形成へと進行させない為には欠かせない事です。

    [sanko href=”https://www.menekiup.info/article/lps.html” title=”免疫力アップ!サプリが遂に登場!” site=”免疫力アップで目指せ!ステキな女性と健康生活”]

     

    長くなりましたが・・・管理人@sarryが、高度異形成判明の2005年~免疫力UPの為に取り入れてきたことをご紹介してきました。

    途中、話が脱線したり、免疫力UPとは直接関係無いお話も記載してしまいました・・・削除してしまおうか? 迷いました。しかし、どんなに健康的な生活を送っていても体の不調を感じることもあるものです。

    管理人@sarryにもそんな時期があり、そんな時、管理人@sarryが、どのように考え、乗り越えてきたのか? 読んで頂くことで少しでもあなたのお役に立てたらいいなと思い、そのまま残すことにしました。

    上記の事、全てを一気に取り入れるのは難しいかもしれません。

    管理人@sarryも、一度にこれらの事を開始したわけではなく、色々やってみたこの5年間を振り返ると、これらの事が残り、今も続いているというわけです。

    免疫力アップ・維持」、健康に効果があると実感したものをご紹介していますが、人によっては合わないものも当然あるかと思います。管理人@sarryは一切の責任を負う事は出来ませんので、ご自身の判断・責任でお願いします。

    他にも、思い出した事や、今後ご紹介したいオススメ情報が出てきたら更新したいと思います。

    管理人@sarryが「免疫力アップ・維持」の為に行っている事が、あなたの「免疫力アップ・維持」にお役に立てると幸いです。

    【以下、管理人@sarry運営中の個人ブログです。ご興味おありでしたらお待ちしています♪】

    『免疫力UP!目指せ☆ステキな女性と健康生活』
    『めざせ!オキラク子育て♪~円錐切除術後の妊娠と出産、そして育児!』

    2010/06/02  管理人@sarry
    2018/11/05 記事見直し・加筆
    2020/1/3 リンク切れ修正

  • 【体験談】円錐切除術後の自然妊娠と出産

    当サイト内でもご報告致しましたが、管理人@sarryは2009年10月に第一子を出産しました。

    出産予定日より12日早かったのですが、陣痛から8時間程と初産にしては早く、3,360gの元気な男の子です。

    出産予定日より12日早かったのは、胎児が大きく育っていたので分娩が困難になるという理由から、胎児の肺の機能が完成する妊娠37週を過ぎると「どんどん動いて早めに出産しましょう!」という方向になったことが原因です。

    円錐切除術後の自然妊娠

    円錐切除術から3年経過した2009年2月に自然妊娠が判明しました。

    「妊娠したら、円錐切除術を正しく理解している産科医を紹介するから教えてね。」と、私の円錐切除術を執刀して下さった主治医に言われていました。

    生理が遅れて5日目に妊娠検査薬で陽性反応を確認し、その翌日に家族と共に主治医を受診し、紹介してもらいました。

    妊娠4週目ということもあり、まだ赤ちゃんの鼓動を確認出来ない時期だった為、それが出来る6週目に入ってから紹介してもらった産科医を受診しました。

    >>円錐切除術後の早産の可能性について

    予定外の妊娠の戸惑いやショックもある中、既につわりも始まっており、でも一方で「ちゃんと心臓動いているかな・・」とドキドキしながら受診したのを覚えています。

    その後、無事に正常妊娠が確認され、既にあったつわりはどんどん重くなり・・・

    始めは吐きながら用意していた食事も、最終的には元・旦那にお弁当を買ってきてもらうのが日課になり、湯船に浸かっても吐いてしまうので、まだ2月だというのにシャワーになり、何を食べても吐きまくる日々で3~4キロ体重も減りました。

    事前に聞いていた「つわり中、無性に○○が食べたくなる!」という現象は私には特にみられませんでした。

    皆さんがハマると聞く「桃缶」や「酸っぱい食べ物」も一切ダメで、吐き気が少し治まる気がして「グリコのカフェオレ」を毎日1本(500ml紙パック)元・旦那の帰宅までにチビチビと飲んでいました。

    余談:グリコのカフェオレは昔から大好きで、でも太ると困るので時々、自分へのご褒美に飲む程度にしていたのですが、つわり期は、吐いてしまうこともあり…「今日一日つわりを乗り越える自分へのご褒美」として解禁していました♪

    そうやって3ヶ月位はほぼ横になって暮らし、まだ吐く日はあるものの妊娠6ヶ月に入る頃には外食も出来るようになりました。

    「つわり脱出したら”2人分よ♪”って言いながら食べ放題バイキングに行きまくりたい!」と思っていたのですが、私は初産にも関わらず子宮が大きくなるのが早かったようで、直ぐに大きくなった子宮が胃を圧迫し、少し食べただけでお腹いっぱいになるように。。

    仕方無いので、自宅では1食分を3回くらいに分けてチョコチョコ少しずつ食べていました。

    そういう訳で、結局、食べ放題バイキングで2人分食べるぞ!計画は叶いませんでした。

    子宮頚管をしばる処置はしなかった!

    円錐切除術後に妊娠された方が、気にされる事の1つに「赤ちゃんが落ちてこないように支える子宮頚管の一部を切除し、長さが短くなっている為に、子宮頚管を縛る処置が必要になるのでは?」ということがあるかと思います。

    管理人@sarryは、円錐切除術を執刀して下さった主治医から、円錐切除術後の子宮頚管について正しく理解している産科医を紹介してもらっていたので、「円錐切除術を受けたから」という理由だけで必要の無い処置をされることは無いと分かっていたので安心でした。

    産科医によっては、円錐切除術を受けたと聞いただけで、本当に子宮頚管を縛る処置が必要なのか? 一切関係無く、子宮頚管を縛る処置をしてしまうそうです。

    その処置による影響・ストレスで流産してしまわれる方もいるそうなので、円錐切除術を受けた後の妊娠・出産には、その辺りをきちんと正しく理解している産科医を選ぶということも重要だと思います。

    ただもちろん、個人差がある事なので、場合に寄っては、妊娠を維持する為に、子宮頚管を縛る処置が必要なこともあると思います。

    円錐切除術を受けていない人でも子宮頚管を縛る処置が行われることもあるのですから、円錐切除術を受けたからといって、妊娠したら必ず子宮頚管を縛る処置を受けるわけではありません。

    自分が円錐切除術後に妊娠した場合に、子宮頚管を縛る処置を受けるかどうか?は、実際妊娠してみなければ分かりません。

    もしかすると円錐切除術を受けていなくてもその処置が必要だったかもしれません。

    従って、もし、子宮頚管を縛る処置を受けたとしても、それが100%円錐切除術を受けたせいだと決め付けることは出来ないのではないか?と管理人@sarryは思っていました。

    この辺は、その人の元々の子宮頚管の長さと切除した大きさ、術後の傷口の再生具合によると思うので、主治医とよくお話されることをお勧めします。

    更に、管理人@sarryの場合ですが、切除した範囲は大きく、追加切除もされていたにも関わらず、「本当に円錐切除術受けたの??焼いただけじゃないの?」と何度も確認されるほど、「子宮頚管の長さが、円錐切除術を受けていない人よりも長い」と言われていました。

    術前の子宮頚管の長さを知らないので何とも言えませんが(機会があれば主治医に聞いてみたいと思います)、元々、もの凄く長かったか?かなり再生していたようです。

    それでも、どんどん赤ちゃんが成長するに伴って、赤ちゃんが落ちてこないように支えている子宮頚管の長さもどんどん短くなり、円錐切除術を受けていない人と同じ、5㎝あった子宮頚管は、妊娠34週目(9ヶ月)に入ると3.21㎝になっていました。

    (3㎝あれば充分だそうで、3㎝より短くなると自宅安静、2.5㎝より短くなると入院で絶対安静になるそうです)

    お腹が張りやすかったと思うので、お腹が張ったら横になって1時間ほどリラックスして過ごすことを心がけて、子宮頚管を縛る処置を受けることなく、無事、出産まで妊娠継続出来ました。
    つわりを明けてからの食生活は、殆どお肉・お魚を食べられなくなり、野菜メインの食生活になっていました。

    それも一度には食べきれないのでチョコチョコ食べになっていました。

    更に、妊娠7~8ヶ月頃からは、大きくなった子宮の胃への圧迫で胸焼けが続き、吐いてしまったり、眠っても2~3時間で目が覚めてしまい眠れない日も多くなりました。

    妊娠後期に入ると、お腹の大きさで寝苦しいこととは別に、産後、日中深夜を問わず2~3時間毎に赤ちゃんのお世話に追われる生活に体を慣らしておこうとする本能で、2~3時間で目が覚めてしまうそうです。

    「たった3時間しか眠れなかった・・・」と思いがちですが、たった3時間の睡眠でも、非妊娠状態の時と異なり、妊娠時や産後の母親の体はとっても深い睡眠を得ることが出来る体になっているそうです。

    確かに妊娠中は、たった3時間の睡眠時間でも、パッチリ!目が冴えて二度寝することは殆どありませんでした。

    産後も赤ちゃんが泣くタイミング(2時間毎)の頃になんとなく目が覚めて、少し泣くだけでパッと飛び起きていました。

    それでも、産後は寝不足でフラフラ状態でしたが・・・

    でも、そんな状態なのにちょっぴり泣いただけでパッと目が覚めるのですから、そういうサイクルに体が入っていたのだと思います。妊娠前だったら、赤ちゃんがどんなに泣いても目が覚めることは無かったと思いますし・・・

    (お話が逸れてしまいましたね。戻します!)

    野菜メインの食生活で、出産する体力が心配になった事や、産後暫くは外食出来ないだろうとの事で、臨月に入った頃に出産へのスタミナ付けとして、パークハイアットのグリルN.Yで本当に久しぶりにお肉を頂いたりしました。

    更に、臨月に入るとすぐマタニティフォト撮影をしてもらいました♪最初で最後の妊娠かもしれませんからね。とても良い記念になりました!

    この頃、妊娠37週に入ると、胎児は外へ出てきても良い状態に整うそうで、「胎児の推定体重も標準より大きめだし、肺の機能が整う37週を過ぎたので、これからはどんどん動いて早めに出産しましょう!お腹が張っても動いていいですよ~」と言われました。

    これまでお腹が張っては休んで・・・という生活でしたが、思う存分、大好きなお掃除(特に浴室!)に精を出しました。
    そうして38週と1日経った早朝4時頃、陣痛より先に破水し、朝8時頃病院に連絡を入れて入院。

    到着時に子宮口は4㎝開いていましたが、痛みは全く無く・・・「痛くないの?!」と、産科主治医が驚いて昼、夕方、夜と確認に病室へ顔を出してくれました。

    私は痛みに強いタイプらしく、妊娠36週検診では子宮口が2㎝、37週検診では3㎝開いていました。

    産科主治医に「夜中、痛みで目が覚めない?」と聞かれましたが、お小水で起きることはあっても痛みは全く感じなかったので、驚かれていました。

    破水してしまうと、膣側から雑菌などが羊水内に入ってきてしまうので、私は抗生物質を服用し、破水から24時間経過しても陣痛が来ない場合は、陣痛促進剤を使用して出産することになると説明を受けました。

    破水から24時間まであと2時間に迫った夜中2時過ぎ、なんとなくお腹が強く張るような、ギューッと締め付けられるような鈍痛があるような・・・それが陣痛の始まりでした。

    家族が立ち合うことになっていたので、3分間隔になってきた朝6時過ぎに電話し、7時頃、到着。

    この頃にはだいぶ痛みが強くなってきました。

    初産なので子宮口全開まで12時間は掛かると言われていましたが、既に何度かイキんでしまっていたので、確認してもらうと、なんと!既に10㎝全開だったのです!

    助産師さんや医師も大慌てになり、急いで分娩台へ。「あと10分15分で産まれますよ!」と大急ぎで準備されていました。

    しかし、10分15分で産まれるはずが・・・なんだかんだで2時間くらい掛かりました。

    陣痛がどんどん弱くなり、微弱陣痛で陣痛促進剤を点滴されてなんとか頑張りました。

    妊娠中は勿論、出産間近の貧血検査でも貧血は全くありませんでしたが、出産直後、貧血になってしまいました。

    朝8時頃、病室から分娩台へ行き、10時過ぎには出産を終え、2時間ほど分娩台で休んで12時頃には病室へ戻る予定でしたが、産後貧血でドタバタ騒ぎがあり、病室へ戻れたのは20時過ぎてからでした。。

    >>円錐切除術後の出産体験記

    産後3日ほどはフラフラで結構ツラかったです。。陣痛や出産自体よりも貧血の方がツラかった記憶が・・・あります。

    「会陰切開(えいんせっかい)も受けていたので、傷口も痛くてゆっくり座る日々が産後2ヶ月過ぎまで続きました。

    何より、麻酔の注射を打つ感覚や、傷口を縫う時の針を刺したり糸を引っ張る感覚がとーっても不快で嫌でした。。

    陣痛や出産の痛みよりも、またあの感覚を味わうかもしれない・・・と思うと、第二子妊娠・出産は厳しいかもしれませんね。(→2年後に第二子を出産しました!)

    最終的に私の妊娠中の体重増加は+5キロで、殆ど赤ちゃんや羊水、胎盤の重さだったので、産後3日目には妊娠前の体重に戻っていました。

    又、産後退院してすぐ夫婦2人での子育て生活だった為、どんどん体重は落ち、更に3キロ減りました。

    産後貧血&こんなやつれた状態だったので、当然、母乳の出は悪かったです。

    粉ミルクとの混合育児を理想としていました。

    (万が一、私が倒れてもスムーズに粉ミルク授乳出来るし、父親の育児参加や預けて外出も出来るように)

    もう少し母乳量が増えて欲しいと思った私は、母乳外来や実母からの「もっと食べなきゃ!特に白米!!」との洗脳? で、食べまくった結果・・・

    母乳量も以前よりは増えましたが、完全母乳にはならず体重が一気に+5キロ!!・・・

    ショックです。。

    でも、食べる量を減らすと途端に出が悪くなるので、母乳を与えているうちは仕方無いと腹をくくり、卒乳後にバリバリダイエットに励みたいと思っています。

    円錐切除術を受けた方や、これから受ける予定の方から寄せられるご質問や不安の中でも、円錐切除術後の自然妊娠や妊娠維持、自然分娩についてのお問い合せが数多くあります。

    管理人@sarryは、先々の妊娠や出産よりも、まず先にやるべきは今ある高度異形成を治療することだと思っていたので、円錐切除術前に妊娠や出産への不安はあまりありませんでした。

    治療後も妊娠に積極的では無かったので、皆さんから寄せられる「円錐切除術後の自然妊娠」については、既に円錐切除術後に自然妊娠・出産された方からの体験談をご紹介し、お読み頂くことしか出来ませんでした。

    しかし、今回、管理人@sarry自らが自然妊娠・自然分娩を終えたことによって、私自身の経験として皆さんにお話出来ることをとても嬉しく、幸いに思っています。

    ▽円錐切除術を受ける前の方から寄せられる妊娠・出産に関する不安の中でよくある『円錐切除術と早産の可能性について』まとめてみました。

    >>円錐切除術と早産の可能性について

    あくまで管理人@sarryが産婦人科と産科、両方の主治医に聞いたお話や体験談、管理人@sarryが思うことになりますが、参考になると幸いです。

    2010/03/30 管理人@sarry

    追記:第二子出産しました☺

  • 病院・主治医選びについて

    管理人@sarryが主治医に出会うまでの経緯

    最初に子宮頸部細胞診を受けて擬陽性の結果を告知された管理人@sarryは、国立がんセンター中央病院へ転院しました。

    しかし国立がんセンター中央病院も約半年後に転院することになります。

    国立がんセンター中央病院の担当医は術後の妊娠・出産のことも考えて、産科もある、とある大学病院への紹介状を用意してくれましたが、この頃住んでいた場所から遠かったこともあり、私は自分で病院探しをすることにしました。今度は手術することも念頭に選ばなくてはなりません。

    そんなとき、ある女性誌の特集で”子宮がん検査を受けよう”といった主旨の特集記事を目にします。

    通常であれば子宮頸部細胞診の結果、擬陽性が発見されれば(又は擬陽性・異形成が続けば)コルポ診子宮頸部組織診を行います。

     

    しかしこれでは、細胞診で異形成・子宮頸がんを見落としてしまう可能性があるのです。

    何故かというと、子宮頸部細胞診は子宮頸部異形成が発生しやすい好発部位という子宮頸部箇所を手探り状態で細胞採取するからです。

    仮に異形成が発生している箇所ではない、例えば隣の箇所の正常細胞を採取してしまった場合、異形成が在るのに細胞診結果は「正常」となってしまいます。

    「そうならないように最初からコルポ診を併用して細胞診を行えばいいのに・・!」と思うのですが、集団検診など大勢の人が一斉に受けるようなスクリーニング検査なので、そこまで1人に対して時間を割けない・・などの事情があるようです。

    記事内で紹介されていた病院では細胞診の段階からコルポ診行うという念の入れようで、細胞診の段階で見落としが無いように1人の女性に対して充分な配慮を心がけている、という記事内容を読み、この病院を訪れてみようと3ヶ月後の定期検査に備えました。

     

    しかし予約をする際に、医師指名をしなかった為、この女性誌で取り上げられていた医師にとは別の医師の検査を受けることになりました。

    「優秀な医師がいる病院だから別の医師でも大丈夫だろう」と思っていたのですが、その医師はこの病院に入って間もない医師だったため、コルポ診を併用した細胞診を行っておらず、細胞診の結果に疑問を持ってしまうことになります。

    (詳しくは『管理人@sarry異形成治療体験談』でお読みいただけます)

     

    この経験から、管理人@sarryは「優秀な医師がいる病院でも、優秀なその医師の診察を受けなければ意味がない」ということを学びました。

    そして更に3ヶ月後、今度は女性誌で拝見した医師の予約をお願いし、診察を受けることができました。

     

    その後、円錐切除術をお願いし、治療することが出来たのです。

    主治医選びについて管理人@sarryが思うこと

    当サイト内bbsや管理人@sarryに寄せられるメールで、「良い病院を知りませんか?」という質問をいただくのですが、管理人@sarryは上記のような経験から「いい病院を選ぶことよりも、いい医師を選ぶことの方が大切だ」と思っています。

    管理人@sarryは、子宮頚癌細胞診で「擬陽性」との告知を受けてから、円錐切除術をお願いした主治医と出会うまでの約1年の間に、5人の婦人科医師と出会っています。

    • 低容量ピルを処方してもらうために通っていた婦人科クリニックの女医
    • 国立がんセンター中央病院の医師
    • 相談した知人の婦人科医(顔見知り程度の知人なのでカウントに入れました)
    • 主治医の病院で最初にお世話になった婦人科医師
    • 円錐切除術を執刀していただいた主治医

    約1年の間にこれだけの婦人科医師に出会って分かった事があります。

    それは、医師からの説明をただ待っているだけではダメということです。

    医師も人間:患者も説明を待ってるだけではダメ

    どの医師もこちらから質問をすれば丁寧に説明してくださいましたが、こちらから何も質問せずに「はい、・・・はい。」とただ頷いているだけでは、必要最低限の説明しか無く、それでは自分の疑問や不安は解消されません。

    医師も人間です。患者との会話ややり取りが上手な医師もいれば、人付き合いが苦手な医師だっているのです。

    医師も人間なのだから当たり前ですよね。

    ですが私たち患者の多くは、患者から尋ねなくても、心中を察してくれて、事細かに説明をしてくれて、資料を用意してくれて、親身に接してくれるのが「いい医師」だという理想を持っています。

    「この医師は人付き合いが苦手なのかも?」そんな風に考える事も必要なのかもしれません。

    国立がんセンター中央病院で出会った医師とのやり取りで私はそのことに気が付きました。

    私の父より年上で、おじいちゃんに近いその医師は、私が挨拶をしても目もくれずカルテに向かってモゴモゴ言ってるような医師でした。

    これにはこれで、「患者を直視しないことによるメリット」があるそうです。

     

    患者にも、

     

    ・上手に身振り手振りや表情豊かに病状を訴えることができる人

    ・喜怒哀楽の表情がうすい人

     

    がいます。

     

    直視しないことにより、より的確な病状が判断できるよう「医師と患者は向かい合わずに最初の会話を行うメリット」があるそうです。

    私は相手の目を見て話すのがクセで、その医師のときもわざと医師を覗き込んでもう一度挨拶をしました。

    これから自分の体を診てもらう医師なのですから挨拶くらい交わしたいですよね。

    それから、その医師は私をきちんと見て検査結果を説明してくれたり、私からの質問に答えてくださるようになりました。

    結局、国立がんセンター中央病院には「子宮単摘出(しきゅうたんてきしゅつ)」という治療しかないということで、私は転院する事になりましたが、このことも教えてくれずにただ癌化(がん化)するのを待っているだけの扱いをされていたら・・・と思うと今でも恐いです。

     

    自分の体を、ましてや婦人科で診てもらう相手(主治医)です。

    自分で選択して納得・信頼して診てもらう為に必要な心構えを、私たち患者側がしっかり持ち、行動することは大切だと思います。

    管理人@sarryが高度異形成を円錐切除術で治療した際の主治医・執刀医について

    [2010年1月15日追記]

    個人情報保護の観点から、2009年7月頃に、主治医・執刀医の氏名の実名公開を控える修正を行いました。

    その後、「主治医・執刀医について教えて欲しい」という内容のメールが数多く寄せられるようになりましたので、こちらに追記します。

    本来は修正すべきなのかもしれませんが、皆様から頂いた『子宮頸部異形成/ヒトパピローマウイルス(HPV)/円錐切除術専用bbs』への書込みや、その当時管理人@sarryが差し上げた返信内に記載していた病院名や医師名は現段階では修正しておりません。

    従って、bbs内[記事検索機能]を利用して過去の記事をお読み頂くことでお伝えすることが可能です。

    例えば、[記事検索機能]で「管理人@sarry 主治医」と入力し、AND検索してみて下さい。

    新しい順に該当記事が表示されますので、「2008年夏以前の記事」をお読み頂ければ見つけることが出来ます。

    尚、管理人@sarryが異形成の治療を受けた主治医は、現在、当時の病院では勤務されていません。現在は、ご自身で病院を開業されています。

    又、「子宮頸部異形成」や「子宮頚癌(しきゅうけいがん)」の分野で、優秀な医師が彼だけしかいないということでは決してありません。

    管理人@sarryは、性格的に合う・接しやすい人柄の医師で、知識も経験も信用できたので主治医に選びましたが、皆が皆、良い印象を持つかどうかは分かりませんので、ご自身の責任の元、ご判断されて下さい。

    尚、メールでの個別相談は一切お受けしておりません。

    『子宮頸部異形成/ヒトパピローマウイルス(HPV)/円錐切除術専用bbs』をお読み頂ければ分かると思いますが、同じような質問が多数寄せられています。

    個別にメールでお受けしてしまうと、とても返信が遅れてしまいますし、通常生活に支障が出て、当サイトの運営停止が予想出来ます。

    同じ質問を抱えている他の方々にもお読み頂き、共有出来ますよう『子宮頸部異形成/ヒトパピローマウイルス(HPV)/円錐切除術専用bbs』ご利用を積極的にお願いしています。

    管理人@sarryは、当サイト運営者として、運営当初からお付き合い頂いている方、本日初めてお読み頂いた方、お付き合いの新旧に関わらず、どちらの方にも同じようにご回答差し上げているつもりです。

    同じ病気を治療した者として、お役に立てることがあれば、と当サイトを運営しておりますが、管理人@sarryの私設サイトになりますので、運営が困難だと判断した場合は停止・閉鎖することになります。

    なるべく運営を続けて、1人でもお役に立てれば…と思っていますので、ご理解ご協力の程、どうぞ宜しくお願いします。

  • 【体験談】子宮頸部異形成を治療するまでに支払った医療費

    はじめての子宮がん検査~異形成の治療を終えるまでに支払った医療費を公開

    尚、全額自己負担等の検査料金は各病院や時期によって異なる場合がありますので、あくまでも参考程度にしてください。

    初めての子宮がん検査で支払った医療費

    2004/12/03
    初診料:3,000円  細胞診費用:3,000円  低用量ピル(トリキュラー)×3シート:9,000円

    2005/03/10
    診察料:3,000円  低用量ピル(トリキュラー)×3シート:9,000円

    >>「初めての子宮がん検査」管理人体験談を読む

    擬陽性(3a)の告知

    2005/03/23
    細胞診費用:3,000円  低容量ピル(トリキュラー28)×3シート:9,000円

    2005/03/30
    診察料:3,000円

    >>「擬陽性(3a)の告知」管理人体験談を読む

    高度異形成の告知

    2005/04/04
    診察料:1,965円、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診検査料:4,935円、薬剤・材料料:6円
    計6,910円

    2005/04/10
    診察料:220円

    >>「高度異形成の告知」管理人体験談を読む

    中等度異形成への可逆

    2006/06/06
    診察料:216円、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診検査料:1,427円
    計1,640円

    2006/06/13
    診察料:220円

    >>「中等度異形成への可逆」管理人体験談を読む

    円錐切除術の勧め

    2005/08/15
    診察料:216円、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診検査料:4,935円
    計5,150円

    2005/08/22
    診察料:880円

    >>「円錐切除術の勧め」管理人体験談を読む

    転院先の病院

    2005/10/24
    診察・指導料、検査料(子宮頸部細胞診、クラミジア・トラコマチス抗原DNA検査):計5,040円

    2005/10/31
    診察・指導料、投薬料(クラミジア用クラリス):計1,770円

    >>「転院先の病院」管理人体験談を読む

    主治医との出会い

    2005/12/03
    診察・指導料、投薬料(クラミジア用クラリス)、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診:計6,970円  ヒトパピローマウイルスDNA型判定検査:21,000円  低容量ピル(トリキュラー28)×6シート:12,600円

    2005/12/17
    診察・指導料、クラミジア・トラコマチス抗原DNA検査(再)、投薬料(風邪薬・ジスロマック):計2,610円

    >>「主治医との出会い」管理人体験談を読む

    円錐切除術の選択

    2006/01/16
    診察・指導料、検査料(術前検査)、画像診断料(術前検査腹部レントゲン):計3,680円

    >>「円錐切除術の選択」管理人体験談を読む

    円錐切除術:当日

    2006/02/13
    投薬料、手術料、検査料、入院料:計48,520円  アウスパット代:680円  その他(自費):3,150円

    >>「円錐切除術:当日」管理人体験談を読む

    円錐切除術:翌日

    2006/02/14
    診察・指導料・投薬料(痛み止め):計650円

    2006/02/23
    診察・指導料、投薬料(口唇ヘルペス・バルトレックス錠500)、検査料:計10,040円

    >>「円錐切除術:翌日」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後3ヶ月検診

    2006/05/16
    診察・指導料、投薬料(ビタメジンカプセル25半年分)、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー):計7,460円  低容量ピル(トリキュラー28)×6シート:13,650円  文書料(保険会社提出用):5,780円

    2006/05/29
    診察・指導料、投薬料(クラミジア・ジスロマック):計1,210円

    >>「円錐切除術:術後3ヶ月検診」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後1年検診

    2007/01/16
    診察・指導料、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー):計6,450円

    2007/03/09
    診察・指導料、投薬料、検査料(エコー):計4,280円

    >>「円錐切除術:術後1年検診」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後1年半検診

    2007/02/02
    診察料・指導料、投薬料、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー)、検査結果郵送料(1,050円):計6,140円

    >>「円錐切除術:術後1年半検診」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後2年半検診

    2008/08/01
    診察料、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー・血液検査)、病理診断:計6,510円

    >>「円錐切除術:術後2年半検診」管理人体験談を読む

    支払った医療費合計金額:子宮頸部異形成の発覚から治療、円錐切除術後の検査まで

    異形成治療にかかった医療費 合計:171,960円

    *低用量ピルの費用は含みません

    事前加入していた医療保険で、円錐切除術の費用は補填(ほてん)できています。

    支払った医療費の合計金額としては、約17万円・・!異形成になっていなければ支払わずに済んだお金です。検査や通院&長すぎる待ち時間を考えると、17万円よりもっともっと損していると思います。

    いちどは治療で完治していても、HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)に再感染 → 異形成に再びかかることもあるかもしれません。子宮頸部異形成にならない体作りも見直したいですね。

  • ネットで医療情報を探すときに注意すべきこと

    [say name=”sarry” img=”https://indivi.net/wp-content/uploads/2018/05/iconsmall-1.png”]「子宮頸部異形成」を正しく理解するために必要な情報を公開しています[/say]

    私が子宮がん検査細胞診で、「擬陽性(ぎようせい)」の告知を受けて、最初に行った事は、情報収集でした。主に、web検索です。

    病院で受け取った検査結果には、「クラス3a」という表記に併せて、

    ” クロマチン増加・核肥大・HPV感染を示唆・・・炎症性を背景に・・・ ”

    という、初めて目にする専門的な言葉が並んでいました。

    意味も分からずに検索しては理解もできない言葉を読み進める。。

    そうしているうちに「子宮頸部組織診(しきゅうけいぶ そしきしん)」の検査結果で、「異形成(いけいせい)」という言葉に出会いました。

    今度は異形成についてweb検索をする。

    ―――ここで私は疑問を感じました。

    病院や検査機関、医師によって、異形成に対する見解やデータに差がありすぎるのです。

    例えば、「高度異形成」に対して、ある医師の見解では「80%の確率で「がん」へと進行する」とあり、別の医師の見解では「20%程度」と書いてある。

    どちらにも「定期的に検査を受けて経過を見ましょう。」とありましたが、さらに別の見解では「高度異形成は手術による治療が必要である」と書いてある。

    さらに、「異形成は高度であれ軽度であれ治療する必要はない」と書いてあるものもありました。

    経過を見ていくことが必要なのか、すぐに手術をすべきなのか??

    病院によって高度異形成に対する考えも違いました。

    私も今の病院に出会っていなければ、「がん」へ進行するまで放置され、子宮頸がんに進行した後に治療されていたと思います。

    web上で検索をし情報が得られるのは大変便利ですが、気をつけるべき点もあると実感しました。

    「その情報は誰が記入しているのか?」
    「どれくらいのデータ(例えば患者人数)を元に統計を導いてあるのか?」
    「その情報は新しいのか古いのか?」・・・など。

    例えば、子宮頸部異形成の治療法は子宮単摘出のみだったそうですが、ここ数年で円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)」や「レーザー蒸散術(れーざー じょうさんじゅつ)」が主流になっています。

    海外では「凍結療法(とうけつりょうほう)」という、2008年現在日本では、まだあまり知られていない治療法も出てきています。(2018年現在も、日本では普及していません)

    ▽異形成の治療の種類

    [kanren id=”566″]

    当サイトでは、擬陽性の告知を受けてショックを受け、私が取った行動と同じようにweb検索でこのサイトに辿り着いた不安を抱えた女性の為に、今迄に私が収集した情報や、複数の先生に聞いて得た情報や体験談を公開できたら、と思っています。

    1つの情報だけに惑わされてしまうのではなく、たくさんの情報を収集し選択した上で、納得できる病院・医師・そして治療を受けることができれば・・・そう願っています。

    2006/03/13 管理人@sarry
    最終更新日:2018/11/30

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