投稿者: 管理人sarry

  • 細胞診結果3a、3bで3ヶ月毎の検査を16年間続けているEさんの体験談

    私が子宮がんといわれたのは、30歳で子供を生み、その後の子宮がん検査です。
    軽い気持ちで受けると、すぐに精密検査といわれ、組織診断、コルポをやりました。そこで、癌と診断され、すぐに大学病院へ。そこでは、円錐切除、そのごだめなら、子宮全摘出といわれました。
    そこで、あのころ流行した、先生の説などを読み、やはり、手術をやめました。
    そんなときに、ある自然食の会を紹介してくれた人がいて、治療はすべてやめて、そこで、完全菜食を行いました。あとは、いいといわれる民間療法はなんでもやりました。その結果、3ヶ月後、駒込病院の検査で、クラスⅡにもどりました。しかし、不思議なことに、言われた自然食からすこし逸脱すると、検査でクラスⅢa,bが出るのです。
    そのたびに先生に円錐切除を勧められ、もうすこし待ってもらうように申しあげて、またサプリ、自然食など民間療法を徹底的に行うとクラスⅡにもどるのです。たぶん、免疫力があがると、消失するのでしょうね。しかし、異形成はあるので、結局は、疲労したり、無理すると、検査でまたでてくるといった感じです。

    この3ヶ月ごとの検査は16年。もう娘は16歳になりました。しかし、よくここまで付き合ってきたと思いますが、検査の不安はいつもつきまとい、体が疲れないように、ストレスをためないようにしたりしていますが、いつもいつでるかと、どきどきしています。

    そんな時、昨年の8月に駒込でクラスⅢbが三回継続して、出たので、もう円錐切除をしてくださいといわれました。
    しかし、細胞診断のみで、組織診断をやってもらえなかったので、納得せずに、こちらのサイトをみて、○○医師のところへ飛び込みで行きました。
    組織診断が確定診断であること、ウィールスを調べた方がいいことを説明され、組織診断、ウィールス検査をしました。結果、組織診断では軽度異形成、手術の必要はない。しかし、ゥイールスは、16番という、サイアク(癌になるリスクが最も高いもの)ということでした。とりあえず、要観察ということで、10月の検査でも軽度異形成でした。しかし、1月の検査では、まだ結果がでていませんが、先生の口ぶりではよくないようでした。消えないようならやはり円錐切除した方がいいとおっしゃってました。
    私としても、16年がんばってきましたが、(民間療法でもかなりお金もかかりました)、もう○○医師を信じて、円錐切除をした方がいいように思っています。結局、免疫が上がって、消失しても、ウィールスはいるので、すぐにまたでてきてしまうのですよね。そんな不安を抱えて、これからも生きるよりも、簡単に取れるようなのでやってみようかといった気になっています。

    ☆余談ですが、娘にワクチンを受けさせたいとおもって、医師に聞いたところ、アメリカでは小学生に打つから、もう高校生だと、遅いよ、笑われちゃうよって言われました。しかし、セックスの経験がなければ、効果があるようなので、娘はないと思うといっておきましたが、最近は、中学生になったら、あるからな~、セックスしてなければ、打ってもいいよなんていわれました。私のようなつらい体験はさせたくないので、どこでも打てるのかすこし調べてみようと思います。
    本当にこのサイトによって気持ちが楽になる方は多いと思います、これからも続けてくださいね。

    管理人@sarry:ヒトパピローマウイルス(HPV)の型分類について、詳しくは『子宮頸部異形成のあれこれ~HPVについて』に記載しています。又、民間医療については個々考え方などあると思いますので自己責任で判断するものとし、管理人@sarryが推奨するものではないことをご了承ください。

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  • 中等度異形成判明後、7ヶ月で軽度異形成、正常へ。自然治癒されたDさんの体験談

    いつもご相談に乗っていただき、ありがとうございます。このサイトでいろいろ知ることも出来、同じ悩みを抱えてる人がたくさんいることも知り、全て非公開ということなので、私で良ければご協力したく、メールしました。

    病院へ行ったのは今年(2007年)の5月。おりものに異常を感じ、性病にかかったと思い病院へ行き検査。先生が、ついでに子宮けい癌検診もしてみましょうと勧められて、受けました。
    そして結果、細胞診<中度異形>。初めての婦人科、無知だったため、かなり動揺しました。不正出血があったわけでもなかったから、正常だと思い込んでいたからです。結果を聞いた当日、そのままコルポ・組織診。結果、<軽度異形>となり、2ヵ月後に検査となりました。
    7月、細胞診<軽度>でした。
    8月、またおりものに異常を感じ調べたら雑菌が入っているとのことで、消毒に通いました。仕事もしているため、思うように病院へ行けず、なかなか治らないので、次の検査は9月予定でしたが、10月となってしまいました。
    10月、細胞診<軽度>不正出血もこのころからしだして、心配になったのもあり、11月コルポ・組織診。結果<軽度>
    そして、細胞診から2ヵ月後の12月、細胞診を受け、結果<クラス2正常>となりました。

    そして、また雑菌が入っていると言われ、また消毒の日々です。最初の検診から7ヶ月で、一応正常となりました。もちろん、まだ安心は出来ません。先生も、まだなんとも言えないとこだから、また2ヶ月後に細胞診しましょうとのことでした。

    病院選びですが、私はほんとに無知だったため、ただ単に近いということだけで選びました。今の病院の先生は、いい噂・悪い噂、両方あります。たまに大丈夫?この先生??と思うこともありますが、マメに検診してくれるので、今日まで病院を変えることなくきました。ここまでが私の体験談です。

    ここからは聞いたお話なんですが、知っている方の知り合いのお話です。
    癌0期と判断された50代の方のお話なんですが、この辺の病院では子供も産んでて若くないと全摘出を勧められます。でも、その方はそれは嫌だと思い、東京の有名な病院へ行ったそうです。(どこかは分かりません)
    そこで、週1検査していたそうです。(コルポ・組織)すこしずつ細胞をとっているうちに、正常に戻ったそうです。そう、0期なのに手術しないですんだそうなんです。ずいぶん通ったそうですが、リスクも少ないし、良かったとのことでした。
    なので、私もマメに検査して、組織診してくれるほうが、異形の部分がとれて早く良くなるのではないかと思い(私の勝手な考えです)、ほっとくよりも検査をしてくれるこの病院は良かったのかもしれないと思いました。

    私の体験・知っていることはこんなところです。このサイトのためにも、よりよいサイトを作ってください。私はこのサイトのおかげで、いろいろ知れて、助かりました。ありがとうございました。

    【追記:2008/02/04】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    その後の検診結果が出たので、ご報告させていただきます。今日の結果で、ついに、クラス1まで下がりました!!クラス2のときもほっとしましたが、やっぱり不安で・・・
    でも、クラス1までなってくれるなんて、ほんと安心しました。今度は3ヶ月後に検診ですけどね。もう正常に戻ったし良い気もしますが、それだけ慎重になってくれているので、ほっとします。
    良い報告が出来てよかったです。根気よく検診通ってよかったなって思います。また検診結果が出たときには報告させていただきますね。冷え性対策して、冬を乗り切っていきます♪

    管理人@sarry:異形成を自然治癒された方の体験談です。雑菌や炎症があることで子宮頸部細胞診の結果に影響が出てしまうことがありますから、「細胞診結果3a=全て異形成ではない」と知り、必要以上に不安に陥らないことも大切ですね。又、知り合いの方のお話については「この方の場合はこういう治療ができる状態だった」と理解し、全ての方が当てはまるものではないことをご了承ください。

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  • 高度異形成で円錐切除術後、取り残しが判明、レーザー蒸散術を受け、現在も高度異形成で経過を診ているCさんの体験談

    現在私は、子宮頸部高度異形成の治療中です。体験談募集ということなので、私も参加させていただこうと思います。
    2006年9月に初めて集団検診で子宮ガン検診を受けました。
    翌月送られてきた検査結果が、「クラスⅣ・要精密検査」ということで主人とも相談して、設備の整った大きな病院を選んで最初の受診をしました。
    コルポ診・組織診・エコー・血液検査を受けて、次回の予約を入れて帰りました。
    先生は、「そんなに悪そうには見えないんだけどなぁ・・・。」とおっしゃていました。
    組織診の結果「クラスⅢ」中程度~高度の異形成との診断で、何回か検査をしてみて、治療方針を決めることにしました。
    それから11・12月と細胞診「クラスⅢa⇔Ⅲb」、1月に再度コルポ診・組織診を受けて、2月に組織診の結果「クラスⅢ」ということで手術をすすめられ、手術日の仮予約をしました。
    後日、主人と一緒に病状・手術の説明を聞きに行って、高度の異形成と思われるが、上皮内ガンが混在していることもあるので「円錐切除術」を受けてさらに詳しく調べることをすすめられました。
    この日に、術前検査も(採血・心電図・肺活量・レントゲン)受けて帰りました。
    3月上旬に麻酔科の診察うけ、中旬に「円錐切除術」を受けました。全身麻酔でレーザーメスによる切除。30分程度で終わり、出血もほとんど無かったそうです。
    入院中も生理3日目位の出血があった程度で、術後の痛みも軽い生理痛程度で、2・3日でよくなりました。病理検査の結果は「高度異形成」の診断でした。
    入院中は特に問題もなく、予定より一日早く6日間で退院しましたが、退院2日後位から、高熱(39度前後)で寝込んでしまいました。
    出血量も増えていたので受診したところ、主治医は手術中の為、他の先生に診てもらいました。予定より早目に来た生理の出血だったようで・・・、手術痕は問題ないとのこと。
    熱の方が辛そうなので・・・とのことで薬を処方してもらいました。後日改めて、主治医に術後の経過観察の為受診。結果異状なし。熱も下がってひとまず安心しました。

    4月上旬、前回の受診の後めまいが続いた為、主治医に電話で相談したところ「とりあえず近くの病院に行ってみて下さい。」とのことでしたので、系列の病院に受診して、静脈注射と薬をもらって様子を見ていたら、10日位で治まりました。(高熱の後に、めまいが起こることもあるようです。)
    下旬、術後の経過異状なし。「手術の痕もきれいに治っていますよ。」ということで、術後初めての細胞診を受けました。

    6月、前回の細胞診の結果「クラスⅡ」。次回は3ヶ月後の受診でいいとのことで、その日は細胞診を受けて帰りました。
    しかし、それから約2週間後、病院から電話があったので受診したところ、前回の細胞診の結果が「クラスⅢb」で、また1ヶ月ごとの通院に逆戻り。
    取り残しがある様とのことで、8月上旬に再度コルポ診・組織診を受けました。先生と今後の治療方針についてお話ししたところ、3つの選択肢があって、
    ・「子宮全摘」は「Cさんはまだ若いので、それは避けたいので・・・。」とのことで×
    ・「2度目の円錐切除」は「Cさんの子宮の入口が、ほかの人と比べると極端に小さいので切るところがないんですよねぇ・・・。」とのことで×
    ・「レーザー蒸散術」をすることに決定。

    2週間後、組織診の結果は「クラスⅢa」ということで、予定通りレーザー蒸散を受けてきました。
    治療箇所を酢酸で染めて、麻酔の注射を頸部の周り数か所に打って(歯医者さんの麻酔と同じようなモノとのこと)、患部をレーザーで焼きました。少し鈍い痛みがありましたが、我慢できる範囲内でした。
    処置後のお話では、「悪そうな所はすべて焼いておきましたので、また一ヶ月後に診せてください。」「自分の経験上、後は経過観察していくうちに消える場合がほとんどなので、Cさんも経過を見ていきましょう。」とのことでした。
    その後は痛みも無く、少量の出血があった程度でした。
    9月、処置後の患部はすっかり良くなったということで、細胞診を受けました。
    10月、細胞診結果「クラスⅢa」。再度細胞診を受けました。11月、細胞診結果「クラスⅢ」。
    主治医に「今後もずっと検査をしながら、経過観察をしていくんですか?」と質問したところ、「2回目の円錐切除も考えましょう。」というお話がありました。
    12月、細胞診結果「クラスⅢa」。細胞診と血液検査を受けて、次の予約は1月に予約を入れてきて、今に至ります。今後、2回目の円錐切除を受けることになると思います。
    ネットでほかの方の体験談を読ませていただいても、高度異形成で2度の円錐切除を受けたという書き込みはあまりないようですし、他の産婦人科医に聞いてみても、「高度異形成でこの様な経過をたどるのは、稀なケースです。上皮内ガンが混在している可能性もあるので、慎重な観察が必要です。」とおっしゃっていました。
    自分なりに、病気についていろいろ調べてみましたが、どこの病院でも行っているごく一般的な治療を受けていると思いますし、主治医の先生も良い方なので、このまま今の病院で治療を続けていこうと思っています。

    最初に「クラスⅣ」の結果が送られてきたときは、異形成や子宮頚ガンに対する知識がほとんど無かったのでさすがに焦りましたが(この時に<@sarry>さんのサイトには大変お世話になりました。<(_ _)>)、自分の病状を把握してからは、なってしまったものは仕方がないという開き直りで、前向きに治療に取り組んでいます。なにしろかれこれ一年も病院に通っていますので、よくよしていたら、身が持たないですからね!(^^)!

    管理人@sarry:今後、2度目の円錐切除術を受けることになるのかもしれませんが気を落とさずに乗り越えようとしていらっしゃるので応援しています!今度こそ異形成を完全に切り取れるよう願っています。

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  • 細胞診:高度異形成、組織診:上皮内癌(上皮内がん)0期で円錐切除術を受けたBさんの体験談

    sarryさんはじめまして。34歳既婚のものです。
    私は(2007年)10月に会社の健康診断を受けひっかかりました。紹介状を貰い大学病院で再検査を受けました。細胞診では高度異型成3bでしたが、その後の組織診(コルポ診?っていうんですかね?)では上皮内癌の0期という診断でした。
    診断結果を聞いたときは自分が夢の中にいるような感覚になり「何で??自分が??だって痛くも何ともないのに・・」と認める事が出来ませんでした。その後はPCなどで自分の病気を調べまくり毎晩泣き、家族(子供はいないので主人)に当たり散らし・・と悲惨な状態でした。けれども主人の気持ちや同じような体験をされている人の体験を見て「こんなんじゃ駄目だ!!なってしまったものは仕方のない事だし、とにかく治そう」と気持ちを切り替えました。それから円錐切除術を受ける事になりました。

    私の場合は11月19日~2泊3日の日程で手術は20日でした。
    レーザーを使っての手術でしたが私が全身麻酔を希望したので記憶もなくあっという間に終わってしまいました。手術後は尿管を通されて食事も無くひたすら点滴だけでした。夜は麻酔の副作用か頭痛があり氷枕をもらいました。
    翌朝は朝から通常の朝食が出てぺロッとたいらげてしまいました。そして診察を受けそのまま退院になりました。
    出血は初めの5日間位少しだけ出ていましたが今はほとんどありません。おそらくもう少ししたら、かさぶたのようなものが取れてくるんでしょうね?仕事も復帰しています。たまに下腹部に違和感(つる感じ)はありますが痛みはないです。明日、術後の診察と切った細胞の検査結果が出ます。浸透度がマズイ事になっていたら・・と不安な面もありますが、とにかく前向きな気持ちで行こうと思います。

    結婚して1年ちょっとですが子供も諦めた訳ではないので癌を早めにやっつけるようにしたいです。
    文章がうまくまとまらなくなってしまいましたが悩んでた時にこのサイトを見つけて随分救われたので少しでもお役に立てれば・・と思い書き込みしました。

    【追記:2008/01/29】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    sarryさんこんにちは。昨年11月に手術を受けたものです。手術を受けてから約3ヶ月が経ちました。
    退院直後は元気ですぐに仕事も復帰したんですが、12月になってインフルエンザ⇒年明けノロウィルス⇒風邪と立て続けに体調を悪くしてしまいました。
    1月16日にコルポ診を受けてきたので一連の体調不良の相談をした所『手術して完全に体力や抵抗力が戻っていないので次々と感染してしまうんですよ。できれば安静にして体力温存してください。手術を受けるって事はそれほど大変な事なんですよ』と言われ反省・・・。
    翌週(昨日)コルポ診の結果が出ました。手術で切り取った切り口(一番内側)の組織からは癌細胞が検出されて『もしかしたら4~5年先に子宮を取り除く事を考えていただいた方が良いかもしれませんね』と言われていたのである程度は覚悟して行ったんですが、『レベル2まで下がっていたので大丈夫そうです。次は3ヵ月後に来て下さい』との事でした。
    その結果に力が抜けてしまい2度も3度も先生に確認してしまいました。一応良い方向に向かっているとの事でしたがまだまだ安心はできないので検診はきちんと受けていきたいと思います。そして出産という目標もある為今度は不妊治療を受けるつもりです。
    管理人さまを始め、みなさんの体験談心強く感じました。ありがとうございます。

    管理人@sarry:ご報告があり次第、術後の病理結果などUP予定です!→ご報告いただきましたので追記させていただきました。

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  • 異形成で円錐切除術後、子宮頸癌Ia2発覚。海外で「広汎子宮頸部摘出」を受け、7ヶ月後に出産されたAさんの体験談

    これから同じような体験をされるであろう方々に私のケースをお話ししたくてメールしております。私は現在妊娠8ヶ月で、(2008年)1月に出産を控えております。
    私は6年前、25歳になった年から一年に一度、婦人科の検診を受けておりました。アメリカに住んでいたこともあり、こちらでは年に一度の検診は女性にとって常識であり、いつも”問題ありません”と言われ続けていました。

    ところが、去年の7月、1年ぶりの検診に行った結果、精密検査が必要だと言われ、子宮頸部異形成であることが分かりました。先生の説明では、”Pre-Cancer”癌になる可能性のある細胞があるので、その部分を切り取れば(LEEP)大丈夫、30分ほどで済む手術で局部麻酔、その日には帰れるということでした。日本では前日から入院して、全身麻酔で、、、などとかなり大掛かりなようですが、こちらでは、婦人科の個人病院ですぐに執り行われる手術です。毎年、検診を受けていたのにどうして?という気持ちばかりが強く、かなり動揺しました。引っ越したこともあり、前年とは違う婦人科の先生だったため、どうして今まで見つからなかったのかと聞いてみました。その先生の説明によると、ほとんどの婦人科では綿棒のようなもので、膣の菌を調べるだけが一般的で、この場合、体調によって菌が少なかったりして、発見されないことが多いとのこと。子宮内膜症もひどくなるまで見つかりにくいと言われたりしますし。

    一週間後にLEEPの手術を受け、手術自体は正直辛かったですが、(局部麻酔でも感覚はあるので)これで悪いものは全て取れたんだと自分を納得させ、新しい自分になった気分で髪を切ったりして過ごしておりました。
    術後一週間経った時、また婦人科に来るように電話があり、私はもう目の前が真っ暗になりました。LEEPで切り取った切り口がすでに癌になっているとのこと。詳しく検査する必要があるということで、婦人科の癌専門の先生を紹介されました。すぐに予約を取り、検査の結果を持ってその先生を訪ねると、”発見が遅れることが多いのに、この段階で見つかってよかったね。できるだけ早く子宮全摘出の手術の予約を大学病院で取って下さい”と言われました。私は結婚したばかりだったこともあり、将来は子供も欲しいので、子宮摘出はなんとかならないんでしょうかと聞いてみました。その先生は”何を言ってるんですが?自分の命と赤ちゃんとどっちが大事なんですか”と。帰り道はどうやって帰ったかも覚えていません。主人に話すと”精密検査もせずに突然子宮摘出を勧めてくる医者なんてあてにならない。他のお医者さんを探そう”と言ってくれ、悲観的な私は、もしかしたらそれしか方法はないのかもしれないと思いながらも、ポジティブな彼に支えられました。

    私たちにとっては、子宮温存=妊娠の可能性を残すということが希望だったので、その後、3件ほど違う大学病院の専門の先生を訪ねて、やっと広汎子宮頸部摘出の手術を専門にしている先生に出会えました。日本では4件ほどの病院で手術を受ける事ができるとき聞きました。この手術は簡単に言うと、子宮頸部を切り取り、子宮と膣部を縫い合わせるという手術法です。90年代後半に開発された手術なので、一番最初に私が訪れた先生のように、全く情報がアップデートされてない医者にとっては、”聞いたことはあるけど、どんな手術?”みたいなものなんだと思います。日本でも4件だけでしか行われないということなので、熟知している医者は数えるほどなんだと思います。

    さて、この先生はまず、内診、血液検査、そして、MRIの結果から判断して、子宮を残したいと思っている私のような患者にはこの治療方が一番だと診断されました。結果、癌のステージはIa2。Ibの段階まではこの手術で子宮温存ができるというお話でした。とにかく、私たち夫婦への丁寧な対応の仕方、内診の時手際がよく全く痛くない!、看護婦さんたちのテキパキとした仕事ぶりに、この人たちなら信頼できると感じました。医者を選ぶ権利は患者にあるわけですから、自分と”相性が合う”先生を徹底的に探すことがとても大切だとつくづく感じました。念のためにもう一人違う先生に”セカンドオピニオン”として意見を求め、広汎子宮頸部摘出術で大丈夫だと言われたので、最初の先生に手術をお願いしました。

    手術は6時間ほどで全身麻酔、リンパに転移していないかが一番の問題なので、まず足の付け根辺りにあるリンパを摘出し、(このため手術後、足がむくみやすくなる可能性があると言われました)転移してないことを確認してから、お腹に4つほど穴をあけてカメラを通し、手術は膣部から行われました。手術は成功でした。リンパに転移はなく、切り取った子宮頸部の切り口もクリーンだったということで、完全に癌は切り取られました。術後に心配された排尿障害も特になく、手術の2日後には退院しました。もちろんアメリカは長く入院させないことが基本なので(待ってる患者がいっぱいだし、保険料もものすごいので、、、)日本のように至れり尽くせりではありませんでしたが、自宅に早く帰れたことは私は嬉しかったです。2週間は仕事を休んで、自宅安静でした。全身麻酔の影響で、術後は鬱になることが時々ありましたが、友達が訪ねてきてくれたり、家族の支えでなんとか乗り切ることができました。

    手術から3ヶ月くらい経ってから、もうセックスしてもいいという許可が出て、6ヶ月後には妊娠も可能と言われました。子宮は残っているため、理論的には妊娠が可能だけれど、やはりあるべきものがなくなっているため、ホルモンのバランスなどが崩れ、妊娠しにくいということもあるだろうと言われました。試みてから一年経っても妊娠しない場合は、不妊治療の先生を紹介すると。”一年あるし、大きな手術をしたんだから、気長にいこう。。”と思っていたら、手術から7ヶ月後の今年の5月に妊娠が分かりました。ハイリスクの妊娠だと言われていますが、これまで特に何の問題もなく、妊婦生活を楽しんでいます。出産は帝王切開になります。

    これから後4年は、再発しないように綱渡りのような心境ですが、何よりも大切な命を授かれたことが、大きな心の支えです。
    子宮がんというと、すぐに摘出というイメージが大きいですが、なくさなくていいものを取り除いてしまって、人生の選択幅を狭めるのは悲しいので,皆さんにも医者に言われたからというのではなく、できるだけ情報収集し自分に合った適切な治療法を選択してほしいと思い、長々と体験談を書かせて頂きました。

    【追記:2008/02/04】その後のご報告をいただきましたので追記させていただきます。
    私は少し早めの12月28日に、無事元気な男の子を出産し、ただいま育児奮闘中です。幸運にも授かった命ですから、大事に大事に育てていきたいと思います。

    管理人@sarry:子宮頸がんの新治療法「広汎子宮頸部摘出手術」については、『子宮頸部異形成のあれこれ~子宮頸がん』に記載しています。日本でも術後自然妊娠での出産例があります!

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  • 異形成の【自然治癒・再発予防】免疫力を高める暮らし・食べもの・飲みものまとめ

    異形成の【自然治癒・再発予防】免疫力を高める暮らし・食べもの・飲みものまとめ

    免疫力でHPVを体外へ排除し、異形成の自然治癒を手助けしよう!

    まずは異形成にならない為に、既に今、異形成がある人は異形成を自然治癒する為に、どちらにも共通しているとても重要な事は、感染したヒトパピローマウイルス(HPV)を自己免疫力によって体外へ自然排除することです。

    性交渉でヒトパピローマウイルス(HPV)に感染してしまっても、自己免疫力で体外へ自然排除出来れば長期感染することがないので、異形成へと進行することもありません。

    実際、性交渉経験のある女性の80%の人は、一生のうちに一度はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していると言われています。

    HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染した10人の内、9人は自己免疫力でHPVを体外へ自然排除し、異形成や子宮頚癌へ進行することはありません。

    ですが、残りの1人は免疫力が低下していることなどが要因の1つになり、HPVを自然排除することが出来ずに、HPV長期感染し、喫煙やストレスなど、その他の要因も加わることで異形成・子宮頚癌へと進行してしまうのです。

    HPV再感染が怖い!不安な人も免疫の力を高めよう

    管理人@sarryと同じく、異形成の治療をされた方から「HPVに再感染するのはイヤなので、もう性交渉はしたくありません」というお話が私の元に寄せられますが、管理人@sarryはそうは思いません。

    上記した通り、仮にHPVに再感染しても、自己免疫力でHPVを体外へ自然排除すれば良いのです。

    >>ヒトパピローマウイルス(HPV)再感染予防について

    そして、その自己免疫力が低下してしまわないように免疫力UP・維持の生活を送ることが今の管理人@sarryのライフワークの1つになっています。

    免疫力を下げない事は、異形成や子宮頚癌だけでなく、風邪やその他たくさんの病気予防、いきいきと元気に充実した生活を送る為にもとても大切なことです。

    高度異形成治療後の定期検査で、「細胞診結果クラス1・2(正常)」を維持している管理人@sarryが、免疫力UP・維持のために行っている事などを具体的にご紹介しますので、参考になれば幸いです(#^^#)

    免疫力UP・維持の為に行った(行っている)こと

    免疫力を上げる為に、管理人@sarryはまず、自分の生活を見直しました。

    タバコは既に数年前に辞めていましたのでこちらはクリア。(家族に喫煙者もおり、同じ室内で吸われていましたが特に気にしていませんでした。

    「あまり気にしすぎない」「不安になりすぎない」「マイナス思考にならない」というのも、免疫力UPには大切なことだと思います)

    管理人@sarryがまず最初に見直すべきだと思ったのは、体に取り入れる食べ物・飲み物についてでした。

    免疫力をあげるために飲み始めた【日田天領水】

    人間の体は70%が水分だと言われるように、飲み物に気を使うと、細胞が入れ替わる周期(28日)が過ぎた頃に体の中がクリアになり、軽くなるような感覚を実感しました。

    今ではジュースなど糖類が入った飲み物を飲むと、なんとなく体が重たくなり鈍るような気がするので、ジュース類は殆ど飲まなくなりました。(フルーツジュースも100%のものを5~10倍くらいになるように、水や炭酸水で薄めて飲みます)

    体に良い飲み物(水)で、すぐに思いついたのは一時期、メディアでも話題になった日田天領水(ひたてんりょうすい)」でした。

    体内浄化作用が大変高く、「天然活性水素水」とも呼ばれている世界的にも稀な天然水で、「腫瘍が消えた」「治らないと医師に見放された怪我・病気が治った」と大変話題になったのでご存知の方もいらっしゃると思います。

    実家では常飲していたのですが、実家を出てからは飲んでいませんでしたので、すぐに取り寄せ、今でも引続き愛飲しています。

    とても柔らかい水で飲みやすく、美味しく、料理やコーヒー・お米を炊く際に使用するのもオススメです。

    (管理人@sarryは、名水「日田天領水」を使用したウォーターサーバーを利用していますが、会社勤めの時は、ペットボトル入りをまとめ買いして持ち歩いていました。他にボックスタイプもあります)

    日田天領水の免疫力への効果

    管理人@sarryが住んでいた九州では、メディアで取り上げられる以前から「日田天領水」の存在はよく知られており、特に意識することなく飲んでいました。

    それまではニキビなど全く出なかったのですが、1人暮らしを始めてまもなく、一気にニキビが出現し、特に口周りやアゴなどは酷く、いわゆる「大人ニキビ」が出てとても悩みました。

    この時、お世話になった皮膚科医師に「ストレスやビタミン不足は勿論だが、水が合わないことも原因かもしれない」と言われ、実家では「日田天領水」を飲んでいたことを思い出し、やっぱり水って大切なんだな~と実感しました。

    (その後、「日田天領水」を飲むようになってからは次第にニキビも治まり、ニキビ跡も一切残らず以前の肌を取り戻しました。ニキビや肌荒れに悩んでいる方にもオススメです!)

    >>sarryも20年愛飲中☆日田天領水の口コミレビュー記事を読む

     

    次に行ったのは、食生活の見直しです。

    免疫力をあげるための食生活

    異形成が判明した頃は、朝食はコーヒーのみ・昼食は外食・夕食は自炊でしたが、それ以前は、午後~夜中まで働いていたこともあり、昼前に起きて夕方やっと食事(殆ど外食)を摂り、仕事を終えると大量のお酒を飲む・・・という、とても健康的とは言えない生活を送っていました。

    今思うと、圧倒的に野菜や大豆製品類の摂取が少なかったと思います。

    野菜は好きでしたが、自炊の際は手軽に食べれるトマトやキュウリ・ナス・ニンジンなどのような調理しやすい野菜が殆どで、里芋やゴボウ・カボチャなどは冷凍カット野菜で調理していました。

    カット野菜が悪いという意味ではありませんが、異形成が判明してから、無農薬野菜や有機野菜、無添加食品を食べるようになり、それまでスーパーで購入して食べていた野菜たちとは違い、味がとても濃く、「生きている野菜」を食べているんだ!という実感を得ました。

    免疫力を上げるために食べはじめた無農薬・有機野菜

    数箇所から無農薬・有機野菜を取り寄せてみましたが、管理人@sarryのお気に入りはOisix(おいしっくす)です。

    最初は「おためしセット」を注文しましたが、箱いっぱいにぎっしりと詰まった野菜たちに感動し、食べてさらにに感動したのを今でも覚えています。

    今でも、お野菜が届き、箱を開ける時のドキドキ感や、箱に詰まった野菜で何を作ろう?と想像するワクワク感はたまりません♪

    ⇒2018年に【大地宅配】定期宅配サービスも利用開始しました?

    参考:野菜の傷みと虫はついてる?質の良い悪いを写真付きで口コミ評価レビュー

    野菜そのものから摂れる栄養素は減っている!

    免疫力UPや健康の為に良い栄養素を摂取する為に、新鮮な無農薬野菜や有機野菜を摂取することはとても良い事です。管理人@sarryも、野菜をたくさん食べていれば大丈夫だと思っていました。

    しかし、一日に必要だとされている野菜やくだものの量を知り、正直、「毎日こんなに食べれないし、野菜果物代が大変・・・!」だと思いました。

    それに近年採れる野菜は、50年前と比べると栄養価が半分ほどまで低下しているそう・・(>_<) これまでの倍の量を食べなければ十分な栄養を体に送り込めないことになります。

    免疫力をあげるために飲み始めた【青汁】

    そこで、それまで「マズイ!と評判だから絶対飲みたくない」と思っていた「青汁」を飲んでみようかな・・・と思うようになったのです。

    でも、いくら体に良いと分かっていても、マズイものを飲むのには抵抗がありますし、何より続かないと意味が無いと思い、「おいしい青汁」を探すことにしました。

    試飲したり、友人・知人に青汁を飲んでいる人がいないか?聞きまくり、ようやく「おいしくてゴクゴク飲める青汁」と出会いました。管理人@sarryは免疫力UPの為に、ほぼ毎日欠かさず青汁を飲んでいます。

    最近のお気に入りは、ポリフェノールもとれる青汁「藍の青汁」です♪(2018.1より家族で統一しました)

     

    レビューしたので青汁探しをされる方に参考になると幸いです。

    免疫力アップのために飲む青汁の効果

    もちろん、野菜もモリモリ沢山食べますが、毎日毎食必ず食べているか?というと、食べないこともありますし、旅行や外食などで必要量を摂取出来ないこともあります。

    しかし、毎朝この青汁を飲めば「野菜量足りてるかな?」と心配することが無いし、何より、体に良いことを続けているという自信も免疫力UPに繋がっているような気がしています。

    免疫力をあげるために【葉酸】をとろう!

    更に、免疫力アップの為に必要な栄養素の1つに「葉酸(ようさん)」という栄養素があることを知りました。

    葉酸は、日本では妊娠中と授乳中に普段より多めに摂取するように婦人科医も推奨していますが、妊娠を望んでいない女性でも、最低200μg、できれば400μgの葉酸を毎日摂取すると免疫力UPなど、様々な面からみて良いそうです。

    葉酸は、ホウレン草やブロッコリー、イチゴなどに含まれていますが、青汁同様に、食べ物だけから一日に必要な葉酸量を摂取するのは大変なことです。

    例えば、1日200μg摂取したいなら・・・ホウレン草なら100g(身長161センチの私の両手こんもり一杯分ほど)、今後妊娠を希望する方(1日400μg)なら、その倍のホウレン草を毎日食べ続けることになります。

    野菜に含まれている栄養分も昔の半分ほどに減っているそうなので、それだけ食べても無事に希望する葉酸摂取量を摂取できているのか分かりません、、

    管理人@sarryは、折角沢山の野菜を食べているのに「望む栄養素を摂取できていないのでは?」と不安を感じるのは嫌なので、野菜は野菜で美味しく食べるけど、必要な栄養素はサプリできっちり摂取しておきたいと思い、毎日服用しています。

    婦人科医も推奨し、母子手帳にも記載されている葉酸について

    胎児の神経系障害のリスクを低減させる為にも摂取を推奨されている葉酸ですが、少なくとも「妊娠1ヶ月前からの葉酸摂取」が望まれています。

    いつ妊娠するか? を事前に知ることは出来ませんので、欧米では、将来、赤ちゃんが欲しいと思っている女性は、日頃からの葉酸摂取が推奨されています。

    管理人@sarryは特に子供を希望していたわけではありませんでしたが、いつか欲しくなった時・妊娠した時、そして免疫力アップの為に、ピニトール配合【ママナチュレ葉酸サプリ】もおすすめです。

    こちらの葉酸サプリは、鉄分とカルシウムもプラス!

    さらに、質のいい乳酸菌と食物繊維、その他ビタミンB6など、女性に必要な栄養素がぎゅっとバランス良く詰まっているのでオススメです。ほんわかパイナップル&ヨーグルト味がして飲むのも楽しくなります♪厚生労働省推奨というのも、安心ですよね。

    体温をあげて免疫力をあげる!

    それから、『自己免疫力と抵抗力』にも記載していますが、「とにかく体を冷やさない」「体温が1℃下がると、免疫力は約37%も低下する」ということを学びました。

    体を冷やさないように気を付ける、というと、「氷入りの冷たい飲み物を避ける」「なるべく温かい飲み物(或いは常温で)を取る」ということを思い浮かべると思いますが、実は、温かい飲み物の中にも体を冷やしてしまう飲み物があります。

    管理人@sarryも知らなかったのですが、コーヒーや緑茶は体温を下げる飲み物なので、体が冷え、免疫力が低下してしまうことになります。

    ホットの飲み物なら何でも体が温まると思っていたので、この事実はとても意外でした。管理人@sarryは、昔からコーヒーが大好きで、1日5~10杯は飲んでいたと思います。

    今思い返すと、冬は足や手がとても冷たく、眠る時も分厚い靴下を2枚・3枚重ねて履き、指先も冷たくて冷たくて、手袋の2枚重ねや、眠る時もホッカイロが手放せませんでした。

    「冬だから寒くて手足が冷えるのは当たり前」だと思っていましたが、実は、体を温めようとして飲んでいたホットコーヒーが体を更に冷やしていたとは・・・

    これを知ってからは、体を温める柚子茶(湯)やショウガ茶(湯)を飲むようになり、飲むとすぐ体が内側からポカポカしてきて、今では冬場眠るときに靴下を履くことはありませんし、手袋なんて、勿論、着けずに眠れるようになりました。

    [memo title=”MEMO”]

    コーヒーや緑茶や水、牛乳、ビールなどが体を冷やす飲み物だからといって、それらが悪い飲み物だということではありませんので誤解されないで下さいね!

    コーヒーにも緑茶にも、それぞれ良い作用だってあります。コーヒー好きな管理人@sarryは、今でもコーヒーも頂きます。

    [/memo]

    大切なのは、メリット・デメリットを知った上で、デメリットをなるべく少なくするように工夫することだと思います。

    例えば、コーヒーを飲むときは、一緒に黒砂糖(白砂糖は体を冷やします)を一欠けらかじったり、少し入れたり、夜は体を冷やすコーヒーではなく、体を温める作用のあるショウガ茶や柚子茶にしたり。

    免疫力UPの為だからといって、あれはダメこれはダメと我慢の生活を過ごすのは、結果、ストレスによって免疫力を低下させてしまう可能性があると思うので、楽しみながら制限したり、デメリットを補う方法を見付けたりする工夫が大切だと思っています。

    生野菜は体を冷やすので免疫力を高めたい人は注意

    体に良い野菜類も、生サラダで食べると体を冷やしてしまうので、体を温める作用のある食べ物も一緒に食べるなど気をつけた方が良いそうです。

    加熱して食べたいところですが、油で炒めることで吸収率が上がる野菜・栄養素もある一方、加熱すると壊れてしまうビタミンなどもあるので、やはり、サプリや青汁も併用してしっかり摂取することが大切だと思っています。

    更に、管理人@sarryが体を冷やさない為に行っている事は、腹巻(はらまき)を着ける事です!

    冬はもちろん、夏でも冷房で体が冷えると分かっているときには着用しますし、冷えてきたな~と感じたら腹巻をします。今は、薄手で見えても可愛いのが沢山あるので、夏場でも手軽に取り入れられるのでオススメです♪

    特に、お尻や太股の裏側などは、夏場でも冷たく冷えていることがあります。

    自分では冷えている意識は無くても、体は冷えている事があるので、冬場以外でも触って確認し、冷たさを感じたら腹巻などでお尻(腰)~太股付近までカバーしたりします。

    他には、足元が寒いときにはレッグウォーマーをしたりしています。冬場は勿論、夏場も体の内側・外側からも冷え対策を行うことが免疫力アップには必須だと思います!

     

    酵素飲料とデトックス

    その他には・・・2008年秋から、「酵素飲料(こうそいんりょう)」を飲むようになりました。

    ちょうどその頃、体がとてもだるくて、眠っても眠っても眠たくて仕方無く、それまでの生活を送ることが困難になる程でした。

    「眠り病」なんじゃないか?! と真剣に思う程、毎日眠たくてたまりませんでした。。
    病院へ行き、血液検査等行ってもらいましたが、「西洋医学的には限りなく健康です。」との診断。

    「こういう場合、鬱病を疑うが、何人も診ているから鬱病の人は診てすぐ分かる。あなたは違う。」
    「毎日8時間以上眠っているのに眠たいということは、睡眠の質が悪い可能性があります。眠っているつもりでも、実際は眠れておらず、結果、睡眠不足で眠たいということかもしれません。」

    ということで、本当に眠れているか? 確認する為に睡眠導入剤を試しに1週間服用して眠ることになりました。

    睡眠導入剤って、いきなり熟睡モードに陥るそうですが、本当にいきなり深い眠りに入った感覚がして、目覚めた後ビックリしました。

    試しに1週間服用したものの、日中のダルさや、眠たくて眠たくてたまらないという症状は変わらず、「自律神経のバランスが乱れているのかもしれません。」と言われました。。

    西洋医学では、原因が分からないのに何か症状を訴える場合に、この「自律神経のバランスが乱れている」ということを使うことがあるそうです。

    西洋医学ではどうすることも出来ないことを知り、ちょうど数ヶ月前から発生していた「歯痕舌(しこんぜつ)」の件もあったので、漢方薬局で診てもらおうと調べ出しました。(詳細は管理人@sarry個人ブログより『歯痕舌?!』ページに記載しています)

    が、私が選んだ漢方薬局では、診察費と漢方(2週間分)で5万円位で・・・ちょっと勇気の要る金額だったので、こちらは最終手段にして、他に何か方法は無いのか? と探した結果、「酵素飲料(こうそいんりょう)」という、それまで特に気に留めていなかった存在に出会ったのです。

    体内の大掃除「デトックス」

    管理人@sarryが酵素飲料と出会ったキッカケは、以前から少し興味があった「デトックス」でした。デトックスとは、体内に溜まった毒素を排出させるという健康法です。

    どんなに健康に気を使っていても、環境や食べ物(化学調味料・合成物など)などから摂取した体にとって良くない物が毒素として体に溜まっていってしまいます。

    その毒素を排出するのが解毒、デトックスです(詳細は『体内リセット!ファスティング実行中です♪』でお読み頂けます)。

    その、デトックスを行う為に欠かせないのが「酵素(こうそ)」という栄養素です。

    (酵素については管理人@sarry個人ブログ『免疫力UP!目指せ☆ステキな女性と健康生活』内『「酵素」の働き』に記載しています)

    デトックスで免疫力を高めた効果

    デトックス開始初日は酷い頭痛がありましたが、これは「それだけ体に毒素が溜まってますよ」って事らしく、体が悪い状態から良い状態へと変わる「好転作用(こうてんさよう)」なんだそうです。(こういう事もありますから、週末などお休みの日に開始されると安心だと思います)

    管理人@sarryにはこの方法が合っていたようで、体調はどんどん良くなり、1週間のデトックス期間が終了する頃にはすっかり元気に復活していました!

    体もスッキリして、頭が冴え、肌の調子も良いし、体が入れ替わったかのようなクリーンな状態になったのを実感しました。

    デトックス(ファスティング)におすすめの酵素飲料

    「ファスティング」は「ダイエット目的」で行われることもあり(管理人@sarryは今回はダイエット目的ではありませんでしたが)、体重が2㎏減っていたことは嬉しかったです。

    (一時期流行った朝キウイダイエットや朝バナナ、グレープフルーツ、リンゴダイエットなども、この酵素を体に沢山取り入れて体をリセットすることで、結果的に体重も減っている=ダイエットになるんだそうです)

    「酵素飲料」は、1本1万円位~と結構なお値段なのですが、管理人@sarryが飲んでいる酵素飲料は1/3程度とお手頃な価格だし、発送も翌日には届く程早い(注文のタイミングもあるかと思いますが)し、梱包も丁寧なので、とてもオススメ出来る酵素飲料です。

    (酵素は生きているので、きちんと管理して発送を行わないと、効果が得られないそうです)

    妊娠・授乳中も酵素摂取は健康の為に良いので、管理人@sarryはずっと飲み続けています。

    出産は最大のデトックスだそうですから、卒乳後はダイエット目的でファスティング(プチ断食)やりたいと思っています!

    ストレスとの上手な付き合い方

    最後になりましたが、ストレスは免疫力を低下させるとされています。
    しかし、適度なストレスは適度な刺激となり、メリハリのある生活を送ることが出来たりします。

    ストレスの全てが悪いわけでは無く、ストレスを受けても、そのストレスを自分なりに発散させる事が大切。

    「ストレスを受けたな~」と感じても、すぐに「免疫力が低下しちゃう!どうしよう・・・!」と自分をパニックに追い込むのではなく、「よし、今度の休日には大好きな○○をしてストレス発散・解消しよう♪」と、ストレスを前向きに受け止めて乗り越えていく姿勢が大切です。

    生きている以上、ストレスから逃れることは出来ないと思いますし、多少のストレスがあってこそ、生きがいや達成感にも繋がる気がします。

    自分にとっての適度なストレス量(このくらいのストレスなら私は大丈夫、と、許容範囲を知る事も大切だと思います)を知り、ストレスと心身のバランスを上手く取ることで、充実した毎日を送る事が出来るのではないか?

    そしてその結果、免疫力アップ・維持し、心身共に健康な生活を送る事に繋がるのではないか? と思っています。

    仕事をしていても、していなくても、働いている時は働いているなりに、家庭に入れば家庭に入ったなりに、ストレスは必ず生じるのです。

    もちろん、胃が痛くなったり、夜眠れない、生理不順になってしまった・・・というような、過度なストレスは良くありません。その環境を改善する事が出来れば何よりですが、急には変えられない事もあると思います。

    そういう時は、どんどんストレスを溜め込んでしまうのは避け、今あるストレスを上手く発散する何か「自分に合った手段」を見つけて、どんどん解消していって欲しいと思います。

    管理人@sarryも、自覚はありませんが、きっとストレスを受けているのだと思います。これを書いている2010年6月現在、生後8ヶ月の赤ちゃんが居て、自分の好きな事や思うように物事が運ばない事も多い毎日です。

    他にも、皆さんと同じように、家族(両家両親など)との問題なども普通にあります。管理人@sarryにだって、確かにストレスはあるのだと思います。でも、だからといって嘆いていても仕方ありません。

    自分で選んだ道なのですから、自分で工夫して毎日を楽しく過ごす方法を見つけるしかありません。

    女性誌を眺めて「可愛い♪ステキ!」と目指す自分を想像したり、ショッピングを楽しんだり(専らネットショッピングに偏っていますが・・)、皆で美味しい物を食べたり、家族旅行をしたり・・・

    3ヶ月に一度でもいいから、そういうご褒美を自分に与えてストレス解消する時間を楽しむ工夫をする事がとても大切だと思っています。

    合わせて、上記した「免疫力アップ・維持」に欠かせない事も、併せて続けていきたいと思っています。

    そして、これは本当に大切な事ですが、細胞診結果に一喜一憂しないということも大切だと思います。

    3ヶ月毎など、定期的に経過を診る為に検査を続けている方の不安な気持ちは、管理人@sarryも経験しているので良く分かります。

    「免疫力UPの為に色々やってるし、今度こそ細胞診結果2か1だよね?」と思う気持ちも良く分かります。期待と裏腹に、細胞診結果が正常では無かった時のショックなお気持ちも、本当に良く分かります。

    「前回の検査結果からこの3ヶ月ずっと免疫力UPの為に頑張ったけど、細胞診結果は変わりませんでした・・・」というお話は、時々、『当サイトbbs』や管理人@sarryの元に寄せられています。

    3ヶ月って長い期間の類に入るのかもしれません。(ダイエットが3ヶ月も続けば、かなり立派ですものね!)

    免疫力を上げるためにかかる期間

    免疫力というのは、「ちょっとストレスが溜まった」とか、「ここ2~3日睡眠不足だった」とか、それ位の事で一気に下がったりするものでは無く、もっと長い期間(半年~1年くらい)かけて下がっていくものなんだそうです(風邪や病気、妊娠などで急に低下することはあります)。

    だから、一度下がった免疫力を上げるのにも、最低1年はかかると聞いたことがあります。

    3ヶ月毎に定期検査を受けるとすると、1年で4回検査を受ける事になるので、「全然、免疫力上がってくれない!」と投げ出したくなる気持ちや、「また細胞診結果、正常じゃなかった…」と落ち込む気持ちにもなると思います。

    ですが、初めから「(最低でも)1年がかりで免疫力を上げていこう!」と思っていれば、少し気持ちがラクになれるのではないかと思います。

    もちろん、経過を診ているその1年間のうちに治療を受けることになるかもしれません。免疫力だけで治療出来ない場合もあると思います。

    でも、術後、また再びHPVに感染しても今度こそ自己免疫力で体外へ自然排除し、異形成に進行させない為にも免疫力UPを続けて欲しいんです。

    定期検査を受けている方は、その結果に一喜一憂し過ぎること無く、のんびり構えて、自分で選んで続けている事を信じて「免疫力アップ・維持」を目指す生活を楽しんで欲しいと思います。

    今回の異形成の自然治癒(しぜんちゆ)には間に合わなかったとしても、免疫力をアップさせて維持していくことは、他の病気を防ぐ事にもなりますし、再び異形成へと進行させない為には欠かせない事です。

    [sanko href=”https://www.menekiup.info/article/lps.html” title=”免疫力アップ!サプリが遂に登場!” site=”免疫力アップで目指せ!ステキな女性と健康生活”]

     

    長くなりましたが・・・管理人@sarryが、高度異形成判明の2005年~免疫力UPの為に取り入れてきたことをご紹介してきました。

    途中、話が脱線したり、免疫力UPとは直接関係無いお話も記載してしまいました・・・削除してしまおうか? 迷いました。しかし、どんなに健康的な生活を送っていても体の不調を感じることもあるものです。

    管理人@sarryにもそんな時期があり、そんな時、管理人@sarryが、どのように考え、乗り越えてきたのか? 読んで頂くことで少しでもあなたのお役に立てたらいいなと思い、そのまま残すことにしました。

    上記の事、全てを一気に取り入れるのは難しいかもしれません。

    管理人@sarryも、一度にこれらの事を開始したわけではなく、色々やってみたこの5年間を振り返ると、これらの事が残り、今も続いているというわけです。

    免疫力アップ・維持」、健康に効果があると実感したものをご紹介していますが、人によっては合わないものも当然あるかと思います。管理人@sarryは一切の責任を負う事は出来ませんので、ご自身の判断・責任でお願いします。

    他にも、思い出した事や、今後ご紹介したいオススメ情報が出てきたら更新したいと思います。

    管理人@sarryが「免疫力アップ・維持」の為に行っている事が、あなたの「免疫力アップ・維持」にお役に立てると幸いです。

    【以下、管理人@sarry運営中の個人ブログです。ご興味おありでしたらお待ちしています♪】

    『免疫力UP!目指せ☆ステキな女性と健康生活』
    『めざせ!オキラク子育て♪~円錐切除術後の妊娠と出産、そして育児!』

    2010/06/02  管理人@sarry
    2018/11/05 記事見直し・加筆
    2020/1/3 リンク切れ修正

  • 【体験談】円錐切除術後の自然妊娠と出産

    当サイト内でもご報告致しましたが、管理人@sarryは2009年10月に第一子を出産しました。

    出産予定日より12日早かったのですが、陣痛から8時間程と初産にしては早く、3,360gの元気な男の子です。

    出産予定日より12日早かったのは、胎児が大きく育っていたので分娩が困難になるという理由から、胎児の肺の機能が完成する妊娠37週を過ぎると「どんどん動いて早めに出産しましょう!」という方向になったことが原因です。

    円錐切除術後の自然妊娠

    円錐切除術から3年経過した2009年2月に自然妊娠が判明しました。

    「妊娠したら、円錐切除術を正しく理解している産科医を紹介するから教えてね。」と、私の円錐切除術を執刀して下さった主治医に言われていました。

    生理が遅れて5日目に妊娠検査薬で陽性反応を確認し、その翌日に家族と共に主治医を受診し、紹介してもらいました。

    妊娠4週目ということもあり、まだ赤ちゃんの鼓動を確認出来ない時期だった為、それが出来る6週目に入ってから紹介してもらった産科医を受診しました。

    >>円錐切除術後の早産の可能性について

    予定外の妊娠の戸惑いやショックもある中、既につわりも始まっており、でも一方で「ちゃんと心臓動いているかな・・」とドキドキしながら受診したのを覚えています。

    その後、無事に正常妊娠が確認され、既にあったつわりはどんどん重くなり・・・

    始めは吐きながら用意していた食事も、最終的には元・旦那にお弁当を買ってきてもらうのが日課になり、湯船に浸かっても吐いてしまうので、まだ2月だというのにシャワーになり、何を食べても吐きまくる日々で3~4キロ体重も減りました。

    事前に聞いていた「つわり中、無性に○○が食べたくなる!」という現象は私には特にみられませんでした。

    皆さんがハマると聞く「桃缶」や「酸っぱい食べ物」も一切ダメで、吐き気が少し治まる気がして「グリコのカフェオレ」を毎日1本(500ml紙パック)元・旦那の帰宅までにチビチビと飲んでいました。

    余談:グリコのカフェオレは昔から大好きで、でも太ると困るので時々、自分へのご褒美に飲む程度にしていたのですが、つわり期は、吐いてしまうこともあり…「今日一日つわりを乗り越える自分へのご褒美」として解禁していました♪

    そうやって3ヶ月位はほぼ横になって暮らし、まだ吐く日はあるものの妊娠6ヶ月に入る頃には外食も出来るようになりました。

    「つわり脱出したら”2人分よ♪”って言いながら食べ放題バイキングに行きまくりたい!」と思っていたのですが、私は初産にも関わらず子宮が大きくなるのが早かったようで、直ぐに大きくなった子宮が胃を圧迫し、少し食べただけでお腹いっぱいになるように。。

    仕方無いので、自宅では1食分を3回くらいに分けてチョコチョコ少しずつ食べていました。

    そういう訳で、結局、食べ放題バイキングで2人分食べるぞ!計画は叶いませんでした。

    子宮頚管をしばる処置はしなかった!

    円錐切除術後に妊娠された方が、気にされる事の1つに「赤ちゃんが落ちてこないように支える子宮頚管の一部を切除し、長さが短くなっている為に、子宮頚管を縛る処置が必要になるのでは?」ということがあるかと思います。

    管理人@sarryは、円錐切除術を執刀して下さった主治医から、円錐切除術後の子宮頚管について正しく理解している産科医を紹介してもらっていたので、「円錐切除術を受けたから」という理由だけで必要の無い処置をされることは無いと分かっていたので安心でした。

    産科医によっては、円錐切除術を受けたと聞いただけで、本当に子宮頚管を縛る処置が必要なのか? 一切関係無く、子宮頚管を縛る処置をしてしまうそうです。

    その処置による影響・ストレスで流産してしまわれる方もいるそうなので、円錐切除術を受けた後の妊娠・出産には、その辺りをきちんと正しく理解している産科医を選ぶということも重要だと思います。

    ただもちろん、個人差がある事なので、場合に寄っては、妊娠を維持する為に、子宮頚管を縛る処置が必要なこともあると思います。

    円錐切除術を受けていない人でも子宮頚管を縛る処置が行われることもあるのですから、円錐切除術を受けたからといって、妊娠したら必ず子宮頚管を縛る処置を受けるわけではありません。

    自分が円錐切除術後に妊娠した場合に、子宮頚管を縛る処置を受けるかどうか?は、実際妊娠してみなければ分かりません。

    もしかすると円錐切除術を受けていなくてもその処置が必要だったかもしれません。

    従って、もし、子宮頚管を縛る処置を受けたとしても、それが100%円錐切除術を受けたせいだと決め付けることは出来ないのではないか?と管理人@sarryは思っていました。

    この辺は、その人の元々の子宮頚管の長さと切除した大きさ、術後の傷口の再生具合によると思うので、主治医とよくお話されることをお勧めします。

    更に、管理人@sarryの場合ですが、切除した範囲は大きく、追加切除もされていたにも関わらず、「本当に円錐切除術受けたの??焼いただけじゃないの?」と何度も確認されるほど、「子宮頚管の長さが、円錐切除術を受けていない人よりも長い」と言われていました。

    術前の子宮頚管の長さを知らないので何とも言えませんが(機会があれば主治医に聞いてみたいと思います)、元々、もの凄く長かったか?かなり再生していたようです。

    それでも、どんどん赤ちゃんが成長するに伴って、赤ちゃんが落ちてこないように支えている子宮頚管の長さもどんどん短くなり、円錐切除術を受けていない人と同じ、5㎝あった子宮頚管は、妊娠34週目(9ヶ月)に入ると3.21㎝になっていました。

    (3㎝あれば充分だそうで、3㎝より短くなると自宅安静、2.5㎝より短くなると入院で絶対安静になるそうです)

    お腹が張りやすかったと思うので、お腹が張ったら横になって1時間ほどリラックスして過ごすことを心がけて、子宮頚管を縛る処置を受けることなく、無事、出産まで妊娠継続出来ました。
    つわりを明けてからの食生活は、殆どお肉・お魚を食べられなくなり、野菜メインの食生活になっていました。

    それも一度には食べきれないのでチョコチョコ食べになっていました。

    更に、妊娠7~8ヶ月頃からは、大きくなった子宮の胃への圧迫で胸焼けが続き、吐いてしまったり、眠っても2~3時間で目が覚めてしまい眠れない日も多くなりました。

    妊娠後期に入ると、お腹の大きさで寝苦しいこととは別に、産後、日中深夜を問わず2~3時間毎に赤ちゃんのお世話に追われる生活に体を慣らしておこうとする本能で、2~3時間で目が覚めてしまうそうです。

    「たった3時間しか眠れなかった・・・」と思いがちですが、たった3時間の睡眠でも、非妊娠状態の時と異なり、妊娠時や産後の母親の体はとっても深い睡眠を得ることが出来る体になっているそうです。

    確かに妊娠中は、たった3時間の睡眠時間でも、パッチリ!目が冴えて二度寝することは殆どありませんでした。

    産後も赤ちゃんが泣くタイミング(2時間毎)の頃になんとなく目が覚めて、少し泣くだけでパッと飛び起きていました。

    それでも、産後は寝不足でフラフラ状態でしたが・・・

    でも、そんな状態なのにちょっぴり泣いただけでパッと目が覚めるのですから、そういうサイクルに体が入っていたのだと思います。妊娠前だったら、赤ちゃんがどんなに泣いても目が覚めることは無かったと思いますし・・・

    (お話が逸れてしまいましたね。戻します!)

    野菜メインの食生活で、出産する体力が心配になった事や、産後暫くは外食出来ないだろうとの事で、臨月に入った頃に出産へのスタミナ付けとして、パークハイアットのグリルN.Yで本当に久しぶりにお肉を頂いたりしました。

    更に、臨月に入るとすぐマタニティフォト撮影をしてもらいました♪最初で最後の妊娠かもしれませんからね。とても良い記念になりました!

    この頃、妊娠37週に入ると、胎児は外へ出てきても良い状態に整うそうで、「胎児の推定体重も標準より大きめだし、肺の機能が整う37週を過ぎたので、これからはどんどん動いて早めに出産しましょう!お腹が張っても動いていいですよ~」と言われました。

    これまでお腹が張っては休んで・・・という生活でしたが、思う存分、大好きなお掃除(特に浴室!)に精を出しました。
    そうして38週と1日経った早朝4時頃、陣痛より先に破水し、朝8時頃病院に連絡を入れて入院。

    到着時に子宮口は4㎝開いていましたが、痛みは全く無く・・・「痛くないの?!」と、産科主治医が驚いて昼、夕方、夜と確認に病室へ顔を出してくれました。

    私は痛みに強いタイプらしく、妊娠36週検診では子宮口が2㎝、37週検診では3㎝開いていました。

    産科主治医に「夜中、痛みで目が覚めない?」と聞かれましたが、お小水で起きることはあっても痛みは全く感じなかったので、驚かれていました。

    破水してしまうと、膣側から雑菌などが羊水内に入ってきてしまうので、私は抗生物質を服用し、破水から24時間経過しても陣痛が来ない場合は、陣痛促進剤を使用して出産することになると説明を受けました。

    破水から24時間まであと2時間に迫った夜中2時過ぎ、なんとなくお腹が強く張るような、ギューッと締め付けられるような鈍痛があるような・・・それが陣痛の始まりでした。

    家族が立ち合うことになっていたので、3分間隔になってきた朝6時過ぎに電話し、7時頃、到着。

    この頃にはだいぶ痛みが強くなってきました。

    初産なので子宮口全開まで12時間は掛かると言われていましたが、既に何度かイキんでしまっていたので、確認してもらうと、なんと!既に10㎝全開だったのです!

    助産師さんや医師も大慌てになり、急いで分娩台へ。「あと10分15分で産まれますよ!」と大急ぎで準備されていました。

    しかし、10分15分で産まれるはずが・・・なんだかんだで2時間くらい掛かりました。

    陣痛がどんどん弱くなり、微弱陣痛で陣痛促進剤を点滴されてなんとか頑張りました。

    妊娠中は勿論、出産間近の貧血検査でも貧血は全くありませんでしたが、出産直後、貧血になってしまいました。

    朝8時頃、病室から分娩台へ行き、10時過ぎには出産を終え、2時間ほど分娩台で休んで12時頃には病室へ戻る予定でしたが、産後貧血でドタバタ騒ぎがあり、病室へ戻れたのは20時過ぎてからでした。。

    >>円錐切除術後の出産体験記

    産後3日ほどはフラフラで結構ツラかったです。。陣痛や出産自体よりも貧血の方がツラかった記憶が・・・あります。

    「会陰切開(えいんせっかい)も受けていたので、傷口も痛くてゆっくり座る日々が産後2ヶ月過ぎまで続きました。

    何より、麻酔の注射を打つ感覚や、傷口を縫う時の針を刺したり糸を引っ張る感覚がとーっても不快で嫌でした。。

    陣痛や出産の痛みよりも、またあの感覚を味わうかもしれない・・・と思うと、第二子妊娠・出産は厳しいかもしれませんね。(→2年後に第二子を出産しました!)

    最終的に私の妊娠中の体重増加は+5キロで、殆ど赤ちゃんや羊水、胎盤の重さだったので、産後3日目には妊娠前の体重に戻っていました。

    又、産後退院してすぐ夫婦2人での子育て生活だった為、どんどん体重は落ち、更に3キロ減りました。

    産後貧血&こんなやつれた状態だったので、当然、母乳の出は悪かったです。

    粉ミルクとの混合育児を理想としていました。

    (万が一、私が倒れてもスムーズに粉ミルク授乳出来るし、父親の育児参加や預けて外出も出来るように)

    もう少し母乳量が増えて欲しいと思った私は、母乳外来や実母からの「もっと食べなきゃ!特に白米!!」との洗脳? で、食べまくった結果・・・

    母乳量も以前よりは増えましたが、完全母乳にはならず体重が一気に+5キロ!!・・・

    ショックです。。

    でも、食べる量を減らすと途端に出が悪くなるので、母乳を与えているうちは仕方無いと腹をくくり、卒乳後にバリバリダイエットに励みたいと思っています。

    円錐切除術を受けた方や、これから受ける予定の方から寄せられるご質問や不安の中でも、円錐切除術後の自然妊娠や妊娠維持、自然分娩についてのお問い合せが数多くあります。

    管理人@sarryは、先々の妊娠や出産よりも、まず先にやるべきは今ある高度異形成を治療することだと思っていたので、円錐切除術前に妊娠や出産への不安はあまりありませんでした。

    治療後も妊娠に積極的では無かったので、皆さんから寄せられる「円錐切除術後の自然妊娠」については、既に円錐切除術後に自然妊娠・出産された方からの体験談をご紹介し、お読み頂くことしか出来ませんでした。

    しかし、今回、管理人@sarry自らが自然妊娠・自然分娩を終えたことによって、私自身の経験として皆さんにお話出来ることをとても嬉しく、幸いに思っています。

    ▽円錐切除術を受ける前の方から寄せられる妊娠・出産に関する不安の中でよくある『円錐切除術と早産の可能性について』まとめてみました。

    >>円錐切除術と早産の可能性について

    あくまで管理人@sarryが産婦人科と産科、両方の主治医に聞いたお話や体験談、管理人@sarryが思うことになりますが、参考になると幸いです。

    2010/03/30 管理人@sarry

    追記:第二子出産しました☺

  • 病院・主治医選びについて

    管理人@sarryが主治医に出会うまでの経緯

    最初に子宮頸部細胞診を受けて擬陽性の結果を告知された管理人@sarryは、国立がんセンター中央病院へ転院しました。

    しかし国立がんセンター中央病院も約半年後に転院することになります。

    国立がんセンター中央病院の担当医は術後の妊娠・出産のことも考えて、産科もある、とある大学病院への紹介状を用意してくれましたが、この頃住んでいた場所から遠かったこともあり、私は自分で病院探しをすることにしました。今度は手術することも念頭に選ばなくてはなりません。

    そんなとき、ある女性誌の特集で”子宮がん検査を受けよう”といった主旨の特集記事を目にします。

    通常であれば子宮頸部細胞診の結果、擬陽性が発見されれば(又は擬陽性・異形成が続けば)コルポ診子宮頸部組織診を行います。

     

    しかしこれでは、細胞診で異形成・子宮頸がんを見落としてしまう可能性があるのです。

    何故かというと、子宮頸部細胞診は子宮頸部異形成が発生しやすい好発部位という子宮頸部箇所を手探り状態で細胞採取するからです。

    仮に異形成が発生している箇所ではない、例えば隣の箇所の正常細胞を採取してしまった場合、異形成が在るのに細胞診結果は「正常」となってしまいます。

    「そうならないように最初からコルポ診を併用して細胞診を行えばいいのに・・!」と思うのですが、集団検診など大勢の人が一斉に受けるようなスクリーニング検査なので、そこまで1人に対して時間を割けない・・などの事情があるようです。

    記事内で紹介されていた病院では細胞診の段階からコルポ診行うという念の入れようで、細胞診の段階で見落としが無いように1人の女性に対して充分な配慮を心がけている、という記事内容を読み、この病院を訪れてみようと3ヶ月後の定期検査に備えました。

     

    しかし予約をする際に、医師指名をしなかった為、この女性誌で取り上げられていた医師にとは別の医師の検査を受けることになりました。

    「優秀な医師がいる病院だから別の医師でも大丈夫だろう」と思っていたのですが、その医師はこの病院に入って間もない医師だったため、コルポ診を併用した細胞診を行っておらず、細胞診の結果に疑問を持ってしまうことになります。

    (詳しくは『管理人@sarry異形成治療体験談』でお読みいただけます)

     

    この経験から、管理人@sarryは「優秀な医師がいる病院でも、優秀なその医師の診察を受けなければ意味がない」ということを学びました。

    そして更に3ヶ月後、今度は女性誌で拝見した医師の予約をお願いし、診察を受けることができました。

     

    その後、円錐切除術をお願いし、治療することが出来たのです。

    主治医選びについて管理人@sarryが思うこと

    当サイト内bbsや管理人@sarryに寄せられるメールで、「良い病院を知りませんか?」という質問をいただくのですが、管理人@sarryは上記のような経験から「いい病院を選ぶことよりも、いい医師を選ぶことの方が大切だ」と思っています。

    管理人@sarryは、子宮頚癌細胞診で「擬陽性」との告知を受けてから、円錐切除術をお願いした主治医と出会うまでの約1年の間に、5人の婦人科医師と出会っています。

    • 低容量ピルを処方してもらうために通っていた婦人科クリニックの女医
    • 国立がんセンター中央病院の医師
    • 相談した知人の婦人科医(顔見知り程度の知人なのでカウントに入れました)
    • 主治医の病院で最初にお世話になった婦人科医師
    • 円錐切除術を執刀していただいた主治医

    約1年の間にこれだけの婦人科医師に出会って分かった事があります。

    それは、医師からの説明をただ待っているだけではダメということです。

    医師も人間:患者も説明を待ってるだけではダメ

    どの医師もこちらから質問をすれば丁寧に説明してくださいましたが、こちらから何も質問せずに「はい、・・・はい。」とただ頷いているだけでは、必要最低限の説明しか無く、それでは自分の疑問や不安は解消されません。

    医師も人間です。患者との会話ややり取りが上手な医師もいれば、人付き合いが苦手な医師だっているのです。

    医師も人間なのだから当たり前ですよね。

    ですが私たち患者の多くは、患者から尋ねなくても、心中を察してくれて、事細かに説明をしてくれて、資料を用意してくれて、親身に接してくれるのが「いい医師」だという理想を持っています。

    「この医師は人付き合いが苦手なのかも?」そんな風に考える事も必要なのかもしれません。

    国立がんセンター中央病院で出会った医師とのやり取りで私はそのことに気が付きました。

    私の父より年上で、おじいちゃんに近いその医師は、私が挨拶をしても目もくれずカルテに向かってモゴモゴ言ってるような医師でした。

    これにはこれで、「患者を直視しないことによるメリット」があるそうです。

     

    患者にも、

     

    ・上手に身振り手振りや表情豊かに病状を訴えることができる人

    ・喜怒哀楽の表情がうすい人

     

    がいます。

     

    直視しないことにより、より的確な病状が判断できるよう「医師と患者は向かい合わずに最初の会話を行うメリット」があるそうです。

    私は相手の目を見て話すのがクセで、その医師のときもわざと医師を覗き込んでもう一度挨拶をしました。

    これから自分の体を診てもらう医師なのですから挨拶くらい交わしたいですよね。

    それから、その医師は私をきちんと見て検査結果を説明してくれたり、私からの質問に答えてくださるようになりました。

    結局、国立がんセンター中央病院には「子宮単摘出(しきゅうたんてきしゅつ)」という治療しかないということで、私は転院する事になりましたが、このことも教えてくれずにただ癌化(がん化)するのを待っているだけの扱いをされていたら・・・と思うと今でも恐いです。

     

    自分の体を、ましてや婦人科で診てもらう相手(主治医)です。

    自分で選択して納得・信頼して診てもらう為に必要な心構えを、私たち患者側がしっかり持ち、行動することは大切だと思います。

    管理人@sarryが高度異形成を円錐切除術で治療した際の主治医・執刀医について

    [2010年1月15日追記]

    個人情報保護の観点から、2009年7月頃に、主治医・執刀医の氏名の実名公開を控える修正を行いました。

    その後、「主治医・執刀医について教えて欲しい」という内容のメールが数多く寄せられるようになりましたので、こちらに追記します。

    本来は修正すべきなのかもしれませんが、皆様から頂いた『子宮頸部異形成/ヒトパピローマウイルス(HPV)/円錐切除術専用bbs』への書込みや、その当時管理人@sarryが差し上げた返信内に記載していた病院名や医師名は現段階では修正しておりません。

    従って、bbs内[記事検索機能]を利用して過去の記事をお読み頂くことでお伝えすることが可能です。

    例えば、[記事検索機能]で「管理人@sarry 主治医」と入力し、AND検索してみて下さい。

    新しい順に該当記事が表示されますので、「2008年夏以前の記事」をお読み頂ければ見つけることが出来ます。

    尚、管理人@sarryが異形成の治療を受けた主治医は、現在、当時の病院では勤務されていません。現在は、ご自身で病院を開業されています。

    又、「子宮頸部異形成」や「子宮頚癌(しきゅうけいがん)」の分野で、優秀な医師が彼だけしかいないということでは決してありません。

    管理人@sarryは、性格的に合う・接しやすい人柄の医師で、知識も経験も信用できたので主治医に選びましたが、皆が皆、良い印象を持つかどうかは分かりませんので、ご自身の責任の元、ご判断されて下さい。

    尚、メールでの個別相談は一切お受けしておりません。

    『子宮頸部異形成/ヒトパピローマウイルス(HPV)/円錐切除術専用bbs』をお読み頂ければ分かると思いますが、同じような質問が多数寄せられています。

    個別にメールでお受けしてしまうと、とても返信が遅れてしまいますし、通常生活に支障が出て、当サイトの運営停止が予想出来ます。

    同じ質問を抱えている他の方々にもお読み頂き、共有出来ますよう『子宮頸部異形成/ヒトパピローマウイルス(HPV)/円錐切除術専用bbs』ご利用を積極的にお願いしています。

    管理人@sarryは、当サイト運営者として、運営当初からお付き合い頂いている方、本日初めてお読み頂いた方、お付き合いの新旧に関わらず、どちらの方にも同じようにご回答差し上げているつもりです。

    同じ病気を治療した者として、お役に立てることがあれば、と当サイトを運営しておりますが、管理人@sarryの私設サイトになりますので、運営が困難だと判断した場合は停止・閉鎖することになります。

    なるべく運営を続けて、1人でもお役に立てれば…と思っていますので、ご理解ご協力の程、どうぞ宜しくお願いします。

  • 【体験談】子宮頸部異形成を治療するまでに支払った医療費

    はじめての子宮がん検査~異形成の治療を終えるまでに支払った医療費を公開

    尚、全額自己負担等の検査料金は各病院や時期によって異なる場合がありますので、あくまでも参考程度にしてください。

    初めての子宮がん検査で支払った医療費

    2004/12/03
    初診料:3,000円  細胞診費用:3,000円  低用量ピル(トリキュラー)×3シート:9,000円

    2005/03/10
    診察料:3,000円  低用量ピル(トリキュラー)×3シート:9,000円

    >>「初めての子宮がん検査」管理人体験談を読む

    擬陽性(3a)の告知

    2005/03/23
    細胞診費用:3,000円  低容量ピル(トリキュラー28)×3シート:9,000円

    2005/03/30
    診察料:3,000円

    >>「擬陽性(3a)の告知」管理人体験談を読む

    高度異形成の告知

    2005/04/04
    診察料:1,965円、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診検査料:4,935円、薬剤・材料料:6円
    計6,910円

    2005/04/10
    診察料:220円

    >>「高度異形成の告知」管理人体験談を読む

    中等度異形成への可逆

    2006/06/06
    診察料:216円、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診検査料:1,427円
    計1,640円

    2006/06/13
    診察料:220円

    >>「中等度異形成への可逆」管理人体験談を読む

    円錐切除術の勧め

    2005/08/15
    診察料:216円、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診検査料:4,935円
    計5,150円

    2005/08/22
    診察料:880円

    >>「円錐切除術の勧め」管理人体験談を読む

    転院先の病院

    2005/10/24
    診察・指導料、検査料(子宮頸部細胞診、クラミジア・トラコマチス抗原DNA検査):計5,040円

    2005/10/31
    診察・指導料、投薬料(クラミジア用クラリス):計1,770円

    >>「転院先の病院」管理人体験談を読む

    主治医との出会い

    2005/12/03
    診察・指導料、投薬料(クラミジア用クラリス)、子宮頸部細胞診・コルポ診・組織診:計6,970円  ヒトパピローマウイルスDNA型判定検査:21,000円  低容量ピル(トリキュラー28)×6シート:12,600円

    2005/12/17
    診察・指導料、クラミジア・トラコマチス抗原DNA検査(再)、投薬料(風邪薬・ジスロマック):計2,610円

    >>「主治医との出会い」管理人体験談を読む

    円錐切除術の選択

    2006/01/16
    診察・指導料、検査料(術前検査)、画像診断料(術前検査腹部レントゲン):計3,680円

    >>「円錐切除術の選択」管理人体験談を読む

    円錐切除術:当日

    2006/02/13
    投薬料、手術料、検査料、入院料:計48,520円  アウスパット代:680円  その他(自費):3,150円

    >>「円錐切除術:当日」管理人体験談を読む

    円錐切除術:翌日

    2006/02/14
    診察・指導料・投薬料(痛み止め):計650円

    2006/02/23
    診察・指導料、投薬料(口唇ヘルペス・バルトレックス錠500)、検査料:計10,040円

    >>「円錐切除術:翌日」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後3ヶ月検診

    2006/05/16
    診察・指導料、投薬料(ビタメジンカプセル25半年分)、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー):計7,460円  低容量ピル(トリキュラー28)×6シート:13,650円  文書料(保険会社提出用):5,780円

    2006/05/29
    診察・指導料、投薬料(クラミジア・ジスロマック):計1,210円

    >>「円錐切除術:術後3ヶ月検診」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後1年検診

    2007/01/16
    診察・指導料、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー):計6,450円

    2007/03/09
    診察・指導料、投薬料、検査料(エコー):計4,280円

    >>「円錐切除術:術後1年検診」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後1年半検診

    2007/02/02
    診察料・指導料、投薬料、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー)、検査結果郵送料(1,050円):計6,140円

    >>「円錐切除術:術後1年半検診」管理人体験談を読む

    円錐切除術:術後2年半検診

    2008/08/01
    診察料、検査料(子宮頸部細胞診・コルポ診・エコー・血液検査)、病理診断:計6,510円

    >>「円錐切除術:術後2年半検診」管理人体験談を読む

    支払った医療費合計金額:子宮頸部異形成の発覚から治療、円錐切除術後の検査まで

    異形成治療にかかった医療費 合計:171,960円

    *低用量ピルの費用は含みません

    事前加入していた医療保険で、円錐切除術の費用は補填(ほてん)できています。

    支払った医療費の合計金額としては、約17万円・・!異形成になっていなければ支払わずに済んだお金です。検査や通院&長すぎる待ち時間を考えると、17万円よりもっともっと損していると思います。

    いちどは治療で完治していても、HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)に再感染 → 異形成に再びかかることもあるかもしれません。子宮頸部異形成にならない体作りも見直したいですね。

  • <募集終了>フジテレビ「特ダネ!」取材協力者募集について

    11月中に異形成(又は子宮頚癌)で円錐切除術を受ける方にお願いがあります!

    2007/12/3(月)にフジテレビ「特ダネ!」のコーナーで子宮頸がん特集が予定されています。
    その中で子宮頸がんの前癌病変(前がん病変)である異形成について特に重点的に取り上げられます。

    【番組名】 『特ダネ!』(全国フジテレビ系 月~金 午前8:00~10:00生放送)
    【コーナー名】 「特捜エクスプレス」(番組後半の特集枠 9:05頃から15分程度)

    【企画内容】 『若い女性に急増…子宮頸がんを予防する』(仮)
    20代~30代の女性で増加している子宮頸がんとはどういうがんなのか、異形成の段階で治療を行えば子宮を摘出することなく妊娠することも可能であること、ゆえに検診がとても大切だということを患者さんへの取材を通して描いていきます。海外との比較データや、検診の方法、将来ワクチンも期待されていることなどの情報もフォローする予定です。
    【放送予定日】 2007年12月3日(月)

    今回、上記番組ディレクター(女性)さんより当サイト管理人@sarryのところへ取材協力の依頼がありました。
    ディレクターさんの身元や企画内容などはきちんと確認を取り、実際にお話させていただき信頼・安心できると判断しましたので当サイトをご覧の方にご案内いたします。

    現在、毎年約2700人の日本人女性が子宮頸がんで亡くなられています。
    子宮頸がんは異形成という前癌病変(前がん病変)で発見し治療することができる、云わば予防できる「がん」なのに毎年こんなにも多くの女性が命を落としているのです。これはとても残念なことだと思います。

    日本の子宮癌(子宮がん)検診率は20%程度だそうで、これはアメリカの子宮癌(子宮がん)検診率である80%と比べるととても低い数字です。私も、恐らくここを訪れた方も異形成の段階で発見できたのは検診を受けたからです。異形成の告知を受けたときはショックですが早期発見できたのは検診を受けたからに他なりません。管理人@sarry同様に「あの時検診を受けていてよかった…」と思える女性もいるはずです。

    子宮頸がんは予防できるということ、検診を受けることが大切だということを前向きに伝えたい!という番組ディレクターさんの主旨に管理人@sarryも大きく賛同し、できる範囲で協力したいと思うので募集告知いたします。

    上記企画内容にご理解いただける方で、子宮頸部異形成(又は子宮頚癌)で11月中に円錐切除術を受ける予定の方は管理人@sarryにご連絡ください。*日にちに余裕が無く、急なお話ですがご協力できる方、お待ちしています。

    尚、ご協力いただける方のプライバシーは最大限保護されると伺っています。
    詳しくはメールでお問い合わせください。

    *上記募集は終了致しました。ご協力下さった方、本当にありがとうございました!

    [say name=”管理人@sarry(さりぃ)” img=”https://indivi.net/wp-content/uploads/2018/05/iconsmall-1.png”]取材依頼はメールにてお問合せください。[/say]

  • マンモは排卵期が痛くない!@sarry乳がん検診の体験レビュー

    初めてのマンモグラフィーと乳房エコー検査

    2007/02/02

    あらかじめ予約していた乳癌検診(乳がん検診)の日です。

    検診シーズン等があるのか分かりませんが、私以外誰もいなかったので順番待ちすることなくスムーズに受けることができました。

    まずはじめに「マンモグラフィー検査」です。

    話には聞いていましたが、片手を挙げ、挙げている側の乳房を縦に鉄板のようなもので挟み(ぺちゃんこに!)レントゲン撮影します。

    生理2週間前くらいが痛みもなく受けれると聞いていたので、全く痛み等感じることなくぺちゃんこを体験しました。

    その後、「乳房エコー」で、問診票に記入していた「ブラジャー装着時のコロっとした違和感」を感じていた左胸も、丁寧に検査してくれました。

    結果は10日ほどで郵送されるそうで、こちらの病院では乳癌検診(乳がん検診)はやっているものの、医師による診断(直診、視診等)はないので、結果に異常があれば他院へ紹介してもらうことになります。

     

    本日私が受けた検査はどちらも女性スタッフが行ってくれたので、なんのためらいも恥ずかしさもなく気軽に受けれると思いました。

    子宮頸がん検査同様、年に一度は受けていこうと思います。

    その後、1週間もせずに結果が届き、「異常なし」の結果を読み安心しました。

    子宮も大切ですが、乳房も女性にとって大切な場所なので、受けたことがない女性には、他の検診同様受けて欲しいと思います。

    人生2度目のマンモグラフィーと乳房エコー検査

    2008/08/11

    術後2年半検診で、主治医に押し切られる形で予約していた乳がん検診の日です。

    前回の乳がん検診では医師の診察や診断は無く、後日郵送で結果が届く形でしたので「そういえば女性医師かな・・・?」と思っていると、早速予約時間よりも前に呼ばれ診察室へ。

    女性医師:「今日はどうされました?何か気になることがありますか?」

    管理人@sarry:「えっと、前回1年以上前に別の病院で診てはもらったんですけど、左外側にコロっとするものがあって時々気になるので・・・」

    女性医師:「じゃあ乳房エコーで診てみましょう」

    と上半身脱いだ形で横になり、軽く肘を曲げて両手を頭の上におきました。

    お部屋が明るいままで横になった状態での視診・触診のようで、「女性医師でよかったー!」と思っているとお部屋が暗くなり、乳房エコー検査が始まりました。

    女性医師:「うん、これは生理的なものなので大丈夫です。ちょっとコロっとするし生理前に大きくなったり、ちょっと痛みがあったりするかもしれませんけど、生理的なものなのでね、気にしなくていいです。」と言い、終わりました。

    女性医師:「念のため、マンモグラフィー検査をやっておきましょう。受けてレントゲンもらったら持って帰ってきてくださいね」

    ということで移動しました。

    マンモグラフィー検査も前回受けていたので特に緊張することなく・・・検査してくださる人は女性でした♪

    検査技師:「ちょーっと痛いかもしれませんけど…特に若い人はなるべく薄く延ばした方がよく映るので・・・我慢してくださいね~、大丈夫です??」

    管理人@sarry:「はい、大丈夫です(笑)」

    マンモグラフィーって痛がる方はすごく痛いのか?でも私は圧迫されてる感じはあるものの「イタイ!」というものではないので全く平気なんです。

     

    コツとしては、生理前後2週間頃の排卵期、一番乳房が張っていない時期に受けるのがポイントです!

    検査後、レントゲン画像を受け取って再び乳腺科へ。

    受付に提出するとすぐに診察室へ呼ばれました。

    女性医師:「うん!全く問題ありません!検査は年に一度は受けることをお勧めします。でも何か気になることとかあればいつでも受けに来てくださいね。」

    ということで今年の乳がん検診は終わりです♪

    ご縁があって当サイトを訪れてくださった女性には、皆さん、乳がん検診もぜひ受けて欲しいです。

     

    \その他、「受けておきたい婦人科検診」に関する記事はこちら/

    「受けておきたい婦人科検診」記事一覧へ>>

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  • 尖形コンジローマ・肛門性器疣贅の検査と症状、治療法、再発、予防法について

    尖形(せんけい)コンジローマってどんな病気?

    性交渉で低リスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染し、外陰部や尿道口の周りにイボができる病気で、鶏の鶏冠のようなデコボコしたイボが特徴的です。

    潜伏期間が数週間から2~3ヶ月と長く、いつ感染したのか気づかずにいつのまにかイボができてびっくりすることが多いです。

    尖形コンジローマの症状について

    外陰部にイボができるだけで、かゆみや痛みは特にありません。
    なんとなくムズムズして触って初めて気が付いたという人が多いです。見ただけで判断がつきますが、中には紛らわしいものもあり、カビと間違われることもあります。

    尖形コンジローマを放っておくとどうなる?

    放置しておくとイボの数が増えてそれだけ治療に時間がかかります。ポツポツといくつかできている程度から外陰部全体がびっしりイボで埋め尽くされたような重症例まで実に様々です。
    普段から洗うときにチェックするなどして、触ってザラつく感じがあれば早めに受診することが大切です。

    尖形コンジローマの治療法や再発について

    尖形コンジローマの治療法は以下のようなもので、イボを1つずつ取り除いていきます。

    • メスで切り取る
    • 液体窒素で冷凍凝固する
    • レーザーで焼く
    • 液体抗がん剤を塗って壊死させるなど

    イボの数が少なければ短期間で終わりますが、多いと完全に取りきるまでかなりの根気が必要です。

    治療が不完全だと、妊娠中など体力が低下したときに再発し、分娩時に胎児に感染する可能性があります。
    胎児の喉にイボができて気管が詰まり、窒息することもあるので注意が必要です。

     

    \その他、「受けておきたい婦人科検診」に関する記事はこちら/

    「受けておきたい婦人科検診」記事一覧へ>>

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  • 卵巣がん検診の検査方法、結果分類、原因、症状、治療法について~受けておきたい婦人科検診

    卵巣がん(らんそうがん)ってどういう病気?

    卵巣癌(卵巣がん)とは、卵巣にできる悪性の腫瘍のことです。
    卵巣は親指大の小さな臓器で、子宮の両脇にあります。

    卵巣の腫瘍のうち、良性を「卵巣のう腫」、悪性を「卵巣「がん」」、その中間にあるのが、境界悪性(中間群:再発や転移が少ない卵巣癌(卵巣がん))です。

    更年期以降に多い「がん」で、比較的若年者にも発生しやすく、増加傾向にあります。
    20~30代の女性に見つかるのはほとんど良性の「卵巣のう腫」です。

    卵巣のう腫・・卵巣にできる両性の腫瘍。卵巣の中に分泌液や脂肪などが溜まり、腫れてしまったもの。中には大人の頭大くらいに腫れることもある。もともと卵巣は色々な腫瘍ができやすいので特定のリスク要因は無く、誰でもかかる可能性あり。

    卵巣癌(卵巣がん)・・更年期以降に多く、50代女性がピークですが、最近は30代女性で発症する人もいます。

    良性・悪性を問わず卵巣の腫瘍に溜まる中身には次のような性状があります。

    漿液性(しょう液性)・・サラサラした液体
    粘膜性・・ネバネバした液体
    類内膜性・・血液が溜まったもの

    のう腫の中には、卵巣の中に髪や歯などができる皮様のう腫というものもあります。

    卵巣癌(卵巣がん)の原因について

    危険因子としては、遺伝、高齢出産、もしくは妊娠未経験者、肥満(動物性脂肪を過剰に摂る)、ピルの未使用、乳癌(乳がん)になったことがある、などです。

    「家族性卵巣がん」という卵巣癌(卵巣がん)になる遺伝子を受け継いでいる家系があります。
    祖母、母、姉妹、娘など自分に極めて近い血縁者に卵巣癌(卵巣がん)になった人が2人以上いればその可能性は高くなります。

    又、排卵も原因と考えられています。

    卵巣から卵が飛び出すことで卵巣が傷つくと、その傷を治そうと成長因子が分泌されます。それが長く繰り返されると細胞が異常増殖し癌化(がん化)されるのです。

    従って妊娠、もしくは低用量ピルの服用で排卵を抑え、排卵の回数を減らすと卵巣癌(卵巣がん)の予防になります。

    実際、出産の多い人は卵巣癌(卵巣がん)になりにくいです。

    又、低用量ピルを飲んでいれば排卵しないので卵巣が傷つかないので卵巣癌(卵巣がん)の予防になります。
    5年以上飲むとかなり効果が上がり、3人以上出産していることと同じになります。

    低用量ピルの副作用はほとんどありませんが、肥満や血圧の持病がある人は血栓症がごく稀に起こる場合もあるので医師と相談されてください。

     

    卵巣癌(卵巣がん)の症状について

    良性・悪性に関わらず、卵巣の腫瘍にはほとんど症状が表れないので初期で見つけるのは難しいです。
    従って、何か異常を感じて病院へ行った時には1/2以上の患者が既に他の臓器、部位への転移を起こしている3期~4期の状態です。「がん」が進行すると腹部の腫れ、膨満感、腹痛、頻尿感、しこりに触れるなどの自覚症状が表れ、膣出血も稀にあります。

    又、卵巣癌(卵巣がん)は腹膜に種を撒くように癌細胞(がん細胞)が転移することが多いので腹水がたまりやすいです。

    卵巣癌(卵巣がん)検査方法について

    内診で卵巣の腫れやしこりを調べ、膣の中から超音波をあてる経膣超音波検査で腫瘍や大きさ、性状、腹水の有無をみます。

    卵巣癌(卵巣がん)が疑われる場合について
    悪性の可能性があれば、さらにCT、MRI、腫瘍マーカーも行いますが、腫瘍マーカーは初期の腫瘍には反応しにくく、また良性腫瘍にも認められることがあるのでこれだけでは判断できません。

    卵巣癌(卵巣がん)の進行期分類について

    卵巣腫瘍80%は良性ですが、卵巣は子宮のように細胞や組織を採取して検査できないので、卵巣腫瘍が悪性か良性か、悪性の場合の進行期などが確実に判断するには手術で切除した組織を調べた後になります。
    診断の結果、進行期は次のように分類されます。

    1期…「がん」が片側、あるいは両側の卵巣にだけとどまっている状態。
    2期…卵管、子宮、直腸、膀胱などの腹膜に「がん」が転移している。
    3期…卵巣の周囲の腹膜だけでなく、上腹部やリンパ節に転移している。
    4期…「がん」が腹腔外に転移しているか、もしくは肝臓に転移している。

    卵巣癌(卵巣がん)の治療について

    良性と推定された場合、小さな腫瘍なら定期的に経過観察します。
    大きさが6センチを越えるものは、片側の卵巣と卵管を切除することが多いです。

    それほど大きくない腫瘍は、腫瘍だけを摘出する核手術を行いますが、その場合、腹腔鏡手術が可能なこともあります。

    卵巣が一部残っていれば正常に排卵が行われるので妊娠も可能です。

    悪性を疑う場合は原則として開腹手術を行います。

    1期~2期は腫瘍を取り除くことが可能で、1期の「がん」では、将来出産を望むならば腫瘍のある卵巣のみを摘出しますが、そうでなければ卵巣、子宮、卵管を摘出し、後腹膜リンパ節郭清をします。

    又、太網という胃から垂れ下がっている脂肪組織があり、卵巣癌(卵巣がん)の転移が最もよく起こる場所があり、一見して転移が認められなくても切除し、手術後、顕微鏡で検査して転移があるかないかを調べます。もしなければ2期で、転移があれば3期ということになります。

    2期になると骨盤腹膜も含めて切除する方法もあります。直腸に浸潤がある場合は直腸を含めて切除し、術後は化学療法(抗がん剤)を行います。

    3期~4期になると他の部位に転移しているため、手術によって完全に切除することができません。
    そこで、手術でできるだけ多くの「がん」を取り除き、「がん」の量を少なくしてから化学療法や放射線治療を行います。

    卵巣癌(卵巣がん)でも術前化学療法が用いられ、子宮頸がんと同様の80%程度の患者に効果が認められます。放射線治療は期待できません。
     

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  • 子宮内膜症の検査と結果、原因、症状、治療法について~受けておきたい婦人科検診

    子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)ってどういう病気?

    子宮内膜症とは、本来は子宮の内側だけにしか存在しないはずの子宮内膜が、子宮の外でも増殖し、月経の度に痛みを引き起こす病気です。

    子宮内膜症は月経が繰り返される度に悪化していく病気で、20~30代の女性に増えています。

    なぜ子宮内膜症が起こるのか?はっきりとした原因は分かっていませんが、月経血が卵管を通って逆流し、その中に含まれる子宮内膜組織がお腹の中にくっついて増殖するのではないかと考えられています。
    実は、月経血の逆流は誰にでも起きていますが、体質の違いによって子宮内膜症になる人とならない人がいるのです。
    子宮の外側で増殖した子宮内膜は月経がきても体の外に排泄されないため、その場にとどまり、痛みを引き起こします。又、不妊症の原因になる場合もあります。

    子宮内膜症の要因について

    初経年齢が早まり、晩婚化と少子化が増えたことにより、女性が生涯に経験する月経回数が増えたことが増加の原因ではないかと言われています。
    ただ、妊娠や出産の経験が無い事がハイリスク要因だとはいえ、20代で出産してから30代でかかる人もいます。

    子宮内膜症の症状について

    代表的な症状は激しい月経痛です。
    ただし、月経痛で受診しても子宮内膜症と診断されるのは3割程度で、あとの7割は特に問題のない月経痛なので、ひどい月経痛=子宮内膜症とは言い切れません。

    この他、子宮内膜症にかかると、排卵痛や月経以外のときも続く慢性の鈍痛、排便通、性交痛など様々な悩みに悩まされ、不妊を訴える人もいます。

    病気の重さと自覚症状の程度が一致しないのもこの病気の特徴で、子宮内膜症があっても無症状で本人が全く気づかず、不妊症の検査でたまたま見つかったというケースもありますが一方で、子宮内膜症があっても普通に妊娠・出産している人もいます。

    子宮内膜症の検査方法について

    問診、内診、経膣超音波検査、血液検査、MRIなどが行われます。

    特に重要なのは詳細な問診です。短い時間で内容の濃い診察を受けるためには、「最後の月経がいつだったか?具体的にどんな症状がいつ頃からあって、どの程度日常生活に支障があるのか?」など受診前にまとめておくことが大切です。

    内診では、子宮の動きや痛みの場所などを確認します。
    肛門から指を挿入する直腸診でダグラス窩(ダグラスか)の病巣をみます。

    経膣超音波検査は、卵巣にできたチョコレートのう腫の発見に有効です。
    MRIは、ダグラス窩の病変や癒着の状態、子宮腺筋症の診断に役立ちます。

    熟練した医師ならこれらの検査で子宮内膜症は診断できます。

    確定診断に必要とされる腹腔鏡は検査だけでなく、手術するなど、治療にも効果的なので医師と相談しながら計画的に行うとよいでしょう。

    子宮内膜症のできる位置とその呼び方について

    子宮内膜症のできる主な場所は、次のとおりです。

    子宮内膜症・・下腹部の内臓を覆っている腹膜など。
    チョコレートのう腫・・卵巣にできたもの。
    ダグラス窩(ダグラスか)・・子宮と直腸の間のくぼみの部分にできたもの。ダグラス窩は下腹部の中で最も低い位置にあるため、逆流した月経血がたまりやすく、この場所にできた子宮内膜症は性交痛や排便痛を招きやすく、治療にも高度な技術が必要なので手術の執刀医は慎重に選びましょう。
    子宮腺筋症・・子宮の筋層内にできたもの。

    進行すると、周囲の臓器同士がくっついてしまい(癒着)、左右両方の卵管に癒着が起こると自然妊娠しにくくなります。

    ごく稀に、肺など子宮から遠く離れた場所にできる場合もあります。

    子宮内膜症の治療法について

    治療法には薬物療法と手術療法があります。
    子宮と卵巣を摘出する根治以外の方法では、閉経まで完治しませんが、日常生活に支障がない程度にコントロールすることは可能です。

    すぐ妊娠したいのにできない人には腹腔鏡手術を優先しますが、「将来的に妊娠の可能性は残し、とりあえず痛みだけ取りたい」という人で鎮痛剤が効かない場合、低用量ピルを使います。

    出血が少なくなり、月経血の逆流も減ることで症状も病気の進行も抑えられます。妊娠したくなったら服用を止めて、不妊だった場合に腹腔鏡手術を行います。

    ただし、5センチ以上の卵巣チョコレートのう腫がある場合は例外です。
    ごく稀に悪性かする可能性がある上に、のう腫が破れる危険性が高く、卵巣チョコレートのう腫が大きくなって破裂し、急性腹膜炎で緊急手術になった実例もあります。
    そうなると自分の希望を伝えるどころではなくなってしまうため、早めに腹腔鏡手術を受けた方がいいです。

    子宮内膜症の治療後について

    手術も薬物療法も、今できている病巣を治療しているだけで、また新しい病巣ができてくるのは時間の問題です。
    子宮内膜症は閉経すれば自然に治りますが、それまでは子宮と両方の卵巣を摘出する根治手術を受けない限り、基本的には完治しません。

    そのため、1つの治療が終わっても必ず半年~1年ごとに定期的な経過観察を欠かさないことが大切です。

    子宮内膜症だと一度診断を受けたら、病院とは縁が切れないもの、という認識を持ち、長く付き合える信頼できる主治医を見つけることも重要です。

     

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  • クラミジア検査と症状、原因、治療法について~受けておきたい婦人科

    クラミジアってどんな病気?

    精液中に含まれるクラミジア・トラコマティスという病原体が子宮の入り口付近に感染し、炎症を起こす病気です。
    潜伏期間は1~3週間。

    2001年~2003年で感染者は約1.7倍(感染症情報センターの年別報告集計参照)になっていて、今や20代女性の5人に1人が感染しているといわれています。

    クラミジアの症状について

    自覚症状は殆どありません。

    クラミジアと診断された人の7割は、がん検診や妊婦検診を受けたついでに見つかっています。症状はおりものが少し増える程度です。

    おりものの変化に気づくコツは、自分のサイクル(月経が終わった後はおりものの量が最も少なく、排卵の時期には増えるなど)を把握しておくことです。いつもベタベタしていておりものシートが手放せない人は要注意です。

    又、軽い下腹部痛のようなものが続く場合、婦人科ではクラミジアを疑います。

    クラミジアを放っておくと…?

    放置すると、子宮や卵管を通って炎症がお腹全体に広がっていきます。
    子宮内膜炎になると流産の原因になります。
    炎症の影響で卵管が狭くなると子宮外妊娠になり、卵管閉塞を起こすと不妊の原因にもなります。

    急性腹膜炎になると激痛を起こし、救急車で運ばれて緊急手術が必要になるケースもあります。又、産道感染により新生児が結膜炎・肺炎を発症することがあります。

    クラミジアに感染していると、他の性行為感染症やヒトパピローマウイルス(HPV)感染率が飛躍的に高くなるのでまだ一度も検査を受けたことがない人は受けておいたほうがいいでしょう。

    クラミジアの治療法や再発について

    抗生物質を1~2週間服用すればだいたい治ります。

    薬の効き目には個人差があるので、飲み終えてから2週間後に再検査を受け、完治したかどうか確認が必要です。

    まだ病原菌が残っているようならさらに薬を追加します。
    又、ピンポン感染を起こさないように必ずパートナーも一緒に治療を受けることが大切です。

     

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  • 子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)の検査と結果、原因と症状、治療法について~受けておきたい婦人科検診

    子宮筋腫ってどういう病気?

    子宮筋腫とは、子宮にできる良性のコブです。
    なぜできるのか?原因は分かっていません。

    月経過多や貧血、不妊症などライフスタイルに影響を与えることもありますが、無症状のことも多いです。

    又、子宮筋腫と一口に言ってもいくつかのタイプがあり、それによって症状や対処法も異なります。
    問題は、筋腫の大きさよりもどこの場所にどれくらいできているか?です。

    子宮筋腫があると指摘されたら、自分はどのタイプの筋腫なのか?しっかり把握しておくことが大切です。

    子宮筋腫の原因について

    子宮筋腫は、30~50代の5人に1人は持っているといわれるほど頻度の高い病気です。
    原因が分かっていないのでどんな人がなりやすいのか特定することが難しいです。

    最近、産婦人科医の間で話題になっているのが、不妊治療で大量にホルモン剤を使ったために筋腫が大きくなるケースです。

    従って、不妊治療を受ける前に子宮筋腫が無いかどうか必ずチェックを受けたほうがいいです。

    又、親や姉妹などに子宮筋腫がある人は子宮筋腫ができる可能性がある(遺伝)ので検査を受けることをお勧めします。

    子宮筋腫の症状について

    自覚症状が無い場合、婦人科検診で偶然発見されるケースがほとんどです。
    子宮筋腫の代表的な症状は月経過多とそれに伴う貧血です。不妊の原因になる場合もあります。

    ナイト用ナプキンを2枚重ねても下着が汚れるほど出血量が多い、出血が長引く、出血にレバーのような固まりが混じるという人は筋腫がある可能性が大きいです。
    筋腫で直腸や膀胱が圧迫されて便秘や頻尿を起こす事もあります。

    ただし、お腹の上から触れるほど大きな筋腫があるのに無症状で本人が気づかない場合もあります。

    子宮筋腫の検査方法について

    問診、内診、超音波検査が基本です。
    月経に異常がある人は、月経周期や月経が何日間続くか?、出血量の目安(ナプキンを替える頻度など)をすぐ答えられるようにしておくといいでしょう。

    超音波検査はほんの1センチほどの小さな筋腫も映し出します。又、血液検査で貧血が無いかどうかチェックすることも大切です。

    筋腫が腸や膀胱を圧迫している可能性があるときは、MRIなどの画像診断で骨盤内の臓器の位置関係を確認します。

    子宮筋腫のできる位置とその呼び方について

    子宮筋腫はできる位置によって呼び方が違います。

    粘膜下筋腫…子宮の内側に向かってできたもの。茎でぶら下がっているものは有茎性粘膜下筋腫。
    漿(しょう)膜下筋腫…子宮の外側にできたもの。茎で飛び出ているのは有茎性漿膜下筋腫。
    筋層内筋腫…子宮の筋層内にできたもの。

    又、筋腫が子宮から膣のほうに出てきているものを筋腫分娩頸部にできるものを頸部筋腫といいます。
    大きさは小指の先ほどのものから、赤ちゃんの頭ほどある巨大なものまであり、いくつか複数できることが多いです。

    子宮筋腫の治療法について

    筋腫は女性ホルモンの影響を受けて大きくなっていくので、閉経すれば自然に小さくなることが多いです。

    自覚症状が無ければ半年~1年ごとの経過観察だけですぐに治療する必要はありませんが、症状がひどい場合や筋腫が急に大きくなるようなら手術を考えることもあります。

    治療の基本は手術で、腹腔鏡手術の場合、4泊5日程度が目安になります。

    子供が欲しい場合には、筋腫のみを摘出する核出手術を行いますが、出産希望が無くても子宮を摘出する必要は無いので希望ははっきり伝えましょう。

    月経過多になりやすい粘膜下筋腫は子宮の内側にあるので膣から比較的簡単に摘出できます。いずれにしても、一刻を争う病気ではないのでよく考えて納得のいく治療を受けるようにしましょう。

     

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